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(書評) 高木仁三郎『プルトニウムの恐怖』(岩波新書 黄版 173)     西岡昌紀
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/442.html
投稿者 西岡昌紀 日時 2011 年 5 月 03 日 23:14:56: of0poCGGoydL.
 

(書評/転送・転載を歓迎します)


プルトニウムの恐怖 (岩波新書 黄版 173)
高木 仁三郎著


真の愛国者、高木仁三郎氏が我々に残した警告, 2011/4/26


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(以下書評)


−−これから述べようとするのは、プルトニウムというたったひとつの元素にまつわる物語である。そして、同時にそれは、現代の科学技術と社会にかかわるほとんどすべての問題を含んだ、現在進行形の物語である。−−(本書1ページより)


 福島第一原発の事故が起きた直後、私は、この本をもう一度読み直した。そして、改めて、今はこの世に無い著者(高木仁三郎氏)が、今回の事故の様な事態をいかに深く懸念し、警告して居たかを想起した。特に、前半に書かれたスリーマイル島(TMI)原発事故の経過を述べたくだるで、私は、今回の福島第一原発事故が、既に「想定」されて居た事を痛感した。
 後半は、高速増殖炉の問題に多くの紙面がさかれ、分かり易い言葉で、高速増殖炉の時代において、プルトニウムが持つ問題が、いよいよ深く、我々の生活に影響を及ぼすかが、論じられて居る。

 高木氏は、言葉の真の意味における愛国者であった。その高木氏が、福島第一原発の危機が続く今、この世に無い事は、日本にとって、何と言ふ不運であろうかと思ふ。


(西岡昌紀・内科医/チェルノブイリ原発事故から25年目の日に)

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コメント
 
01. 2011年5月04日 10:28:42: DprNjXc3KE
彼は真理を愛した人だよ。国なんて、そんな小人ではない。

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