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福島第一原発の津波の潮位は13.1mとする東京電力報告書の子供だましの矛盾
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/125.html
投稿者 浅見真規 日時 2011 年 7 月 09 日 18:49:28: AiP1TYI88G3dI
 

[福島第一原発の津波の潮位は13.1mとする東京電力報告書の子供だましの矛盾]
http://masanori-asami-hp.web.infoseek.co.jp/Fukushima1NPP/Lie_TEPCO_tidelevel.htm

*****
昨日(2011年7月8日)のマスコミ報道によれば、東京電力は福島第一原発を襲った東日本大震災の津波の高さが13.1mと発表したとの事である(注1)。

以前、東京電力は福島第一原発を襲った東日本大震災の津波の浸水高が14mないし15mと発表していた。
しかし、ここで注意すべきは、昨日(2011年7月8日)の発表で東京電力が浸水高を見直して数値を下げたのではない事だ。

昨日(2011年7月8日)の発表の13.1mは津波の潮位を意味するのだ。通常、津波の浸水高や遡上高は潮位より大幅に高い事が多い。潮位が13.1mもあれば浸水高・遡上高は20m以上あってもおかしくない。
つまり、数値を下げてきたのではないのだ。

これは、私のホームページ記事
[福島第一原発の津波の潮位は10m未満の可能性大]
http://masanori-asami-hp.web.infoseek.co.jp/Fukushima1NPP/tidelevel.htm
と対立する内容なのだ。

そこで、怪しいと考えた私は、マスコミのニュース記事の元となった東京電力が原子力安全保安院に提出しホームページで公表した原発事故に関する津波の調査報告書

[福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所における平成23年東北地方太平洋沖地震により発生した津波の調査結果に係る報告(その2)【概要版】]
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110708b.pdf
を見た。

見て驚いたのは子供だましの矛盾があった事だ。
潮位が13.1mと主張しながら10.2m未満しか浸水していない場所があったのだ。
*****
東京電力の平成23年7月8日付けの報告 PDFファイルp.2の 図2 (1) の地図において1号機タービン建屋の北の(赤字で示された)G地点の浸水高が「O.P.約+10m以上」となっている事である。つまり、G地点の浸水高はO.P.+11m未満 (注2) なのである。

しかも、ここで、O.P.は「小名浜港工事基準面」を意味し福島県小名浜港の干潮海面水位を表すので福島第一原発の平均潮位は「小名浜港工事基準面」より0.828m (注3) 高いので、G地点の浸水高はO.P.+11m未満というのは潮位10.2m以下である(地盤の沈降が0.5m以上である事を考慮すればG地点の浸水高は10m未満)。

福島第一原発の潮位計(震災で損壊)があった場所はG地点の約170m海側なので、潮位計(震災で損壊)があった場所で潮位が13.1mで、その約170m奥のG地点で潮位が10.2m以下だというのは子供だましの矛盾である。

尚、東京電力社員には土木学会・原子力土木委員会 津波評価部会の委員や幹事が選出 (注4) されており、子会社の東電設計からも複数の幹事が選出 (注4) されており、東京電力が他の電力会社と共同で設立した財団法人・電力中央研究所からも委員や幹事が選出 (注4) されているので、かかる初歩的なミスは考えられないものであり、巨大天災免責を期待して意図的に不正な報告書を原子力安全保安院に提出したものと考えられる。
*****
(注1) 下記のニュース記事参照。

読売新聞HP記事
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110708-OYT1T00927.htm

NHKホームページ記事
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110709/0545_13.html

毎日新聞HP記事
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110709k0000m040098000c.html

朝日新聞HP記事
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107080623.html

(注2) 仮にG地点の浸水高が+11m以上なら東京電力は「+11m以上」と報告書に表記したはずなので、東京電力の報告書でG地点の浸水高が「O.P.約+10m以上」となっている事はG地点の浸水高はO.P.+11m未満である事を示すのである。

(注3) wikipedia「福島第一原子力発電所」岩見浩造氏による2011年4月14日 (木) 21:43版参照

>平均潮位:O.P+0.828m

(注4) 土木学会HPの原子力土木委員会 津波評価部会 委員名簿参照
http://committees.jsce.or.jp/ceofnp/tnmlist
>原子力土木委員会 津波評価部会 委員名簿
>平成23年3月現在
>委員 高尾 誠 東京電力(株) 原子力設備管理部
>委員兼幹事 榊山勉 (財)電力中央研究所 地球工学研究所 流体科学領域
>幹事長 松山 昌史 (財)電力中央研究所 地球工学研究所 流体科学領域
>幹事 安中正 東電設計(株) 技術開発本部
>幹事 池野正明 (財)電力中央研究所 環境科学研究所 環境科学領域
>幹事 及川 兼司 東京電力(株) 原子力設備管理部
>幹事 栗田 哲史 東電設計(株)
>幹事 藤井直樹 東電設計(株)港湾・海岸部
>幹事 柳沢賢 東京電力(株) 原子力設備管理部
>幹事 柳澤 英明 東電設計(株)港湾・海岸部  

