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京大原子炉・小出「工程表アウト、国会へ行ってきます」5月17・18日、たねまきジャーナル
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/429.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2011 年 5 月 19 日 05:50:07: V/iHBd5bUIubc
 

5月17日は、ズボラしてました。17日、18日と2日分まとめて投稿いたしいます。
18日の小出さん最後には、「国会行って思う存分話してきます」とのこと。なぜか、カラカラした感じの小出さんでした。

03. 2011年5月17日 22:54:19: W46FPxbtok
ジャック・どんどんさん、今日の小出先生のお話が来ました。工程表はやはりアウト、その他、重要なお話で、またスレッドたてお願いいたします。
 毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会と、毎日新聞ほっと兵庫の平野幸夫さんの案内で行われました。野球中継延長で1時間20分伸びました(野球は9回にならなくても3時間半で止めろ!)。

 原発事故のニュース、1号機で津波の前に非常装置が壊れていたと、枝野氏、報道で初めて知ったと言うのです!(泣)、保安院に報告を求めていますが、1号機は地震後に非常用復水機が止まり、津波の来る前に地震により壊れたのです。原子炉内圧力の低下を防ぐため、手動で止めた可能性もありますが、3月11日の放射線量は増えており、津波前に圧力容器が損傷していた可能性があります。

 東電はメガフロートに汚染水を入れる予定で、今日やっと福島の小名浜に来ました…清水港を4月5日に出て、港で点検して、今月下旬に福島第1の岸壁に付くのです。すぐ出来る策をやらないと言っていたのに、です。

 東電は工程表の改訂版を出し、原子炉の水棺を断念、水を浄化して循環させる方法にして、6〜9ヶ月の目標は変えていません。メルトダウンが明らかになった+汚染水があるのに、なのに、です(泣)。

 政府も見通しを示し、秋をめどに支払いをして、仮設を12500戸完成させます。

 NRCは福島の非常事態に対する非常体制を終わらせる模様です。スタッフも削減しますが、原子炉が緩やかに安定していると言うからなのです。アメリカ国民への退避勧告の80kmを、東北新幹線、東北自動車道OKにしました。

 で、小出先生のお話、原子炉を冷やすのを、水棺ではなく、無理で断念、放射能を含む水を循環させる方法にしたのですが、小出先生のずっと前に言っていた案になり、ばかげた時間の浪費で、水棺が無理だと東電福島の人も、初めから無理とわかっていたのに、なぜ水棺にこだわったのか、理解できないのです。専門家のまともな意見が反映されないのか分からない、汚染水も9万トンになり、ずいぶん前にタンカーと言っていたのに、何もなされず手をこまねいていて、誰が実行しているのか、理解できないのです。

 6月に集中処理施設を作ると言うのを、柏崎に持っていくのと同じだが、6月に作るのは、とてつもない高濃度の汚染水であり、大変な処理施設を作らないといけない、柏崎の正式な処理施設でも処理できない恐れもあり、しかも汚染水は年内に20万トンになり、仮設タンクも間に合わず、地下に染み込み海へ出るのです。新しい工程表は願望に過ぎず、政府が工程表を出せと政治的な産物として出たのではないかと言うことです。

 東電の持つ膨大なデータが出てきましたが、膨大すぎて検討できていない(泣)、1号機の、津波の前に非常用復水機(冷却水を入れる)が動いていたのに手動で止めた可能性、よく分からない、止める理由もない、トラブルがあり自分で止まったのではないか、しかし、これが動いても、電源が絶たれており、原子炉は壊れる運命だったのです。電源なし(ブラックアウト)があれば、原子炉の破壊は必然なのです。

