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チェルノブイリ事故から25年のデモ。の巻 雨宮処凛
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/488.html
投稿者 ダイナモ 日時 2011 年 5 月 04 日 19:31:20: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.magazine9.jp/karin/110427/

 反原発・脱原発デモの勢いが止まらない。

 私自身も10日の高円寺デモ、16日の「野菜にも一言いわせて」デモに続き、24日には芝公園出発の「チェルノブイリ原発事故から25年 くり返すな! 原発震災 つくろう! 脱原発社会」に参加してきた。

 とにかくこの日も人が多く、報道によると4500人が参加したのだという。また、同日、代々木公園でも「エネルギーシフトパレード」が開催。こちらにも5000人が集まった。

 更には同日、香港でも反原発デモが開催されたことを知った。

 この日、芝公園にはまたしても様々なプラカードが躍っていた。「命を守れ」「子どもを守れ」「電気より元気 金より命」「寿司食わせろ!」というものもあれば、「メディアは反原発デモをちゃんと報道しろ!」と書かれたものもあった。高円寺の反原発デモが新聞・テレビなどではほとんど報じられなかったことでメディアは批判を浴びているわけだが、この日はその反省もあってか、メディアの姿もそこそこ目立ち、私も何人かにインタビューを受けたのだった。

 その中で聞かれて印象に残っているのは、「これまでのデモとどんなふうに違いますか?」ということだ。言わずと知れたことだが、私は自他ともに認めるデモ・ジャンキー。「面白そうなデモがある」と聞けばどこでも駆けつけ、08年のメーデーでは北海道から九州まで全国ツアーを敢行して各地でデモに参加し、09年のメーデーでは日本だけでは飽き足らずに韓国まで行ってしまったわけだが、そんなデモ・ジャンキーである私が今回の反原発デモに参加して実感しているのは、「今までと違う」どころの話じゃない、ということだ。

 まず、大前提として状況がまったく違う。今まで私がかかわっていたデモはプレカリアート運動のデモで、ものすごく大雑把に言うと、それは「貧乏人の貧乏人による貧乏人のための」デモだ。どれほど格差社会が進もうと、貧困が深刻なことになろうと、金持ちは一切関係なかったわけである。

 しかし、今回の原発事故はこの国に住むすべての人が、どうしようもなく当事者だ。水や空気や土が汚染され、被害は野菜や魚にまで及んでいる。特に子どもを持つ人であれば不安の種は尽きないだろう。そのことを裏付けるように、とにかく今回のデモ参加者にはベビーカーや子連れの人が多い。また、沿道の反応もまったく違う。熱い拍手や声援を送る人、手を振る人など、何か「原発はいらない」という一点への「共感」が凄まじいのだ。

 今回の原発事故とデモを受けて、よく80年代の反原発運動のことが話題になる。しかし、私はその時代のことをまったく知らない。ただひとつ言えるのは、今、私たちは誰も、どの国も経験したことがない危機の中にいるということだろう。私たちは今、現在進行形で放射能汚染の中を生きている。そして原発の危機は今も続いている。それなのに、今、なんとなく事態が「収束」の方向に向かっているような空気が作られつつあるように感じないだろうか。人によっても凄まじいまでの温度差がある。「もう大丈夫なんでしょ?」という感じの人もいれば、マスクをしていないと「絶対マスクした方がいいよ」と注意してくれる人もいる。最良のシナリオと最悪のシナリオがあったら、最良の方を信じたいのが人間だ。だけど今回の事故は、「最良のシナリオ」にすがりたいという思いが事態を悪化させたという面は否めないのではないだろうか。

 そして怖いのは、今、日本に住む結構な割合の人が、「原発の危機」という最悪の状態にも「慣れ」つつあるということだ。ものすごく悪い状態が続くことが、既に常態になってしまっているような気がする。報道が明らかに減っていることにも違和感を感じる。

 そんな果てにぼんやりと見えてくるのは、なんとなく「収束ムード」が続き、報道もめっきり減り(しかも原発を安定させるには時間がかかる)、そのうちにあれほど恐怖心を駆り立てられた原発のことなんてまたほとんどの人が考えなくなって、そして「一件落着」って感じで原発の是非なんて問われることもなく、しかし、福島の人々は甚大な被害を被り続け、だけどそのことも所詮他人事なので忘れ去られていく・・・というシナリオだ。そんな光景がぼんやり見えてしまうからこそ、私は今、「原発は嫌だ」と声を上げ、できるだけ騒ぎ、その騒ぎを継続したいと思っている。

 そしてそのことが、今、東京にいる自分にできることではないかと思っているのだ。というか、それくらいしかできない。


 

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コメント
 
01. 消しカスくん 2011年5月04日 19:48:20: NlXAq6PcWWwaA : pR1yis49qw
反原発デモの情報をもっと載せてほしい。
地方都市にもこのデモが広がればよいと思う。
デモをして人々の意思表示をすることが世の中を変えるきっかけとなる。
反原発デモは独立した項目にして、見やすくしてもいいと思う。

