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スーパーホットスポットを次々発見 放射能汚染に新事実、この数値を見よ!  全国1000ヵ所を独自調査 〈後編〉 週刊現代
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/294.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 7 月 14 日 07:51:31: igsppGRN/E9PQ
 

スーパーホットスポットを次々発見 放射能汚染に新事実、この数値を見よ!
全国1000ヵ所を独自調査 〈後編〉
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11933
2011年07月14日(木) 週刊現代 :現代ビジネス

●高濃度汚染地帯 流山・柏・松戸をさらに細かく調査
●意外な数値が!東京・文京区、目黒区、足立区の詳細
●観光地の厳しい数値 日光・ロマンチック街道、那須、軽井沢、世界遺産・平泉
●汚染隠しの疑惑ほか

「私の街は大丈夫でしょうか?」—本誌が独自調査を始めて以来、読者からの問い合わせが殺到している。思わぬ場所に潜むホットスポット。正確な情報を持つ以外に、私たちが対抗する術はない。

■柏の葉公園の滑り台下

 岩手県平泉町---。

 6月25日に世界文化遺産の登録が決まったばかりの同町には、観光客がいま大挙押し寄せている。

 JR平泉駅を降りると、いたるところに「祝平泉世界遺産登録決定」の幟が見える。世界の観光名所に名を連ねたことで、地元は喜びに沸いている。

 しかし、地元民も観光客も知らない事実がある。

 平泉駅前ロータリーの街路樹の下で、本誌記者はガイガーカウンター(線量計)のスイッチを入れた。

 0.47、0.54、0.65・・・。

 約30秒ごとに更新される値は、いずれも0・4マイクロシーベルト/時(以下、単位はすべて同じ)を超えている。画面の背景が黄色く変わり、「HIGH」の文字が危険を知らせる。

 同町でもっとも有名な観光地は、言わずとしれた中尊寺金色堂だ。奥州藤原氏ゆかりの寺は国宝にも指定されている。記者が訪れた夕方5時は拝観終了の時刻にもかかわらず、たくさんの参拝客が駆け足で入っていく。

 金色堂前の植え込みを計測した。

 0.88---。

 住宅地なら、避難を考えたほうがよいレベルの線量だ。他の場所も高い。

・参道入り口  0.75
・釈迦堂前  0.45
・阿弥陀堂前  0.36
・能楽殿前  0.64
・本堂前  0.57
・参道駐車場  0.77

 ここまで調べれば、もう結論は出ている。

 新世界遺産・平泉は、放射能に汚染されているのである。

 この事実を駅前の商店主に知らせると、心底驚いた顔をした。

「ウソでしょう。だってここは福島(第一原発)から150km以上離れてるんだよ。ここより近い山形や米沢、仙台市内だって線量は高くないのに、平泉が高いなんてありえない」

 本誌とて、せっかくの世界遺産ブームに水を差すために来たわけではない。だが、世界に知られる観光地になったからこそ、汚染されている事実に目をつぶることもまた、できない。

 表を参照してほしいが、近くの栗駒山いわかがみ平で2.17、奥州市で1.35という驚くべき値が出ているからなおさらだ。

 本誌はこれまで2週にわたり、全国の放射線量を独自に計測してその数値を公開してきた。調査したスポットは1000ヵ所以上にのぼる。読者からは、

「私の住んでいる街も測ってほしい」

 と訴える電話が殺到し、人々の放射能への関心、いや恐怖がいかに強いかを改めて認識した。

 これまでの取材や識者の見解を踏まえて、放射線量は0・19がひとつの安全基準で、それ以上なら要注意、0.60を超えたら避難も検討したほうがよい、と本誌は提言している。

 前号では全国500ヵ所の実測データを掲載し、0.19はもちろん、0.60を超えるホットスポットを広いエリアで観測したことを報じた。

 実は全国には、まだまだ知られざるホットスポットがある。平泉のように、これまで報じられたこともないのに0.8を超えるような「スーパーホットスポット」も存在する。今号はそうした超高線量地点を中心に、引き続き独自調査の結果を報告していく。

 編集部にかかってくる電話でもっとも多いのが、柏市、流山市など千葉の高濃度汚染地帯に住む人々からの不安の声だ。東葛地区と呼ばれるこのエリアは、調査中に住民から声をかけられることが多い。

 今回の調査でも、柏市の新たなスーパーホットスポットが次々に見つかった。

 つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅。東京大学や千葉大学のキャンパスが近い、新興住宅地兼文教地区だ。

 駅前ロータリーのアスファルト地上1mが0.51。地表面が0.75。十分に高いが、線量計が激しくアラーム音を発したのは、近くの側溝を計測した時だ。

 1.09、1.32と数値が上がっていき、最高で1.68、10回計測した平均値も1.47と、軽々と1を超えてしまった。画面には真っ赤な「DANGEROUS(危険)」の文字が躍る。

 駅には複合商業施設「ららぽーと柏の葉」が隣接しているが、そこで会った30代の主婦はこう話した。

「週刊現代に限らずいろんな雑誌で柏がホットスポットと書いてある。文教地区で公園もあり、子育てに最高の環境だと思ってマンションを購入したのに・・・。ここまで悪い意味で有名になったのだから、行政にしっかり対応してほしい」

 柏の葉公園の滑り台下から1.30、トイレ脇でも1.25と、あちこちに危険な場所が潜んでいる。「柏の子どもたちを放射能汚染から守る会」を始めとする住民が1万の署名を集め、6月28日には秋山浩保市長に早期対策を求める要望書を手渡した。これほど住民の不安が募っても、柏市はまだ動かない。

■東葛に「放射能の足跡」

 これまで流山市総合運動公園や流山おおたかの森駅前がホットスポットになっていることを報じたが、同市内をさらに調べる。

・南流山駅前 0.53
・江戸川土手草地 0.54
・流山高校前 0.65

 今回はスーパースポットは見つからなかったが、やはり市内全域が高い。南隣の松戸市もそうだ。

・新松戸駅前 0.56
・流通経済大学新松戸キャンパス前側溝 0.68

 では、柏、流山、松戸の周辺は、どこまで汚染が拡がっているのか。隣接する各市の線量はこうだった。

・鎌ヶ谷市鎌ヶ谷駅東口ロータリー 0.38
・船橋市中山競馬場南門前 0.38
・我孫子市我孫子警察署駐車場付近 0.39

 普通より高いが、ホットスポットと呼ぶほどの値ではない。だが、柏市の北側に接する茨城県守谷市に入ると、線量計がまた音を立て始めた。

・守谷市立沢公園滑り台下 0.50
・守谷市浄化センター近くの側溝 1.11

 枯れ葉で埋もれ水が流れない溝だったとはいえ、1を超えた。守谷市の汚染度は東葛の高濃度地帯と同レベルだと言える。

 前号でも書いたが、これらのホットスポットから北に進むと、徐々に線量は下がっていく。福島第一原発から放射能が流れてきたとしたら、なぜこうした逆転現象が起きるのか?

 その疑問を科学的に解明した人物がいる。群馬大学の早川由紀夫教授、専門は火山学だ。火山灰の拡散メカニズムをもとに、福島第一原発から出た放射性物質の動きを研究している。左に掲げたのが、早川教授が作成した「放射能拡散マップ」だ。元になっているデータは国や各自治体が発表した線量である。

 よく見てほしい。千葉の東葛地域を汚染したのは北からではなく、太平洋越えのルートだった。早川教授が解説する。


福島第一原発「放射能拡散マップ」
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/b/f/350/img_bf35fb22a7d0421d2aa23f0b508bcf04168518.jpg
放射能は大きく分けて四つのルートで拡がった。一つめは3月12日に北に流れて平泉まで到達したもの、二つめは南に流れて首都圏、栃木、群馬に行ったもの、三つめが北西方向を襲った最大の汚染、四つめが海越えで千葉と東京に流れたルート


「このルートが発生したのは3月21日午前。福島から海沿いに水戸方面に南下し、柏や流山にホットスポットをつくった」

 だが、まだ疑問がある。途中の水戸市や鉾田市よりなぜ東葛が高いのか。早川教授が続ける。

「原因は雨です。3月21日、北から放射性物質を運んできた風と、南からの湿った風がここでぶつかって、放射能を含む雨を降らせたんです。その翌日に採取された東京都の水道水(松戸市に隣接する葛飾区の金町浄水場)から放射性物質が多く検出されたことも、これで説明がつく」

 図にはいくつかの矢印が記されている。矢印の方向に進む、ナメクジの足跡のようなこの帯こそが、東日本にホットスポットを作った「放射能の足跡」なのだという。早川教授がそれぞれに説明を加える。

「データを分析すると、福島第一原発からの放射性物質の大量放出は、大きく4回あったとわかりました。

 最初が3月12日の夜。南相馬から太平洋を北上して時計と反対回りに女川を経由し一関市に向かった。平泉を汚染したのはこのルートです。

 2回目が3月15日の午前中。いわき市→水戸市と南下し、そこから3方向に分かれている。宇都宮方向に向かったもの、群馬方向に向かったもの、首都圏に南下したもの。軽井沢周辺を汚染したのはこの時の群馬ルートです」

 そして最悪の放出が起きたのが、3号機の建屋が爆発した翌日の、3月15日夕方からだった。

「原発から北西方面に進み飯舘村などを徹底的に汚染し、そこから時計と反対回りで福島、二本松、郡山、那須、最終的には日光まで流れていきました」

 このルートが、現在SPEEDIなどで公開されているもので、多くの国民はこのルートしかないと思っている。

 実際はそうではなく、これが3回目。4回目の大放出が、前述した3月21日の、海越えで東葛を汚染したルートだった。

 恐ろしいのは「原発からいつ放射性物質が大量発生したか、誰もわかっていなかった」という事実だ。

「多くの人は爆発が直接の原因で放射能が拡がったと思っているが、それは違います。イメージで言うと、爆発などで施設のどこかに穴などの不具合が生じ、ある時シューッと漏れ出す、という感じだと思う。

 その証拠に、最悪の放出が始まった3月15日の夕方には、爆発的事象は起きていないのです」

 これが何を意味するか。今後、爆発がなくても再び大量放出される危険性は十分にあるということだ。表面的に原発が落ち着いたからといって、けっして安心できないのである。

 早川氏の地図は行政のデータを元にしているが、本誌はその裏付けを独自調査によって行った。

 まず日光。長野の小諸までをつなぐ日本ロマンチック街道沿いに調べる。

・日光市運動公園水飲み場付近 0.56
・日光市丸山公園滑り台下の芝生 1.12

 いきなり1を超えるスーパースポットに出くわす。日光の顔、東照宮正門は高台にあるからか、0.36と数値が下がったが、1以上がまだまだ続く。

・那須野が原公園正面駐車場 1.38
・那須塩原市立関谷小学校正門前 1.57
・那須塩原市立金沢小学校正門前 1.25

 とても小学生が通える汚染度ではない。

 ちなみに那須塩原は山裾が異常に高く、平地がそれに続くが、山の中に入ると線量は少し下がる。隣接する那須町の山中に皇室の那須御用邸があるが、その周辺は0・57と、高い水準ではあるが避難レベルにはいたらなかった。

■都内はホットスポットだらけ

 これまで知られていなかった3月15日午前の群馬ルートも調べた。気になるのはやはり避暑地・軽井沢の線量だ。

・JR軽井沢駅前 0.36
・南軽井沢交差点付近 0.34
・軽井沢中学校正門前 0.38

 やや高いが同じく避難レベルではない。マップを見ると汚染ベルトはそこから北上、川場方面へと時計回りに伸びる。

・沼田市道の駅白沢の駐車場 0.52
・川場村川場スキー場前 0.48

 忘れてはならないのが、放射線量の高さは近い場所でも地形によって劇的に変わる可能性があることだ。

 川場スキー場へとつながる峠道の、S字カーブ。ちょうど雨が流れつきそうな場所を調べると、線量計が激しく鳴り、画面が真っ赤に染まった。

 2.27---。

 今回の調査のなかで最高の数値、まさにスーパーホットスポットだ。このように、ホットスポット周辺には必ずスーパースポットが隠されている。行政の定点観測では、そうした危険な場所はわからない。

 3月21日に発生した第4の大放出。葛飾や足立などの東京23区東部を汚染したのも、東葛と同じくこのルートだった。

・足立区役所前 0.45
・足立区ベルモント公園水飲み場付近 0.49

 都内では高い水準だがスーパーホットスポットではない。しかし地道に調べると、やはり見つかるのだ。

 区内でも人が集まる東武竹ノ塚駅前。近くの側溝で線量は0.69と跳ね上がった。のぞき込むと、汚泥が盛り上がって水が滞留している。こういうところは間違いなく線量が高い。

 そして、これまでも報じてきた文京区。週刊現代を発行する講談社は、同区の坂に囲まれた窪地に位置している。

・文京区講談社社屋裏の植え込み 0.34
・文京区講談社社屋裏高速道路下の側溝 0.42

 文京区のある母親は、千代田線千駄木駅近くで2.39のスーパーホットスポットを発見したと、ネット上で報告している。

 本誌記者が多くの時間を過ごす講談社周辺とて、汚染と無縁ではない。さらに新たな調査で、同じく都内の文教地区、目黒区にもホットスポットを見つけた。

 区内を南東方向に流れる目黒川。桜の季節は都内有数のお花見スポットとして賑わうこの川沿いの植え込みを調べると、0.45という場所があった。目黒駅から坂を下りきったところにある、目黒雅叙園前の側溝でも、0.30を測定。さらに、東大駒場キャンパスの、土の運動場脇の側溝でも、0.44というホットスポットを発見したのである。