 1号のメルトダウン以外、2,3号機のメルトダウンは、1号機も炉心の半分水があると言ってきて、しかしなかった、2,3号機も水位計を見たら水がなかつた可能性はあるのです。3つのメルトダウンは世界に例がなく、未知の世界であり、圧力容器の底に穴が開いている可能性、炉心に水がないのは、中性子計測系などの、底が抜けている可能性が高く、核燃料が融け出している可能性は、今分からないのです(今までの計測地が正しいなら大丈夫だが、何が正しいか分からないのです)。今でも、水を流し続けるしかなく、圧力容器の温度計も間違えている恐れもあるのです。信頼性のあるデータが何か、分からないのです。どんな推測も無意味になるのです。

 テニネチウムという放射性物質、3号機の汚染水に出たのですが、普通は問題にならない、モリブデン99が出たときに出る放射能で、原子炉構造物が放射性を受けて出るもので、圧力容器の融けていることを示し、MOXには関係なし、他の原子炉から出る可能性もあります。テクネチウムのことで、圧力容器の、原子炉構造内の損傷の証拠です。

 再臨界の可能性、なぜないかは、沸騰水型で、日本の原子炉は、炉心の形状が正常なときに核分裂して、これが壊れると臨界になりにくくなる、そのため、炉心が崩れると、臨界が起こりにくくなるのです。塩素38のことで再臨界を疑ったものの、これからも、臨界はないと思うが、再臨界完全にゼロとはいえない者の、ゼロに近いと思われると言うことです。

 融け出した燃料、炉心が全て露出していたら、炉心は必ず融けて、厚さ16cmの容器を抜けて、水も漏れる、とけた燃料が格納容器に落ちたものの、そこに水があったはずなのに、「アンパン」、アンコ=融けたウラン、その周りにクラフト状に水が固まっていて、水と接しているところだけ固まり、中が融けている(ここは高い熱を持つ)、この高温部が格納容器に接したら格納容器の外へ出て、その横に4000トンの水があり、ウランと水が建屋に流れてしまうのです。しかし、それでも水は入れないとダメなのです。

 最後のところ、破局を紙一重で避けているところは戦慄しました。明日もお知らせいたします。

04. 2011年5月17日 23:21:16: W46FPxbtok
ジャック・どんどんさん、続いて、志賀原発差し止め判決の井戸元裁判長のお話です、よろしくお願いいたします。
 続いて、たね蒔きジャーナル、原発訴訟で唯一差し止め判決を出した元金沢地裁の井戸謙一元裁判長のお話がありました。金沢に近い志賀原発(能登半島の西の海岸)の訴訟で、ほとんど門前払い(訴訟の精神を反映していない)の中、2006年に住民勝訴の判決(マスコミもびっくりした)を出した(高裁で敗訴になったものの、予言的なもの)、井戸さんのお話がありました。阪神戦での延長、井戸さんも喜んでいました(笑)。

 福島第1の事故で、判決のために勉強し、志賀だけでなく、いつかこうなると危惧していたが、あれから5年で早かったというお話でした。起こるべくして起こった事故であったということです。

 判決文、外部電源、非常用電源の喪失、配管の破断を具体的に挙げて指摘し、冷却材の喪失、炉心の上昇、最後の砦も失敗、圧力容器、格納容器も放射能を防げないと書いています。炉心溶融(メルトダウン)の可能性もあると書いています、5年前です。

 さらに、電力会社が、ひとつひとつが壊れても、一緒に全部ダメになるということは無いと主張していたのを否定、多重防護の破綻を想定していたのです。それが有効ではない、原子炉周辺の住民が許容限度を超える被爆をするという意味であり、井戸さん、これを出すのに、どうしてこれを書いたかは、電力会社は単一故障しか想定していない、しかし、想定していた地震が小さすぎることが前提であり、想定している地震なら単一故障だが、それ以上だと安全ではない(チェックなし)、多重防護の前提が崩れることを示しています。

