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チェルノブイリと福島・ベラルーシから学ぶこと
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/450/91326.html
ベルラッド研究所アレクセイ・ネステレンコ所長
「日本ではソビエトと同じように情報の隠蔽が行われている印象があります。
重要なのは、まず食料を厳重に検査し管理することです。
次に住民、特に子供たちの体内にどのくらい放射性物質が取り込まれたのか、
検査を続けることです。
そして住民に食物から放射性物質を除去する方法など
放射性物質の影響を少なくする情報を教えることです」
ネステレンコ所長は国だけでなく民間の研究所や食品会社や市民自身が
並行して食料の中の放射性物質を検査することが重要だと指摘しています。
「国家機関は場合によっては都合の悪い情報は隠すものです。
従って国の機関の検査結果に対しては住民の不信が高まります。
こうした不信を取り除くためにも民間が独自に検査することは重要です。
私たちは学校に検査機器をおいて実施していますが、
そうしますと教育的な効果もあります。
子供たちが放射性物質を詳しく知ることになるのです」
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ネステレンコ所長は基準が甘すぎると批判しています。
「日本の基準はベラルーシに比べてあまりに緩すぎて、
酷いと言っても良いくらいです。
ベラルーシではたとえば3歳児までの子供用の牛乳など
食物の許容限度は放射性セシウムで37ベクレルです」
日本が飲料水と乳製品については200ベクレルとしていますが、
その他は一律に500ベクレルという大雑把な基準となっていますが、
ベラルーシでは、食品の種類ごとに細かく基準が定められています。
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3歳児までの乳幼児用の食品は1キログラムあたり37ベクレル、飲料水は10ベクレル、
牛乳は100ベクレル、パンは40ベクレル、牛肉は500ベクレル、豚肉、鶏肉は200ベクレルなど
食品ごとに基準値が細かく定められ、全般的に日本よりもかなり厳しめになっています。
日本よりも甘いものもありますね。
そうです。たとえば乾燥キノコやお茶は日本よりも甘くなっています。
お茶の葉にはこれだけのセシウムがあってもお茶自体にはセシウムは
すべて溶け出しませんし、また乾燥キノコなども国民が食べる量は限られている、
その代り、水や主食のパン、牛乳、ジャガイモなどは大変厳しい値になっています。
国民の食生活の実態に合わせて細かく基準を定めているのです。
ベラルーシの基準値の考え方は、内部被爆・外部被爆併せて1ミリシーベルトを
超えないという基本方針からそれぞれの食品の基準が定められています。
一方日本の場合も平常時は1ミリシーベルトが基準でしたが、
福島第一原発の事故を受けて、現在は事故後の緊急状況であるとして
暫定基準を定めるときに5ミリシーベルトまでは許容しようと
食品に対する考え方を緩めたわけです。
しかも5ミリシーベルトの中には放射性セシウムとストロンチウムによる
被ばくのみです。
ヨウ素などは別枠です。
5ミリシーベルトと1ミリシーベルトという
基本方針の違いが基準値の差となって現れています。
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