 足立、葛飾、江戸川、台東、文京各区以外は、都内の線量はだいたい0.1~0.2の間で安定している。しかし徹底的に調べれば、都内のどこでも必ず0.3超のスポットが見つかる、というのが本誌の実感だ。

 汚染マップを作成した早川教授は、国や自治体の線量調査に対する姿勢に疑問を投げかける。

「たとえば足立区。原発事故後にデータをずっと出していたが、すでに数値が上がり始めていた3月28日に、機器の故障を理由に発表をやめてしまった(5月11日に再開)。あれでは、数値が高いから隠したんだと思われても仕方がない(足立区は本誌の取材に「機器の故障で修理に出していた」と回答)。

 東京都の新宿モニタリングポストの数値も怪しいですね。個人レベルの調査ではなく、共産党の都議団がきちんとした機器で測った数値と比べても、半分くらいの低さです。数値が低く出るようなクセのある機械を使っているのか、何かからくりがあるはずです」

 本誌は今後も、放射能汚染の独自調査を続ける。なぜなら、政府は国民が放射能を恐れることに疲れ、現状を甘受する日を待っているからだ。思うツボにはまるわけにはいかない。

全国1000ヵ所 放射線量独自調査 ホットスポット偏 :クリック拡大
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/c/8/600/img_c803a0b71563e52e77718b0b2e3fe19e856288.jpg

「週刊現代」 2011年7月16・23日号より
 

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コメント
 
01. 2011年7月14日 09:55:39: YwvaHg4rQ6
文科省のデータを基にしたシミュレーション。
3月14日の爆発で奥羽山脈沿いにプルームが拡大。
http://www.youtube.com/watch?v=DGnKN7NzYik

02. 2011年7月14日 10:39:17: vYaTE3dzKU
原発事故から僅か4ヶ月でこの数値だ。
依然として昨日も4号棟の屋根から高濃度放射性物質を大量に含む蒸気が放出されていた。
さらにメルトアウトによるダダ漏れ放射能汚染冷却水は地下水を壊滅させ関東東北は2年以内に人が住むには適さなくなる。

03. 2011年7月14日 12:30:42: i2HEUVWVLs
結局のところ福島は、いわゆる棄民策がとられていくのだろう。
弱者だけが取り残される形になるわけだ。
すでに首都移転の計画も進んでいるはずだし、年内にはそうした動きがはっきりしてくるのではないか。

福島の状況は今後も改善しないだろうし、放射能汚染は緩慢ではあるが次第に拡散の度合いを強めてって、福島以北の東北はさらなる悪影響にさらされていくことになろう。

目に見えない汚染は気づくまでに時間がかかる。結果が目に見える状況に至ったときはすでに手遅れであって、慌てて逃げたところでほとんど手遅れ状態である。

地価動向にも反映してくるだろう。


04. 2011年7月14日 16:45:26: TAzZH5kgmo
なぜか鳥があちらこちらで飛べなくなったり 木から落ちたり... 

福島

http://www.youtube.com/watch?v=A09aQ1XdWbk


05. 2011年7月14日 19:23:45: U3n3rrhRKg
アトミックボムNo.3、地震、噴火、異常気象、新種のウィルスの続発で地球壊しを加速進行中。
ウィキリークスで各国政治家もボロクソ。
ICCからブッシュの時にぬけたのは、罰逃れとゴーサイン。
拷問大好きの変態ブッシュの時からやっていることは、
http://tomiman-daitoku.blog.so-net.ne.jp/
日本はモルモット。
福島後米は、日本は国民を殺す政策をとってきたとハッキリ言っている。
宇宙ステーションへ逃げ込むことぐらいしか能のない奴らチキンにビビることはない。
知恵も技術も持っている庶民が現実を知り、声をあげつづければいい。

06. 2011年7月14日 21:04:20: nsfDgGp64w

 放射線の人体への影響として、第一に「発がん」があげられるが、放射線によるがんと放射線以外の原因によるがんを、症状で区別することはできない。

 放射線ががんを引き起こすかどうかを知るためには、放射線を受けた集団と、放射線を受けなかった集団、この二つの集団を比べて、発がん率の違いを調べるのである。

 原爆を投下され大きな被害を受けた広島・長崎の被爆者を長年調査した結果、だいたい100〜150ミリシーベルトを超えると、放射線を受けた集団の発がん率が高くなることがわかっている。裏を返せば、100ミリシーベルト以下では、発がん率が上昇するという証拠がないのである。

 がんはさまざまな原因で起こる。細胞分裂の際のコピーミスが基本なので、放射線のみならず、老化、タバコや酒、ストレス、不規則な生活習慣でも起こる。

 100ミリシーベルトの放射線を受けた場合、放射線によるがんが原因で死亡するリスクは最大に見積もって、0.5%程度と考えられている。

 現在、高齢化の影響もあり、日本人の2人に1人は(生涯のどこかで)がんになり、3人に1人はがんで亡くなっている。つまり、がんで死亡する確率は(だれにとっても)33.3%である。放射線を100ミリシーベルト受けると、これが33.8%になることを意味する。

 人口1000人の村があれば、そのうち333人は、放射線がなくても、がんで死亡する。この村の全員が100ミリシーベルトの放射線を被ばくすると、がんで死亡する人数が、338人になるだろう、ということである(現実には、増加は5人以下だと思われるが)。

 ところで、発がんのリスクは、実はタバコのほうがずっと大きいのである。
 
 日本人の場合、タバコを吸うとがんで死亡する危険が、吸わない場合より、1.6〜2.0倍になる(国立がん研究センターがん予防・検診研究センター予防研究部)。

 一方、2シーベルト(2000ミリシーベルト)も浴びないと、がん死亡のリスクは2倍にはならない。タバコの発がんリスクは、放射線被ばくとは比べものにならないほど高いのである。


07. 2011年7月14日 21:07:33: nsfDgGp64w

 500ミリシーベルトの放射線を一度に(勢いよく)全身に受けると、白血球が減少する。しかし、1日当たり1ミリシーベルトの放射線を、500日かけて受ける場合は、白血球は減らない。積算量は同じ500ミリシーベルトでも、放射線を浴びる期間の長短によって影響が違ってくる。

 人間は一度に200グラムの食塩を摂取すると、50%の確率で死亡する。しかし、厚生労働省が日本人の塩分摂取量の目安を1日10グラムとしているように、同じ200グラムの食塩でも、1日10グラムを20日に分けて摂るなら問題はない。代謝によって塩がその都度、体外に排出されるからである。放射性物質の場合もこれに似ている。

 毎時1マイクロシーベルト被ばくが続くと、積算して11.4年で100ミリシーベルトに達する。これは短時間であれば、人体に影響が出始める数値である。しかし、毎時1マイクロシーベルトという積算速度では、傷つけられたDNAが回復するなどの仕組みによって、医学的にはほとんど影響がないと言えるのである。


08. 2011年7月14日 21:13:05: nsfDgGp64w

 放射線がカラダに与える影響には、二つのタイプがある。「確率的影響」と「確定的影響」である。「確率的影響」は「発がん」のことを指す。放射線による発がんは、遺伝子が放射線によりキズを受けることによって、がんの発生を招くことが原因と考えられる。

 厳密に言えば、遺伝的影響(子孫に対する影響)も、確率的影響に含まれる。しかし、遺伝的影響は動物実験で認められたことがあるものの、原爆の被爆者を中心とした長年の詳細な研究にもかかわらず、ヒトでは認められたことがない。「確率的影響」=「発がん」が起こる確率は、ごくわずかな量の被ばくであっても上昇し、被ばくした放射線の量に応じて増加するとされている。これ以下の線量ならば大丈夫という境目=しきい値(閾値)はないことになるが、これはたった一つの細胞の異常(遺伝子の変化)であっても、それががんになる可能性を否定できないからである。

 しかし、100〜150ミリシーベルト未満の放射線被ばく(全身被ばくの積算)では、発がんの確率が増すかどうか、はっきりした証拠はない。

 国際放射線防護委員会(ICRP)などでは、実効線量で100ミリシーベルト未満でも、線量に従って、一定の割合で発がんが増加するという「考え方」を’念のため’採用している。

 これは、100ミリシーベルト以下でも発がんリスクが増えると考える方が、被ばくが想定される人々にとって「より安全」であるという理由によるものである。

「確率的影響」と区別しなければならない、生物に対する放射線の影響がある。「確定的影響」である。こちらは、髪の毛が抜けたり、白血球が減ったり、生殖機能が失われたりするものである。

 この「確定的影響」は、放射線で細胞が死ぬことによって起こる。逆に、(確率的影響)である発がんは、死なずに生き残った細胞に対する影響と言える。人間の場合では、遺伝的影響(子孫への影響)は、広島・長崎では観察されていないので、「発がん」以外の影響は、確定的影響だと考えてよいことになる。

 放射線のダメージを受けて死亡する細胞が増え、生き残った細胞が、死んだ細胞を補えなくなる放射線の量が「しきい値(閾値)」である。放射線の量が、しきい値に達すると障害が現れるが、それ以下であれば大丈夫というわけである。

 わずかな量の放射線を浴びても発生する「確率的影響」と、ある程度の放射線を浴びないと発生しない「確定的影響」(脱毛、白血球の減少、生殖機能の喪失など)は、区別して考える必要がある。

 2011年3月24日、3人の作業者が、足の皮膚に等価線量(局所被ばく)として2〜3シーベルト(=2,000〜3,000ミリシーベルト=2,000,000〜3,000,000マイクロシーベルト)の放射線を浴びたと報じられた。3シーベルト以下であれば、皮膚の症状(放射線皮膚炎)はまず見られない。しきい値に達しないからである。

 実効線量(全身被ばく)で250ミリシーベルトを超えないと白血球も減らない。この線量が、すべての「確定的影響」のしきい値である。これより低い線量では、確定的影響は現れない(男性の場合、100ミリシーベルトで、一時的な精子数の減少が見られる。ただし、子供に対する奇形などの遺伝的影響は、広島・長崎でも、見られていない)。

 そして、私たち一般市民が実効線量で250ミリシーベルトといった大量の被ばくをすることは、まず想定できないのである。私たちが心配すべきは「確率的影響」、つまり、発がんリスクのわずかな上昇だけである。その他のことは、問題にならない。

 チェルノブイリなどの原発事故では、住民の被ばく量の見積もりは困難である。たとえば、今回の福島第一原発事故でも、原発から30キロ以上離れている飯館村での放射線量が高いため、「計画的避難区域」に指定されている。

 原発から大気中に放出された放射性物質が、北西の風に乗って、この地域に流れ込んだことが原因である。原発事故の場合、同心円状の距離では、被ばく線量を特定できないから、個人の正確な測定がなされていなかったチェルノブイリ原発事故などのデータは信憑性が低いという難点がある。

 広島・長崎のデータでは、100〜150ミリシーベルト以上の被ばくでは、がんの発生が、被ばく線量に対して、直線的に増えていた。しかし、これ以下の線量では、発がんリスクの上昇は’観察’されていない。

 このことは「100ミリシーベルト以下の被ばく線量ではがんは増えない」を意味するわけではない。そもそも、200ミリシーベルトの被ばくで、致死性の発がんは1%増加するに過ぎない。50ミリシーベルトで、本当に、0.25%増えるかどうかを検証するだけの「データ数」がないのである。「100ミリシーベルト以下の被ばく線量ではがんは増えるかどうかわからない」というのが本当のところである。

 ただ、インドのケララ地方のように、放射性物質を含む鉱石(モナザイト)のため、屋外の自然被ばくが年間70ミリシーベルトにまで達する地方がある。しかし、そうした地域でも、調査の結果、がん患者は増えていない。実際、多くの専門家が100ミリシーベルト以下であれば、発がんリスクは上がらないのではないかと考えている。

 200ミリシーベルトで、致死性のがんの発生率が1%増えるわけであるが、もともと日本人のおよそ3人に1人が、がんで死亡する。つまり、100ミリシーベルトで、がんによる死亡リスクが33.3%から33.8%に、200ミリシーベルトでは、34.3%に増えるというわけである。


09. 2011年7月14日 21:15:03: nsfDgGp64w

 放射線の人体への影響を考える場合、積算値で年間100ミリシーベルトを基準にする。放射線医学総合研究所が作成した「放射線被ばくの早見図」を参考に説明する。
http://www.nirs.go.jp/data/pdf/hayamizu/j/0407-hi.pdf

 広島・長崎の被爆者を長年追跡調査した研究結果から、積算値が100ミリシーベルト以下の場合、人体に明らかな影響があるとは言えない。(具体的には発がん率の上昇が見られないのである。)

 とはいえ、人命に関わることなので、「証明はできないが、ほんのわずかに危険性が増しているかもしれない」ということを想定して、許容できる放射線量の基準を設けているのである。これを「安全側に立つ」と言う。

 そもそも、緊急時ではなく、平時における一般公衆の年間線量限度は1ミリシーベルトである。これが世界標準。他方、自然放射線量は、日本平均で1.5ミリシーベルト、世界平均だと2.4ミリシーベルトである。平時では、自然被ばくの他に、年間1ミリシーベルトまでの被ばくを許しているわけである。

