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素人でも分かるもんじゅの設計ミスと今後の対策。しかしライブカメラが落ちてるのは何故だ?
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/876.html
投稿者 日 日時 2011 年 5 月 29 日 08:32:52: IR1H95zbmUf8k
 

もんじゅライブカメラ(落ちてる)
ttp://www.jaea.go.jp/04/monju/category04/mj_panorama/bigphoto.html

2011.05.28 Sat 16:14
[原発関連]もんじゅから白煙 ライブカメラ 写真・画像
http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1306561661/

情報が遮断されている中、まだ間に合うと信じ投稿する。

日本終了を前にして、今為すべき事は何か?
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/665.html
13. 2011年5月25日 13:41:56: JC1hBAoYGwさんへのレスも兼ねます。

福島第一は取り返しが付かない汚染とその拡大だが、逝き付く所まで逝った。
しかし、もんじゅの予測される最悪の事態は今後なんとしても防がねばならない。
それにはそもそも落下事故が何故生じたか、その原因を突き止め、認識した上でなければ対策は取れない。
故に素人だが口を挟む。素人だからこそ出来る問題提起があるとしたら、今しかない。

JAEAのPDF資料(※Adobe Acrobat Readerが必要)「第4回『もんじゅ』総合対策会議での説明資料 」
高速増殖原型炉『もんじゅ』炉内中継装置の取りはずし作業中の落下について
http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2010/09/p100907.pdf
のページ3〜4 原子炉機器輸送ケーシングのグリッパ部点検状況(1/2)(2/2)
を見ると

グリッパが剛体、構造力学的に万全な形状とは言えないことが歴然ではないか、ということだ。
たとえ落下しても数人が死ぬくらいの事故で済むならばこの構造でも良い(ブラックジョーク)。
しかしそれが日常は点検する事も出来ない位置に設置され、
しかも落下事故が起これば北半球が死滅するような原発設備であるならば、この形状は設計ミスという他は無い。

原子炉内部に伸びたスリーブ(袖)をガイドに、筒状の炉内中継装置が上下する訳だが、
これが炉上に上昇した時、炉内の一次冷却用液体ナトリウムを炉外に逃さぬ密閉用の上部案内筒があり、
グリッパ部は日常目視点検チェックが不可能となっている位置に取り付けられている。

であるならばこのグリッパ部とそれを開閉する爪開閉ロッド、さらに接続するU字金物は、
構造的にもっと二重三重の安全対策が施されていなくてはならなかった。
つまり設計ミスはこの連携隣接する3箇所にある。

このグリッパ部はいわば金属の手首のような形状をしている。
それが指が曲がった形で合掌して、両手首を付けて合掌を開閉する基点に爪開閉ロッドが位置する。
それが筒(炉内中継装置)の内側に挿入され、内径の突起に対して開くことで、曲がった指(爪)が架かるのだが、
この手首を基点に合掌が開く形が問題なのだ。
開く事で爪が突起を掴むなら、この開きに遊びが生じては絶対にならないはずである。
つまりストッパーが不在だったということだ。
左右グリッパ先端部(指先)の先に一本の棒でもよいからストッパーとして設ける必要があったはずなのだ。
それは棒の中間点でロッド側に折れ曲がる一本の棒でよかった。

それに合わせてロッド形状も変わるだろう。
ロッドを挿入した時、グリッパを開くだけでなく、其の棒を押して直線にしてストッパーとする形状であれば、
たとえ溶接止めしたU字金物のネジが90度回転して、グリッパの開きが足りなくなったとしても、
グリッパの遊びは止められただろう。

U字金物にしてもお粗末である。
ネジが緩むことを想定して溶接止めをしたようだが、なぜか90度回転し、ロッド形状が意味も失う形で挿入された。
(その意味ではグリッパ形状が回転しても変わらない円周突起であれば良かった。他の基はそのようだが。)
それでもグリッパは95%くらいは開くのだが、いかんせん吊る重量が3.3t。
この僅かな爪の架かり具合の喪失が落下を招いた。
これもネジの緩みを溶接止めという処置で講じたとする甘さによってである。
図を見ればわかるが、全重量がこの一本のボルトによって吊られているのである。
緩まずとも、金属疲労でこのボルトが捩じ切れることも想定すれば、
この一本で吊ろうと言うのはあまりにも脆弱、かつ強引、軽率な設計だ。

