（ここで言われている「スソ切り」とは、放射性廃棄物の放射線量の基準値を変更して、一般の廃棄物と同じような取り扱いが出来るようにすることを指すようです。コンクリートや鉄骨などを含む放射性廃棄物の処理の問題は、今回の事故においても喫緊の課題となるでしょう。放射性廃棄物スソ切り問題連絡会　http://www2.gol.com/users/amsmith/susokiri.html）

国際放射線防護委員会の謀略性や、内部被爆の危険性などについて述べられています。1200円はちょっと高いかと思いましたが、その価値は十分にあると今は思っています。

ムラサキツユクサで散乱放射線を調査
　その当時は、そういうことが起こることや、低エネルギーの散乱放射線はほとんど問題にならないと考えられていました。だから、どこのエックス線照射室の壁の構造も、分厚くしたり、何回か直角に曲げて直接のエックス線が漏れないようにしていた。

　それで、いろんな方向に散乱放射線が出て、こっちの壁に、あっちの壁に、何度もあたってくる。入口の鉄のドアにきた時には、ものすごくエネルギーは弱ってるから、もう問題ないだろうということで、鉄の扉の厚さもそんなに分厚くなかったんです。昔はそう考えられていたんです。
ところが、そのお２人が白血病にかかられた当時、僕が京大で物理を習った先生で、物理学者だけど静岡県の三島の国立遺伝学研究所のアイソトープ室長をやっておられた近藤宗平という先生がおられた。後に、そこから阪大の大阪大学医学部の基礎医学研究室の教授になられました。定年になられたあとは、大阪の南の方にある近畿大学の原子力研究所所長になられました。その方と私に調査依頼がきました。その時まだ農林省だったんですが、農林省のほうから調査依頼がきました。

　僕に頼まれたのが、ムラサキツユクサを使って、散乱放射線しか届かない高いところ、つまり直接ガンマ線が届いてないところ、それから周囲の土手の上、そのお２人を含む一般の人が作業をしているところ、つまり安全とされたところ、そこには対照区として放射線をあててない作物も植えてあったわけですが、そういうところで行う調査でした。微量な放射線の影響でも検出することわかってましたから、ムラサキツユクサを置いて、調べてくれと言う。

　近藤先生には、ガラス線量計というのを開発してもらいました。普通のガイガーカウンターとかでは、その瞬時瞬時の放射線量は測ることができますけど、何時間、何日間、何ヶ月間、何年間置いといて、総被曝がどうなるかという、総被曝線量、集積線量を測る機械は何もなかったんです。それで、ガラスの中に特別のいろんな化合物を入れて、いろいろ試しながら、近藤先生もエックス線を当てながら、これだけ当てたら、こんな色がでる。これだけ当てれば、こんだけでるという測定をしてくれました。それと、実際の生物効果と合うかどうかということで、近藤先生が開発されたガラス線量計というのを僕のムラサキツユクサに付けておいて、ムラサキツユクサに当てると同時に、そのガラス線量計にも線量を当てておくと、そういうことをやりました。

　ガラス線量計はそれでもまだ大きくて、８ミリ立方ぐらいあったんです。細い植物なんかにつけたら重くて折れちゃうぐらいなんですが、そういうのを使ってやったんですが、その当時はそれしかなかったもんですから、針にさした竹柱につけたガラス線量計で測りました。そしたら、ムラサキツユクサのそばの竹柱にガラス線量計をつけておいて測った線量と、ムラサキツユクサの突然変異率は、きれいに一致しました。

小生の読解力が足らないからでしょうか、
「そのお２人が白血病にかかられた当時」
の、「そのお二人」というのがわかりません。少し、解説していただけるとありがたいのですが。

ただ今、奇跡的に書籍部屋から発掘された「遺伝学と核時代」市川定夫著（社会思想社）1984、を２５年ぶりに読み返しています。レイチェル・カーソンが師事したジョンズ・ホプキンス大学大学院の遺伝学者H.S.ジェニングスと肩を並べるもうひとり当時偉大な遺伝学者が当時おりました。
テキサス大学のH.J.マラー教授です。彼は、生物を放射線にさらすと、生物学者が突然変異と呼んでる急激な変化が、生殖細胞に起きることを初めて発見した研究者でしたが、遺伝学の発展の歴史は、放射線生物学と切っても切れない関係をもっています（既知のことと思いますが）。

