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べき論を振りかざす上から目線の無意識的意識
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/720.html
投稿者 笠井一朗 日時 2011 年 7 月 25 日 10:02:35: hjlOpqOBwUqa.
 

http://kasai-chappuis.la.coocan.jp/NuclearPowerPlant/NuclearPowerPlantMediaDebugger.htm

上記URLは、私がこのところメディアデバッガー氏のブログに投稿したものを保管する目的で作った私のサイト内の頁です。現時点で氏のブログに投稿できない状態なので、ひとまずこちら(阿修羅)に投稿させていただきます。小出氏の発言で「50禁」については、私の知る範囲では概ね不評だが、当のご本人が時の人になってしまい、理性的で論理的な思考の出来ない状態にあると推察できる。阿修羅の面々方も小出氏の発言を無批判に持ち上げる方も一部にいらっしゃるようだが、その言説をいつ取り込むか、体制側がそのタイミングを見計らっていると思って間違いはないでしょう。以下の投稿文をご参照下さい。
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m_debuggerさんが指摘しました0424hanaguさんの投稿がスパム報告されてますね。「表示」をクリックすると投稿文を読むことが出来て、その中に「スパムではない」をクリックできるようになっていますので何回かクリックしてみたのですが、どのような効果があるのか分かりません。

小出さんの「べき論」に対して「発言撤回要求」の形で投稿してしまいますと、それこそ水掛け論になってしまいます。そもそも「べき論」は議題を提示するという、つまり議論をする姿勢ではないですから、同じ土俵に乗ってしまっては議論にならない論議が更におかしくなります。聴衆は人気投票としてのスパム報告をするようになります。

日本では義務教育でも高等教育でも「議論(ディベート)」について学習する機会がないので、一般的日本人は議論のなんたるかを知りません。例えば、ブレインストーミングやデビルズアドボケットの手法やマナーについても知りません。番組「日曜討論」など良い例ですね。主題が逸れようが相手が何を言おうが、奇をてらって我田引水に走り、如何に声量大きく言葉数多くその場の時間を奪い存在感を示せればよいと考えているようです。政治家でさえそうなのですから、あとは推して知るべしです。

先日のNHKスペシャルシリーズ原発危機 第3回
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110709.html
で、幾人かの方が円卓を囲んでの討論番組がありましたが、その中に、後藤政志工学博士と、奈良林直原子力安全委員会専門委員のやり取りが象徴的でしたね。奈良林氏は相手の意見に返答することは全くせず、壊れたテープレコーダーのようにあらかじめ記録されたフレーズを顔色一つ変えず無表情に淡々と喋っていました。
http://togetter.com/li/159901
対する後藤さんは、鬱憤やるかたないと思うのか、奈良林氏の発言のたびに顔を真っ赤にさせていました。私は突発性高血圧の気質があり、その危険性を十二分に知っていますので本当に心配しました。あんな鉄面皮相手に健康を害して欲しくないと心底心配しました。

昨日、私の連れ合いが室蘭での集会に出席し、小出さんのビデオを見てきました。景山あさ子さんのインタビュービデオでしたが、語録の連発で特に新しい話しはなかったようです。「50禁」については概ね不評で、年配の女性はかなり怒ってしまった方もいらっしゃったようです。放射能はどんなに微量であっても危ないと言っておきながら「年寄りが喰え」とはおかしい、というストレートな反応でした。40代の男性からは「放射性の食品を拡散させることは、放射能を流通させることになる」という意見が出ました。40代の女性は「問題提起のつもりかしら」、60代の女性は「チェルノブイリ事故の時も多くの国民が無関心だったし、その反省の念が強いから、皆に分かって欲しいという気持ちが強くて50禁の話しにつながったのかしら」などなどでした。我が家でも、勃起しないじじいでも前立腺癌で死ぬじゃないか、ばばあも乳がんになるんだっけか、等とクサしてやりました。

