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復刊『福島原発の闇 原発下請け労働者の現実』堀江 邦夫 (著), 水木 しげる (イラスト) 水木さんのイラストが秀逸
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/785.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2011 年 8 月 24 日 10:20:29: V/iHBd5bUIubc
 

むかしむかし、学生時代、大学の寮の先輩が「原発ジプシーおもろいで」ともらったのが堀江さんの『原発ジプシー』
その先輩からは、鎌田慧の『自動車絶望工場』も貸しもらいましたっけ。
小出さんのたねまきジャーナル聞き起こし、「非常な政府」で、思わず水木しげるの『総員玉砕せよ!』思わず思い出してしまいましたと書きましたが
この原発の闇のイラストも魂がこもっておるようです。

Amazonより部分転載
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福島原発の闇 原発下請け労働者の現実

堀江 邦夫 (著), 水木 しげる (イラスト)
内容紹介

『原発ジプシー』の著者で知られる堀江邦夫、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげるが1979年、福島原発の“闇”を描いていた!下請け労働者として原発に潜入、その知られざる現場の実態を書き下ろした堀江邦夫のテキストに、水木しげるが福島原発近くまで赴いてイメージを膨らませて、原発内部の緊張感を圧倒的迫力で描いた。過酷な労働、ずさんな管理態勢……。3・11以降のすべては、32年前当時から始まっていたことがわかる。福島原発の現場を初めて表した貴重なルポ&イラストであり、大人から子どもまで、原発労働の現実、原発の本質が一気に理解できる。初の単行本化!イラスト多数。

福島原発の闇 目次
第1章 パイプの森の放浪者たち
「原発の仕事も考えもんだ」/ 原発を渡り歩くジプシーたち/ 防護とは名ばかりの防護服 / 汚染水が突然吹き出す/ 高線量エリアでの作業// 故障していたアラームメーター/ 激しい頭痛に座り込む 
第2章 傷ついた者たちの墓標
史上最悪の事故に口を閉ざす/重装備でヘドロを掻き出す/“被ばくノルマ”の達成/管理区域内で重傷を負う/想像を絶する「事故処理」/“無災害”を讃える記念碑
登録情報
単行本: 96ページ
出版社: 朝日新聞出版 (2011/8/19)
ISBN-10: 402330980X
ISBN-13: 978-4023309807
発売日: 2011/8/19

25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0

原発を語ろうとするなら、現場を知らなければならない, 2011/8/20
By nakama - レビューをすべて見る
(VINEメンバー) (トップ500レビュアー)

まず、ルポを書いた堀江氏の「下請け労働者の一人となることで、彼らと同じ境遇に身を置き、彼らと同じように働き、彼らと同じように放射能を浴びることで原発というものを見つめてみようと思いたち」という文章に衝撃を受けた。自らの健康を損なう危険を負いながら、現場の人と同じところに身を置いて書かれた本書は真のルポルタージュ(現地報告)といえるだろう。
水木氏のイラストは、単に情報やイメージを伝えるだけでなく、下請け労働者たちが味わっているであろう感覚、不安や恐れ、苦しさを伝えている。
原発には闇がある。エネルギー問題から原発を考えることは、光の当たる部分から考えることだが、闇を知らずに原発への賛否を語ってはならないと思い知らされた。我々が明るさや便利や快適を得るために、数万の人たちが味わう労苦というより悲惨。労苦には終えたときの充足も達成感もある。しかし、悲惨に解決は無い。「労働量を売っているのではなくノルマ分の放射能を浴びることによって賃金を得ている」下請け労働者たちの現在は、私たちの想像を超えて過酷であり、将来は暗い闇に脅かされている。彼らの闇と犠牲は我々の便利や快適と釣り合っているのだろうか。無視できない重い問いである。

一つ、編集者・出版社に求めたかったのは、32年前に書かれたこのルポと現在の現場の状況の間に、どのような変化があったかのか、あるいはなかったのか、その点を明確にしていただきたかった。そのような説明があれば、この書は現代における意義をさらに増したと思う。☆を一つ減らしたのは、そのためであって内容のためでは無い。編集者・出版社にはジャーナリストとして、その点、しっかりと見張り、検証し続けていただきたい。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0

秀逸な原発労働記, 2011/8/21
By キカイダン "kikaidan" - レビューをすべて見る

ジャーナリストでありながら、「下請け労働者の一人となることで、彼らと同じ境遇に身を置き、彼らと同じように働き、彼らと同じように放射線を浴びることで原発というものをみつめてみよう」と思い立った堀江邦夫氏が、実際に、福島原発をはじめ、日本各地にある原発で一労働者として労働した経験を綴った原発労働記。彼の文章に、妖怪漫画でお馴染みの、水木しげる氏の挿絵が入る。

