5月29日 3時17分　ＮＨＫ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110529/k10013176761000.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、新たに宮城県と茨城県の沖合の海底で採取した土からも、通常の濃度を大幅に上回る放射性セシウムが検出されました。専門家は「魚介類への影響がないか、広い範囲で監視を強めるべきだ」としています。

東京電力福島第一原発の事故で、文部科学省は、放射性物質による汚染の広がりを確かめるため、今月９日から１４日にかけて、太平洋沿岸の南北３００キロに及ぶ合わせて１２ポイントで海底から土を採取し、分析しました。その結果、新たに調査を行った宮城県と茨城県の沖合の海底を含むすべての調査ポイントで、放射性物質を検出したということです。このうちセシウム１３７の濃度は、▽仙台市の沖合３０キロの深さ４５メートルの海底で、通常の１００倍前後に当たる１キログラム当たり１１０ベクレル、▽水戸市の沖合１０キロの深さ４９メートルの海底で、通常の５０倍に当たる１キログラム当たり５０ベクレルを検出したとしています。これについて、海洋生物に詳しい東京海洋大学の石丸隆教授は「海流に乗って拡散した放射性物質を、水面近くでプランクトンなどが吸い込み、海底に堆積したとみられる。土は海水に比べ放射性物質の濃度が低下しにくく、海底の小さなエビやカニなどを食べる大型の魚に蓄積するおそれがあるので、魚介類への影響がないか広い範囲で監視を強めるべきだ」と話しています。 　

コメント
01. 2011年5月29日 08:03:56: CG3jSuNkdY 放射性物質の濃度が低下しにくく、海底の小さなエビやカニなどを食べる大型の魚に蓄積する。魚介類への影響は調べなくても確定的だ。長期化する。
02. 2011年5月29日 10:19:02: OGQkQettRU 海に放射性物質が流れていることを知らない者は世界中にいない。 だが、この国の多くの国民は非常に穏やかで、日々の、全ての魚介類検査を要求し、且つメディアで公表することを決して求めない。 幼い子供を抱える親でさえもである。 仏教国なのであるが、あたかも右の頬を叩かれたら左側を差し出すキリスト教徒のようである。 生命に直結する重大なニュース、その全ての情報を放映すことを拒み御用学者の意見のみを垂れ流す。しかもこの非常時にバラエティー番組に躍起になっているテレビ会社の利益に多大なる貢献さえしている。国民総株主なのであろうか。 浅学非才な身には、彼らの考えていることは、さっぱり理解できない。 放射性物質が人体に与える影響は100ミリシーベルト（年）以下では、ないのではなく、それが科学的に立証されていないのが事実である。 チェルノブイリ事故発生時に、当時の学者は影響なしと断言していたが、やがて子供の甲状腺癌発生の隠せない真実から、人体への害が発見された。（英文より、それを知った） 知らなかった、テレビ報道と違った、では済まされない現実が近い将来訪れないことを切に願いたい。

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