国会中継を見たが、読売新聞が書いている内容に間違いはない。
しかし、海江田大臣の答弁全体の意味合いを消し去り、原発推進の材料に使っているとそしりを受けても仕方がない記事である。

岸参議院議員の質疑（１３日の脱原発依存記者会見前に菅首相と話をしたのか？）に対する海江田大臣の答弁は、

「確かに方向性としては原子力発電を減らしていくというのはかまわない。私もそう思っている。しかし、ゼロということについては、私は、少しまだ自分のなかの考え方というのがまとまっていませんと。日本は核兵器を持たないなかで、原子力の技術を開発した。原発ゼロとなると、そうした技術が途絶えてしまう。それが本当にいいのかどうなのかということをやっぱりもう少し私自身もいろんな方の意見を聞きたいし、国民全体もやはり議論した方がいいと思っているので、そのことをお話したわけです」

という内容である。

私自身、現時点で手に出来る最大の瞬発力としての核エネルギーの研究は続けるべきだと思っている。
しかし、原発は、核技術も関わっているが、核燃料棒を除けばほとんどが放射能リスク軽減策の技術でしかなく、基本的には高圧高温の“湯沸かし器”というクラシックな技術の延長上で構築されているプラントである。

核エネルギーを研究するために電力供給を目的とする原発を稼働させる必要はない。
研究者には申し訳ないが、実験炉レベルを超える原子炉の稼働は離れ小島で行うことを提唱する。

電力供給プラントとしての原発は順次廃炉にすべきである。

海江田大臣も、野末陳平氏の弟子を自認しているのだから老荘思想に造詣が深いわけで、脱原発はなんとも自然な志向だと思うのだが．．．

＞「温暖化で海に沈んでしまう国々のことを」心配した意見が皆無なのは、

温暖化人為説自体が嘘だし、原発は、
その嘘である「人為的温暖化」の解決策などにはなるはずもないのですが

9/11の疑問を国会で追及した藤田議員もツバルに行って
海水上昇の原因は、世間で言われるような温暖化などではなかったことを報告なさっていましたよ。