 平野さん、原子力安全委員会が81年に改定した指針があるのに、それを超えて判断したのは勇気ある判断とし、半年後に、新しい指針を安全委がこれを踏まえて出た(今回の指針はそれすら越えている)こと、書面では、81年の耐震指針は、当時の地震学の最先端であるが、その後地震学は進歩し、阪神大震災を経て、判決の段階では古すぎるとして、当てはまらないと(地震学者のコンセンサス)したのです。

 これから運転する原発の判断であり、20年前の地震学を適用しても、安全ではない、最近の地震学に基づかないといけないと、この判決になったのです。こういう当たり前のことが裁判官ではなかなかでないのです。

 自分の思うところを書くのは、裁判長でも難しいかは、双方の立証であり、原告代理人がちゃんと立証して、その上で公平な目で判断してこの結論しかないと確信して出したのです。誰も出していない判決であり、判決は注目される、法曹界も注目するが、精神的なプレッシャーはあったとのことです。言い渡しは3月16日、1月、2月上旬はプレッシャーを感じ、夜中に目が覚めたこともあるのです。しかし、判決が出来て、これしかないと、判決の中で確信して、落ち着いて判決を言えたということです。

 リスナーの質問、素晴らしい判決だが、それで原発を止めることは可能か(実際は止まらない)について、日本の裁判は三審制で、一審判決どおりではないが、説得力ある判決を書き、上級審にも認められる判決にしたかったのとことです。

 浜岡の停止、総理の要請で止めたのですが、それに法的根拠がないこと、法的には仕方ない、緊急停止の権限はなく、新たな設計指針を作り、それに適合しないという手続きを経ず、やったことで、本当に危ない原発を止めるのは、最後は裁判所(緊急停止の仮処分もある)で、それによる差し止めもあるということです。

 情報の不開示、住民訴訟が数十万件出る可能性もありますが、金沢の判決が住民訴訟の拠り所になる可能性になるということです。住民訴訟に井戸さんが関わることは、何らかの力になりたいということなのです。具体的にどうこうとは決めていないのです。

 歴史的な判断にはプレッシャーもあり、それが裁判官の仕事であり、当時は反原発の世論は高くなく、安全の意識がある中、一部の少数の方が裁判所に持ってきた、少数派の意見でも正しければそれを取るのが司法の仕組みであり、突飛なことをしたとは思っていないとのことでした。

 冷静な判断を取ることは難しいのですが、司法が人の安全を守るために何が出来るかであり、井戸さん、今までとは違うことが出来るとコメントされていました。

 行政訴訟で勝つのは、ラクダを針の穴に通すようなものだと言われますが、井戸さんのような見識ある裁判官がいたら、日本は変わると思われました。夜遅くまでラジオを聞いていて、本当に良かったです。


07. 2011年5月18日 22:19:38: af0IIC5dHE
ジャック・どんどんさん、5月18日の小出先生のお話が来ました。
小出先生、来週国会で発言されるそうです、スレッドたてお願いいたします。
 毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、お馴染み水野晶子さんの司会と、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんのお話で放送されました。

 今日は福島の農家の方が来られていますが、ポケットに線量計を入れてのことなのです。

 原発のニュース、作業員が2号機建屋に入りました(抑制室爆発以来初めて)、1号機より重装備で入り、3〜4ミリシーベルト被爆、14分しか作業できませんでした。高い湿気で、放射線もあり、燃料プール蒸気がこもり、湿度が高くなるのです。循環システムを今月末に作ると言う事です。

 3号機、メルトダウンが起きており、炉心の温度が上昇し、水が燃料に届いておらず(水に浸かっていない)、圧力容器に燃料があり、シュラウド(筒状の構造物)と燃料の間に水が入るものの、隙間から入るもので、ここが詰まっていて、燃料が融け落ちていて、このままだと圧力容器の底が抜ける可能性があるということです。

