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「大江健三郎 大石又七/核をめぐる対話」 を 視聴して
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/724.html
投稿者 愚民党 日時 2011 年 7 月 04 日 00:47:12: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: <NHK ETV特集>大江健三郎 大石又七/核をめぐる対話 投稿者 gataro 日時 2011 年 7 月 03 日 20:03:14)

久しぶりに大江健三郎をTVでみることができたことを天に感謝したい。

最後の大江健三郎の発言、大石又七氏が「自分の発言、書いたことは小さいことですが」という身体からの音声に答えて「小さいこと、しっかりしたことが思想であり重要です」と答えたと思った。

「ヒロシマ・ノート」「核時代の想像力」

大江健三郎は今、小説を書いている。
発行されたら読みたいという動物的欲望がわいてきた。

原発問題とは核問題である。
そのように身体の底から感じていたわたしにとって「6・19 怒りのフクシマ大行動」は、ヒロシマ、ナガサキ、ビキニもスローガンに出してくれて、同感した。

東京の脱原発、反原発デモに参加してきたが、原発問題は核としてヒロシマ、ナガサキ、ビキニに直結しているというシュプレヒコールはなかった。

6・11新宿デモではあったかもしれないが、わたしは撮影できなかった。

元気な大江健三郎の姿を久しぶりにTVでみた。

大江光氏の音楽を聴いてみたいと思った。

玄海原発があるところには、古代九州、伊都国があった場所である。

古代九州に関しては、この間、毎日のように舞台裏方の先輩と電話で話している。

その人は若い頃、新潟県巻町における「原発建設撤回」のたたかいに参加し、原発の計画を撤回させた経験を持っている。

7月2日の夕方もTBSの報道番組で原発の計画を撤回させた新潟県巻町の住民運動を特集していたと、その人、舞台裏方の先輩から電話で聞いた。


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“脱原発”で、新潟県巻町に学べることは多いかもしれない

http://blogs.yahoo.co.jp/kazuya_a15/52071878.html



2011.06.13

新潟県巻町(現:新潟市)は、日本で初めて住民投票を行い、原発の計画を撤回させた経験を持つ自治体なのだそうです。その話自体は聞いたことがありましたが、当時はさほど興味を持っていませんでした。

改めて調べてみようかと思ったきっかけがこちら(改行は引用者)。

@あえて原発反対を唱えず、純粋にこの町にに原発がほしいかほしくないかを聞く
A外部勢力の排除
B地域の母親たちの活動
C反原発派のイメージの柔らかさ。集会は「集い」と呼び車座
D町の行政組織は、可能な限り中立
E用地買収前のすみやかな民主的手続き

これで住民投票をすると、圧倒的に反原発派が勝手しまった。
Togetter - 「原発建設を住民投票で断念させた新潟県巻町の経験」
巻原発をめぐる住民投票は、今から15年前の1996年に行われています。この住民投票を社会学上の貴重な事例として分析した本も出ているそうです。

重要なことは、この土地で、手続き的な代議制民主主義を唯一のものとしない、民主的政治過程が顕現したことであり、それは篠原一先生ならば、民主主義のツー・トラック・モデルと表現されるかもしれないし、後期近代の規範的な討議モデルかもしれない。

巻町の住民投票とdeliberative democracy(備忘録): 論駄な日々

デモクラシー・リフレクション―巻町住民投票の社会学

そのうち読もうと思って注文しました。

Webにあるエピソードを読んでみると、住民の自主的な「学び」、ひとりひとりのの独立した「考え」が集まってひとつの結論を出すというのは、まさに「群衆の叡智」の実現なのではないでしょうか。このようなエピソードも。

親父が言うには、巻原発は誰それとか何人が反対したから、とか。そんなんじゃない。個人の意見が原発に反対したからだと言っていた。

takecom's blog タケコムズ ブログ 巻原発とか。

巻原発候補地「角海浜」の奇妙な歴史余談ですが、巻原発候補地の「角海浜」という場所は、なかなかにミステリアスな歴史を持つ土地のようです。

この角海浜では「マクリダシ」という、数十年に一度起こり、海に面した家並みを根こそぎ奪っていくという、この地域特有の一種の海岸浸食現象によって、何度か、家屋等が砂で埋没してしまうことがあった。マクリダシは、普段は緩斜面の海底に、何らかの理由で瀬や深みができ、その海底地形によって生じた磯波と、海水を沖へと押し出す循環流が、急激に砂を移動させるという、きわめて局地的で稀な現象である。

角海浜 - Wikipedia

「マクリダシ」なる浸食現象によって農業が立ちゆかなくなり、この土地の人たちは「越後の毒消し」売りとして行商に出たそうです。そして、原発計画が持ち上がったこともあり、現在では村の跡も残らない状態に……。

海に揉まれ、人に揉まれ、ついに集落にとどめを刺したはずの原発計画も完遂することなく立ち消えた角海浜。

その角海浜集落の南端には、狭き隧道が遺されている。
角海浜隧道 消えかけた隧道と消えた計画 1

巻原発反対運動を題材にした劇「プロローグは汽車の中」が8月上演こちらは余談ではないですが、巻原発のエピソードを題材にした劇「プロローグは汽車の中(劇団レクラム舎)」が8月上旬に上演予定だとか。元上越市議で演劇等の活動をなさっている、滝沢いっせい( @isseytakizawa )氏のツイートで知りました。

レクラム舎の鈴木一功氏の日記より。

1996年に上演したのですが、時代はむしろ、もっと悪くなっているような気さえします。「指針なき時代といわれたこの社会の不確かさと、原発の不確かさは、その底で呼応します。原発はこの社会のメタファーともいえます」当時演出した赤石武生の言葉です。
鈴木一功のブラックグラフティー 2011

作家の小松幹生氏のサイトより。

原発反対の芝居を書きたいと思ったわけではない。
(中略)
ほんの少しだが資料なるものを読んでいた時、面白い本を見つけた。どこかの地方の小さな新聞社の社長さんの娘さんが、彼女の町に誘致されそうになる原発についての取材の顛末を本にしたもので、その中で町の有力者などにインタビューしているわけだが、誘致反対の立場に立って書こうとしているのは、いいとして、筆の調子のなかに、滲み出てくる感じがあって、それは、どうしようもなく、「ものの判らぬ地方の町のばかな大人たち」を軽蔑している彼女の態度だ。彼女は東京帰りなのだ。
こんな態度でインタビューされたらおれだって怒るぞ、そう思った。
作品はこの彼女が主人公だ。もちろんいい女なのだ。

これは、面白そうじゃないですか。まだ上演に関する情報は出ないようですが、ぜひ観てみたいです。

Heartlogic
http://www.heartlogic.jp/archives/2011/06/post_591.html

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