 国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告では、緊急時の場合、年間20〜100ミリシーベルト、復興時には年間1ミリシーベルトに戻すべきだとされている。

 福島第一原発の事故に際して、日本政府が当初採用した基準は、予測される実効線量が10〜50ミリシーベルトならば屋内退避(福島第一原発から半径20〜30キロ圏内)、50ミリシーベルト以上ならば避難(同、20キロ圏内)というものであった。

 これは、原発事故から1〜2日というような短期間に大量の放射線を受ける場合の健康被害を想定して作られたもの。放射性物質は必ずしも同心円状に広がるのではなく、風向きや地形に左右されるため、20〜30キロの内外にかかわらず、積算線量の高いところと低いところが出てくる。また、長期間にわたって積算された被ばくを想定していなかったので、政府は新たな基準を策定した(2011年4月11日)。

 それによると、「計画的避難区域」は、事故発生から1年の期間内に積算線量が20ミリシーベルトに達する恐れのある区域。国際放射線防護委員会や国際原子力機関(IAEA)の基準を考慮したものである。(1カ月を目処に避難が求められていたが現在も続いている。)

 また、「緊急時避難準備区域」は、これまで「屋内退避区域」となっていた福島第一原発から半径20〜30キロの区域のうち、「計画的避難区域」以外の区域を指す、とされた。

 基準値は、事故直後の「緊急時」から、復興途上の「現存被ばく状況」、そしてそして「平時」へと段階的に移行するべきものである。

 現在私たちが置かれているのは「現存被ばく状況」である。「平時」の基準を適用することは現実的ではない。(とはいえ、現存被ばく状況の「年間積算量20ミリシーベルト」は暫定的な基準であり、平時の1ミリシーベルトに近づける努力は必要である。)

 また、こうした基準値は、絶対的なもの、これを超えること自体が「危ない」ものだと考えるべきではない。私たちが抱えているのは被ばくのリスク「だけ」ではないからである。避難や規制に伴うさまざまなリスクや心理的な負担と、被ばくのリスクを勘案し、より「まし」な方を選択しなければならない。

 もちろん、原発事故により、不要なリスクを抱え込むことになったこと自体は、悲しむべきことである。しかし、こうなっってしまった以上よりよい方向を探るしかない。どんな選択でもリスクがゼロということはないのであるから。

 リスクを引き受ける当事者が主体となり、その実情に応じた柔軟な対応がなされることが望ましいと言えるであろう。


10. 2011年7月14日 21:50:25: OgQRIXec3c
今後起きること。


http://twitpic.com/4hglne
「核実験以前に対するがん死亡の増加率(日本全国の5〜9歳男児)」


http://blog-imgs-47.fc2.com/s/a/i/saigaicom/20110504203350695.jpg
核実験当時に比べて圧倒的に放射能汚染値の高い現在のグラフ


http://fujiwaratoshikazu.com/_src/sc1244/13.png
政府は「肺がんやその他の病気は喫煙が原因だ」とみなさんに信じてほしいと思っています。


http://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/
「放射線と健康」
アーネスト・スターングラス博士

 アーネスト・スターングラス博士は、ピッツバーグ医科大学放射線科の放射線物理学名誉教授です。
 1967年から同大学の放射線物理・工学研究所を指揮し、X線と放射線医療診断における放射線量を低減させる新しい投影技術の開発をしました。
 さらに、放射性降下物と原子炉核廃棄物による人間の健康に対する広範囲な医学的影響調査研究を行い、その結果をアメリカ議会で発表しています。
 著書に「低レベル放射能」(1972年)、「隠された放射性降下物」(1981年)、「ビッグバン以前」(1997年)などがあります。

 現在は、ニューヨークの非営利団体である放射線と公共健康プロジェクトの科学ディレクターです。
 アメリカ物理学会会員であり、以前は北米放射線学会会員でした。 2006年3月、長年に渡って低レベル放射線の危険性を訴えているアーネスト・スターングラス博士が初来日し、全国で講演会を行いました。
 スターングラス博士は、アメリカとソ連が核実験を繰り返していた冷戦当時、核実験の死の灰(放射性降下物質)による放射線の影響で世界の子どもたちの白血病やガンが急増している事実を議会で報告し、それがきっかけとなって米ソ核実験停止条約が締結されました。

以下は2006年青森市での講演記録です。


11. ケロリン 2011年7月14日 23:57:45: 6aICm6xzPa6aE : OYXZNtmeUE

>06.〜09. 2011年7月14日 21:04:20: nsfDgGp64w ・・・よ。


すでに、おまえは<御用>犯罪者だな?
そんな大本営発表記事を、今さら誰が鵜呑みにする?

>現在、高齢化の影響もあり、日本人の2人に1人は(生涯のどこかで)がんになり、3人に1人はがんで亡くなっている。つまり、がんで死亡する確率は(だれにとっても)33.3%である。放射線を100ミリシーベルト受けると、これが33.8%になることを意味する。

戦後から、ボカスカと世界中にまき散らされてきた、放射性核種で、その<3人に1人はがんで亡くなっている。>ということだ。ビキニ環礁での水爆実験の後、原住民の急激な健康被害でハッキリ結果は出てるんだよ・・・。
<高齢化やタバコなどと、近年のガン死亡率トップに浮上は、全く関係がない>・・関係が多いにあるのが、近年の地球上での核実験と日頃からチョロチョロと絶え間なく流れ出している、ゲンパツからの<放射能核種>が、最大の原因なんだよ・・・。

大本営広報は、すでに効力はね〜よ・・・。
スッこんどれ!・・>06.〜09. nsfDgGp64w ・・・よ。


12. 2011年7月15日 00:31:54: kDgQKiQww2
>>10
http://blog-imgs-47.fc2.com/s/a/i/saigaicom/20110504203350695.jpg
このグラフですが、なぜ茨城だけが突出して高いかというと茨城のモニタリングポストだけが地上に近い場所にあったのに対し、ほかの地域のものは地上数十メートルに設置されていたのが原因だそうです。つまり茨城のみが正確に計測されていたらしいです。

13. 2011年7月15日 00:34:48: zhpT3iPCSQ
人間と環境への低レベル放射能の脅威―福島原発放射能汚染を考えるために [単行本]
ラルフ・グロイブ (著), アーネスト・スターングラス (著), 肥田 舜太郎 (翻訳), 竹野内真理 (翻訳)

の英語版、The Petkau effect : nuclear radiation, people, and trees, は、1992年に出版され、Ralph Graeub によるオリジナルのドイツ語版、Der Petkau-Effekt und unsere strahlende Zukunft, は1986年に出版されています。低レベル放射能については、これから一人一人が学んでいかなければなりません。その最初の一歩としてこうした記事に、感謝します。


14. 2011年7月15日 01:16:17: HDIrwmDIn6
ゴフマン説によれば、100ミリシーベルト被曝で、0歳児の約15パーセント、10歳児の約11パーセントがガン死する計算なのだが。
ちなみに50歳以上は1パーセント以下と、年齢差によるリスクの開きは大きい。

ちなみに原発推進御用学者は、ゴフマン説の1/4程度の死者数を主張している。
これを多いととるか、少ないととるか。

福島では今、甲状腺被曝など、内部被曝を足し合わせれば実質的に100ミリを超えている児童、乳幼児は数え切れないだろう。
いずれにせよ、もうすぐ結果が出始める。

年寄りがガンで死のうが寿命と割り切れるが、若年のガンを自然死と割り切れるかどうか。

33.8%云々は、あまりにも幼稚な数字のトリックだ。

これを認めれば、人間はいつか必ず死ぬ、その確率は100%なんだから、100人や1000人が強盗強姦快楽殺人等で殺されようが、騒ぐほどではないという考えも認めなくてはならなくなる。


15. 2011年7月15日 03:23:54: 9l8wAwjatw
癌死の確率が0.5%上昇するということは、癌死に至らなくとも健康が害される確率はこれよりずっと高くなるんじゃないのか。

全くひどい話だ


16. 2011年7月15日 04:47:37: O0B4u7e1oQ
 
>放射線の人体への影響として、第一に「発がん」があげられるが、放射線による
>がんと放射線以外の原因によるがんを、症状で区別することはできない。


確か数日前に区別可能となる遺伝子マーカが発見されたよ。
もう被曝当時の毛髪を保存する必要すらなくなった。
年輪の様に遺伝子に残る。


17. 2011年7月15日 07:31:36: GYDPhpvTTA


すべての人へ

YOU ARE LOVE(訳詞付) - Janis Ian
http://www.youtube.com/watch?v=9HEbdkpboOI&feature=related

絶望ぜずに、復活の日を信じましょう。

.


18. 2011年7月15日 07:59:16: girN18U64E
それなのに避難した人達を、
家に帰そうとする計画が進んでるこの国は
殺人国家だ。

あ、もう、どこに居ても放射能値が高いから同じってことか?


19. ケロリン 2011年7月15日 18:52:01: 6aICm6xzPa6aE : OYXZNtmeUE

広島・長崎の放射能拡散が終わった後、といっても、たかだか800gのウランだが、それを発端に世界中で、放射能の空中散布が、競うようにまき散らされてきていた。

戦後、米の女性陣のタバコの禁煙が始まり出した。別段、悪いことではない。ところが、広島・長崎・ビキニ環礁の直後から逆カーブを描きながら、肺ガンが急上昇し出した。禁煙カーブの急下降と交差しながら、未だに、肺ガンは上昇の一途をたどっている。米国原発周辺の乳ガン被患率は他地域の約2倍だ。米の御用学者発表だ。

戦後世界的にガン死が急上昇している。高齢化で、当たり前のように刷り込まれているとすれば、奴隷意識の代表的サンプル、ということになる。TVや新聞情報で操作されれば、そうなるが、中には九電ツイッター操作のような、我善しエゴの固まりのようなオッサンも居るからね・・・。


ご丁寧に数字並べて、結局は、我がが生活が大事・・・
<年寄りと子供が一番熱中症で被害が出ます>・・・だとよ。
ウソつけゲロゲロ・・・てめぇ〜のことしか考えないこの
おためごかしの代表選手・・・。
ほんとうに、根っこから気持ち悪い連中だな?

原発なくなりゃ、シゴトが無くなる・・あぁ〜心配・・・・。

真っ先に、本音を吐き出せ・・・。
>06.〜09. nsfDgGp64w ・・・よ。


ひとことでも、何か返さんかい?


20. 2011年7月15日 19:52:00: mC10ZnMYIY

 旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所では、1986年4月26日午前1時24分、安全装置の電源を切るなどの規則違反の試験運転が行われ、原子炉が暴走した。これにより炉心が高温になり、溶けて燃え、破壊したのである。発電機のあった建屋が吹き飛び、炉心に配置されていた黒鉛が発火し火災となった。

 原子炉の暴走が生じたが、爆発は燃料と冷却材の反応および高温の水素と一酸化炭素が空気と混合したことによるものである。格納容器による防護がなかったため、10日間で2エクサベクレルという多量の核分裂生成物が放出された。急性死亡者数は消防員や発電所職員ら30名、急性放射線障害による公衆の死亡者はなかった。

 発電用の炉心は決して核爆発を起こさない。それには2つの理由がある。ひとつは、発電用の燃料のウラン235の濃縮度が数パーセントと低いことにある。爆弾の濃縮度は90パーセント以上である。もうひとつには、発電用の燃料棒の被覆管が薄いために少し高温になると溶けて破れるからである。一方、爆弾では燃料は硬く分厚い金属で包まれており、かなり高温高圧にならなければ壊れない。内部がかなりの高温高圧になって初めて破裂するような構造になっているのである。

 もし広島や長崎のような核爆発がチェルノブイリ原子力発電所で起きたなら、半径2キロメートル以内の建物が爆風(衝撃波)でほぼ完全に破壊され炎上してしまう。この場合、おびただしい数の犠牲者が発生することになるのである。広島と長崎の両市の急性の犠牲者数は、数万から10万人である。一方、チェルノブイリでは30人である。

 核爆弾と原子力発電所の事故では、どちらも核燃料に原因があるが、災害の様子と規模はまったく異なるのである。したがって、防護と防災の仕方も、一部似ているが、大半は異なる。チェルノブイリ原発事故は核爆発ではなかったのであった。

 ソ連の原子炉では、燃えやすい黒鉛を水の替わりに使っている。黒鉛といえば炭であるから、大事故の時には火災になる。一方、日本の原子炉では普通の水を核燃料の周りに蓄えている。これを軽水炉と呼んでいる。水というのは火を消すほうであるから、日本の原子炉はチェルノブイリのような火災にはならない。

 ソ連型チェルノブイリの黒鉛炉は、事故で黒鉛が高温になり燃えだしたのである。そのため大火災になり、多数の消防士たちが消火作業にあたった。破壊した原子炉から10日間も放射性物質が大量に環境へ放出された。放射性物質のなかでも、特にヨウ素131という核種が、健康被害の原因となった。

 この消火作業で、消防士たちはベータ線による熱傷を受け、全身をガンマ線で被曝したのである。129人の重傷者は、翌27日に、モスクワの専門病院へ収容された。そのうち30人は、致死線量に相当する急性放射線症状を示していた。結果、28人が死亡したが、そのうちの17人は放射線が原因であった。