これまで、原子力、放射線には詳しい方は小出先生のように少数おられますが、生物学的、遺伝生物学的に正確なわかりやすい「まともな解説」をしている学者がいなかったので、いてもたってもいられなくなって、市川先生のことを投稿した次第です。

これ以上の放射能分裂核種は考えたくないが、ある程度まで分裂は止まらない。
それが雨・風の拡散、海川の潮流、電車・車・人の流れ、物資配送等で
様々な流れに乗って変化していく　雨風によって土壌・草木に蓄積される。
ところが地域場所により汚染量が一定ではなく高低差がバラバラでやっかいだ
電車・車のエアフィルターに放射能が蓄積するので常に交換がいいかもしれない。

放射線量もある期間中で低くなって収まると思いきや再び上昇する特徴がある
これは市川先生も指摘している。放射能核種については完全に解明されていない
人類はチェルノブイリまで低線量放射能の人体被曝の影響を知らなかったからだ。

チェルノブイリ・ベラルーシなどの郊外や田舎地域は土壌が雨風で被曝してしま
うと土壌に放射能が留まり放射線を出し続け、草木を汚染し果物野菜を被曝する。
被曝した牧草を食べた牛の乳を地域の子供が毎日飲んで甲状腺ガンの子供たちが
段々と増えていった。　決してただちに病気にはならないが細胞分裂が活発な
成長期の子供たちが被曝していれば必ず足音をたてて病魔がやってくる。

最近のYouTubeなどに出ているチェルノブイリ関連を見ると落胆してしまう...
これが近い未来に日本で起こることなのか...悪戯に不安を煽ってるのではない
日本人の大半が事の重大さを甘く見ている　テレビでは韓流や下劣お笑い番組が
タレ流し、ニュースでは平然と東電の隠蔽や冤罪小沢裁判が報道されている
それを援護する各テレビ局の役員は殆ど電力・原発団体の役員構成で牛耳る。

そして被爆者が増えると経団連：米倉怪長（住友化学会長）の原発ＧＥと共同の
新除染剤の利権が儲かるという仕組み　この薬品の申請許可に絡みチェルノブイリ
で使われた除染剤は福島県の被爆者に使われることはなかった。

テレビで放映した国民生活センターの簡易型放射線測定器の実験調査には笑って
しまった。テーブル中央に置かれた放射性物質を取り巻くように並べられた測定器
ところが売れ筋人気機種といって９割が中国製品であった。ネットでは中国製品は
いい加減で故障しやすく評価は最低のはずである。
これではすべて数値がバラバラになるのは当然。放射性物質が円均等に出るはずがないし機種によって検知測定時間に差があるからだ。１台１台同じ位置で測定するのが正しい。ただ何回か同じ機種で測定しても数値の上昇下降の変化は起きる。

ではなぜ中国製品で実験したか？
これは国民に放射線量を測定してほしくないからに他ならない
されると困るからである、欲しい場合は安心？な国産製品をというシナリオだから
都庁の猪瀬氏は安物で測定するなと、自民党の石原氏も測定するなと言っている
東京都の公園とかの測定方法はダメ！計る場所が全然素人で測定器だけ高価。

物凄く安いものを悪徳業者に高く買わされている。3.11事故直後に測定器で大儲けしたなどとネットで自慢する非国民もいた。簡易測定器は各国基準が統一されていないがアメリカ・ロシア・ドイツ製が優秀である。日本でも家庭用放射線測定器が販売されるが、話によると性能低く数値が低めに表示されるらしく何かキナ臭さを感じる。

これですか？

って検索すると出て来るよ。
1/4,2/4,3/4,4/4まで見られるよ。
とても分かり易い説明です。

でもこの市川定夫博士の事を調べていたらは2011年12月に亡くなったと書いたものを見ましたが本当ですか？