最近では、原発関連本にもやや食傷気味だが、水木しげる氏のファンである私は、彼の挿絵を目当てに購入を決めた。全90ページほどの本書には、20点ほどの水木しげる氏の挿絵が入り、「原発内部の放射能の恐怖」が水木タッチで見事に描かれている。

本書の内容について..
著者が経験した原発労働が詳細に綴られていて、彼の文章から、原発労働の実態がリアルに伝わってくる。福島原発事故以前は、世間に注目されることがほとんどなかった原発労働の実態は、私たちの想像を遥かに超えるほど過酷なものだった。「もしこの人工空気がストップしたなら、間違いなくこのヘドロのなかで窒息死だーそんな不安が幾度となくの脳裏をよぎる。顔の汗を拭いたい。が、マスクを外すわけにはいかない。タンク内に充満している放射性物質を吸い込んでしまうからだ。ノドに激しい渇き。水を飲みたい。が、タンク内はもちろん、管理区域内には水飲み場も無い。トイレさえ無い」(本文より引用)。このような環境で被曝を覚悟で作業に従事する労働者たち、そして、隠蔽される数々の労災etc、例え福島原発事故クラスの事故が起きなくても、誰かが自身の健康を犠牲にして労働しなければ成立しない、「原発というシステム」の大きな問題点を、著者は、自身の実体験に基づき鋭く指摘する。

本書は、全90ページほどで、30分もあれば読了してしまえるが、多くの日本人に、「原発というシステム」について、真剣に考えるきっかけを与える秀逸な作品であると感じた。原発に賛成か反対かに拘らず、私は、本書の内容は、すべての日本人が知るきだと考える。私たちの使用する電気の一部が、このような労働抜きには供給され得ない事実。私たちは、私たちの社会は、これを是とするのか、否とするのか?この問題をすべての日本人が考え、議論しないまま、「原発というシステム」を継続していくことは、もはや社会的不誠実なのではないか?本書を読了後、私はそう思った..

本書の内容は星5つの評価に値するが、星5つでないのは、本書の全90ページという分量に対して、1,050円(税込)という価格がやや高いのではないかと感じたためである。

この際、原発推進派諸氏の本も復刻してはどう ...?, 2011/8/21
By heartofasmallbusiness "heartofsmallbusiness" - レビューをすべて見る

1979年当時にはまだ朝日新聞系の出版社にもこうした真っ当な道義と気概を
感じさせる本を出せる編集者がいたんですね ... 。
私は25年前チェルノブイリ原発事故があった時、小さな広告制作会社で某電
力会社の広報誌の創刊に関わった経験がありますが、その頃の朝日新聞と言
えばもう原発推進ドップリの論説委員が覇権を握っており、大広告主である
電力会社との繋がりも深くなり、事実、岸田某とかいう東大出の学者くずれ
みたいな論説主幹が広報誌の監修顧問におさまっていました。と言っても、
実際には名ばかりの存在であり、たまに原発全面擁護の「きれいごと」記事
を寄稿する程度。それでも彼には毎回ン十万という流行作家なみの監修・原
稿料が支払われていましたわね ... 。この本を上梓した堀江邦夫・水木しげる
両氏の原稿料など知る由もありませんが、せめて岸田某に支払われた半分だ
けでも取り返して渡してあげたい気分です ... ったく。この本を読み返すに
つけ、これまで原発推進の片棒をかついで潤ったメディアの輩一人ひとりに
己の責任を釈明してもらいたい気持ちが強くなります。いっそ、当時彼らが
そこかしこで書いた原発礼賛記事やら社説を集め、この本と同じように復刻
出版してはどうですか?朝日新聞さん。


http://www.amazon.co.jp/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AE%E9%97%87-%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%B8%8B%E8%AB%8B%E3%81%91%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%AE%9F-%E5%A0%80%E6%B1%9F-%E9%82%A6%E5%A4%AB/dp/402330980X  

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コメント
 
01. 2011年8月24日 10:34:42: A4GQ7o9O02
ヤフーニュースでも紹介(水木さんのイラストあります)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110818-00000301-sasahi-peo

02. 2011年8月24日 21:51:35: GblXgXsFbk
まるで日本版のシモーヌ・ヴェイユのようだ。

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