★阿修羅♪ > 原発・フッ素16 > 115.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
農業を保護するか、子供を守るか?  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/115.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 8 月 30 日 18:22:21: igsppGRN/E9PQ
 

農業を保護するか、子供を守るか?
http://takedanet.com/2011/08/post_df4e.html
平成23年8月30日  武田邦彦(中部大学)

福島原発事故以来、日本の農業や農業関係者が「食べる人より、作る人」だけが視野に入っていることがハッキリした。私が「セシウムを含んだ食材は捨ててください」というと「あんなに苦労して作っているのになんということを言うのか!」とお叱りを受ける。

そういうなら「放射性物質を含む食材を食べさせられる子供はどうでも良いのか!」と反論したいところだ。

これまで、農業の人は自分の儲けだけを考えて、消費者の健康は第二、第三だったということも、哀しいことに事実のようである。

・・・・・・

その典型的な例が牛乳や粉ミルクだった。何しろ飲むのが赤ちゃんだからヨウ素やセシウムが入ったものを食べさせてはいけないことはわかっている。そして福島原発事故以来、食材のそれらが入っていないかどうか多くのお母さんが心配していることも承知だ。

それでも、断固としてベクレルを表示しなかった。ところが、8月26日、つまり事故から5ヶ月後になって、日本乳業協会が「乳児用調製粉乳の放射性物質検査結果について」というのを公表した。

http://www.nyukyou.jp/topics/20110826.html

まずは一歩前進だろう。次には牛乳のベクレルを表示することだ。数値を示さずに「安全です」と言っても、それが1年1ミリに相当するのか、1年20ミリを基準にしているのかわからない。

何しろ、政府が子供に1年20ミリ(レントゲンを1年に400回)の基準を設け、食材の暫定基準値は世界的に飛び抜けて高く、さらに「暫定」と言いながらいつまで続けるかもなんとか誤魔化そうとしている状態だから、「安全」では「安心」できないのは当然だ。

もしベクレルが表示されれば、たとえば1キログラム20ベクレルならそれを100で割れば直ちに1年間に0.2ミリシーベルトの内部被曝を受けることがわかる。

まあ、一応の前進である。

(注)ミルクの公表データのあるページは読者の方に教えていただきました。ありがとうございました。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年8月30日 19:05:52: gr8J2UlbH2
すでに東日本の農水産業は壊滅状態にあると思います。

02. 2011年8月30日 19:24:47: y4nk5ioLRs
農家の人も被害者であり、問題は測定値を公表しない政府にある。
チャンと、測定値がわかっていれば消費者も選んで買う事が出きる。
政府に対する不信が内輪もめを生み、日本を破壊する。

03. 2011年8月30日 19:38:52: G0fkoMjiOQ
消費者は自分の都合けだけを考えて、生産者の生活は第二、第三だったということも、哀しいことに事実のようである。東電政府の思うつぼ。

04. 2011年8月30日 20:00:04: 3ToHRL9Yuk
農業を保護するために、福島原発由来の放射性物質が含まれる食材は、すべて東京電力に通常の価格で買い取らせればよい。
汚染物質をまき散らしたものに責任を取らせるのが、一番確実な解決策だ。

東京電力は10兆円もの資産があるのだ。
国が責任を取るのは、東京電力が破たんした後でよい。


05. 2011年8月30日 20:06:18: ejzgLmBDAw
03>消費者は自分の都合けだけを考えて

何で消費者が放射能物質が少ないものを選ぶことが
自分の都合になるんでしょう。都合ではなくあたりまえのことだよ。


06. 2011年8月30日 20:06:49: Dnbvw6VML2
消費者は福島の農家に西日本への移住を希望しておりました。
移住のための支援は惜しまないと考えた人は多かったのでは無いでしょうか?
残念ながら福島の農民は自ら墓穴を掘ってしまったと思います。
汚染された食品を食べることは農業支援では無く、東電支援だとtwitterでつぶやいていた人がいました。私もそのご意見に賛成です。
こうやって生産者と消費者が反目し合うことは原子力マフィアの思う壷ということなのでしょう。
無知が罪を有無こともあるのです。
今からでも良いので考え直してください。