 チェルノブイリ原子力発電所の30キロメートル圏内で生産された牛乳は、放射性ヨウ素により汚染されていたが、出荷され、周辺の町で消費された。この事情は、30キロメートル以遠でも同様であった。

 チェルノブイリ原子力発電所の火災とともに噴出した核の灰は気流に乗って広範囲な地域に降下したのである。特にその時に雨の降った地域は汚染した。その地で生産された牛乳は、高濃度に放射性ヨウ素で汚染された。困ったことに、それは消費地へ出荷されたのである。

 ヨウ素はホルモンをつくるための必須の元素で、体内へ取り込まれると甲状腺へ蓄積される。特に成長期の子供たちの甲状腺は、放射性ヨウ素で汚染された牛乳により高い線量を受けたのである。甲状腺線量の80%が汚染された牛乳の摂取が原因だったとロシアの専門家が報告している。

 放射性ヨウ素131の半減期は8日である。30日も経過すれば、その危険もかなり弱まるのである。ソ連では、当時食糧事情が悪く、汚染された牛乳を流通せざるを得なかったのであろうか。今の日本では考えにくいことである。その他、広範囲に屋内退避がなされなかったこと、そしてヨウ素剤が配布されなかったことが重なり、住民たちの甲状腺が危険な線量を受けてしまったのである。

 事故当時の子供たちに、その後甲状腺ガンが目立って発生した。事故前には年間10万人あたり1人未満のまれな病気であったが、事故後に徐々に増加し、数人から10人の発生となったのである。

 ウクライナ、ベラルーシ、ロシアでの小児甲状腺ガンは世界保健機構(WHO)の調査報告によれば、2002年までの総数は4000人である。小児甲状腺ガンは外科治療による治癒率の高い病気で、他のガンと比べて転移による死亡も少ないのである。こうしたことから、3カ国でのガン死亡は、2002年までに15人である。

 チェルノブイリ原発事故被災者らの全身線量を、6段階区分で説明する。

単位:シーベルト(1シーベルト=1000ミリシーベルト)
レベルA:4以上、レベルB:1〜3、レベルC:0.1〜0.9

単位:ミリシーベルト(1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト)
レベルD:2〜10、レベルE:0.02〜1、レベルF:0.01以下

 事故当日の消防士などの緊急作業員はレベルAおよびBの線量である。この中で、レベルAの緊急作業員28人が急性放射線障害で死亡した。

 その後、石棺などを建設した復旧作業員はレベルCである。この人たちは、急性放射線障害は発生しなかった。ただし、白血病や発ガンのリスクを負ったのである。平均0.1シーベルト(=100ミリシーベルト)とすれば、10万人あたり400人に致死ガンが発生することになる。

 年齢を重ねると誰でも発ガンの可能性が高まる。いろんな原因でガンになるのである。放射線も原因のひとつである。この種の研究は、レントゲンの発見以来、続けられている。広島原爆の時の半径500メートル以内の生存者78人の線量はレベルBである。1972年から25年間の死亡数は45名で、死亡時の平均年齢は74歳で、顕著な寿命短縮はなかった。

 放射線防護学の研究グループは、東京都での核兵器テロ発生を想定し、発ガンによる寿命短縮を予測計算した。レベルBの線量を受けた生存者の平均寿命短縮は4カ月になり、広島と同様な結果で、放射線災害の生存者の寿命短縮は顕著にならないことを示したのである。もちろん健康被害を受けることにはなるのであるが、現状の日本の医療を受けた場合の予測である。

 100ミリシーベルト未満の低線量では、致死ガン発生の危険性は実効的に無視できるという説がある。それは広島・長崎の長年の生存者の調査から、顕著な発ガンが見られない事実から言われていることである。

 チェルノブイリの汚染地に暮らす線量レベルD(2〜10ミリシーベルト)以下の被災者の平均寿命短縮期間は10日未満と、放射線防護学の研究グループは予測している。チェルノブイリ周辺の3カ国の平均寿命が60歳前後であるので、低線量の被災者たちは、甲状腺以外の発ガンは顕著にはならないと考えられているのである。

 WHOでは、この100ミリシーベルト以下の線量に対しても、発ガン数を計算し、指定数に加えている。汚染地の住民の平均線量は7ミリシーベルトであり、この低線量から5000人が、ガン死すると計算した。この低線量被災者に対する推定は、はなはだ疑問がある。2002年までのガン死亡数15人とも矛盾している。

 リスクを過大評価し公衆に説明するのは、緊急時にはプラスに作用する。しかし、事故後20年も経過した復興期には、不安を住民に与えるだけである。こうしたマイナス面を、国際機関であるWHOの専門家たちは理解すべきである。

 原子力発電所の事故災害では、核爆発は生じない。すなわち、核爆発の特徴である、衝撃波や閃光(熱線など)による災害にはならない。そのため、被害規模として、広島や長崎のような核兵器の戦闘使用による、都市が壊滅することはない。

 原子力発電所事故災害は放射線障害になる。環境へ放出された放射性物質の放射能の大きさを比較した場合、チェルノブイリを1とすると、広島(1945年)が3万、ビキニの核実験(1954年)が1400万となる。ただし、広島の空中爆発では、ほぼ100%の放射性物質は高温のため、さらに上空へ昇り、広島市に降下しなかった。

 ビキニ環礁での地表核実験では、発生した放射性物質の50%〜80%が海面や島へ降下した。ビキニの実験では、広範囲(およそ100キロメートル四方)に立入禁止となったが、大量の核の灰が風下に降下し、160キロメートル地点のマグロ漁船の第五福竜丸や、190キロメートル地点のロンゲラップ環礁の島民が危険な放射線障害を被った。そのため、ロンゲラップの全身被曝量がレベルB(1〜3シーベルト=1000〜3000ミリシーベルト)となった被災者の7%が甲状腺ガンとなった。一方、チェルノブイリ事故では、世界保健機構が調査した720万人の被災者の0.07%が甲状腺ガンとなった。すなわち、発ガンについても、核爆発災害がより危険であることが示されている。

 チェルノブイリ事故後、原子力施設内部に数年間の間に何度も入って調査をしたある科学者がいた。
彼は、総計9000ミリシーベルトの被曝をしたが、元気に生きていると聞いた。この被曝線量値は、瞬時に被曝した場合には、致死量であるが、このように分割被曝では、致死とはならなかった。
この分割被曝の人体影響は、瞬時被曝よりも小さい影響となるようである。
さらに被曝の時間当たりの量、すなわち線量率も人体への影響の仕方に変化を与えると考えられる。
すなわち同じ線量値を、低線量率で被曝する場合は、それを高線量率で被曝する場合と比べて、人体影響は少ないようだ。
生物の高度な修復機能と関係があるのかもしれない。
この問題は、現在放射線生物学の重要なテーマとして研究が続けられている。


21. 2011年7月15日 19:54:33: mC10ZnMYIY

 放射線被曝のリスクは広島・長崎の原爆被爆者のデータ(大線量被曝)をもとに推定されている。リスクが線量値に比例すると仮定した国際放射線防護委員会の1990年勧告値をもとに、被曝線量に対するリスクが推定できる。これによると、1ミリシーベルトの瞬時全身外部被爆した場合の致死ガンの発生率は、10万分の5である。この意味は、10万人の公衆が、全員1ミリシーベルトの瞬時被曝した場合、その中の5人が将来、致命的なガンを発症する確率にある。

 原子力事業者や政府は、平時の公衆の放射線被曝を年間1ミリシーベルト以下にする努力義務がある。しかし、万一の核災害で、数十ミリシーベルトの被曝をしたとしても、そのリスクはさほど高くはなく、個人としては心配しないほうがよい。

 この1ミリシーベルトと等しいリスクの例としては、紙巻たばこ50本の喫煙、自動車500キロメートルの走行であると考えられている。2000年の我が国の死因の3割はガンで、トップである。もし毎日20本喫煙し、それを30年間続けたならば、放射線被曝換算で、4300ミリシーベルトの半致死線量に相当するリスクになる。

 ガンマ線や中性子による外部被曝に対する人体の放射線障害は、広島・長崎の被曝者に対する研究からかなりのことがわかっている。障害は被曝後数週間以内に発症する急性障害と数カ月から数十年の潜伏期を経てから発症する後障害とに分類される。250ミリシーベルトを超えた線量を全身に短時間のうちに受けた場合に、被曝の影響が比較的早期に発生する。その症状は線量の大きさによって異なる。

 細胞の放射線感受性は、細胞分裂が盛んな細胞ほど高い。造血器官、生殖腺、腸管、皮膚などは被曝の影響を受けやすい。さらに胎児期は器官や組織が造られ細胞分裂が盛んなので、胎児は放射線の影響を受けやすい。

 被曝による人体影響の現れ方には、線量の閾値(しきいち)の有無で大きく二つに分けられる。それは確定的影響と確率的影響である。

 一つめの確定的影響は、ある量(閾値)以上の線量を被曝した場合にのみ発生する。例えば、脱毛や、皮膚が赤くなる、白内障などの影響である。症状の現れ方には多少の個人差はあっても、線量の大きさによって同じような症状が現れる。この確定的影響には次の特徴がある。
(1)同程度の線量を被曝すると、誰にでも同じような症状が現れる。
(2)症状は、閾値以上の線量で現れる。
(3)症状の重さは、線量の大きさに依存する。

 二つめの確率的影響は、閾値となる線量がなくて、わずかな線量を被曝しても、一度きっかけができると、この種の障害が発生する確率が生じると考えられている。放射線による発ガンや、遺伝的障害がこの例である。

 放射線被曝により誘発される発ガンは、線量に比例し、被曝後、長い年月の潜伏期を経て、症状が現れる。この種のガンには、甲状腺ガン、乳ガン、胃ガン、肺ガン、結腸ガン、白血病などがある。被曝後のガン発生率は、広島・長崎原爆被曝者の調査から、500ミリシーベルト以上の被曝をした場合、その被曝線量に比例してガンの発生率が増加することがわかっている。しかし、200ミリシーベルト以下の被曝者には、ガン発生率の増加は認められていない。発ガンには、放射線以外の要因があって、我が国では、4人に1人はガンで亡くなっており、低線量の放射線被曝による発ガンを確認することは極めて困難である。もし数十ミリシーベルトの線量を被曝した場合に、それによって将来ガンになる確率は、その他放射線以外の因子でガンになる確率よりも低いことになる。
なお、国際放射線防護委員会の1990年勧告では、1000ミリシーベルトの被曝に対して、致死ガン誘発の確立として100分の5の値を示している。

 放射線の遺伝的影響は、これから子どもをつくる人が生殖腺に放射線を受けた場合に発生する確率をもつ影響である。ただし、広島・長崎の原爆生存者の調査では、この遺伝的影響は見つかっていない。見つかっているのは、ショウジョウバエやマウスなどを用いた実験からである。ヒトへの影響に関しては、この生物実験の結果から遺伝的影響を推定しているだけである。もしも10ミリシーベルトの線量を被曝したとすると、将来の子孫に遺伝的影響が現れる確率は100000分の6と推定される。100ミリシーベルトならば、その確率は10000分の6となる。

全身被曝による急性放射線障害 単位:ミリシーベルト
 250以下:ほとんど臨床症状なし
 500  :リンパ球の一時的減少
1000  :吐き気、倦怠感、リンパ球著しい減少
1500  :半数の人が放射線宿酔(二日酔い症状)
2000  :長期的な白血球の減少
3000  :一時的な脱毛
4000  :60日以内に半数の人が死亡する

確定的影響の例とその閾値 単位:ミリシーベルト
一時的不妊
 男性(精巣):150
 女性(卵巣):650以上
永久不妊
 男性(精巣):3500以上
 女性(卵巣):2500以上
一時的な脱毛 :3000
白内障    :2000
胎児被曝
 流産(受精から15日)   :100
 奇形(受精後2〜8週)   :100
 精神遅滞(受精後8〜15週):120

外部被爆
体外から放射線を照射される被曝の形態。

内部被曝
体内に取り込まれた核種から放射線を照射される被曝の形態。
例えば放射性ヨウ素は甲状腺に蓄積し、その組織が集中的に被曝するので危険。
一方、セシウムは全身の筋肉に蓄積する。
人体へのリスクは放射性ヨウ素のほうが高い。
人体内に通常、およそ1万ベクレルの放射性カリウムや放射性炭素などがある。
健康影響のリスクは、概して100万ベクレル程度以上が体内に入り込んだ場合である。

 広島・長崎の原爆による放射線の被曝量(線量)は爆心からの距離別にまとめられている。1965年に暫定的に線量は推定されたが(TS65D)、1986年に日米合同の調査により再評価された(DS86)。DS86によると、広島原爆の爆心地から1000メートルの距離にいて被曝した皮膚表面のおよその線量は、ガンマ線によるものが4グレイ(=4シーベルト)で中性子によるものが0.2グレイ(0.2シーベルト)となる。光と同じく電磁波であるガンマ線は遠方まで届くが、中性子は質量がほぼ同じ空気中の水素原子との衝突によりエネルギーを失うので、遠方では大きな線量成分とはならない。

 爆発直下500メートル以内にいて生存した人たちがいた。1968〜70年に行われた原爆被災復元調査により、その圏内に78名の生存者が確認された。男性48名、女性30名で、被爆時の年齢は9歳未満3名、10〜19歳24名、20〜29歳15名、30〜39歳16名、40〜49歳17名、50〜59歳3名であった。彼らはコンクリートの建物、地下室、満員の路面電車の中にいた人たちだ。電車内の生存者が7名いたのは驚異である。