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コメント
 
01. 2011年7月09日 19:10:44: rWmc8odQao
川内博史氏
「格納容器スプレーの続報。東電並びに保安院の説明では、スプレーは冷却材喪失事故時だけではなく、サプレッションプ−ルを冷やすために、手動で動かすこともある、とのこと。マニュアルを見せて欲しい、と要望したが、現状では拒否されている。そもそも格納容器スプレーは、サプレッションプ−ルの水を汲み上げて、散布する仕組みとのこと。東電並びに保安院の説明では、サプレッションプ−ルの水で 、サプレッションプ−ルの水を冷やすことになる。意味不明である。」
「更に、1号機と2号機は、同じ中央制御室である。外部電源喪失時に、1号機だけ手動でスプレーを動かすのも理解できない。そもそも、保安院は報告書作成にあたり、運転員から直接ヒヤリングをしていないし、従って手動でスプレーを動かしたかどうか、確認もしていない。保安院は、東電の説明を鵜呑みにしているだけだ。東電自身も、スプレーについては、正確に言うと、「手動で動かしたのではないか」と言う説明しかしない。」
https://twitter.com/#!/kawauchihiroshi/status/89627379537936384
https://twitter.com/#!/kawauchihiroshi/status/89628407884820480
https://twitter.com/#!/kawauchihiroshi/status/89631059800637440
https://twitter.com/#!/kawauchihiroshi/status/89632247497506817

意味不明な対応策。真相を明らかにしない東電。真相を知ろうともしない小役人…
許されません。


02. 2011年7月09日 19:52:13: tUmLmmqu0Y
川内博史よ
おまえのようなドシロウトの出る幕ではない
田中三彦さん後藤さんに任せておけ

03. 2011年7月09日 20:08:29: ZPhWokOS6g
今NHKで、御用奈良林がバカなこといっているぜ。

04. 2011年7月09日 20:09:39: ZPhWokOS6g
審査する前から稼動しろだってさ。

こいつ、頭腐っているな。


05. 2011年7月09日 20:15:37: ZPhWokOS6g
奈良林つるし上げにしてやれ〜。

06. 2011年7月09日 20:29:09: ZPhWokOS6g
https://cgi2.nhk.or.jp/genpatsu/live/thanks.html

NHKに何か意見できるらしいぜ。


07. 2011年7月09日 20:46:58: ZPhWokOS6g
https://www.nhk.or.jp/genpatsu/live/form.html

こっちだった。


08. 2011年7月09日 21:39:18: ooGX0J03w6
自由報道協会のサイトで、津波の高さは5〜6mとありましたよ。
10mとかは遡上高さなので津波の高さとは違うそうですが。

09. 浅見真規 2011年7月09日 21:54:57: AiP1TYI88G3dI : zj9aZfzecI
>>08
いや、驚くべき事に津波の高さを13.1mだと主張してるのです。

下記のニュース記事参照

読売新聞HP記事
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110708-OYT1T00927.htm
>東京電力は8日、東日本大震災の際に太平洋岸の各原発を襲った
>大津波の高さについての詳しいコンピューター分析の結果を発表した。
>福島第一原子力発電所を襲った津波の高さは最大13・1メートル、

NHKホームページ記事
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110709/0545_13.html
>東京電力福島第一原子力発電所を襲った津波の高さは、
>最大で13.1メートルと推定され、第二原発の9.1メートルを
>大きく上回ったのは、海底の地形などの影響で津波のピークが次々と
>重なるように到達したためとする解析結果を東京電力がまとめました。

朝日新聞HP記事
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107080623.html
>東京電力は8日、東日本大震災の津波が福島第一原発に到達した時の高さは、
>海岸の検潮所で13メートルだったとする解析結果を公表した。


10. 浅見真規 2011年7月09日 22:13:53: AiP1TYI88G3dI : zj9aZfzecI
>>08
最近は「放射線被曝1千ミリシーベルトよりタバコ喫煙が危険だ。」とか
「プルトニウムと食塩と飲み込む危険性大差ない。」なんてのが流行してる
みたいです。(シロウトが言ってるんんじゃないのですよ。)

なかなか一般人の場合、大先生がもっともらしくそう言われると、真偽不明で
判断に困ってしまいますよね。

これは「大衆は、小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい。」(ヒトラー)
という発想が根底にあるのでしょうかね?

