専門家の測定では、すでに放出は広島原爆の29.6個分とされています。
これは、3回の爆発で放出された分です。
既出ですが、参議院厚生労働委員会で東大児玉龍彦教授指摘。放射線漏出広島原爆の29.6個分相当！　更に恐るべきことには、これまでの知見で原爆による放射線の残存量と原発から放出された物の放射線の残存量は、一年に至って原爆が１０００分の１程度に低下するのに対して原発からの放射線汚染物は１０分の１程度にしかならない。
http://www.iesu.co.jp/ghs/weblog/article/20110730092212.html

残りの燃料は存在するという仮定の基ですので、残量が全部漏れ出たとしたら
その100倍の3000個分となります。

以下のような計算方式を提示します。仮定：原爆ウランの濃縮率を90％
原発ウランの濃縮率を5%とします。
広島原爆には、ウラン約50kg搭載です。

集合体ウラン重量（新品時）は約184kgです。
【燃料集合体数】
炉内
1号機：400
2号機：548
3号機：548（MOX燃料含む）
4号機：0 （検査の為プールに移動）
5号機：548
6号機：764

プール
1号機：292
2号機：587
3号機：514（MOX燃料含む？）
4号機：1331
5号機：946
6号機：876

共用プール：6840
乾式貯蔵施設：408
合計：14,602本

原爆ウラン９０％濃縮と原発ウラン５％と仮定。
すべての燃料棒数は14,602本です。1本のウラン重量184kg
（14,602本×184kg）÷50kg＝53,735（5％濃縮）
53,735÷5/90=2,985
やはり原爆約3,000個分で正しい。

でも、1-6号機まですべて溶融流れ出たとは思えません。
ただ、確実なのは東電も政府も認めたメルトスルーの1-3号機の原子炉内と
誰が見ても（プールに1本しか確認できない映像）解る映像から3号機のプールは
壊れています。
よって、1-3号機の燃料棒1,496本と3号機プール514本がメルトダウンメルトスルーしたと
仮定します。
（2,010本×184kg）÷50kg＝
7,396÷５/90＝410個分となり、広島原爆の410個に相当する放射能が漏れ出た可能性が高いと思えます。
冒頭に述べましたが、『これまでの知見で原爆による放射線の残存量と原発から放出された物の放射線の残存量は、一年に至って原爆が１０００分の１程度に低下するのに対して原発からの放射線汚染物は１０分の１程度にしかならない。』と併せてご理解下さい。
　

コメント
01. 2011年7月31日 10:53:19: iQinVlOl1c 広瀬隆氏が指摘 「プルトニウムより怖いのはストロンチウム 原子炉内にはセシウムと同量のストロンチウムが存在していた。」（2m00s頃） http://www.youtube.com/watch?v=Q-RWsastjsY 政府よ何をやっている？さっさと東北関東の地下水を調べろ！
02. 2011年7月31日 12:26:14: 5VmIBssrxo 耳を塞ぎたいわ
03. 2011年7月31日 12:52:44: EszHBBNJY2 答えは合ってますが式を訂正 53,735÷5/90=2,985 訂正　53,735×（5/90）=2,985個分 7,396÷５/90＝410個分 訂正7,396×（５/90）＝410個分
04. １億２千万分の１ 2011年7月31日 16:58:09: ptxT4OLbv2dS. : WBFjfqvOb2 もう日本の太平洋沿岸の近海で取れる魚介類は口に出来ないかも？ わかめ・昆布・あわび・ほたて・近海マグロ・・・その他全ての魚介類 太平洋沿岸で取れるすべての魚介類は放射能測定を行うべきである。 大間のマグロも当然アウト！ どうせ、大間原発も工事進行中だから遅かれ早かれアウトである事は確か！
05. 2011年7月31日 21:21:54: 6tJDFeW2pg 「核燃料のメルトスルー放っておくと…地下水まで突き抜けず固まる」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110731-00000524-san-soci 以上、めでたしめでたし、ちゃんちゃん
06. 2011年7月31日 22:51:45: EszHBBNJY2 ０５さん 教えて欲しいんだが、固い岩盤が有ったとしても2800度まで高温になるので いずれ抜けてしまう。 溶岩やマグマでさえ何度か知っている？　1200度程度だ。 上から水をかけて冷温停止しているというが、溶融燃料の接地面は水が当たらない。 核燃料のメルトダウンの熱量を甘く見すぎていないか？　 また、取り出すことは永遠に不可能でずーーーーーーーとそのまま放置しておくのか？ 徐々に地下水に汚染水が到達するが・・下にも横にも鋼鉄を敷いているわけでもなく、地下水浸透をどうするの？ ほとぼりが冷めた頃合をみて、海に流すのか？ それでも燃料はどうするねん。
07. 2011年7月31日 22:56:04: EszHBBNJY2 ０５さん http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110731-00000524-san-soci の文中にある、 宮崎名誉教授は「地下深くまで行くわけではなく、自然に放熱され、どこかで冷え固まる。噴き出した溶岩が自然に固まって止まるのと同じだ」と指摘する。 ↓ どうおもう？　溶岩は自己発熱していない。　核反応も臨界もしていない。 核燃料は、溶融して臨界を部分的に起こしている状態。 長期に渡って放射能放出と高温を維持する。 宮崎名誉教授というのは、完璧な御用学者だな。 恥ずかしいというレベルではない。東大教授のプルトニウムは飲んでも安全と 言った奴と同類。
08. 2011年7月31日 23:06:15: q6hUy2Jr72 ちなみに　You Tube　の衆議院厚生労働委員会の児玉龍彦教授の ファイルが削除されていますね。
09. 2011年7月31日 23:27:35: EszHBBNJY2 ０８さん えーーーー、さすが隠蔽体質日本。中国より極悪だわ。
10. KEN123456 2011年8月20日 17:00:54: XXJnyeY3dkXHo : Vt7OIGArGk 民兵様 夏休みになって気になっていた放射線総量の件、 ２時間調べた中では最も良いデータでした。大変感謝します。 次に気になるのは、放出のされかたです。 EszHBBNJY2さんあたりの議論ですが、 KENは地中部分と空中飛散部分（とあえて言えば水中部分）に分けて考えたいです。 その場合、大変気になるのが空中飛散部分です 原爆、水爆、ﾁｪﾙﾉﾌﾞｲﾘはこの辺が多いと思う。 どなたか知見があると思いますが、いかがでしょう？ KENはざっくばらんに考えれば　410個分*【0.001】＝４個分　程度かな？？？と思ってます。 もともと410個も多いように思いますが、それよりも上の空中飛散分割合【0.001】について どなたかお教え下さい。

11. 2014年7月07日 12:03:59 : RQpv2rjbfs ところで今は何に水を散布しているのですか。 燃料がそこに無いと認めたくないためだけにですか。

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