広島大学原爆放射能医学研究所(広島大原医研)プロジェクト「近距離被爆生存者に関する総合医学的研究」により、これらの生存者の調査研究が1972年から実施された。蒲田七男博士らの抹消血リンパ球染色体異常に基づく個人被曝線量推定から、これらの生存者の平均値は2800ミリグレイ(=2800ミリシーベルト)「DS86」と評価された。建物の壁などにより放射線がかなり遮蔽された結果である。

1972年から25年間の死亡者数は45名だった。その年齢別死亡症例数は60歳未満4名、60歳代10名、70歳代15名、80歳代13名、90歳代3名だった。死亡時の平均年齢は74.4歳であり、顕著な寿命短縮は現れなかった。


22. 2011年7月15日 19:56:17: mC10ZnMYIY

 核種、物理半減期、生物半減期、集積部位、1ミリシーベルトの被曝となる体内放射能、主な影響は次の通りである。

Cs-137、30年、100日、筋肉・全身、7万7000ベクレル、白血病・不妊
Sr-90、29年、骨・歯、3万6000ベクレル、骨腫瘍・白血病
I-131、8日、80日、甲状腺、4万5000ベクレル、甲状腺ガン・甲状腺機能低下
Pu-239、2万4000年、100年(骨)・40年(肝臓)、骨・肝臓・肺、4000ベクレル、骨腫瘍・肝臓ガン・白血病・肺ガン

国際放射線防護委員会の経口摂取に対する実効線量係数(㏜/㏃)より求めた値。物質の性状としては、速い吸収速度(セシウム、ストロンチウム、ヨウ素)ないし中位の吸収速度(プルトニウム)としている。この被曝は、これらの放射性物質を体内に摂取してから、その後50年間の線量である。ただし、セシウムやヨウ素の被曝はそれらの生物半減期や物理半減期が短いので、体内摂取後、比較的速やかに、体内から消失する。

内部被曝とは、体内に取り込まれた核種から放射線を照射される被曝の形態。
例えば放射性ヨウ素は甲状腺に蓄積し、その組織が集中的に被曝するので危険。
一方、セシウムは全身の筋肉に蓄積する。
人体へのリスクは放射性ヨウ素のほうが高い。
人体内に通常、およそ1万ベクレルの放射性カリウムや放射性炭素などがある。
健康影響のリスクは、概して100万ベクレル程度以上が体内に入り込んだ場合である。
アルファ線の透過力は弱く、空気中では酸素分子や窒素分子との衝突のために、数センチメートルしか届かない。また、紙一枚でも遮蔽できる。したがって、アルファ線を放射するプルトニウムで地表面が汚染しても、それだけでは被曝を心配することはない。


23. 2011年7月15日 20:19:29: ljsWnFdeiX
test

24. 2011年7月15日 20:43:04: mC10ZnMYIY

 原子力関連施設で発生する通常ではない事象の規模を評価する尺度として、1992年に国際原子力機関と経済開発協力機構・原子力機関が提案した「国際原子力事象評価制度」がある。それによると、異常事象を7段階のレベルに分類し、上位レベル7から4を事故とし、3以下を事故とはせず異常な事象としている。

 レベル7が最大の事故で、原子力施設から多量の放射性物質が外部環境へ放出される。事例としてはチェルノブイリ事故が、これに該当する。事故分類上、最も低いレベル4の事故は、所外への大きなリスクを伴わない事故である。東海村JCO臨界事故、このレベル4に分類された。社会の受けた印象とはかなりの差があるように、思われるかもしれない。しかし、科学的な判断で、レベル4と分類された。ここでは、公衆との関わりで事故の規模を分類していることに注目していただきたい。その事業所内では事故とされる事象であっても、この国際尺度では異常事象として分類されることがある。JCO事業所から漏洩した放射線による公衆の被曝線量は、最大でも20ミリシーベルトに達していなかった。また、周辺環境に顕著な放射性物質による汚染もなかった。

 これが事実でありながら、社会へ与えた恐怖のインパクトはかなりの大きさとなってしまった。このアンバランスを専門家らは真剣に受け止めている。日本人のほとんどが、放射線および被曝の科学教育を受けていない事実。無責任に被曝リスクを話す一部「科学者」たち。恐怖を煽る報道。住民たちに不信を抱かせた科学技術庁(現・文部科学省)からの被曝線量に関する説明。発電の3割を原子力に依存し、医療やその他の産業で放射線を利用しておいて、科学技術立国を唱える我が国としては、あまりにも悲しい現実ではないだろうか。


25. 2011年7月16日 00:03:56: zlxsZx2WK6
東北地方と関東地方だけかよ…視野せまっ!

平泉や福島、仙台や東京・群馬・ちばらきだけじゃなくて

甲府とか駿河とか金沢とか新潟とか箱根とか名古屋とか彦根とか御所とか
伊勢神宮とか諏訪大社・淡路・鳴門・神戸・倉敷・福山・松江・新居浜・下関・阿蘇・都城・トカラ列島・沖縄本島…

こういうところも一緒に比較しないと意味ないじゃん。

馬鹿なんじゃないの?
センスねーのw


26. 2011年7月16日 03:56:27: mC10ZnMYIY

 外部被爆の線量の大きさの違いによる、急性症状を整理する。
この知識は、100年の歴史のある放射線防護学研究の、最重要な成果のひとつである。

 全身に平均で1シーベルト(=1000ミリシーベルト)以上の放射線を被曝して急性に発症する臨床的な症候群を急性放射性症候群という。急性放射性症候群は、全線量に応じて、特定の組織への損傷の結果、顕在化する。1〜10シーベルトの線量で全身を被曝すると、造血器官が特に損傷する。10〜20シーベルトでは、腸の損傷が顕著になる。

 1シーベルトの線量値は、急性放射線障害が発症するほどに大きな値である。
8シーベルト以上の全身被曝を受けると100%死亡する。1〜2シーベルトでは死亡しない。多数の人たちが同じ線量を被曝して、ある期間内に半数の人数が死亡した場合の線量のことを、半致死線量という。例えば、その期間を60日とすると、半致死線量は4シーベルトである。すなわち4シーベルトを被曝すると、60日以内に半数の人たちが死亡する。


27. 2011年7月16日 04:37:34: mC10ZnMYIY

 1945年8月6日の広島での核爆発災害で、爆心地から半径500メートル以内で、奇跡的な生存者がいた。彼らに対して、広島大学原爆放射線医学研究所は長年の健康診断と治療を続けた。

 近距離生存者は、男性48名、女性30名で、被災時年齢は9歳未満3名、10〜19歳24名、20〜29歳15名、30〜39歳16名、40〜49歳17名、50〜59歳3名であった。彼らはコンクリート建物の奥、地下室、満員の路面電車のなか、建物の陰に居た人たちである。生死を分けたのは偶然ながらもいくつもの幸運が重なっていたようである。抹消血リンパ球染色体異常に基づく個人被曝線量推定から、これらの生存者の平均被曝線量値は2.8シーベルト(=2800ミリシーベルト)と評価された。

 1972年から1997年までの25年間の死亡者数は45名だった。その年齢別死亡症例数は60歳未満4名、60歳代10名、70歳代15名、80歳代13名、90歳代3名であった。死亡時の平均年齢は74.4歳であり、顕著な寿命短縮は現れなかった。45名の死因は、悪性腫瘍が13名、脳血管障害が13名、肺障害が6名、心疾患が6名、その他が7名である。

 放射線防護学の研究グループは、線量による発がんリスクと生命表法から、高線量被爆者の寿命短縮影響を研究している。例えば、2シーベルト(=2000ミリシーベルト)の生存者の発がん後の寿命短縮の計算結果は0.2歳であり、広島の事例研究結果と一致する。


28. 2011年7月16日 05:58:30: zhpT3iPCSQ

ドイツの科学は日本より、数歩進んでいることを認めざるをえません。

http://www.healthcanal.com/cancers/17423-Fingerprint-radiation-exposure-discovered-thyroid-cancer.html
http://www.helmholtz-muenchen.de/en/start/index.html

広い地域にわたる内部被爆は、どうなのでしょうか。
科学者は、狭い神話に捕われた発言ではなく、斬新な発見をして、世界の注目を浴びて欲しいと思います。


29. 2011年7月16日 06:35:02: mC10ZnMYIY

 核放射線による人体影響として、後年発症する障害のなかで重要なものとして悪性腫瘍がある。空中核爆発からの初期放射線に被曝した広島と長崎の生存者のなかで、顕著に増加したがんがあるのである。それは、白血病、甲状腺がん、乳がん、肺がん、胃がん、卵巣がん、多発性骨髄腫である。そのほかの種類は、増加が顕著でないものや、増加しないがんである。なお、発がん増加は、線量が0.2シーベルト(=200ミリシーベルト)以上の生存者について確認されているが、その線量以下では顕著な増加は見られない。

 広島・長崎の生存者のがん発症までの潜伏期間はさまざまである。白血病は、2〜3年の最短潜伏期の後に発症した。発症率は6〜7年後に最大となり、その後減少に転じている。線量の高い人ほど、白血病のリスクは高いのである。1990年の放射線影響研究所の報告によれば、広島・長崎の2.5km圏内生存者5万人の調査対象者に対し、白血病発生率は0.18%である。

 ビキニ被災では、ロンゲラップ島民64人のうち、1人が白血病になった。彼らの平均被曝線量は、約1.8シーベルト(=1800ミリシーベルト)である。64人のなかで1人が白血病とは、高いリスクである。白血病発生率は1.5%である。

 広島・長崎の生存者に比べて、ロンゲラップの被災者の発生率が高いのは、被災生存者の全身線量の値の差によるものである。すなわち、平均線量はロンゲラップ島民のほうが高いのである。後障害の発生率は、線量の増加とともに高まる。一方、広島の500m圏内の近距離生存者78人の白血病発生率は2.6%である。抹消血リンパ球染色体異常に基づく個人被曝線量推定から、これらの生存者の平均被曝線量値は2.8シーベルト(=2800ミリシーベルト)と評価された。広島・長崎とロンゲラップの被災者の白血病発生率は、全身線量に比例していることがわかる。

 広島・長崎の生存者で甲状腺がんは、被災10年後より増加し、25年後まで発生増加が見られた。外部被爆の場合、他の固形がんに比べて、甲状腺が有意に高いことはなかったのである。しかし、放射性物質の降下による災害だったロンゲラップの場合、この甲状腺がん発生は顕著であった。甲状腺への放射性ヨウ素の取り込みによる選択的な被曝が、大きな原因となっている。甲状腺線量の最大は小児で、200グレイ(=200シーベルト)である。その結果、ロンゲラップの被災者の甲状腺がん発生率は、7.4%とかなり高いのである。ただし、外科治療が成功し、死亡事例はない。

 放射性ヨウ素の体内への取り込みには、吸い込みと汚染食品の摂取の2つの経路がある。体内に取り込まれた放射性ヨウ素が甲状腺組織に蓄積され、その細胞が集中的にベータ線で被曝した。

 1986年4月26日のチェルノブイリ事故では、線量は低いのであるが、ビキニ被災に類似の放射線障害が発生した。原子炉の暴走による燃料の溶解と冷却材(黒鉛)との化学反応と水蒸気爆発により、発電所の屋上が吹き飛んだ。ただし、チェルノブイリ事故は核爆発災害ではなかった。

 放射性ヨウ素で汚染した牛乳の流通と消費により、被曝地域が拡大し、甲状腺が高い線量を受けたのである。最大値50グレイ(=50シーベルト)、平均1グレイ(=1シーベルト)である。特に小児甲状腺がんの増加が著しく、被災10年後に発生率が最大になった。世界保健機構の2002年の報告では、この放射線災害ではおよそ4000人が甲状腺がんとなった。しかし、手術成功率は極めて高く、死亡数は15人であった。

 これまでの核災害を比較してみて発がんに差があることがわかった。初期核放射線や核の灰(ビキニ環礁での地表核爆発で、舞い上がった核種を指す。核分裂生成物と珊瑚成分が混合し、雪のように風下に降った現象に対して使用される)により高い外部被爆を受けた生存者は、白血病発生や固形がんのリスクが高まる。一方、核の灰の降下で放射線災害に巻き込まれる地域では、甲状腺がん発生リスクが顕著に高まる。

 


30. 2011年7月16日 07:24:16: mC10ZnMYIY

 29訂正

誤:冷却材(黒鉛)⇒正:冷却材(軽水)


31. 2011年7月16日 09:03:18: PjRemh2RV6
『 国家戦略 ⇒ばれるまで何もしません。
       ⇒ばれたなら? 検討課題ですませます。

理由は下記の通り
     @【 直ちに問題は無い!! 】
     A【 担当大臣に指示しているから、責任は担当大臣にある!! 】
     B【 新法案にしか興味が無い。 】
     C【 プルトニュウムは飲んでも安全と学者が説明している! 】
     D【 笑って暮らして行けば、放射能は逃げて行くと聞いている!! 】
     E【 党利党略である。 】
     F【 もう興味は無い!! 】
     G【 納税と自己責任が国民の義務である。】
                      
                        布告 デスラー総統閣下 』

私は6歳の頃から田んぼ農作業をし、弟をあやしながら兼業農家を40過ぎまでした。
当然、牛も飼っていた。  ススキを刈り、藁を集め、糠を大切にし 子牛を買い育てたこともある。
 ・・・生きる為の農業・畜産である。
田んぼ9反程を作って得る収入は300万円程度 諸雑費を引けば月収12万円程度にしかならない。  牛一頭を三間年育てて60万円、諸雑費を引けば月収1〜2万円程度にしかならない。 
 
 でも理念がある!! 自分の食う物・作る物は安全・安心である、だから売る・売れるのである!!!