07. 2011年8月30日 21:15:09: gLLQQ3UKBc
>>06
農家は鉢植えの木でもなければ、消費者の食糧生産のためだけに存在しているわけでもありません。そもそも、いきなり見知らぬ土地へ行って、今までと同じ生産力が持てるはずもない。私は農家ではないが、農業がそんな簡単なものではないのはわかっています。

この際、必要なのは生産者、消費者、政府、すべての人たちの理性だ。
まずは、農産物の放射能を細かく正確に測定すること。そして、一律500Bq/kgなんて、バカ高い基準値は止めて、食品ごとに平均的な摂取量に基づく基準値をきめ細かく作ること。

更に「これまで原発に反対してきた専門家」を中心に、年齢ごとに年間どの程度までの摂取なら、問題ないかの基準値を作ってもらい、国民は自分の年齢や家族構成などを考えながら、食品を買う。

「そんなにうまくいくわけない」という人も多いだろうが、もし、日本人がわずかな食品汚染も拒否したら、輸入に頼らざるおえず、穀物価格などは高騰し、日本の原発とは縁もゆかりもない貧困国の国民が飢えて我々を恨むだろう。


08. 2011年8月30日 21:54:27: Dnbvw6VML2
>>07
だから私は支援が必要だと言っているのです。
それは移住先で引き続き農業を行うにせよ、違う職業を選択するにせよ、それによって被る不利益を補償すべきだと思います。

残念ながら西日本でも今までと同じレベルの食料の生産は厳しいでしょう。
そういった意味でも国内で生産されたすべての食料の放射能レベルを測定し、表示すべきだと思います。
これまでの流れの中でそういったことを行う上での相互信頼がかなり阻害されてしまったことが残念でなりません。

私のようなあまり若くない世代は子供達より高い放射能レベルの食品を甘んじて食すべきだというご意見にも基本的に賛成です。
貧しい国に放射能レベルの高い食料を押し付けることにもあなたと同じく反対であります。

ただ、汚染される可能性が著しく高くなる場所での食料生産の意味が全く理解できません。


09. 2011年8月30日 23:42:53: G0fkoMjiOQ
補償逃れのために暫定基準値を引き上げ、汚染された農作物を流通させているのは東電政府であって、汚染農家は従来通り基準に従って生産出荷しているだけ。
それら汚染商品を買うのは東電政府の基準や対応を支持しているのと同じ事。
基準値に対する不信という正当な理由に基づいた徹底した不買が汚染農家への補償を促すことになるのでは。

10. 2011年8月31日 00:28:29: 7PLRcrDzWo
>>07
あなたのような意見に触れるたびに、私はこの国にいるのが嫌になる。
一番下の息子はカナダの親戚に養子に出すよう手続きを始めました。
かわいそうだ、こんな諦めの哲学がまじめずらして語られるところに、末っ子は置いておきたくない。
まあ、そういう人間が全部出て行くか、大切なものは脱出させて、後はみんなで諦めて被曝していくのが、あなたの理想でしょうね。

11. 2011年8月31日 01:46:51: dn9WwGp0cI
農業(あるいは農漁業、産業などもう少し広く)と子どもを守ること―――これは、本来対立させてはならないものでした。しかし、福島の佐藤県政を筆頭に、県民、住民を県外に出さないため、御用学者を使って、完全にデマである「安全」をふりまき、子どもの被曝などを心配する親を「利己的」と断罪し、「放射線管理区域」を超える高い線量の中での子どもたちの生活や登校を事実上強要しています。避難した生徒にまで、始業式などで帰還を強要し、抗議した親には教師が「上から言われているので仕方ない」と言っています。
学校では、「危険だと言ってはいけない」と教師が言われているため、窓を開けず、校庭で遊ぶことを禁じ、マスクをさせるときに、その理由をどう説明していいのか分からない、といっている教師もいます(仕方なく、あるいは、逆らって説明している教師もある程度いますが)。
佐藤県政が、山下俊一などを使って、このようなことをしているのは、福島から多くの生徒を避難させると、福島が危険だとみなされて「風評被害」にあうことが大きい理由だそうです。
そのため、当初は、山下は、マスクもいらない、砂場で遊ばせても大丈夫、などと、安全を演出するため、避けることのできる被曝まで強いたのです(それに対する強い抗議にあい、当初、山下は、自分の孫を砂場で遊ばせて納得してもらえるならお安いこと、といっていながら、その実行を迫られて前言を翻し、自分は「安全」とは言っていない、福島にいなければならないなら、放射線を気にしないで生活した方がいいという「安心」をといているのだ、などと悪質宗教まがいの主張に変わっています)。

