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『安全性の考え方』武谷三男編「放射線というものはどんなに微量であっても人体に悪い影響をあたえる
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/504.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2011 年 9 月 14 日 09:40:12: V/iHBd5bUIubc
 

武谷三男
「放射線というものは、どんなに微量であっても、人体に悪い影響をあたえる。・・・
 ・・・・つまり、許容量とは、利益と不利益のバランスをはかる社会的な概念なのである。」

 許容量とは、生物学的に安全な基準ではなく、社会的な概念だとさ。
 ところで武谷さんって、どなた?名前は、むかし聞いたことありますが。1967年いうたら、まだ保育園にも行ってない頃か。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長塚洋一さんのブログ Supersymmetory Brothers より

2011年9月14日 (水)

『安全性の考え方』武谷三男編

岩波新書 1967年

公害が一番問題になった時代の本だ。目次は下のとおり。()内は筆者。また、扱われている公害などの事件を付記した。

主婦のちから(高田ユリ)   ・・プラスチック食器からホルマリンが溶け出す問題
小児マヒと母親(久保全雄)  ・・ポリオ・生ワクチンの認可の遅れ
水俣病(宇井純)
公害の街・四日市(吉田克己) ・・ぜんそくなど
沼津市・三島市・清水町の勝利(星野重雄) ・・石油コンビナート建設に対する反対運動
三井三池の悲劇(河合武 資料提供:細川汀、金子嗣郎)  ・・一酸化炭素中毒の後遺症
白ろう病(山田信也)
原子力の教訓(河合武、藤本陽一)
薬の危険性(高橋晄正)    ・・肝臓の働きを促進するという薬の危険性
加害者と数字(三須田健)   ・・統計などの数字にだまされない正しい見方
「原因不明」のからくり(川上武)  ・・事故調査委員の問題点
法律の限界(熊倉武)    ・・民法、刑法上の公害などの扱い
安全性の哲学(武谷三男)
学校の教科書で習ったような代表的な公害に加え、今ではあまり顧みられないかもしれない公害闘争の記録もあり、資料的な価値が高い本だと思う。全般に、企業が公害をまき散らしながらも犯罪にも問われず責任も問われない状況に対する抗議が根底にあり、そのための対抗勢力として旧左翼系、労働組合系の運動を評価するトーンになっている。労働者、市民の視点にたって書かれた本で、徹底して企業の横暴が批判されている。しかし、時代だったんでしょうか。今読むと当時の企業は本当にひどい。これらの運動を経て今があるという事を忘れてはいかんなと珍しく思った。世の中、少し進めるだけでもの凄く力がいるんだなと。みんなの。

「3 水俣病」には、次のように書いてある。

「こういう事件の経過には、一定の順序、あるいは定石のようなものがあるらしい。「公害」が発生した当初は一体何が原因なのかさえわからない。考えられるたくさんの原因の中から、長い間かかって一番確からしいものが洗い出されると、その段階ではじめて加害者から猛烈な反撃が起る。原因となった工場や発生源ばかりでなく、中立をよそおった学者や公的な機関まで動員される。反論の声が大きく、数も多いということになると、事件の外から見ている人にとっては、どれが本当なのかわからなくなる。こういう状態がつづいて、世間の関心が別の事件にうつってしまうまで反論がくりかえされる。」

これが過去の大きな公害事件のほぼすべてに当てはまるのは本書の他の事例を読んでいてもよくわかる。また、こんなことも。

「地方行政の組織にも問題は多い。最大の問題は、日本の地方自治が自立をあきらめてしまっている現状にある。水俣病の初期に、保健所や医師会が自分たちの手で行った調査は、原因の究明に大きな役割を果した。しかし、行政の問題としては、市は県へ、県は厚生省へと、順送りに対策を要求し、予算を要求するだけだった。」

この自治体の姿や、企業側の正しさを証明する結果を無理にこじつける研究をしてしまう学者など、どこかでみたことがあるわけだが、貧しさがその理由としてあげられているのには時代を感じさせる。そんなに貧しくないはずの現代では、何と言えばいいのだろう。
また、市民運動においては、この役所の硬直した姿勢を認めず、それぞれの階層(中央、県、市のそれぞれのレベル)でそれぞれが最大限の努力をするように要求しつづけることの重要性が説かれている。問題を上へ順送りするようなやり方を認めると、必ず問題がぼかされるからだと。住民の手の届かないところでたてられる対策が住民の役に立つことはまず絶対にないと断言されているあたりでは、思わず福島を思いだす。

