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きみは、NNNドキュメント「原発爆発 安全神話はなぜ崩れたか」を観たか
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/542.html
投稿者 盗電マン 日時 2011 年 6 月 29 日 17:59:03: yhaeSuPnS16uo
 

このたびの福島原発事故でNHKおよび民法のテレビ局というものは、視聴者をどういう方向に誘導するのか明確になった。


原発が冷却できなくて危機的状況が差し迫っているとき、テレビ局は専門家と称する者を登場させ、「原発はだいじょうぶだ、爆発は起こらない、メルトダウンはしない」という彼らのことばに局アナはうなづいた。


そして原発が爆発して危機が現実になったとき、「これは東電が意図的にベントのために爆発させたものだ」、さらに放射性物質が福島から東北、関東へ撒き散らされ、野菜や家畜、魚介類、飲料水が汚染され、内部被ばくが憂慮されたとき、「ただちに健康への影響はない」という彼らのことばにも局アナはうなづいてみせた。


その「専門家」と「局アナ」の掛けあいによってかもしだされた「安全」「たいしたことはない」「だいじょうぶ」というイメージづけによって、人びとは高濃度の放射性物質が降り注ぐ街を無防備に出歩き、乳幼児、園児、学童は無邪気に校庭や公園をころげまわって遊んだ。


とかく多くの人は自己にわざわいが差し迫ったとき、「だいじょうぶ」だという意見に飛びつく。わざわいが迫っているという状況に耐えきれず、だれかの「だいじょうぶ」という声にすがりついて安心したいのだ。


そしてその声が「公共電波」であり「専門家」であれば、なおさらだ。


だけど、防ごうとすれば防げたはずの放射能汚染を、その専門家とテレビ局によって、むざむざ浴びることになった人がいったいどれだけの数にのぼるのだろうか。


すぐにその「専門家」たちの正体があばかれ、「御用学者」と呼ばれるようになって、さすがに彼らの顔をテレビで観ることはめっきりへったけど、彼らのこの間になした罪はあがないきれないほど大きい。


その後、時間の経過とともに、テレビ局の放送内容が変化しはじめた。もちろん、あいかわらず「節電キャンペーン」という原発延命の走狗の役割を忠実にまもってはいる。


しかし見逃してはならないこともある。原発に批判的な報道が増え始めたのだ。官邸や原子力安全委員会、保安院などはもちろん、それまでタブーだった東京電力への批判も出始めたのだ。


民放は、もう東電から多額の広告費は出ないから、遠慮しないでどんどんホントのコトを言ってもいいんだという思惑がはたらいたのかもしれない。あるいはジャーナリストというテレビ報道者としての良心のウズキが限界にきたのかもしれない。


テレビ各局には、以前からそれなりの「良心的番組」がある。NHKの「報道特集」、TBSの「JNN報道特集」、テレビ朝日の「報道発 ドキュメンタリ宣言」などだ。


そして、もうひとつ忘れてならないのが、日本テレビの「NNNドキュメント」である。


6月19日の深夜に放送された同番組「3・11大震災 シリーズ6 原発爆発 安全神話はなぜ崩れたか」は、テレビのドキュメンタリー性の利点が如何なく発揮された秀逸のできだった。


集団登校する福島の小学生たち。長袖の上着とマスク。おさない顔からのぞく悲しみと怒りのまなざしが、向けられたカメラにそそがれ、視聴者のぼくたち大人の胸に突き刺さる。


その彼らの瞳に、原発事故の底知れない恐怖の正体をかいま見る。と同時に、こんな原発という愚かなものを造ったぼくたち大人はいたたまれない罪の意識にさいなまれる。


さらにカメラは、原子力安全委員会委員長である班目春樹のその責任を感じさせない発言に犯罪的な幼児性を、地震学者の狡猾な弁にその薄汚い心性を、あますことなくつまびらかにする。


こんなモノドモが、人類を破局にみちびく能力を秘めた原発推進の、その強力な後ろ盾になっていたのだ、ということもふくめて。


ぼくはこの番組制作者のみなさんに、満腔より惜しみない拍手をおくります。  

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コメント
 
01. 2011年6月29日 18:04:39: A4GQ7o9O02
NNNドキュメントは、30年以上前から、コマーシャリズムとは一線画した渋いドキュメタリー番組を制作されています。医療問題、公害問題、免罪、原発問題など。深夜枠なので、視聴率は関係ないのでしょう。

02. 2011年6月29日 19:14:28: pHRwMJx5LR
 テレビを見ないので分からなかったのですが、その番組を見る方法はないでしょうか。

03. 2011年6月29日 19:30:49: h6cbKB908I
テレビといっても、日テレ系・産経系はダメですよ。

馬鹿番組に終始し、よしんば原発関連をやればまるで原発擁護番組で、
ニュースですら、重大ごとにはふれない。


04. 2011年6月29日 20:11:59: A4GQ7o9O02
こちらで、みれます

NNNドキュメント’11 「原発爆発 安全神話はなぜ崩れたか」
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/416.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 6 月 26 日


05. 2011年6月29日 20:46:47: Ef1AIkOfzg
良心的番組を作る人がテレビ局にもいるとのことだが、テレビ局がデマを垂れ流している時にそれらの人々はどうしていたのだろうか。テレビ局で働く労働者や労働組合はデマ垂れ流しに対してどのように戦ったのだろうか。マスゴミと言われる堕落した報道屋の流すデマのために健康や生命を奪われた人々が沢山いるだろうことを想像すると、良心的番組を私は作ってます、では済まされまい。

06. 2011年6月29日 21:47:39: G0fkoMjiOQ
良心的番組だろうと何だろうと、テレビなんて観ないに越した事はない。

07. 盗電マン 2011年6月29日 22:16:17: yhaeSuPnS16uo : yrSZH4KITw
すいません、転載先の記載を忘れてました。

秋場龍一【ただちに危険だ! 原発通信】7
http://akiba1.blogspot.com/

からです。

なお「民法」は「民放」の誤りです。


08. 2011年6月30日 07:25:57: vYaTE3dzKU
原発には賛成ですが、一方ではこんな番組も制作してるのでユルシテチョ!?と云う理屈は理解出来ない。TV最近見ないし、来年の今頃は新聞契約してないだろうな。

09. 2011年6月30日 15:18:57: oz33FCcPgo
番組途中に出てくる衣笠善博という男は、活断層隠蔽で悪名が高い
キング・オフ・御用教授。メールアドレスもkingだ。

http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/31.html

米国NRCは中立機関で原子力の安全に役立っているかのように
この番組は言っているが実際はどうか。

ガンダーセン氏によると、NRCは米国における避難区域は
たった半径10マイルで十分と言っている。
福島では50マイルまで避難すべきと言っているのにもかかわらずだ。

http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/364.html?c20#c20

こういう二重規準をしゃあしゃあと認める背景には、避難区域を広げれば
その対応に政府も業界も莫大な出費がかかるという事実がある。

NRCは中立を装った原子力推進、業界擁護機関と見るべきだろう。


10. 2011年7月01日 11:35:35: eAqWhqoDZM
自分は見ました。
今であればと思われる主張もあるが。おおむね投稿者と同じ感想である。
しかし
騙される者の責任も自覚しなければいけない。

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