 1〜6号機の汚染水は98500トン!あり、7月以降に浄化装置により処理するということです。

 間総理は運転停止中の原発も、安全が認められたら再会し、原子力の活用も言っています。エネルギー計画は白紙ではあるのですか…

 菅政権の参与、平田オリザ氏、汚染水の排出はアメリカの要請であると韓国で発言しています。東電が官邸に許可を得て排出したというものの、枝野氏は知らないといい、もめています。海への放出を枝野氏、アメリカへ言っていないといい、平田氏も発言を訂正したということです。

 小出先生のお話、2号機建屋に作業員が入り、14分間いたということ、3ミリシーベルトは、普通の人は1ミリ/年であり、14分でその数倍の被爆であり、小出先生の放射線業務従事者は20ミリですが、14分で浴びたとは、厳しい被爆環境なのです。国は普通の状態ではないので、20ミリではとても足りないといい、収束作業だけ250ミリまでやったのです。

タングステンベストを着ないといけないので、防護服、体に放射能が付着しないもの、マスクは取り込まないものですが、ガンマー線は防護服を着ても透過性が強くアウト、ガンマー線をさえぎるには鉛のスーツがいて、物質とし重いものを着ないといけない、ガンマー線は体を突き抜けて、汚染からガンマー線が建屋に充満、それを防ぐにはタングステンを着ないとダメなのです。

作業員の状態、内部被爆は危険であり、体の中に取り込むと逃げられない、取り出せない、危ないと思って現場から離れてもアウト、被爆し続ける(外部は現場から逃げたらOKだが)、内部被爆検査を受けた作業員は1割なのです。劣悪な環境なら、全員受けるべきなのです。3万CPMという数値、CPMカウンター/分で、1分間に放射線を検出した値で、検知器により感度が変わり、感度がいいとたくさん数えるもので、単に3万CPMというのだけでは、判断不能なのです。機械が少なくて、皆さんを検査できません。

JNNの取材で、爆発時の作業員、水素爆発は予想できていたのに、作業員を退避させないといけなかった、東電の見通しの甘さ、事故を甘めに取ったことです。破裂音の後、粉塵で空がまっ茶色になった、建屋が吹き飛び、建屋の材料他が粉々になり吹き飛んだ、石膏も飛び散り綿のようになった、放射性物質も飛んだのです。原子炉の燃料が損傷し、放射性物質も充満し、それが飛んだのです。

平田内閣参与のこと、アメリカの要請で汚染水を流したこと、平田氏の意図は分からないが、本当なら日本は情けない国である。「流れた水は低濃度で量も少ない」と海外で言ったことは、事実に反する、日本の法律の限度の数百倍!、1万トンを越すもので、膨大に流されたのです。

内閣参与が海外で言ったこともあり、近藤さん、2号機はロボットでやっていたのを作業員にした、放射線量を測るのにやっと計れた、それで6〜9ヶ月で収まるかは、その通り、元から出来ない、当初の工程表から1ヶ月、事態は悪化しており、原子物理の専門家が6〜9ヶ月で収まるといわざるを得ないのかについては、近藤さんのほうが専門家で、政府から突っつかれて東電が工程表を出してのではないかということ、また、近藤さんは、国策ゆえ、連帯責任であるといわれ、しかし、実態を分かっている東電福島の人のことを最優先にして欲しい、東電本社がきれいなことを言っているのでないかということでした。

小出先生、月曜日に国会に行くのです。政治が大嫌いで行きたくなかったが、行政監視委員会であり、言いたいことを言うべく出かけることにしたというのです。

メルトダウンを東電も認めて、政策変更の必要があるのですが、参院であり、政策転換には時間がかかるとのことでした。しかし、小出先生が国会に出るとは想像も付かなかったことなのです。国会もそこまで追い込まれたのでは、と水野さん指摘しました。小出先生、行ってみて、感想を持って返りたいとのことでした。近藤さん、自分たちがミスリードされているということでした。