まあ、そういうわけで東京電力も高飛車戦法学習してるのかもしれません。


11. 浅見真規 2011年7月10日 12:48:24: AiP1TYI88G3dI : zj9aZfzecI
奈良林直教授はテレビ朝日のサンデースクランブルで、経口致死量で比べると
塩の経口致死量が200g、プルトニウムの経口致死量は32gで、毒性は飲み込んだ
場合、塩と大差ないと主張したそうです。

しかし、これは詭弁です。
彼も彼の家族もプルトニウムを毎日1g食べたりはしないでしょう。

高血圧等の持病が無い20才の人が、食塩は毎日10gずつ30年間摂取し
延べ10万g以上、すなわち、30年間で延べ100kg以上摂取しても大体安全です。
食塩は排出されるからです。
ところが、プルトニウムは腸から吸収されにくいものの微量は吸収され
微量であっても一旦吸収されるとほとんど排出されずに蓄積するので
毎日1gずつ30年間摂取どころか3年間摂取しても危険です。

そういう詭弁を平然と言えるのは、それでは家族と一緒に毎日プルトニウム
1g摂取してくださいと言っても現行法ではできないからです。
法改正して安全性を主張する学者はその成人の家族と共に実際に食べるように
させれば、そういう詭弁の主張はなくなるでしょう。
(ただし、排泄物等にプルトニウムが混じるので、年間一ヶ月だけ特殊な施設内
に入所して毎日1gずつ食べるのを30年間続けてもらうべきでしょう。)
*****
だいたい、一般人は安全か否かわからない。原発推進派は巨額の費用投じて
研究しデータや多くの研究者や御用学者がいるわけで、彼等がウソを
つかないように法的に「人的保証」の制度を作って安全を主張した御用学者は
その安全性を身をもって家族と共に証明させるべきです。
また、原発事故の際には原子力安全委員会委員(専門委員を含む)を事故現場に
派遣して100ミリシーベルト以上被曝する作業をさせるべきなのです。
非力で力仕事ができなくとも、放射線計測や写真撮影はできるはずです。

今からでも、日本各地の原発運転再開に賛成する原子力安全委員会委員(専門委員
を含む)は福島第一原発事故現場で100ミリシーベルト以上被曝する作業を
させるべきなのです。


12. 浅見真規 2011年7月10日 12:59:14: AiP1TYI88G3dI : zj9aZfzecI
御用学者の家族が同意しない場合は、家族にまでプルトニウム経口摂取を
強要するのは人権無視なのでできません。そのかわり、その御用学者には
公的ポスト剥奪やマスコミ出演等によって詭弁発表する事を禁じるべきです。

尚、原子力安全委員会委員(専門委員を含む)は福島第一原発事故現場で
100ミリシーベルト以上被曝する作業を拒否しても事後立法で処罰はできないので
今回は公的ポスト剥奪やマスコミ出演禁止に限定するしかありませんが、
彼等が関わった原子力安全委員会指針は無効とし原発運転再開は禁ずべきです。

今後の原発事故については原子力安全委員会委員(専門委員を含む)を刑事処罰
できるように事前に特別立法すべきです。

下記投稿参照
[原子力損害賠償法を改正して天災地変免責規定を削除し、原子力犯罪処罰法制定すべし]
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/664.html


13. 浅見真規 2011年7月10日 15:03:09: AiP1TYI88G3dI : zj9aZfzecI
下記の掲示板にて、地球科学や防災に興味をもっている地すべり探知用防災機器開発中小企業経営者兼技術者の掲示板管理人との議論があります。

「PASPRO 火山と災害 掲示板」
http://paspro.com/bousai/volcano/bbs/


14. 浅見真規 2011年7月10日 16:29:49: AiP1TYI88G3dI : zj9aZfzecI
>>13で紹介した掲示板の管理人の「Hal.T」氏の経営する会社は砂防ダムの
土石流検知装置の開発・設置・販売もされてるようで、もしかしたら
東京電力と直接的もしくは間接的な取引関係があるかもしれません。

15. 2011年7月10日 16:43:02: wF1chrUjpE
http://www.fas.org/sgp/othergov/doe/lanl/pubs/00326640.pdf
Acute toxicityで検索してみて下さい。

16. 浅見真規 2011年7月10日 17:07:41: AiP1TYI88G3dI : zj9aZfzecI
>>15
ありがとうございます。
英語は苦手ですが、少し読もうと思ってます。
(読もうとしても英語がわからないかもしれませんけど)

17. 2011年7月10日 18:57:14: 9cgKYkbczt
>奈良林直教授はテレビ朝日のサンデースクランブルで、経口致死量で比べると
塩の経口致死量が200g、プルトニウムの経口致死量は32gで、毒性は飲み込んだ
場合、塩と大差ないと主張したそうです。

全く嘘です。32gと言うのはこの辺りの誤読だと思います。
体全体(ラットの場合、プルトニウムの60%は骨の造血組織に近い部位に、他の18%は肝臓に蓄積するようです。)に均一に広がると仮定した場合、体重1キロあたり32.6マイクログラム。骨に集中すると仮定した場合5.2マイクログラム(体重77キロの人で400マイクログラム)。
>Using the activity of plutonium-239 and the energy of its alpha
particles, they calculated that this dose corresponds to 32.6 micrograms of
plutonium if the plutonium is distributed uniformly throughout the body and 5.2 micrograms if the plutonium is concentrated in the skelton with a uniform distribution in bone.
安全な急性毒性量は、体重77キロの人で、1500〜4600マイクログラムの範囲。
>The “safe” acute-toxicity dose would thus appear to be 20 to 60 micrograms per kilogram of body weight (1500 to 4600 micrograms total for a 170-pound person).


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