7月12日の「たね蒔きジャーナル」
http://www.youtube.com/watch?v=cPTpDJtoEjs
のコメント欄に以下の内容を投稿してあります。
    「原発行政を容認?してきた責任ある大人は、放射能に対する感受性も相当に低く、福島の農漁産品を買い支えるべきだ」とする小出さんの発言に、私は違和感を覚えます。市場経済では、1)フクシマ産品は買い叩かれるので「買い支える」ことにはならず、2)買うのは経済弱者であり、3)規範付け(倫理観の押し売り)は政治に利用されるからです。
    製パンが私の生業ですが、失敗作は出しません。具体的な経済損失を明示しないと損害賠償請求できない今の法制度では、放射能が含まれるであろう農産物を東電が買い取ることを前提に生産する農家はいると思いますが、市場に流通させたいとは生産者は思わないでしょう。経済原則の理解力もさることながら、その辺の想像力が欠けているから「大人は食べるべき」論に話しを膨らませてしまうのだと思います。
    なお、東電の社員や国会議員(全員)に原発行政の責任はありません。一部の国会議員や経済界、東電の役員に責任があるでしょう。私は「放射能で汚染された食品を食べてみろ!」と面と向かって叫ぶことは出来ても、彼等が食べるべきだとは思いません。別の話です。
    追補:我が家では牛を飼育していますが、2001年10月、動物由来蛋白を含む飼料を給餌すると「3年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金」とのパンフを家畜保健所が配りました。お役人様いわく「これでもう安心です」と。元はと言えば武部勤自民党国会議員が農水大臣時代の1997年に、英国からの通告を無視したのが事の始まりでした。農水省で認可して販売された飼料を、給餌する農家に罰則を科すことの理不尽さ、はたまた「効率一辺倒の農家の在り方が問題」と本質を見事にすり替えたのはマスコミでした。放射能汚染に関しても、事の本質を理解しつつ対処に当たるのが不可欠で、さもないと、いつの間にか、生産者が矢面に立たされる羽目になります。

更に言い添えましょう。生産者に50禁農産物を出荷させることは、生産者に罪の意識を背負わせることを意味します。小出さんは、ウクライナの菜の花プロジェクトを評価していませんが、数量評価もせず、クサすのはご自分の発想ではないからでしょう。放射能はどうやっても減らないとおっしゃるのなら、拡散を避けるのは第一義的に採るべき指針です。50禁は確実に放射能を拡散させます。「50禁はフクシマを支える」がいかに偽善的な発想かを冷静に理解して欲しいと思います。  

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コメント
 
01. 爺さん 2011年7月25日 14:36:14: pkMRoq8j2xu8g : TTVF4tZNkE
>その言説をいつ取り込むか、体制側がそのタイミングを見計らっている

 私もずっとそのように判断してきました。さらなる分析・評価をぜひ広く公表されるようお願いいたします。
 私も遺伝的突発的高血圧で、平常値の血圧も20代から140以下になったことがありません。血圧が高く、頭にくると、匿名で、普通ははばかる程度のことをコメントするのが関の山でした。
 体験的にもデータ的にも嘘は書きませんでしたが。
 さらにご検討くださり、必要な警鐘を鳴らされることをお願いいたします。
 小出氏の紹介をしている方の、あの営業トーク調の語り口からして、私には、その動機が推測されてしまいます。・・・飛び込み営業はかつて研修でさせられたことがあります。営業職の役割をけなすつもりではありません。

 こんなコメントを書いたら、すごいだろうな。後が怖いね。わたしゃ「敵・工作員」にされちまうかね。
 


02. 2011年7月25日 14:59:06: pEgCpfCxXY
一般論から言うと、
小出さんの神格化、絶対化、その発言に誤りはない、という態度で
その発言にふれるのは、ぼくは違うと思います。
それで、それぞれが思い当たる節があるでしょうから、
批判すべきは批判する、首肯すべきは首肯する、という是々非々でいいじゃない、
ようするに他の論者の扱いとかわらないというのが
各自にできる最悪にして最高じゃないかというのがぼくの見解です。
小出さんの持論である、放射能汚染物資、農作物、海藻など海産物、
事故被災地の第一次産業が流通する商品をすすんで買って食べ、
産業の一助となそう、との発言については、
多分にニホンにおける原発推進国策に対し止めることができなかった
というご自身の尽力にもかかわらず事故と結果したという、甚大な反省と後悔
が込められていますし、そういう反省と後悔とを多くの人々に共有してほしい、
共有できればいいなという思想が垣間見られ、ここに真意があるのではないか、
というのがぼくの評価です。この甚大な反省と後悔は、汚染物資を流通させ
家庭でも食べろ但し子どもは食べたらあかん、といってるわけで、
過激に無茶苦茶なもので、よりましな体内被曝レベルに抑えろという良識を
安易な、あるいは無反省で後悔の足りぬものとみなす、みようによっては
危険な思想でもあるんですね。けれども、ニホンは戦後、それまでの天皇崇拝から
いきなり民主主義の時代が来たから民主主義へという身代わりの速さで
過ごしてきて、どかんと原発事故にぶつかって、またしても身代わりの速さで
他のエネルギー政策に転換するのはいいでしょうけど、何か引っかかるのもまた
事実です。ほとんど何も過去について反省せずにただ都合から転回する、転換
するというのはどこかまた危ういのではないか、そういう意味で、小骨のように
喉の奥に突き刺さる言葉がいま重要なのではないか。
小出さんの恐るべき人体に危険な持論はそういう小骨の役割も考慮すると、
いうほど悪くないのではないだろうか、そんな風にも思えます。

