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原発事故所感その12〜愚かな「東電詣で」と原発反対派の脆弱なレトリック(たかしズム)-c
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投稿者 gataro 日時 2011 年 5 月 22 日 11:02:55: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://takashichan.seesaa.net/article/202332849.html

2011年05月20日
原発事故所感その12〜愚かな「東電詣で」と原発反対派の脆弱なレトリック

愚かな「東電詣で」

2011年3月11日以降の日本の姿を見ていて思うことが色々とある。東電による「原発犯罪」以降、インターネットテレビが、すばらしい存在感を示している。NHKニュースなどでは、差し障りの無い「編集」でしか伝えられていない「会見」の様子が、すべて通しで見られるのは、インターネットテレビのみである。一部の心あるフリージャーナリストの目覚しい活躍を見られるのも、一部の良心的な科学者や、原子力技術者の声を生で聞けるのも、インターネットテレビのみである。それらの放送局で番組を支えている、ジャーナリストの「卵」達の若さに、私は誠に頼もしさを感じる。聞けば彼らの殆どがボランティアなのだという。彼らの放送がマスメディアに対抗出来る勢力になれば、日本の未来も明るいな、とふと思ったりもする。

そんなインターネットテレビで、よく見られるもののひとつに「東電詣で」というものがある。東電による放射性物質汚染の被害者である福島県の「漁連」「農業団体」「商工会」「〇〇団体」が、東京電力に「申し入れ」だか「陳情」だか「苦情」だかで、やってくるアレである。

それらの「東電詣で」を見ていて私が思うことは、大変失礼であるが「よくもこれほど愚かな連中が今さら」というものである。

先日、福島県商工会の役員たちが、東電に「金をせびりに」行く場面を、インターネットテレビでやっていた。見ていて私は、情けなくなってきた。ある役員のセリフは「自分たちは東電の事業に、精一杯協力をしてきた。あなた達は我々に恩義があるはずだ。だから金を払って欲しい、一日も早く仮払いを出してくれ」というものであった。しかしその態度は、言いようもなく卑屈で、いわゆる「下手に出た」ものだった。しかもその役員は「自分は、多くの会員に頼まれて、ここにやって来た。彼らのガス抜きのためにも一日も早く、少額でいいから、まず金を払ってくれ」というようなことを言った。確かに「ガス抜き」という、この場には全く不適切な言葉を使っていたのを、私は間違いなく聞いた。「ガス抜き」とは、そもそもこの場合、相手側である東電が、心のなかで「舌を出しながら」用いる言葉ではないのか?この「団長」のボキャブラリーの貧困さに、私は開いた口が塞がらなかった。

他の商工会会員たちも、ただ異口同音に「金よこせ」を言うばかり。断っておくが私は、彼らが東電に「補償」を求めることが、いかんと言っているわけでは全然ない。彼の、卑屈な物言いが問題だと言っている。彼はこういうべきなのだ。

「我々は、国からの経済的見返りに目がくらみ、東電の事業に積極的に協力してきた。原発の危険性を訴える良識ある人々の忠告に、耳を貸さないどころか、それを抹殺してひたすら原発を推進してきた。その結果、このような不幸に見舞われることになってしまった。我々が原発を大きくしていったばかりに、罪の無い人々にまで、同じ不幸を与えてしまった、心から謝罪する。今はそれらの全てを、深く後悔している。私は自分はどうでも良い。私の誤った行動に従わざるを得なかった、一般の罪の無い商工会会員のために、東京電力は責任を以って補償をして欲しい。さらに、今後、私は原発をこの日本から無くすことを東電に求めたい。」と。

「一年前までは私は、原発を容認してきた。それが間違いであることが分かった。申し訳なく思っている。今後は反原発で行く。」ソフトバンク孫正義社長の言葉である。この孫社長のように、まずは自らの不明を恥じて反省する、そこから始めるのが当たり前だろう。勇気のいる行為であり、素晴らしいと私は思う。世の中には反省を「省略」して「にわか反原発」に転ずる輩の如何に多いことか。武田邦彦を見れば、そのことがよく分かるはずだ。