  もうそんな世界は何処にも無いか?           元貧乏百姓より。

  


32. ケロリン 2011年7月16日 11:24:06: 6aICm6xzPa6aE : OYXZNtmeUE

コラコラ・・・・、
24. 2011年7月15日 20:43:04: mC10ZnMYIY・・・よ。


>無責任に被曝リスクを話す一部「科学者」たち。恐怖を煽る報道。

・・・・だと?
何を<ぬかしている>・・ということだ。

放射能は、死ぬ、から怖いんではないんだよ。
人間には、未だにコントロールできないから、怖いんだよ。
それはある程度の知識がある学者でも素人でも同じことだ。
知識があろうが、コントロールはできない・・・・
故に、怖いんだよ。

東北<津波>では、2万人も死んでいるんだ。
福島<放射能>では、即死は10人も居らんだろう?

恐怖を煽る・・だと?
中途半端な知識しかない御用学者よりも、
素人の直感の方が、よほど現実を正しく見れるんだ。


>東海村JCO臨界事故
政府当局が認めなかった、周辺住民の被爆実態を知らないのか?
因果関係を認めない・・・それは臨界事故とは何の関係もなく
データから外される、御用情報となる。
チェルノブイリでも同じことだ。認めないデータは事故から外す。
そんな事例は、当たり前のようにして、起こっていることなんだ。

どこか、他人事のように、<悲しい現実だ>などと嘆息する前に、
明日は我が身の覚悟で、そのぼやけた精神に穴を開けんかい。



33. 2011年7月16日 13:36:12: W7PJqXD5dg
これら事実を知りながら隠し続けたり、具体的安全策を講じないままの政府、役人、トーデンなどに対して、フクシマ被災者だけではなく全国民が集団訴訟起こすべきだ。これほどまでのデタラメ滅茶苦茶無責任をやり続けるとは、これは未必の故意どころか、全くの「故意」そのものである。

34. 2011年7月16日 14:25:11: wWJgur5MrM

 体内へ放射性物質を取り込み、それにより被曝することを内部被曝という。その経路は汚染した食物、飲料水の摂取、放射性の粉塵・ガスの呼吸、皮膚からの取り込みである。放射性物質の体内の集積部位は元素ごとに異なる。例えば、セシウムは全身の筋肉組織、ストロンチウムは骨や歯、ヨウ素は甲状腺、そしてプルトニウムは肝臓、骨、肺に沈着する。

 体内に残留する期間は生物代謝によって決まる。代謝により、体内量が半減する期間を生物半減期と呼び、元素の種類ばかりでなく、その人物の年齢によっても異なる。多少の個人差がある。

 内部被曝の場合、飛程の短いベータ線やアルファ線を放出する放射性核種が特に大きな影響を与える。

 核医学診断で使用する放射性薬剤は、検査する臓器により薬剤の化学形は異なる。例えば、核種Tc-99mでは、検査の臓器として、骨の場合がリン酸塩であるが、甲状腺の場合には過テクネチュク酸塩である。

 診断での投与量をTc-99mの場合で見ると、世界平均値で、骨検査で719メガベクレル、心臓血管検査で622メガベクレル、脳検査で482メガベクレルである。これらの検査あたりの実効線量は2.0〜8.4ミリシーベルトの範囲である。

 体外からの人体照射と同様に、体内に取り込まれた核種による人体照射においても、線量の理解が重要である。少しでも体内からの被曝のほうが、より危険であるとの認識は誤りである。

 内部被曝線量は、摂取された核種が体内から消えていくので、外部被曝線量とは異なる評価となる。線量評価期間は50年(成人以外は70歳まで)として、管理上は、最初の単年度の線量として扱う。これを預託線量という。

 体内に取り込まれた物質は、代謝により体外へ排出される。この代謝による人体の半減期を、物理半減期と区別して、生物半減期という。したがって、体内の放射性核種の減衰は、物理および生物的な減衰の両方で生じるのである。その全体としての半減期を実効半減期といい、次の式で表される。

 (1/実効半減期)=(1/物理半減期)+(1/生物半減期)
  実効半減期=(物理半減期×生物半減期)/(物理半減期+生物半減期)

 セシウムの生物半減期は、成人男子で、およそ100日である。物理半減期は30年なので、生物半減期に比べて非常に長く、実効半減期は、100日と計算される。

 (1/実効半減期)=(1/30×365)+(1/30)=1/100
  実効半減期=100日

 日本では、内部被曝事例として、第五福竜丸の被災船員の死亡の記憶が強烈である。ただし、死因は肝機能障害である。被災船員の多数は、治療の輸血時に肝炎ウィルスに感染したと考えられる。入院中に黄疸となり、その後も肝機能障害を持った。こうした障害は、現地のマーシャルの被災者たちには発生していない。

 第五福竜丸船員の肝機能障害は、体内に取り込まれた放射性核種が原因でないと断言できる。肝臓に障害を与えるほどの線量はなかったからである。第五福竜丸の船員たちの顕著な内部被曝は、マーシャルの被災者と同様に、放射性ヨウ素による甲状腺にあると考えるのが合理的である。ただし、被災した船員たちに急性の甲状腺機能障害はなく、甲状腺がんも発生していない。

核種、物理半減期、生物半減期、集積部位、1ミリシーベルトの被曝となる体内放射能、主な影響は次の通りである。

Cs-137、30年、100日、筋肉・全身、7万7000ベクレル、白血病・不妊
Sr-90、29年、骨・歯、3万6000ベクレル、骨腫瘍・白血病
I-131、8日、80日、甲状腺、4万5000ベクレル、甲状腺ガン・甲状腺機能低下
Pu-239、2万4000年、100年(骨)・40年(肝臓)、骨・肝臓・肺、4000ベクレル、骨腫瘍・肝臓ガン・白血病・肺ガン

国際放射線防護委員会の経口摂取に対する実効線量係数(㏜/㏃)より求めた値。物質の性状としては、速い吸収速度(セシウム、ストロンチウム、ヨウ素)ないし中位の吸収速度(プルトニウム)としている。この被曝は、これらの放射性物質を体内に摂取してから、その後50年間の線量である。ただし、セシウムやヨウ素の被曝はそれらの生物半減期や物理半減期が短いので、体内摂取後、比較的速やかに、体内から消失する。

内部被曝とは、体内に取り込まれた核種から放射線を照射される被曝の形態。
例えば放射性ヨウ素は甲状腺に蓄積し、その組織が集中的に被曝するので危険。
一方、セシウムは全身の筋肉に蓄積する。
人体へのリスクは放射性ヨウ素のほうが高い。
人体内に通常、およそ1万ベクレルの放射性カリウムや放射性炭素などがある。
健康影響のリスクは、概して100万ベクレル程度以上が体内に入り込んだ場合である。
アルファ線の透過力は弱く、空気中では酸素分子や窒素分子との衝突のために、数センチメートルしか届かない。また、紙一枚でも遮蔽できる。したがって、アルファ線を放射するプルトニウムで地表面が汚染しても、それだけでは被曝を心配することはない。


35. 2011年7月16日 15:30:31: oz33FCcPgo
この投稿はよっぽど不都合な真実らしい。

工作員が安全デマを必死で貼り付けています。誰も読まないのに。


36. ケロリン 2011年7月16日 16:36:42: 6aICm6xzPa6aE : OYXZNtmeUE

知りもセンのに、<恐怖を煽る>問題発言をえぐっておこう。

3月11日、東電社員の家族は、ビュ−ンと、その日のうちに90km先まで、避難していた。それが正しい行動だ。<恐怖に煽られて>避難した。東電社員は放射能の恐さを知っている、ということだ。だからこそ、現場作業には、9割方、下請け外注業者を使う。普段は絶対安全神話を振りまいている、原発勉強会の東電社員と下請け外注の嫁さん連中を集めて、セッゼと下請け業者洗脳勉強会、がどこの原発村でも行われている・・・しかし、<絶対安全神話>には、放射能の恐さなど、一切勉強はしない。


東電嫁「あんた、まだ、そんなところに居てるの???」
下請嫁「何が、あったの?」
東電嫁「ニュース、見てないの???」
下請嫁「あぁ、何か事故ったみたいね?」
東電嫁「早く、逃げなきゃダメじゃない・・・」
下請嫁「誰が?、何処へ?、そんなに酷いの?」


おのれらは、絶対安全なところで、
えらい高いところから物申す・・・・
<悲しい現実だ>・・だとよ?

<恐怖を煽る>とは、如何だ?
情報を見て、恐怖におののいているのが、
こういう連中の方だ。

無責任に被曝リスクを隠ぺいするほとんどの「御用科学者」たち。
無意味な「ただちに・・・」と安全を煽る御用報道。
こういう連中らが、危険が迫れば、真っ先に
人を押しのけてでも、身を隠す、逃げ回る・・・。
保証しておいてやるよ、必ずそういう行動を取り出す。
そういうタイプの人間は、収束作業に当たっている
福島原発には一人も居らんよ・・。
(こんなこと書けば、またまた福島の作業員のこと
考えろ、などという”おためごかし”が湧いてきそうだが・・)


のう?・・・・
>06.〜09. nsfDgGp64w ・・・よ。
>24. mC10ZnMYIY・・・よ。
自分自身でも、すでにわかっているだろ?


37. 2011年7月16日 19:20:38: vR51qMRYRM
原発事故のネット対策に工作員を官がやとっているらしい。
エネルギー庁の書類がUPされていた。
真実なら馬鹿げたことだ。

セシウム牛肉の農家叩きは、放射能サンチュと同じくイオンが販売していたので、
収束に向かうだろう。

官も本当に愚かだな。


38. 2011年7月16日 19:35:48: Pj82T22SRI
>スーパーホットスポット

1uSv程度なら、一時的なら全然大したことはないし
放射線源物質を除染すれば福島30kmエリアですら0.1uSv程度にすぐ下がる

まあ心配なら日本から出ていくことだが、
場所や住居形態によっては日本より高いから要注意だな


39. ケロリン 2011年7月16日 21:20:39: 6aICm6xzPa6aE : OYXZNtmeUE
原発事故のネット対策に工作員を官がやとっているらしい。・・
が事実なら、↓コイツもそうだろう・・。
>38. 2011年7月16日 19:35:48: Pj82T22SRI

ところでだ・・、全員で真実かどうかを
調べなければならない、情報を掴んだ・・・。
以下だ・・・。

<担わされた核兵器の原料輸出> A

改革派官僚の先鋒であった
「日本中枢の崩壊」 講談社
(東電・政界・官界の内幕暴露)の著者 
古賀茂明さんは真面目に改革の仕事していたら
・・・どうなったか???

過去記事ご参照下さい(重要) 「日本中枢の崩壊と、その対策」
http://plaza.rakuten.co.jp/kagoshimalife/diary/201105290000/

経済産業省の改革派官僚として知られた古賀茂明氏が「肩たたき」された。事実上のクビ宣告である。脱官僚・政治主導を唱えた民主党政権は、いまや霞が関の改革派つぶしにまで手を貸すのか? 中日新聞をご参照下さい
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2011071602000014.html

その古賀さんが、本日の朝、みのもんたさんの番組に生出演しました!
(最近、時々TVに出ます。本音の発言が興味深いですネ〜)

若い官僚たちが、正当な事を発言したり、実行しようとしても それが、「官僚の利権に反することであれば」、左遷・ホサれてしまう体質があり、 改革など、不可能とも思えるような感じでした! 電力問題も、国民の支払う電気料金が・・・「業界----省庁・官僚----政治家」癒着の利権・天下り・選挙支援・政治献金・関連会社への利益供与・裏接待(料亭やゴルフ)に化けていたようです! いま、国民が、TVを見ても、だんだん信じなくなって、政府の信用・自治体の信用・企業の信用・食物の信用 すべてがグラついていますね

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ネットでは 既に バレ始めていますので もう、言いますが・・・裏では、原発から発生する核物質を 海外に輸出している実態があります。 外国の核兵器の原料になっている(海外から要求・強要されている) このへんに 日本が なかなか脱原発を即断行しない 根本の理由であるようです!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<核物質を 海外に輸出している実態>が、もしほんとうなら、
電力需要、カネの成る樹・錬金術、・・などと
トンチンカンなハナシ、どころではなくなるゼ。
もっと、問題は、根深い・・・世界的なハナシになる。
日本は、核兵器原料工場として使われていたことになる・・・。
これは、よってたかって、調べる必要がある・・・。