03. 2011年7月25日 18:23:45: CH8ZOvcDTU
@放射性物質はそれが微量でも害がある。まして基準をなし崩しに何十倍に引き上げることをしてきた。

A少しでも放射性物質があるから、食べない、だから全部を出荷禁止にすることは現実的に出来ない。

@もAも正しい。小出氏の発言は当り前だ。
当然結論として今後も原発推進するという結論にはならない。


04. 2011年7月26日 09:04:12: PVWmHKUBwk
小出先生のお話や本の中に「放射能をかみしめる」ということばがあります。
汚染された野菜や肉、産地の偽装が相次ぐ中で、今まさに、その言葉の意味を
国民全員が、自分のこととして考えなければならない時期だと思います。

私が思うに
「放射能をかみしめる」というのは「無自覚に食べる」でもなく「あきらめて食べる」でもなく、
「放射能の危険を決して忘れず、もう二度とこのような危険な物質を出さない覚悟で、未来につながる地球を残すための命をつなぐために、反省をこめて食べ物をいただく」

ということではないでしょうか。

食べ物をはぐくんでくれた自然、地球に感謝し、作ってくれた人に感謝し、粗末にしたり無駄にしないよういただく心。

この心が、もし原発推進側の口からでてきたとしたら、それはおかしい。
今後、原発村の人間はお金を持っているので高いお金で「低汚染の食べ物」を買い、庶民には安い「高汚染の食べ物」を押し付けることが予想されます。
その方便として原発村から「大人は食べるべき」論がでてきたとしたら、それには要注意だと思います。全国にばら撒くのが目的ですので。

小出先生は、汚染された食べ物が国内で消費されない場合は、結局、輸出されて貧しい国の人たちの口に入ることになることを、皆に伝えたいのだと思うのです。

さらに原発の仕組みそのものが、ウラン採掘にはじまる貧しい国の人々の被曝労働、稼動時における、一番危険な被曝作業は日本国内の貧しい労働者の犠牲で成り立っていることを伝えたいのだと思います。

誰だってみんな汚染食べ物は食べたくない。でももう放射能はすさまじい量が出てしまったのです。
放射性物質の半減期を考えれば、「覆水盆にかえらず」です。
地球をぐるぐる回って、西日本や北半球の大気にも放射性物質は飛んできています。

「自分だけは食べたくない」、というせまい考え方では、放射能でもうこれ以上地球環境を汚さないという意識までには、なかなか到達しない。

放射能をかみしめながら、大量消費、経済優先の考え方をあらため、それぞれが、ライフスタイルを抜本的に変えていかない限り、原発もなくならないし、
食べ物の汚染もどんどんすすむことと思います。

まず自分ができることから考えてはじめたいです。
(レンジでチンをやめる、ウォシュレット待機電気切る、なべでご飯炊く、旬のもの食べる、など)

今後、日本の西の原発が事故を起こせば、子どもには与えたい低汚染の食べ物の入手すら困難になります。



05. 2011年7月26日 12:40:25: pEgCpfCxXY
>汚染された野菜や肉、産地の偽装が相次ぐ中で、今まさに、その言葉の意味を
>国民全員が、自分のこととして考えなければならない時期

