福井・大飯原発：１号機手動停止　ストレステスト、１次評価対象　早期の再稼働困難
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110717ddm001040065000c.html
毎日新聞　2011年7月17日　東京朝刊

　経済産業省原子力安全・保安院は１６日、トラブルを起こした関西電力大飯原発１号機（福井県おおい町、加圧水型、出力１１７・５万キロワット）について、政府が実施する安全評価（ストレステスト）の「１次評価」の対象になるとの見解を示した。これにより早期の再稼働は困難な見通しとなった。関西電力は同日午後８時５３分、１号機の原子炉を手動停止したと発表した。

　安全評価は２段階方式で、１次評価は定期検査で停止中の原発を対象に運転再開の可否を判断、２次評価はすべての原発を対象に継続や中止を判断するための材料とする。

　１号機は、定期検査の最終段階として原子炉を動かして調整運転に入っていた。このため、保安院は１次評価は受けず、２次評価の対象になるとしていた。しかし、１６日の会見で保安院の森山善範・原子力災害対策監は「定期検査中の停止ということで１次評価となる」と述べた。

　一方、保安院によると、１号機では、８１年７月にも調整運転中に、今回と同様に、非常時に原子炉内に冷却水を注入するための「蓄圧タンク」の圧力が低下するトラブルがあり、点検のため原子炉を停止したが、設備は既に改造されているという。

　１号機は、１５日午後１０時４６分ごろ、蓄圧タンク内の圧力が約２割低下し、窒素を補給して圧力を戻した。関電は、圧力を調整する弁に問題があり、一時的に窒素がタンク内から漏れ出た可能性があるとみており、詳しく調べる方針。【足立旬子、安藤大介】
　

コメント
01. 2011年7月17日 11:10:19: sHBLdQEnTQ 専門家も頭を捻る「ストレステスト！？」 これって、国民騙しの新手じゃないのか？ 中味がさっぱり判らないらしい。 曖昧な「ストレステスト」をやったから安全ですって、 言われてもねえ？

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