昨日、テクネチウム99のこと、原子炉構造材にあり、原子炉構造が溶け出している事は、核分裂生成物のひとつで、セシウム、ストロンチウムの仲間、ところが、半減期21万年!(21年ではない)、人間がいる間はなくならないのです。小出先生の訂正ですが、深刻な方に訂正が入りました。

この工程表、6〜9ヶ月で収束するというのも、90年代のダメトラ阪神タイガースも、シーズンが始まる前は「今年は優勝します」と言っていた、そして、シーズンが始まり何連敗しても「優勝します」といい続けた、あれを思い出します(笑)。菅総理が阪神の監督なら144試合全敗、プロ野球追放でしょう(泣)。明日もお知らせいたします。

08. 2011年5月18日 22:21:20: af0IIC5dHE
ジャック・どんどんさん、続いて、福島の農家の方のお話です、よろしくお願いいたします。
 毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、続いて、福島の農家の、根本敬さんのお話で、現地の農家の方は初めてのことです。

 リスナーから質問が殺到しており、根本さんはポケットに放射線量計を入れており、放射能測定器は個人で買ったのかについては、義援金で、ぜひ買ってくれということでした。買えない(手に入らない、高い(72500円))、被災地に貸与はありません、公的機関すら入手できないのです。ゲルマニウム検知器、これもないのです。ニューヨークタイムズの記者も驚いていたということです。海外、ビックリで、根本さんも安全神話に浸っていたのです。

 根本さんの土地は二本松、原発から50数kmで、避難区域ではない、放射線量は、市役所で1.5〜1.7マイクロシーベルト/時間であり、かなり高い、普段は田植えを終えているのに、福島に作物がたくさんあり、わくわくする季節なのに、飯館は壊滅、落ち込んでいるというこてです。村中沈痛なのです。

 近藤さん、4月26日、東電本店前に農家の方が抗議をして、根本さんも参加し、最初の被災は大変だったが、福島の忍耐強さが賞賛されたものの、それを聞いて苛立った、声を上げることすらできなかったということで、何かしようと、原発を止めるため、東京の本社に、指示している人に現場を見ているのかということで、バス3台がすぐに満員になりました。スローガンはおのおの書き、打ち合わせなしなのに、自分の言葉で語り、怒り、「故郷を返せ!」もありました。応援も多かったということです。しかし、訴えは東電本社には届かなかった、しかし、解決はできない、火に油を注ぐ、担当者は大変であったとのことがありました。

 ご家族の遺影を抱き参加した農家もあり、出荷制限で自殺された方もあり、東電への罵声もあり、この方は怒らず、「原発止めてください」とだけ言っていたのです。夫と一緒にいたいとのことなのです。

 東北の方は我慢強いと言うものの、一人ひとりの声は違う、それを封じることもマスコミにはあるのです。

 リスナーに福島の農産物を買いますかとのことで、残酷な質問ですが、両方の意見があるが複雑であり、買うということ、新鮮であれば買うが、「生産者の保障があれば買う」(政府の保証は信用しない)という声(今の政府で本当に大丈夫と思う人はいない)声があり、生産者として、「安全が担保されていない」、暫定規制値も泥縄で決まり、どれだけで大丈夫かは決まらない、国が食べていいというのには同意しかねるのです。風評被害ではなく、実害であり、放射能が農地、作物を汚染し、「実害ではある」、風評被害なら、「誰が事故を起こしたのか」、悪いのは国と東電で、生産者と消費者がいがみ合ってはいけない、亀裂を生んではいけないとの指摘がありました。日本人は冷静に、安全なものを欲しいのです。

 阪神大震災で流言飛語があり、しかし風評被害に違和感があり、「実害」であり、「風評被害」は根も葉もないことだが、根にも葉にも放射能が付いている、東電清水社長に女子高生が、将来子供を産めなくなったら補償してくれるかということでした。