「国民全員」とかいてしまう、のはどうでしょう。
国民全員が原発推進に責任があるとすれば、その責任を噛みしめるべく
汚染食品を食べろなどといえば、子どもも乳幼児も胎児もまた食べなさい、
食べつつその言葉を噛みしめろ(言葉の意味を考えろ)、
ということになりかねない。
小出さんは子どもも食べろなどと、いっていません。食べろというなら
原発推進、原発事故の責任と反省のある連中は食べろというべきで、
その場合はある年齢層に限定されうるのです。
かりに、コメント者が乳幼児や胎児は暗黙に除外してる場合でも
ぼくなんかは国民全員こうしろ、などと有無を言わせない、
個人的な選択や判断を許さない命令が
発せられたらそれはもうおかしい、人権侵害だ、憲法違反だ、
自由権、生存権、基本的人権の尊重違反、
憲法があれだけ国家を規制して個人とその自由の尊重を主張してるのにこれだ、
と思いますから、その時はできるだけそうしたくはありません。
市民の九割九部がお前だけ非国民な!裏切り者な!と名指す指さす時を
心待ちにします。どこでもいつもそうでしたから、またきたこれ、
としか思わないのです。
人権意識というものが日本には、あたかも日本国憲法の記述とごく一部の抗弁
する市民にしかないかのようだ、というのが日常です。
どうして日本ではみんなすぐ意見が一致してしまえるかに見えるのでしょうか。


06. 2011年7月27日 21:53:20: LIPF25cqR6
>>05

まったく同感です。

独りよがりの正義が他者にとっては理不尽な暴力になりうること知ったほうがいいと思います。


07. 笠井一朗 2011年7月27日 23:22:39: hjlOpqOBwUqa. : 1coBB6HG6A
皆さま、笠井です。コメントをどうもありがとうございます。

爺さん(pkMRoq8j2xu8g)さま:ご好意ある評価を頂き、ありがとうございます。本態性(遺伝的・原因を特定できない)で突発性の高血圧は、その平均値も高いので降圧剤や食事療法などを施しながら、常時、血圧を監視する必要があります。私は昭和32年生まれですが、36歳の時、250超えを体験しました。毎回の脈拍が私の頭をカケヤでぶったたくような激痛があり、自分で救急車を呼びました。幸いなことに出血はありませんでしたが、53になった今、あの時の事が再現されることになれば、後はないと思っています。アダラート10mgカプセル舌下投与は、緊急時の対応としては評価が分かれるようになったようですが、私は常備しています。所持していることの安心効果は絶大です。

pEgCpfCxXYさま:是々非々での議論は、議論の段階では差し支えないでしょう。ですが、小出さんは原子物理学の専門家ですし、各地で講演もし、ラジオ番組にも出演し、国会にも参考人として意見陳述しています。その発言の社会的影響力はとても大きいことをご配慮下さい。

CH8ZOvcDTUさま:政府が「全部を出荷禁止にすること」は法的に出来るようになるでしょう。が、私の主張は、放射能汚染された農漁産品は直接の原因者である東電が補償すべきだということです。それが可能かどうかを生産者が検証する必要はありません。生産者は、只、請求する権利があります。

PVWmHKUBwkさま:「輸出されて貧しい国の人たちの口に入ること」はODAの予算を使って実行する予定です。チェルノブイリ事故の際、ドイツ市民が汚染されたホエイパウダーをアフリカに輸出することを阻止し、小出さんはそのことを高く評価されています。ドイツ市民同様、日本市民もODAがらみの一石三鳥の日本政府の企みを粉砕しなければなりません。さらに申し上げるなら、原発行政を止めることが出来なかった日本の大人たちが引き受けたとしても、輸出阻止は、それはそれで糾弾しなければ、実行されると思います。つまり、国内で流通したからといって輸出されないように自動的にはなりません。
「自分だけは食べたくない」とは誰が思っていることだと思いますか。「大人は食べるべき論」は小出さんの発案ですが、その背後に「一般大衆は『自分だけは食べたくない』と思っているだろう」という思い込みがあるとは感じませんか。
そして、影響力のある権威に「大人は食べるべき論」を諭されれば、「まず自分ができることから考えてはじめたい」といった内向的な思慮を巡らすことになります。101匹目の猿は現れるでしょうが、その猿は内向的なので社会を変える力とはなりません。


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