原発反対派の脆弱なレトリック

防波堤で原発を「延命」させようとしている相手が、目の前にいたとする。その相手に向かって、例えば「防波堤を造ったところで、津波は防ぐことができるのか?」という「問いかけ」で対抗するのは意味が無い。意味が無いどころか、このような「技術的問題」に深入りするのは「逆効果」である。何故なら、これを言い始めると相手は「我が意を得たり」とばかりに「如何に丈夫な防波堤を造るか」の話に、あなたを引き込むに違いないからだ。それは同時に「津波さえ防げれば、原発は容認できる」というふうに、議論を「収束」「矮小化」するきっかけを、相手に与えることにもなるからだ。つまり、その瞬間「地震」「人的エラー」「テロ」など、その他の災害の危険要因が、いつの間にか何処かに飛んでいってしまう。さらに議論は、あらぬ方向に果てしなく逸らされていくことになる。相手は次々と、細かいことを持ち出してくるはずだ。まさに相手の思うつぼだ。何故、原発がこの世界にあってはならないのか?という核心を語らないと、そういうことになってしまうのだ。

はっきり結論を言えば、そのような相手に対して行なうべきことは、問いかけではなく、次のような「論難」である。「どんな防波堤を作ったら防げるか?などという議論をしなければならないほど危険なものであるのだから、原発は造るべきではない。」レトリックとは「相手を説得する技術」のことをいう。

我々が放射性物質、放射能、食物汚染、海洋汚染、飲料水汚染・・・これらについて語る場合には、忘れずに、ある「修飾語」を、前につけるべきである。「東電のばら撒いた〜」「東電の垂れ流した〜」「東電によって惹き起こされた〜」というふうにだ。これらの「修飾語」「接頭語」を「省略」していると、相手にとってもこちらにとっても、いつの間にか、原発事故が「天災」か何かのようになってしまい、責任の所在が曖昧になってしまうからだ。

「東電による〜」の修飾語をつけるとともに「原発事故」ではなく、出来る限り「原発犯罪」のような、的確な語を用いるのも、必要なことだ。我々の父や祖父の世代は、それを行なわずに、支配階級に「丸め込まれる」という失敗を犯している。彼らの舐めさせられた辛酸は、すべて例えば「戦争が悪い」というような言葉で片付けられた。挙句の果てには「一億総懺悔」で、みんな悪かったのだ、ということになってしまった(笑)。戦争犯罪者の天皇は生き残った。責任は国民ひとりひとりにある、とごまかされるハメとなった。ちょっと考えれば「悪い」のは戦争などという「概念」ではなく、それを惹き起こした、天皇を始めとした一部の「人間」であるということは、誰にでも分かりそうなものなのだが・・・。このような思考や、レトリックの「脆弱さ」が、戦後のドイツと日本の運命を分けたと、私は考えている。ことほど左様に日本人というものは「馬鹿(=お人好し)」なのだ。

以前もどこかに書いたと思うが、私が何より我慢がならないのは、この東電の起こした災いが「原発推進者」「原発容認者」だけを襲うものではない、ということだ。つまり、東電の撒き散らした放射能というものは、東電の役員や株主やその家族、金を掴まされた御用学者や、エサを与えられて政界で原発を推進してきた政治家や、そのような政治家に議席を与えた馬鹿な有権者や、原発推進の片棒を担いできたマスコミや、そのマスコミの言うことを、疑う知恵も持たなかった愚かな国民たちのみを、苦しめるわけでは決してない。原発に反対した政党の政治家や、そのような政治家に投票してきた人々や、原発の危険性を世に訴え続けてきた聡明な科学者や、原発反対を、勇気を持ってネットやミニコミなどで訴えてきた国民たちをも、全く「平等」に不幸のどん底に陥れるのだ!東電の撒いた放射性物質が「原発推進」「原発容認」の馬鹿共だけを殺すのならば、まだ我慢できるのだ!

あの戦争の厄災が、戦争に反対した共産主義者や、社会主義者や、宗教者や、一部の自由主義者にも向けられたことと、全く同じ「不条理」である。

 

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