 農業の被害の賠償、将来の賠償がまだであり、土壌汚染、阻止するには、放射性物質を除くものは法律にない(カドミウム他はある)、ほとんど、農地に保証はなく、事故収束後被害を想定するものの、事故の収束はいつか分からない、保証金75万円もらい、それに「返還」を求めることもあるというのです!東電は後日清算すると言うものの、「後日」がいつか分かりません。

 帰れない人が出る、その保証が大変で、後の暮らしが大変なのです。飯館村は大変です。緑は豊か、しかし人がそこに入れないのです。音がすさまじいのです。

 リスナーで、福島の農産物、買わないではなく、「買えない」、風評被害ではなく、人災であるという意見もありました。関西に、作っても努力していることを忘れないでほしいとのことで、東電がきっちり保証して欲しいとのことで、それを支援、助けて欲しいとの意見がありました。

 今回も貴重な意見でした。明日もお知らせいたします。  

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コメント
 
01. 2011年5月19日 08:06:29: rWmc8odQao
金子勝氏
「菅首相がようやく事故調査委員会で「発電・送配電分離、保安院の独立」について検討すると公言。まだまだ不十分ですが、重要な一歩です。これから重要になるのは委員会のメンバーがフェアに選ばれるかどうか、です。」
https://twitter.com/#!/masaru_kaneko/status/70985889962143744

重要な一歩。一歩一歩進んでます。
自然エネルギー派が広がっています。すばらしいことです。


02. 2011年5月19日 14:14:45: QRdizuenVU
 おい、誰かガードに着け。
心配だ。
 むっふ

03. 2011年5月19日 20:50:31: Get9aY0xRA
ちなみに、小出裕章氏も広瀬隆氏も明確な反原発の立場で論陣を張っていますが、お二方共に現段階では風力・太陽光といった自然エネルギーの利用を積極的に推奨していません。むしろ懐疑的と言って良い。
押さえておきたいポイントです


04. 2011年5月19日 22:02:47: 1ARHbiSLPI
ジャック・どんどんさん、今日の小出先生のお話が来ました。また、よろしくお願いいたします。

 毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は千葉猛アナウンサーの案内、毎日新聞本社論説委員の藤田悟さんの案内で放送されました。

  まず、原発関係のニュース、2号機に昨日作業員が入り、3号機にも昨日2人入りました。ロボットが入っているものの、数十〜120ミリシーベルト/時間の状態です。最高160〜170もあります。このままでは、人も近づけず、配管も使えません。2号機、14分の作業後、作業員が熱中症になっています(40℃、湿度100%)、作業環境は最悪です。

 浜岡原発5号機、復水機の水の純度にトラブルがあり、海水が入り、タービンの蒸気を海水で冷やすものの、流入した原因は不明です。浜岡は菅総理の要請で止めたものの、冷温停止に向けており、復水機に海水が入っています。5号は2005年2月に運転開始で、新しいものであり、新しいものでもトラブルが起こるのです。駿河湾地震(2009年8月)でも止まっています。

 福島から埼玉に避難している人が一時帰宅します。5km地域の人であり、埼玉・加須にする人が防護服を着て双葉町に入ります。全所帯の一時帰宅には2ヶ月かかります。

 山口県の上関原発、山口知事は埋め立て免許を、原発事故でエネルギー政策検討で更新しないという方向になっています。来年10月までに埋め立てが完成しないと全国の原発に影響が出ます。

 小出先生のお話、昨日3号機建屋に人が入りましたが、160〜170ミリシーベルト/時間のこと、すごい値である、日ごろ放射線の仕事をしている小出先生すら躊躇する数値で、この中での作業、小出先生は20ミリシーベルトの被爆を我慢しろと言うのですが、それでも現場に7,8分しかいられないのです。入り口から裏まで時間がかかり、作業場が裏なら行ってもすぐにアウトなのです。