『鹿児島UFO』ブログ転載
http://plaza.rakuten.co.jp/kagoshimalife/


40. 2011年7月17日 02:11:34: HG2WOsMvE

 福島第一原発事故により、私たちはアメリカによる再占領を受けることになったのだ。すなわち、アメリカ帝国による直接管理、直接支配を受けることになったのだ。ただの属国である段階から、直轄支配を受ける国に転落したようである。真に恐ろしいことである。首相官邸には今も密かに、アメリカ政府およびIAEA(国際原子力機関)の白人の高官が駐在していて、この男がすべての決定と指令を出している。首相官邸にい、3月17日からずっと詰めて、常駐している アメリカの政府高官で、かつ、IAEA(アイ・エイ・イー・エイ、国際原子力委員会)の高官、それも No3の大物である。この男の名は、デイヴィッド・B・ウォーラーである。このデイヴィッド・ウォーラー David B Waller  のIAIE内での肩書きは、deputy director general  副事務総長(副専務理事とも訳せる)である。天野之弥(あまのゆきや)事務総長の 次の高官である。しかし、もうひとり間に、board governer 議長を名乗るパキスタン人がいるので、このウォーラーは、IAEAのナンバー3です。
 
 このデイヴィッド・ウォーラーが、3月17日からずっと、首相官邸に潜んでいて、菅直人首相や、枝野幸男官房長官その他の大臣たちに、直接、命令と指図を与えて、それで、福島第一原発の事故と放射能漏れの大事件の処理と対応に当たっている。これを官邸の内部では、「日米連携チームの会議」と呼んでいる。辞職したはずの米沖縄総領事だったケビン・メアというワルの高官も、まだこのあたりで暗躍している。すなわち、これが、アメリカによる日本直接管理、「日本再占領」である。 

 このアメリカ政府高官たち(お供の通訳たちと)が、もうこの3ヶ月も首相官邸に隠密で常駐して、そして日本国の首相以下に、「あれをこうしろ。次は、ここをこうしろ。それでよし。お前は無能だからここから出てゆけ」とかの指示と命令を、毎日、出しているのである。IAEA による日本直接管理は、本当に、実行されているのである。「日本人になんか任せておけない」ということだ。重大な原子力事故を起こした。世界全体に影響することだから。

 もうひとり、福島第2原発だろうが、ここの管理棟に、ずっと、ランス・ガトリングという名の、アメリカ軍人で核戦争・化学戦争の専門家がずっと常駐している。それから東京の東芝の本社ビルの中に、年老いたアメリカ人の核技術者たちが10名ぐらい来ている。

 彼らは、1979年のスリーマイル島の原発事故の時に対応した、GE(ジーイー)の技術者たちである。だからもう70歳をとうに過ぎて80歳ぐらいの爺さんたちだ。この人たちの様子は、日本のテレビでチラと報道された。この爺さんたちは、福島第一の一号機のマークワンという名の格納容器や炉心の設計技師たちであるから、複雑な配管の配置もすべて知っている。逆に彼らでなければ分からない。 

 彼ら3者は、皆、連携して動いている。そして、そのすべてを、ウォーラーが統括している。

菅直人が、「私はステップ2まで(すなわち来年の3月まで)首相をやりたい」とぬけぬけと言い放ったのは、このウォーラーからの「そこまではお前がやれ」という指図(さしず)があったからだ。今やみじめな野党である自民党や、菅直人に反対する民主党内の大勢力からなる日本の国会議員400人が束になってかかっても、菅直人を首相から引きずり下ろせ無いのは、こういう「地底(すなわち外国)からの大きな力」が働いているからだ。 

このアメリカ政府の覆面高官が、首相官邸に秘かに常駐していて、(夜は、裏のキャピトル東急ホテルに地下のトンネルを通って寝に帰るのだろう)。そして、日本の国家政治を直接、管理しているからだ。日本国に、このような大きな外側からの力がかかっているのである。

 3月16日に、アメリカ政府が派遣した原発事故の調査団34名と、IAEAの調査団12名は「福島原発は収まった」という真実を、17日の夜には確認した。もう、再臨界も、メルトダウンの進行も、水蒸気爆発も起きない。東京にまで高濃度の放射能の拡散はないことがはっきりした。燃料棒は飛び散っていない。放射線そのものを強く出すプルトニウムなどは、事故の現場近くでほとんどは消滅する。

 ところが、3月28日頃から政府と東電と保安院の態度が急に変わった。それまでは、あれほど「原発は安全である、事故は収まった」と言っていた政府や東電が、急に危険だと言いだした。これには大きな策略がある。

 やはりIAEA、国際原子力機関という組織がおかしい。ここの今の事務局長は日本人で、天野之弥(あまのゆきや)という外務省官僚上がりだ。どう考えてもアメリカの金融財界人たちが世界の核管理を続けるために選んだ、特殊な背景をもつ人物である。ウィキリークスが秘密公開した情報の中に、「天野が’自分はアメリカの言うことを何でも聞く’と言った。だからエルバラダイ(エジプト人)の次に選ばれた」ことが暴露されている。

 だから、今回の事態の推移を一番大きな枠組みで見ると、アメリカの一番上の勢力が、ヨーロッパの核兵器や原子力ビジネスをやっている人たちを叩きのめそうとして動いている。

 この原発事故が起きてから後の動きを見ると、日本国民に対する恐ろしい統制、管理が進んでいる。はっきり言えば、IAEAによる日本直接管理という動きである。日本政府はIAEAに乗っ取られているように見える。

 IAEAが率先して「福島原発は危ない。日本は危ない」と過剰に言いだした。そのために地元の住民たちが大変悲惨な目に遭っている。原発避難民のまま、家に近寄ることもできない。たった1回、2時間だけ防護服を着て、預金通帳などの貴重品を持ち出すために自宅に帰れるというおかしなことになった。放射能など、もうほとんどないのだ。

 現地にいる自衛隊も警察も消防も簡単なマスクをしている程度で、何の異様さもなく平然と動いている。ところが、テレビや新聞では全身防護服に包まれた恐ろしい恰好をして、テレビ画面に映るように仕向けられている。20キロ圏内に金網と鉄条網を敷かれてしまったら、もうそこの中には誰も入れなくなる。アメリカの命令で、日本政府はここの秘密の場所で、これからヘンなことをたくさんやらされるだろう。「放射能が危ない、危ない」と過剰に言い続けることによって、日本国民の精神を委縮させ、復興の気持ちを奪い取っている。この大きな企み、すなわちアメリカによる’日本再占領’の企みを、私たちは見抜かなければならない。

 やはり、IAEAという国際機関が、日本国民を脅している。天然痘やコレラという凶悪な伝染病の大流行や、化学兵器戦争と同じような状態に見せかけている。そしてこれは誰の責任でもない、という理屈にもっていく。このことが非常におかしい。

 IAEAとかが世界を悪い意思で上から統制して、日本国民・日本民族を脅迫して計画的に密かに自分たちの管理下に置いている。そして日本国民の金融資産をもっと奪い取ろうとしている。

 本当は一番悪いのはIAEAである。このIAEAという凶悪な組織による日本国の再占領、支配という事態が起きている。あの「天野之弥」という今の事務局長は、日本人なのに、悪魔のような輩だ。3月18日には、「福島原発事故は収束に向かう」と日本に来て言った。ところが、20日にはウィーンの本部に帰るや、「日本のフクシマ原発は、極めて深刻である」と報告した。

 IAEAに脅されて、日本政府が、世界に向かって「日本は核汚染された」と風評被害を撒き散らしている。それが、4月11日・12日に発表された「レベル7」である。ロシア・フランス・アメリカの原子力学者たちが、「レベル7なんてとんでもない。レベル5ぐらいでいい」と一斉に批判した。それ以来、日本政府はこの「レベル7」の話をあまりしなくなった。事故から3カ月経ってもまだ「福島県から避難しなさい」と福島県民に向かって言っている。被曝や放射能汚染など誰もしていない。知恵のない臆病者たちだけが集団ヒステリーを起して騒いでいる。

 ヒラリー・クリントンをはじめとするアメリカの最高政治権力者たちは、早くも3月17日夜の時点で、「フクシマはもう収まった、放射線量は激減した」と確認していた。もっと早く15日の時点でヒラリー及び、彼女の本当の上司であるデイヴィッド・ロックフェラーらトップは真実の数字を握っている。原発のすぐ真上でも、400ミリシーベルト/時くらいしかでていないことを把握した。スパイ衛星やグローバル・ホークという無人偵察機を12日から原発の真上に飛ばしていたのだから。

 仙石由人が、官房副長官に復帰して、17日の午後8時には天皇認証をもらっている。協調介入のためのG7の電話会議を開いて、米ドルの暴落(1ドル76円)を阻止する動きに出た。18日から株も上げた。すなわちあの時に「日本政府は米国債を売らない」という取引がアメリカとの間で成立したのである。合計1000兆円(12兆ドル)、そのうち日本政府の分だけでも250兆円くらい保有する。だからそれらを売ってお金を日本に取り戻すという動きを日本が少しでもしようとしたら、それはアメリカにとって最大の危機となる。米国債の暴落であり、それは世界恐慌への突入である。だからそれを阻止するために、アメリカは日本と秘密の合意をこの時、成立させた。

 本当の愛国政治家であったら、「せめて100兆円、とにかくすぐ返してくれ。それで復興資金を作る」と言わなければならない。それなのに、4月7日、震災復興会議を作らせて、「復興税」という新しい税金を国民から取ると言いだした。こんな時に増税したら国民経済はさらに冷えきって、いよいよ日本は復興できない。景気回復もできない。新しい税金をかけるために、審議会をつくって、それで国民的な合意が成り立ったみたいなフリをする。財務官僚どもというのはアメリカの手先で残酷な人々で、国民からお金をむしり取ることしか考えていない。

 東電と日本政府が怖いのは、IAEAとアメリカ政府(ヒラリー・クリントン)の恫喝、脅迫、強制的な上からの命令なのである。だから外国にはヘイコラする。
だから20万人や30万人の事故の現地の日本国民が殺されようが、どんなに酷い目に遭おうがなんともない。

 ヒラリー・クリントンは、4月17日に、たった5時間だけ日本に来て、「支援料」をふんだくって帰って行った。この金額は、毎年の「思いやり予算」1880億円の5年分の先払いの額、すなわち9400億円であることが判明した。アメリカというのは、震災と原発で困っている日本から、チャッカリと金(お助け料)をもぎ取っていく。

 これらの日本対策の政策の立案は、CSIS(ジョージタウン大学・戦略国際問題研究所)が全部仕切っている。CSISと、経団連と農協、それから共同通信、電通などの大手町のアメリカの手先集団が、日本国を支配して、アメリカによる’日本再占領計画’を今まさに実行しつつある。このことに多くの日本人が早く気付くべきだ。アメリカは、日本の政府、財界、大企業を直接乗っ取ることによって日本を哀れな国にしつつある。この現実に対して、「日本国民よ、自覚せよ」としか言いようがない。


41. 2011年7月17日 05:49:30: HG2WOsMvE

 放射線防護学研究グループの体験記

 1997年7月オブニンスクの医学放射線研究センター(MRRC)のロシア・ブリャンスク州高放射能汚染地区へのフィールドミッションに参加した。笹川記念保健協力財団のチェルノブイリ医療協力事業の一環である。モスクワから南西90キロメートルに位置するこの都市は、日本では「つくば」に相当する旧ソ連の科学都市である。街の壁には、アインシュタインの有名な式(E=m×cの2乗:質量に光速度の二乗を乗じた値はエネルギーに等しい)が大きく描かれている。なお、1954年に世界初の原子力発電所がこの地に誕生している。

 このミッション参加者の内訳はMRRCからステパネンコ博士、コンドラショー博士、シャフターリン博士ら7名、科学工業ユニオン・タイフーンから事故直後に現地調査をしたスニコフ博士、モスクワの生物物理学研究所からヨウ素129の調査のための土の採取にガブリーリン博士、ブリャンスクダイアゴナスティックセンターからアレクサンドル博士、イズベスチヤ紙の記者チェチェン氏、そして私の総勢12名である。4個のスペクトロメータを搭載したモービルラボを含む3台の車で、7月18日朝9時にオブニンスクを発ち、南西方向に約400キロメートル離れた町クリンシーへ向かった。このミッションは、その前年に原医研に客員教授として招待されていたステパネンコ博士からの提案がその発端だった。彼から、ロシアで最も汚染した村ザボリエの話を聞いた私は、その調査の機会を心待ちにしていた。

 私のねらいはチェルノブイリ事故からのフォールアウトで高レベルに汚染した居住制限地区の被曝線量調査である。

 途中ブリャンスクダイアゴナスティックセンターに立ち寄り、ドロホフ博士から現地の甲状腺がんの疫学的状況の説明を受けた。土壌汚染の少ない地域でも、甲状腺がんの発生が少なくないと言う。その晩クリンシーに到着した。

 ウエートホテルを基地として日帰りの現地調査が翌日からはじまるのだが、私がこれまで経験した、旧ソ連のホテルの中でも最もレベルの低いものであった。9泊の滞在中に、シャワーの湯は二晩しか供給されなかったし、部屋は一度も掃除されなかった。支配人は私たちに挨拶に来てベストを尽くすと言ったにもかかわらず、他のロシア科学者たちも同様な悪印象をもったようだ。

 バザールで魚の燻製(くんせい)、野菜、西瓜、チーズ、豚肉などの食料品を調達した後、11時45分に出発。ザボリエ村の6キロメートル手前、眺めのすばらしいマカリチの丘の上で昼食休憩。毎時0.36マイクロシーベルト。この場所で、前年の厳戒管理区域での調査で校正した検出器を用い、セシウムの地表面汚染密度のその場測定を試みた。