このような連中が、子どもの健康、命と引き換えに、福島の産業や経済を(もちろん、そこで得られる自分たちの利権を)守ろうとしている以上、残念ながら、この投稿の標題の様な「農業を保護するか、子供を守るか?」という二者択一になるほかはありません。

これを解決するには、まず、福島の子どもたちの疎開・避難を実現することです。
それを中心に、大人が犠牲になっても子どもを守ることを実行していって、そのうえで、福島の産業をどう守ることができるのか、大人がどこまで犠牲を引き受けるのか、という論議の入口ができます。
「大人の社会の利益」のために子どもが犠牲にされている、と子どもたちの多くが感じているこの状況を放置して、福島の産業を支えなければならない、という面だけで、佐藤県政の後押しをすることはできません。

3月の事故直後、大量被曝をし、今も高い線量の中にある子どもたちを、一刻も早く、低い線量のところに疎開させ、多少とも、体内の放射線を排出させる「保養」がどうしても必要です。

福島の子どもたちの疎開・避難実現に、全国で声を強めてほしいと思います。


12. 2011年8月31日 09:25:31: NPHXfKebCU
福島原発が爆発した時、国は福島県内の農家に代替地を提供して移転させるものと思っていた。でもフタを開けてみると、今まで原発により恩恵を受けてきた原発周辺に住む住民は早期に避難させてもらい、条件の良い避難生活を送っているのに対し、原発から恩恵をほとんど受けていない農村部の町や村の人々は高線量がバレるまで放置され、本来は一番の被害者であるにもかかわらず汚染農作物のばら撒きの片棒を担がさせられた。
北海道、九州、四国…、国内には放棄されたも同然の農地がたくさんある。国はただちに福島県内の農家に代替地を提供すべき。いきなり見知らぬ土地へ行って、今までと同じ生産力が持てるはずもないという意見もあるが、放射能汚染された地でまともな値で売れぬ作物を作り続けるほうが愚ではないか。

13. 2011年8月31日 09:34:04: NPHXfKebCU
福島原発が爆発した時、国は小中学生を学校ごと疎開させるものと思っていた。でもフタをあけてみると福島から逃げだすことができたのは俗にいうお金持ちまたは一部の超低所得者の子だけで、多くの子は仲間外れになることを恐れて危険な給食も拒否できぬまま、福島に取り残された。最も放射性物質の多かった時期に福島に足止めされた子どもたちの未来に何事もないことを祈るしかないが、風評被害を打ち消すため汚染食物を給食に出すなどという身勝手な大人たちを許してはならないと思う。

14. 2011年8月31日 16:26:57: 5BMZVX5AG2
>07

どんな値でも「安全」なんかない


15. 2011年8月31日 19:32:57: VTaRBZjgEM
勝手に汚染野菜食って死ねばいいよ。

国も悪い、東電も悪い、県も悪い、学者も悪い、役人も悪い。
しかし、そんな奴らを信じたのは自分自身も悪い。

原発の密集する地震国に住みながら、放射能の危険性をまったく学んでこなかった。
何度も何度も公害やアスベスト、血液製剤などで国に騙されているのに、その歴史から何も学ばなかった。

その事が日本中に原発を作り、地球を汚した。
被害者だが、加害者でもある。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素16掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素16掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