それでは仕事にならず、作業員の被爆が250ミリですが、それでも1時間が限度、何が出来るのかと思うのです。線量を下げる方法は、空気中の放射能、自らのもの、原子炉格納容器がコンクリートをつきぬけるものがあり、空気中のものは排風機で出せる(内部被爆はマシになる)、防護服+前面マスクでないとダメで、空気をきれいにしないといけない、しかし、水からのもの、格納容器からの外部被爆はタングステン、鉛の重たいものを着ないとダメです。そんなものを着たら作業はやりにくくなり、作業時間がかかり、被爆するのです。

 事故収束への冠水が難しくなり、循環注水冷却について、元からやらないといけないと言って来たものの、今の配管、ポンプでは出来ず、配管、ポンプ、熱交換器、浄化系が必要で、原子炉に近いところで作業しないといけないので、工事には被爆があるのです。東電は冠水をあきらめないと言っているものの、格納容器は壊れており、冠水の可能性なし、そんなものは止めて必要な作業をすべきなのです。

 リスナーからの質問、冷温停止には持っていけない、鉛を原子炉に入れて止める(チェルノブイリと同じ)ではということに、冷温停止は、圧力容器が健全で、炉心、冷却回路もあり、冷やせるのを冷温停止というが、炉心は融けている、圧力容器も壊れている、冷温停止の概念は使えない、人間が原子炉を使い始めて60年、かってなかった未知の状態であり、どうできるかは小出先生にも分からない、液体金属を入れても、燃料が格納容器に落ちていて、もうダメです。格納容器、原子炉建屋を「石棺」にするしかないのでは、ということでした…

 事態が手の付けられない状態になり、従来の考えをリセットして、やり直さないといけないのです。

 循環冷却が出来ずに事態が悪化したら、炉心は格納容器(底は損傷している、4000トンもの水がたまっているため)、損傷が進み、炉心が地下に向かうので、それをどう食い止めるかは、外から水を入れて原子炉を冷やさないといけない、それをすると汚染水が出て、海へ出てしまう、汚染水の除去を一刻も早くやらないといけないのです。

 作業員が250ミリシーベルト/年であり、中は160〜170ミリ/時間であり、何人作業員がいても足りなくなるのです。作業員には特殊な知識が要り、そういう人を「年」の単位で揃えないといけないのです。

 放射性物質の付いた瓦礫、環境省は集めても大丈夫と言っていますが、集まったら高くならないかは、その通りで、どういう測定をしたか不明で、集めたら高くなります。瓦礫を焼いて処理すると言うのですが、それをしたら排気に放射性物質が出るので、それを止めないとダメ、焼却施設など無意味、「炉心の破壊を防ぐこと」、「汚染水を止めること」、が大切なのです。何でもかんでも出来る力はない、集中しないとダメなのです。

 今回も貴重なお話でした。


05. 2011年5月19日 22:04:25: 1ARHbiSLPI
ジャック・どんどんさん、続いて、経済ジャーナリストの町田さんによる東電救済策のことがありました、よろしくお願いいたします。

 毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、続いて、経済ジャーナリスト、町田徹さんのお話で、東電救済策のことが語られました。

 被害者への賠償額は数兆円に上り、政府案は東電以外の電力会社も負担する仕組みなのですが、これの意味を、町田さんに聞いています。これでは保証は難しく、新聞、テレビは書いていないが、閣議でやらずに、閣僚懇談会で非公式にやったのみで、政府の機関決定ではないのです。内閣法制局(国内法律のチェック)が、このやり方だと憲法違反になり、そのため内閣として閣議決定できないのです。東電以外の負担、銀行の預金保険機構に似ていて、金融危機のときに預金を払うものに近く、将来の事故のためのものなのですが、実際には起きている事故であり、財産権に引っかかり、そのため解決につながらないのです。

 しかし、東電、銀行を守りたい役所が、アメをやるから待てと言うことであり、「アメ」は電力料金、燃料サーチャージ分は原油高騰で上げられるので、電気料金値上げが出来るので、裁判するなということです。が、そんなことが出来るのかと、簡単に出来ません。