この安全策として提案するなら、U字金物の二股部に一本のボルトを通し、それを両側でネジ止めする。
これで3箇所のネジ止めがある。
これを緩まぬようにするにはボルトを貫通する割りピンを打ち込んだ上で、溶接止めであるべきだった。

繰り返すが北半球が死滅するような原発施設なのである。
幾重にも安全、予防措置は講じた上にも講じるのが当たり前。
その最も安全な措置こそが、原発不建設であり、建設自体が軽率、強引なので、
原罪はやはりマネーということになるが。

さあ、ではこの設計者たるメーカーはどこか?
東芝、日立、三菱、富士
今更責任追及をしても始まらぬが、以下のことは重要である。

技術者や科学者がどんな高度な技術や専門知識を有しているかは知らないが、
油にまみれて重労働した事が無く、リアルな現場体験が決定的に不足しているのではないかと見る。
今後、真にリアルで現実的な設計を施してゆく為に、よって以下のことを提案しよう。

設計職だけでなく、高官や行政公務職においては、最低十年、複数現場キャリアを積み、
そこで得た現場人脈にアンケートし、相談しながら職務を遂行するフローチャート、或いはテンプレートに
基づく環境を求めたい。

そこでこれからの事故修復作業に対してだが、同じことが言える。
去年の8月以来、単純に言えば重さ3.3tの金属筒を鞘から抜くだけの工程で
24回失敗し続けた事実だけで判断すると、
このクレーン操作には、現場で鍛え上げられたツワモノ労働者が不在だったと見て取れるのだ。

次回操作時には是非とも、現場で鍛え上げられたツワモノ労働者が必要だ。
映画アルマゲドンでは深海石油採掘のプロが小惑星掘削のために呼ばれたように。
或いはサルベージのプロ、若しくは井戸掘り掘削のプロ。
このような現場で長年鍛え上げられた、逞しくリアルな技術を、目の当たりにした読者はいるだろうか?
仕事柄当方が目にする鍛え上げられた現場労働者の現実をみると、実に逞しいの一語に尽きる。
とにかく機転もきくし、失敗したら、直ぐにその要因を分析し、新たな手法と、部材を手作りして、
必ず乗り越えてしまう。
そうしなければ、命が無いようなギリギリの修羅場であれば、なおさらのこと。
24回も同じ手法で失敗し続けるようなことは、彼らの現場ではあり得ない。
今からでも遅くはない。
無用に長引く膨大な維持費を、世界の現場のプロを集める事に回し、使え。
命との交換作業に相当する報酬によって、プロは集められるはずだ。
 

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コメント
 
01. 2011年5月29日 10:04:53: FpVPO6YryM
もんじゅの事 ずっと気になっていました。
撤去作業が始まる…と言われてから 何も情報が出て来なくて ビクビクしていたのです。
まだ 事故のような事は起きていないのですね。

これから 台風が日本を縦断しそうで 放射能の拡散も とても気になります。


02. 2011年5月29日 20:58:47: tEuMUcieh
この度のもんじゅ事故回復措置の安全審査を不安院が行う、これは恐ろしい。

マスコミは、残る西日本の命運を左右するこの工事の概要、計画、進捗
の実態を国民に知らしめるべきだ。

突然、爆発を見つけれてから、しらじらしい報道をするのはもう勘弁してほしい。


03. 2011年5月29日 22:32:34: mwBGJDtkEA
「中性子による原子変換が原因」の構造材の変質による強度低下は考慮されていたのだろうか?原子炉内に強度サンプルの鉄があり、「定期点検の度に強度検査をしていた(公称)」のは知っている。福島第一の一号炉は、サンプルが無くなっていたのに運転を継続していたのだろうか?と言えばそのとうりだと思う。

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