 セシウム137が放射するガンマ線を直径2.5センチメートル、長さ5センチメートルのヨウ化ナトリウムの結晶で検出する。その一秒間当たりの計数と汚染密度との関係を既に求めているので、その計数を測定することから、未知の土地の汚染密度を知ることが可能である。液晶画面を有するスペクトロメータと称するノートサイズの装置にガンマ線のデータを記録し、それを信号ケーブルでつないだノートパソコンへ読み込む。このパソコンで汚染密度が計算できるようにしてある。測定に3分、計算に2分で、結果が出せる。

 その場でのセシウム137放射能の測定結果は平方メートル当たり316キロベクレルだった。この迅速な評価にロシア科学者たちの関心が集まった。今回が、オブニンスクの科学者たちとの最初の合同調査である。

 昼食を終え、いよいよ厳戒管理地区・ザボリエ村へ移動。レンガ造りの旧織物工場の壁からドリルで直径5センチメートルのレンガ試料をくりぬいた。その近くでその場測定した結果は、セシウムの汚染は平方メートル当たり5.1メガベクレル、線量率が時間当たり3.9マイクロシーベルトと確かに高い値だった。

 その廃工場の前の草原で、村のウシャコフさん(40歳)が草刈りをしていた。日に焼けた筋肉質の男性。そこでチェルノブイリという名の、丈50センチメートル程の真っ直ぐに伸びた先に小さな花を見た。群生せず、一本のみが、ひっそりと咲いていた。

 その後、旧養鶏場へ移動した。そこも同様に高濃度に汚染していた。セシウムの汚染は平方メートル当たり6.3メガベクレル。

 ウシャコフさんをマカリチの川辺へ連れていき、車に搭載した機械で体内放射能量を測定した。セシウムの全身量は10万ベクレルだった。この放射能は筋肉組織に分布し、ガンマ線を放射する。彼の場合、これによる年間の内部被曝線量を3ミリシーベルトと推定した。

 小川には近くに放牧された牛たちが水を飲みに来るため、糞が多数あった。それを踏まないように気をつけながら、私たちはパンツ1枚で水浴を楽しんだ。小川での水浴は最高。ロシアのアルブス(西瓜)もうまい。この時、マカリチで入手したウォッカを喉の奥に入れた。クリンシーのホテルの風呂には湯がないので、その後毎日、小川が風呂代わりとなってしまった。風呂好きの私は、毎日、動物の糞を踏まないようにと願った。

 チェルノブイリ事故後、1989年にザボリエなどの村の住民は退去することになったが、そのまま居残った人たちがいる。20時、ウシャコフさんの家を訪れ、家の内外の放射線を測定させてもらった。彼の家の外の線量率は毎時2.9マイクロシーベルトだが、中は外からの放射線が壁で遮蔽されているため約4分の1と低かった。家で12時間、屋外に12時間いるとし、彼の1年間の外部被曝を推定すると、およそ14ミリシーベルトになる。この量は日本と比べると約10倍だ。セシウムに汚染した村に暮らすウシャコフさんは、内部被曝の3ミリシーベルトと合わせて、総被曝線量は年間17ミリシーベルトと推定した。

 家の玄関先の日陰には長椅子が置かれ、彼のお母さんや近所の老人たちが腰掛けた。日本や広島の話をした。「広島では何人が亡くなりなしたか」と聞かれた。「1945年の12月までに市民14万人が死亡したが、今は完全にきれいになり、復興しています」と伝えた。

 前年ベラルーシで苦い思いをしたので、今回はポラロイドカメラ用意していた。この村には、電気、電話はないし、もちろん写真店も存在しない。いっしょの写真を撮り、それを渡すと大層喜ばれた。帰りには、籠いっぱいの新鮮なキノコをもらった。21時40分村を出た、日没。

 ウシャコフさんがこのゾーンで今後50年間暮らした場合、チェルノブイリ事故起因の外部被曝線量を推定すると269ミリシーベルトになる。
体内のセシウム137放射能量から推定される50年間の内部被曝は72ミリシーベルトである。したがって推定総被曝線量は341ミリシーベルト。なお、放射線被曝した歯のエナメル質の電子スピン共鳴測定から、ステパネンコ博士のグループが評価した1986年から1996年の外部被曝線量は180ミリシーベルトであり、1年間当たりでは平均18ミリシーベルトであった。一方、スニコフ博士は事故直後に、ザボリエのある地点で、被曝線量を、1986年から1990年まで住み続けたと仮定した場合で、より大きな値である1000ミリシーベルトを、1990年から2060年まで住み続けた場合で400ミリシーベルトと推定している。しかしこの調査の後、彼は亡くなってしまったので、この違いを今となっては、議論できない。

 これに対し日本で毎年、胃と胸部のX線集団検診(1回4および0.3ミリシーベルトの被曝)を50年間続けると、自然放射線による被曝も含めて290ミリシーベルトの線量になる。一方、ザボリエ村のセシウム137の残留放射能密度の最大値は、1平方メートル当たり6.3メガベクレルだった。したがってセシウム放射能汚染密度が日本の場合の約1000倍以上高いにもかかわらず、被曝線量の今後に関してはザボリエと日本との間には大差はないことになる。

 ホテルでの食事は、科学者チームによる自炊だった。各自1回は調理するとのことで、私も一度皆の希望で日本食を用意することになってしまった。そこでNHKの番組「男の料理」でみたある俳優のキャベツ料理を思い出した。それは、1個丸ごとのキャベツと、豚肉を使った単純なメニューだった。もちろん、この料理は私にとって、これが最初の試みだ。

 幸い韓国製の醤油を、ロシアの友人がバザールで調達してくれていたので助かった。本当は日本酒も必要なのだが、ないので代わりに皆が好きなウォッカを用いた。砂糖に醤油、それにウォッカを混ぜたソースを、鍋の具にかけたとたん、ロシア人たちの目は点になった。今晩の食事をあきらめた顔をしたように見えた。彼らロシア人は決して、ウォッカを料理には用いないと後で聞いた。20分くらい煮込んで、まだかまだかと待たせた後、各自の皿に盛り付け、食事開始。おっかなびっくりの彼らだったが、とたんに皆明るい顔になって「クスナ(美味しい)」と言ってくれた。

 さて、本日ザボリエ村でいただいたキノコは、チーム一の料理人がフライパンで炒めてくれた。せっかくだから、ロシア一の汚染村からのキノコを食べる前に測定することを提案した。スペクトロメータの液晶画面にセシウムの存在を示す大きなピークを見た。1個当たり約1000ベクレルのキノコは好い味だった。「オーチンクスナ(大変美味しい)、トースト(乾杯)」

 翌朝、早速自分の体内放射能量を自ら、ホテル室内で測定した。1インチサイズの検出器は、人体測定用に校正してきていた。これにより、世界のどこでも測定ができるようになっている。今回の自分の体の測定が記念すべき最初の使用だった。その結果、私の体に4キロベクレル(=4000ベクレル)のセシウムが取り込まれたことが判明した。これによる内部被曝の推定は0.04ミリシーベルトである。これが、携帯型測定器による放射能全身測定のはじまりであり、かつ自分自身の体を用いた人体実験のはじまりでもあった。

 翌朝から開始した自らの体内に含まれる放射能セシウム137量の経時変化の測定は帰国後も続いた。その結果は、初期の4日間で半分になり、その後104日で半減するように徐々に排出されていった。現在は検出されないくらいにまで減少している。セシウムは取り込まれた後、全身の筋肉組織に均等に分布し、私の例のように少しずつなくなる。この代謝によって半減する期間を、生物半減期と言う。セシウム137の物理半減期30年に比べると、その生物半減期は成人の場合約100日とかなり短いことがわかる。放射能セシウム137は全身分布とこの短い生物半減期のため、造血器官に近い骨に沈着して生物半減期の長いストロンチウム90やプルトニウムと比べ危険性は相対的に低い。

 今回の10日間の調査が原因の私の被曝線量は内外被曝合わせて、約0.3ミリシーベルトと推定した。この量は日本で実施されている胃のX線集団検診による被曝線量4ミリシーベルトの10分の1以下である。胃の撮影が瞬時の被曝に対し、少しずつ受けた被曝、すなわち低線量率の継続的被曝である。被曝量が同じでも、この低線量率や分割被曝の場合のリスクは低い。


42. 2011年7月17日 08:27:20: JbUU3upY7k
盗電や吸電みたいな腐った連中だから、ネット対策してんじゃない?
最近、やたらコピペと思われる詳しい知識御披露やら、放射線では発ガンリスクはタバコより低いとか…
なんかさ、下請けの会社とかに

ネットで原発が危険とばらまいてる掲示板やサイト用の対策をするようにと通達してないか?


43. ケロリン 2011年7月17日 08:47:58: 6aICm6xzPa6aE : OYXZNtmeUE

>40.41. HG2WOsMvE ・・・よ。


上記逸話は、日本だけではなく、アメリカ本国国内事情でも同じだ。FRB私設金融機関を軸に、とことん収奪されている自由の国アメリカ、ということだ。属国日本では、米国債の変換要求意志をコメントしただけで、主要メンバーが消されていく。敗戦国として戦後直後から、横田基地が実質上の国会になっている・・・。今さらの、ハナシだがね・・・・・。

福島を期に、IAEA主導で新たな原発ビジネスがアジア発展途上国で強化推進されようとしている。

>広島では今は完全にきれいになり、復興しています・・・・
たかが、1kgにも満たない800gのウランが爆発により、放射能核種のほとんどが成層圏まで立ちのぼり、地球規模で拡散した。福島とは、根本的に違うのである。

>ベラルーシでの立ち入り禁止区域での住人調査・・・
は、けっこうだが、裏側で、未だに3世代に渡る、染色体異常児童の調査はしたのかね?


>被曝や放射能汚染など誰もしていない。知恵のない臆病者たちだけが集団ヒステリーを起して騒いでいる。 ・・・・・
・・・・・問題は、ココだ。
何を根拠に、これが、言えるんだ?
もし、これが本当なら、福島県民は即刻、住んでた場所に戻れるゼ。
本当に、そうなのか?
福島第一周辺を閉鎖して、何らかの核施設として再利用しようが、
そんなことは、後のハナシだ。


●核兵器原料輸出に関する、コメントはないのか?
●被曝や放射能汚染など誰もしていない。・・・・
これは、本当のことなのか?
>40.41. HG2WOsMvE ・・・よ。
そこを、証明しろ・・・・。



44. 2011年7月17日 09:19:08: oz33FCcPgo
牛肉からも高濃度の放射性セシウム検出
崎山比早子 元放射線医学総合研究所主任研究員へのインタビュー
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/424.html

- 100-250mSv以下の低線量被曝はすぐには健康被害が出ないが、
数年から数十年後にガンをはじめてさまざまな病気になる危険性がある。

- この線量以下なら被曝しても害はないという「しきい値」は見つかっていない。
 国際放射線防護員会(ICRP)も低線量被曝の「しきい値なし直線説」を採用している。

- 人間の体には約60兆個の細胞があり、年間被曝量1mSvは、1年で全身の
細胞のDNAに対し平均1本の放射線が通るということ。
20mSvなら平均20本であり、それだけDNAが損傷され異変の可能性が高まり、
  発ガンのリスクも増える。

- 被曝による障害はガンだけではない。
 ベラルーシで亡くなった子供を病理解剖した研究によると、
 セシウムは甲状腺を始め、副腎、脾臓、胸腺など内分泌系に多く蓄積され、
 ホルモン分泌が悪くなって、体の成長を妨げたり、虚弱体質になったりする。

- また、呼吸器疾患や消火器疾患、脳神経疾患、先天異常、白内障を引き起こす。
 心臓血管系、免疫系にも重大な影響を与える。まるで高齢者のような病気を患う子や、
 2つ以上の病気を抱える子も多い。

- セシウム汚染がひどい地域では、肉類、きのこ、ベリー類、牛乳が体内汚染を
  ひきおこすので、汚染がないか注意すること。
 体内被曝を避けるには、できるだけ汚染された食品を避けるしかない。


45. 2011年7月17日 10:12:27: f1Ht96I4CQ
< ケロリン様

相変わらずかっこいい。
素敵です。

ご指摘の投稿、浅すぎですね。
いくら隠そうとしても、時は必ず真実を暴き出すことは、もうはっきりしているのにね。

こちらは少しでも先に進むことしか考えてませんよね。


46. ケロリン 2011年7月17日 14:34:04: 6aICm6xzPa6aE : OYXZNtmeUE
>>45.さん・・・、
カッコいいかどうかよりも、
あまりのコメントには、言いたくなるだろう?
どんなこと主張しようが勝手だろうが、
これは↓、あんまりだろ?

>被曝や放射能汚染など誰もしていない。

誰が読んでも、オカシイわね?
工作情報操作にもなってねぇ〜よね?
ふくいち以前の過去からの訪問者かもな?
この>>40.41. HG2WOsMvE ・・・
たいそうな体験談並べたててるけれども、
主張はハッキリしている・・・、<誰もしていない>らしい。
みんな黙ってるから、誰かが言わんとね?


47. 2011年7月17日 15:13:02: EaD7UyQFcE
 
 浅川町 白河町 の野菜を食べていた子供達を保護しなければならない。
 

48. 2017年3月28日 08:19:43 : s0EA5ONshA : kbLGXX8znps[1]
死ね原発脳のクソ野郎HG2WOsMvE

[32初期非表示理由]:担当:言葉使い

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