 救うのは東電+金を貸している銀行で、明日、東電の決算で、東電が潰れると言わないで良くするためのものなのです。こんないい加減なパッチワークではダメ、将来は東電に金を返させる必要があり、メインの金の出し手は政府、予算の保証が要り、補正予算が要るが、2次補正は8月、つまり、賠償の仕組みは8月以降になり、被災者にお金が行かないのです。

 菅政権はその場しのぎのいい加減なものであり、サミット、国会終了までのその場しのぎ、被災者はその間放置なのです。

 東電の資産能力は一人では出来ないものの、風評被害で、福島で20兆円!会社の資産は10数兆円であり、国民に負担を押し付けて言い訳ではない、東電の資産、資本の剰余金、廃炉のための準備に4.3兆円は出る、ただちに債務超過にはならない、足りないのを国に助けて欲しいと言うべきなのに、年金カットなし、そんなことで、国民負担の段階ではないのです。

 政府がここまで東電を優遇するのは、官僚は、震災の後、東京の社会、経済大混乱で、役人が震え上がり、東電ペースで進められたのです。社債はデフォルトしないのに、東電の経営を安定に見せたくて、こういうことをしたのです。東電と銀行、保険が自分たちの責任を他に押し付けているのです。

 責任は東電にあるのに、まずは東電が何が出来るかなのに、菅政権、何でも出来ると、中途半端なことをしてしまい、根本で分かっていないのです。

 どうやって被災者に賠償金を届けるかは、発電・送電分離もあるものの、東電はコストを考えない、無駄を省かない独占企業であり、競争相手が来ると値上げも出来なくなる、国民負担も、アメリカの3〜5倍の電気料金による資産を東電に出させる、一般企業、ガソリン代が上がってもすぐに値上げできない、そのため、競争力により、値上げできないようにしないといけないのです。

 国の責任は、原子力損害賠償に国の責任はなく、電力会社にある、歴史上例のない災害なら国の責任あり(今回の地震は過去に例あり)、コスト+利潤による電力料金ではない発想が必要です。菅総理、国策と言うものの、これだけの事故、東電を売り払っても出来ないものもあるものの、いきなり国にしてくれと東電が言い出し、もめています。

 関西も含めて、原発定期検査のたびに動かせなくなる、安い原子力を火力にするとコストが上がる、電気料金に跳ね返ると言う事です。

 菅政権の動向、原発推進は自民党で進めてきて、自分たちに責任なしとの当事者意識は、やはりないのです。自民党の責任という人、これからも東電に政治献金、票田が欲しいとの政治家があり、町田さん、こういう政治家を実名で公表したいのです。

 世帯で1回100万円、半年支給されないのです。それも避難しており、遠くに避難している、裸同然の人に100万円であり、早く、対策が欲しいのです。

 結局、東電救済策ということが分かりました。


06. 2011年5月19日 22:07:42: eA0IPpXqMc
小出氏も広瀬氏も、二酸化炭素温暖化説は信ずるに値しないという立場。

IPCCに対して懐疑的。


07. 2011年5月19日 22:12:25: eA0IPpXqMc
いま菅を降ろすと、喜ぶのは東電と原発村自民。

浜岡停止は見直され、エネルギー政策の白紙もなくなり、原発は新規建設、発送電分離も話すらなくなる。

対東電に関しては菅はよくやってる。

東電を怒鳴りつける菅の姿は信用できるだろう。


08. 2011年5月20日 06:47:12: eG329MoZAw
小出さん


あなたは本当の日本人の生き方をしています。


こともあろうに、日本のトップの馬鹿さに呆れた国民は小出さんの説明にほんの
ちょっと安心しました。

管直人は小出さんの爪の垢でも煎じて飲め アホ管 空き缶 出鱈目管


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