福島と言えば、ビキニ水爆の第五福竜丸の被曝に関する米国との交渉のなかで許容量に関する議論が出ている。昔は、許容量が随分高かったことがわかる。1934年のICRPの勧告(このころにはすでにあった)では、一週間に1レム以下というのが職業で放射能を扱う人の許容量だったというのだからすごい。1レムは、0.01シーベルトすなわち10ミリシーベルトだ。一年では、500ミリシーベルトになる。その後数字がみなおされて一週間に300ミリレム、一般の人は30ミリレムとしたがとくに根拠はなかったらしい。これは、それぞれ、3ミリシーベルトに0.3ミリシーベルトで、一年では、150ミリシーベルトと15ミリシーベルトですね。職業人の方の基準が今とあまり変わらないのは、仕事にならないからだろう。

その許容量というものは、それ以下では障害が起らないというものではないということは当時から明らかで、そこに武谷さんが許容量の概念を明確に定義する。

「放射線というものは、どんなに微量であっても、人体に悪い影響をあたえる。しかし一方では、これを使うことによって有利なこともあり、また使わざるを得ないということもある。その例としてレントゲン検査を考えれば、それによって何らかの影響はあるかもしれないが、同時に結核を早く発見することもできるというプラスもある。そこで、有害さとひきかえに有利さを得るバランスを考えて、”どこまで有害さをがまんするかの量”が、許容量というものである。つまり、許容量とは、利益と不利益のバランスをはかる社会的な概念なのである。」

ICRPの勧告のなかにもこの考え方は浸透しているが、当時はまったく独自に日本が提案した考え方だということはもっと知られてよいと思う。このあたりの科学者の活動は、岩波新書『死の灰』、『原水爆実験』にくわしい、と宣伝が入っているのはさすがだ。

『新原子炉路お節介学入門』の最初に京大原子炉の用地がなかなかきまらなかったことが書かれているが、本書には、まさにそのひとつの候補地吹田でのやりとりが出ている。原子炉を建設したい学者と、反対派を応援する武谷三男の討論がなかなか面白い。大阪大学の助教授Sさんという人がでてくるが、柴田さんだろうか。読む限り、武谷さんの理路整然とした批判に答えられずに推進側完敗に見える。武谷さんの原子炉の安全に対する考え方は、柴田さんのそれとまったく同じで、これも面白い。

最終章は、その武谷さんの安全性の哲学が述べられている。微量長期の問題という、まさに今われわれが放射能で直面している問題について許容量との関係で述べている箇所の現代性にも驚くのだが、むしろ僕が注目とたのは、「公共」について述べた次の箇所だ。

「何といっても、専門知識以前の概念の分析ということが非常に重要なのである。専門的に、技術データを集めたところで、そのデータをどういうふうに使うかという考え方、いってみれば ”文明とか、公共という名における高度の哲学” というものがないといけない。概念の分析が十分でないと、かえって逆の結果を招くことになるので、科学者はもちろん、すべての人が、そういう高い立場の哲学を持たないといけない。ところが日本には公共という概念が完全に欠如している。日本で公共というのは、お上、国家と同義語だった。」

「技術者をはじめ、公共とか公衆とかいう感覚のない人、足りない人に、どうすればそういう感覚を植えつけることができるかということが、これからの大きな問題である。」

「日本はいまだに身分制が強いというのも問題だ。外国では”職能”という観念があるが、日本では、技術者として会社に入っても、すぐ管理職への昇進ということを考えるようになって、技術者としての職能意識を忘れて企業の歯車になってしまう。そういうプライドを失った技術屋さんでは、技術者の人権、研究者・科学者・技術者としての権利、危険を指摘する権利というようなものが、なくなってしまう。」

「根本的には憲法の”基本的人権”をちゃんと守るということだ。日本では公共の福祉のために基本的人権を制限する方向でのみ公共という言葉が横行している。しかし、本来公共の福祉のために制限さるべきことは”特権”であって、”人権”ではない。基本的人権を守るためにこそ公共の福祉があるのだということなのである。それこそが、「安全の哲学」の根本である。」

著者の嘆きと同じことを違う確度から、『新原子炉お節介学入門』 (第六回) で考えた。この問題は、武谷さんが書かれているように公共意識の少ない人にどうやってその感覚を植えつけるのかという問題の解き方では決して解けないと僕は思う。 これは、次の宿題にしておこう。
 

