国民にわかりやすい放射能汚染地図は、まだ見当たらない。

　どれだけ日本の国土が汚染されているか、その実態を知ることが先決だ。1ミリシーベルト以上の区域を明らかにし、住民が自ら判断できるようにして、先行きの不透明感を打開すべきである。

　被災地の住民が、仕事と暮らしで、チエと力を活かし・つなぐことが軸となる。そのために、自治体・政府は、被災者を生活保護水準以上の賃金で、能力や生活実態に応じて、復興再生事業に雇用するのはどうだろう。

　具体的には、線量計などによる汚染地域調査、被爆検診と学童疎開の斡旋、森林や河川と水路、農地と居住地の除染、瓦礫処理、インフラの再整備。除染による廃棄物の処理。汚染地域の田畑・山林を、湛水灌漑やヒマワリ・菜種などの栽培で除染するなどだ。

　また、原発は止めただけでは安全ではない。その後処理も考えなければいけない。

　原発周辺に、火力発電所を建設し、廃棄物や除染作物を燃料とする。併せて残灰や除染廃棄物の最終集積施設を設けては。

フクシマを抱える日本は、原発事故を解決し、エネルギー転換と合わせ、経済・社会・政治の仕組みをチェンジして、いい循環を軌道に乗せれば、なでしこジャパンのようになる。 　

コメント
01. 2011年7月26日 19:33:03: pEgCpfCxXY 若い世代に「どうしてこんな日本にした！」 ひたすら恨まれつつ呪われつつ、核の墓場、あらゆる社会悪の墓場の 墓守という最先端SFを生き、そして死ぬ。 健康なものから順にこの墓場を順調に後にする手立てをつくっていけるか、 それが課題だ。この事故は現時点での価額技術の限界に立っている。 放射能に人間は弱い、精子がヤラレ、精子の無事な外国人がいないと 繁殖不可能になるという、ツバメ説だ。 他方、放射能にも耐え抜く遺伝子を持つネズミのように しなやかに生き抜くのが人間だという、ネズミ説をとってみる。 すると、地震にも津波にも原発事故後の低線量放射能汚染にもめげずに 内部被曝もおちゃのこさいさいで、急性障害も晩発性障害も生じず、 従来通りに飯を食う人々を 想像することが許されるだろう。猛烈に従来通り繁殖を繰り返し 生物個体ならびに種別の多様性をより拡大しながら豊かに暮らすのだ。 被曝の森はいま　 http://www.youtube.com/watch?v=rI3WFze9F2g のごとくに。 これかて、なおやはり最先端SFなのだが。
02. 2011年7月26日 21:55:56: oyxuaVdpJA 安心しろ。 精子だけじゃなく、卵子もやられるからこれから日本で生まれる子供は多かれ少なかれ遺伝子に障害をもって生まれることになる。
03. 2011年7月26日 22:57:37: pQGsTBvSIg 伊予君とやら、 前段の四行まではいい。 「被災地の住民が、」以下が大甘だ。　話にならんよ。 放射能を君が言うように除染出来るのなら苦労は無い。 「廃棄物や除染作物を燃料とする」 では聞くが、その結果発生した同量の放射能をどうするんだい?
04. 伊予次郎 2011年7月27日 08:49:42: kixPLv9awJZfA : TMZQVkDTMg 03さんへ コメント有難う。 敗戦後、ニコ四と呼ばれた自治体の失業対策事業が、広く全国で行われました。 残灰や除染廃棄物の最終集積施設は、福島第一周辺に設ける火力発電所に併設します。 日本には、５４の原発があり、その放射性物質の処理は、 脱原発でも避けられない課題です。 チェルノブイリの石棺を踏まえて、原発古墳が考えられないでしょうか。
05. 2011年7月27日 20:06:44: TWIQtuZQVw 03だが、 ニコヨンとは死語を出してきたが、「被災者を生活保護水準以上の賃金で」では被災者も気分を悪くするのじゃないか。 「残灰や除染廃棄物の最終集積施設は、福島第一周辺に設ける火力発電所に併設します」 放射能汚染物の集積施設を原発周辺一帯にすることには賛成だが、火力発電所を併設する必要はない。　何故なら汚染物を燃やしても放射能は全く減らず空中に振り撒くだけではないか。 小出裕章が言っているように日本全土が放射能まみれになるのは、もう避けられない。 俺は七十代の単身者なのでこの先心配する必要など無いがね。
06. 伊予次郎 2011年7月28日 09:12:10: kixPLv9awJZfA : TMZQVkDTMg 03さんへ コメント有難う。 生活保護水準以上の賃金は, それ以下の低賃金を無くし、 被災者に仕事と暮らしの好循環をつくり出すためです。 生活保護に社会的な悪印象が存在するのは、 それが社会保障の基軸に位置付けられていないからです。 火力発電所は、汚染物を燃やし、 放射能を空中に振り撒かない除染機能が必要です。 日本全土に存在する放射能を直視し、 そこでどう生きるかが問われています。 私は、８３歳ですが、 自分に何が出来るか考える毎日です。
07. 2011年7月28日 13:09:55: tzrxykCDfg 05だが、 どうも貴方とは話がかみ合わないようだ。 「火力発電所は、汚染物を燃やし、放射能を空中に振り撒かない除染機能が必要です」 では除染機能を果たした物体の処理はどうするのか? 最終的に放射能を雲散霧消させる技術が存在しない限り、除染は対症療法に過ぎない。 現在でも政府は放射能まみれの状態を放置しているが、今後益々進行する汚染に無能な政府が適切に対処出来る筈が無い。 今世紀中に日本で生きる三世代九十年の若い連中は覚悟しておいた方がいいだろう。
08. 伊予次郎 2011年7月28日 15:16:03: kixPLv9awJZfA : TMZQVkDTMg ０５さんへ 濃淡はあれ、東日本は放射能で汚染されています。 原発事故の収束と併せ、この汚染地域を除染し、 １ミリシーベルト以下にします。 ご指摘のように、除染で集積され、火力発電所で処理された、 残灰などの放射能物質を、無くすことはできません。 だが放置でなく、特定地域に隔離し、 より安全に保管管理することは可能では。 政府・東電批判に止まらず、 放射能汚染に向き合う打開策が必要です。 批判と絶望からは何も生まれません。

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