02. 2011年5月04日 21:30:51: tEuMUcieh
つぎのような状況にならないか?
 ・原発4機に異変があっても隠すので、伝わってこない。
 ・汚染も隠す。政府がわざわざ隠す指示をしないでも、地方行政が
  汚染がないように見せる。
 (東電・保安院・委員会・御用学者はそもそも隠す)。
人のウワサも75日、危険へのなれ・報道のうすれなどで収束ムードに変わる。
で、大きな異変が発生し、外国報道者・監視を継続する民間人や団体が察知し、
ニュースとして広まる。
しかし、政府以下御用学者までが「原発はおちついている」「汚染は無い」
そして、次の75日まで・・・同じ・・・、これがずっと繰り返される。

そのうちすべてが”うやむや”になる。
上記は、自分への戒めだ。なんとしても、こんな流れにしてはいけない。


03. 2011年5月05日 01:10:50: EGaQ73B5yp

http://news.ameba.jp/20110504-193/

P.バラカン氏 ラジオでの反原発ソング放送禁止の裏事情語る

5月04日16時00分 提供:NEWSポストセブン

 震災後、きめ細かい情報や人々を癒す音楽などで、再び高く評価されているラジオ。FMラジオ「Inter FM」でピーター・バラカン氏がDJを務める番組「BARAKAN MORNING」(月〜金、7〜10時)もそのひとつだが、騒動は4月1日、金曜日の朝に起きた。突然、バラカン氏がこう言い始めたのだ。

「僕は忌野清志郎さんの声が実はあまり好きじゃないので、これまでかけてこなかった。でも、多くのリクエストがあり、詞を見て、今かけるべき曲じゃないかと考え、『ラヴ・ミー・テンダー』をかけようと思ったのですが、局に止められてしまいました」

『ラヴ・ミー・テンダー』とは、RCサクセションが1988年に発表したアルバム「COVERS」の収録曲で、反核・反原発ソングとして知られる。

 氏は穏やかな口調ながら、不満が滲む。その気持ちを抑え切れなかったようで、番組終了時にはこんなセリフも。

「それではまた来週お会いしましょう。僕のクビがつながっていれば……」

 そして、翌月曜日。番組には登場したのだが、まだ怒りが続いているのか、同じくリクエストが多かったという反原発を歌ったRCCサクセションの『サマータイム・ブルース』をかけた後に、こんなタイトルの曲をかけていた。

『TELL IT LIKEIT IS』『YOU LIE TOO MUCH』

 直訳すれば、こうなる。「本当のことを言って」「あなたはウソばかり言っている」……。

 一体、何があったのか。バラカン氏を直撃して聞いた。

「僕の番組で紹介するのはほとんどが洋楽なので、清志郎さんの歌をリクエストするリスナーもこれまでいなかった。しかし、原発事故後、驚くほど多くのリスナーから『ラヴ・ミー・テンダー』のリクエストが殺到しました。それに応えるのが誠意のある対応と考えたわけです」

 ところが、局側から思いもかけないことを言われた。

「通常、僕の番組では一切、選曲の制限はありません。ただ、日本語の歌であり、こういう時でもあるので、一言だけ事前に担当者に伝えたところ、今はあまりよくないのでは……と言うのです。“牛乳を飲みてぇ”という歌詞が風評被害につながるのではないかと心配したようです」

 理解できない話ではないが、納得はしていない、とバラカン氏は続ける。

「風評被害を広げることを心配するよりも、風評被害が出ないように情報を全部出すほうが先決だと思います。そもそも風評被害を考えなければいけないのは、正確な情報がないから。東京電力や政府はすべてのデータをわかりやすい形で公表すべきです」

『TELL IT LIKEIT IS』などは、リスナーが東電に向けてリクエストしたのでかけたのだと言う。

“クビ発言”については、「本気でクビになると思ったわけではないけれど、瞬間的に思ったことをつい言い過ぎてしまいました。でも、そのぐらいの覚悟がないとダメでしょう」とも。

 長年『CBSドキュメント』(現在はCBS60ミニッツ)の司会を務めるバラカン氏が、日本の放送局の役割についてこう語る。

「ラジオはリスナーのため、テレビは視聴者のためにあるというのが僕の基本姿勢であり、崩したくはない。しかし、日本の放送界は全体的に、視聴者のためというより、局の利益のためにあると思っていると感じることがある。こういうことを言うと、今度こそ僕の仕事はなくなるかもしれないけれど(苦笑)」

 3.11を境に世界は変わる、とバラカン氏。原発をどうしていくのかは、国民投票などを含めた国民的な議論が必要だと考えているという。

※SAPIO2011年5月4日・11日号
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