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コメント
 
01. 2011年9月14日 11:18:25: iA4r5cagh6
この本は古本で数千円〜します。
岩波書店には直ちに復刊してもらいたいものです。

02. 2011年9月14日 19:27:21: Vjm6W8f39s
http://white0wine.blog10.fc2.com/blog-entry-3423.html


東電、事故現場だけでなく東北から全社員を撤退させようとしていたことが判明
東電、事故現場だけでなく東北から全社員を撤退させようとしていたことが判明
1:名無しさん@涙目です。(兵庫県):2011/09/14(水) 10:00:44.07 ID:HEyWGii00
東日本大震災直後の2011年3月15日、菅氏は午前4時過ぎに清水氏を官邸に呼び、5時半過ぎには東京・内幸町の東電本店に乗り込み、「撤退なんてあり得ない!」などと怒鳴ったとされる。
これが「現場の士気を削いだ」との批判もあびた。
この内幕が、少しずつ明らかになりつつある。

9月7日に読売新聞が枝野幸男前官房長官に行ったインタビューによると、当初、清水氏は海江田氏に撤退を申し出たが、海江田氏は拒否。
枝野氏に電話をしてきたという。
枝野氏が関係機関にコンタクトしたところ、福島第1原発の吉田昌郎所長は「まだ頑張れる」と、撤退する必要はないとの見解を示したという。

東電トップと現場責任者の見解が食い違っていた形で、これが、清水氏が官邸で菅氏に対してあいまいな受け答えしかできなかった背景にあるとみられる。
菅氏も、前出の週刊朝日のインタビューで
「中の情報をいちばん持っているはずの東電も、現場から私に伝わるまで伝言ゲームのように人が介在し、結局誰が判断しているのか、誰が責任者なのか、聞いてもわからない。
すべてが匿名性の中で行われていました。吉田(昌郎)所長と会って、『やっと匿名で語らない人間と話ができた』という思いでした」
と、「伝言ゲーム」ぶりを振り返っている。

なお、清水氏は、4月13日の会見で、
「直接作業に関わらない人間とか、そういう人たちは退避するという判断は当然あったが、全員が退避するという判断は持ち合わせていない」と、全面撤退の申し出を否定している。
また、清水氏は菅首相が東電に乗り込んだ翌日の3月16日から数日間、体調を崩して対策本部を離れているが、
「菅首相が(3月15日早朝に)東電本社に乗り込んだことは体調に影響はあったのか」
との質問には「影響ありません」と、否定している。

http://www.j-cast.com/2011/09/08106733.html?p=all


【元スレ】
東電、事故現場だけでなく東北から全社員を撤退させようとしていたことが判明
http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1315962044/

2:名無しさん@涙目です。(愛知県):2011/09/14(水) 10:01:48.18 ID:m7VBEsfT0
なんだ東電は関東軍だったのか

4:名無しさん@涙目です。(catv?):2011/09/14(水) 10:02:30.44 ID:S8xKH0x20
東電の社員見たら殺したくなるわ


6:名無しさん@涙目です。(静岡県):2011/09/14(水) 10:02:48.95 ID:seDAGTV30
こんな奴らが勝ち組()とか言われてる社会って何なの?

136:名無しさん@涙目です。(禿):2011/09/14(水) 10:34:45.10 ID:ysklrZ0w0
>>6
税金で救済されてボーナスまで出てるんだから勝ち組意外の何者でもない

146:名無しさん@涙目です。(内モンゴル自治区):2011/09/14(水) 10:36:23.17 ID:yCtNGK1ZO
>>136
皮肉なんだろがしかしそんなこと黙認していいのか?

518:名無しさん@涙目です。(iPhone):2011/09/14(水) 12:06:19.18 ID:YUWSy32I0
>>146
皮肉でもなんでもない
世界に影響を及ぼす犯罪をおこしても
国から守られて身分や高い生活水準が保証される

まさに特権階級、貴族だよ

8:名無しさん@涙目です。(東日本):2011/09/14(水) 10:04:08.93 ID:6ynYvTw80
東日本に猛毒ガスをまき散らして死の街にして全軍撤退とか
関東軍を越える大罪

9:名無しさん@涙目です。(西日本):2011/09/14(水) 10:04:40.71 ID:O8B3IFYq0
下請けは残らせるんだろ?高圧な態度で

13:名無しさん@涙目です。(長屋):2011/09/14(水) 10:05:59.17 ID:R5d7tKHS0
さっさと潰せ

15:名無しさん@涙目です。(関東・甲信越):2011/09/14(水) 10:06:38.25 ID:lddeomZUO
「現場の士気を削いだ」って撤退するのに士気がいるのか?

18:名無しさん@涙目です。(東京都):2011/09/14(水) 10:07:09.68 ID:yhmbtp3lP
>>15
現場は「やれる」って言ってたんだろ

268:名無しさん@涙目です。(長屋):2011/09/14(水) 10:58:49.20 ID:qufyUdJ00
>>18
じゃあ意志削いだのは「撤退させてくれ」って言った東電の人じゃん

22:名無しさん@涙目です。(内モンゴル自治区):2011/09/14(水) 10:07:43.15 ID:UHmyR6LsO
関連会社とか協力会社は残るんですね

25:名無しさん@涙目です。(東京都):2011/09/14(水) 10:08:20.18 ID:ldU2Kj440
東電以外の電力会社はこんなに腐ってないんだけどな
やっぱ東京って付いてるから調子乗ってるのかな社員含めて

56:名無しさん@涙目です。(岐阜県):2011/09/14(水) 10:14:16.63 ID:rjEnq5q50
>>25
東電よりマシってだけで腐ってるよw
各電力会社間で多少の差はあるけど、誤差だ

130:名無しさん@涙目です。(秘境の地):2011/09/14(水) 10:33:52.37 ID:EyuP+7k30
>>25関電も九電も相当な糞だったろ。

198:名無しさん@涙目です。(dion軍):2011/09/14(水) 10:45:21.28 ID:/chHkuTg0
>>25
情報に疎過ぎるだろ
やらせメールが発覚してるってのに

397:名無しさん@涙目です。(神奈川県):2011/09/14(水) 11:31:27.44 ID:W7rcVKc+0
>>25
九州電力なんて世論工作しまくりのゴミじゃん

27:名無しさん@涙目です。(秘境の地):2011/09/14(水) 10:08:37.13 ID:6F5Vz5zb0
東電の役員と本社社員は全員殺していいんじゃないかな

38:名無しさん@涙目です。(catv?):2011/09/14(水) 10:11:07.46 ID:akdcRgyW0
>>27
お前はなんて酷い奴だ
現場送りにして有効に使おうとは思わんのか。

積算線量計と飯代なしで。

30:名無しさん@涙目です。(岩手県):2011/09/14(水) 10:09:12.74 ID:67W29u6D0
マジで逮捕とかないの?

43:名無しさん@涙目です。(catv?):2011/09/14(水) 10:12:52.52 ID:GOASMVm00
>>30
事ここに至っては、中東やイギリスのように集団での暴力の行使が適切かつ迅速に
対処する唯一の手段だよ。

32:名無しさん@涙目です。(内モンゴル自治区):2011/09/14(水) 10:09:40.05 ID:V+A+XpVNO
東電の正社員は労使交渉で
原発の現場作業やらないことになってる
現場作業は全部正社員じゃなく下請けの派遣


03. 2011年9月14日 22:16:39: CgPxaWt6OI
「許容量とは、利益と不利益のバランスをはかる社会的な概念なのである。」
 竹谷さんのこの言葉をじっくりと噛み締めたい。
利益Aとは誰aの利益Aか。不利益Bとは誰bの不利益Bか。バランスを謀るのは如何なる社会賊団であるのか。それを実質的に決定するのは、如何なる奴らなのであるか。
 現実のフクイチに実際に当てはめて考えてみれば、その内実はバカでもよく分かる。福島住民の被曝の不利益・死の町にされた側の不利益B。ところが、現実にはどうだ。今以て、原発が必要だとのデマメディア・マスゴミ群団がテレビ新聞日本でのさばっている。提灯持ちの記事は広告収入の増大に繋がるのだ。こいつらの利益A。こういう恥知らずな状況を世界に晒しているのが、我が日本国民の社会であるのだ。
 もっと簡単に言うと、子どもが100mSvの被曝を受ける不利益と、他方では加害者の諸々の利益、これを良しとするテレビ新聞の利益、社会がバランスを実質的に決めちゃっている。

04. 2011年9月14日 22:27:44: CgPxaWt6OI
>>03.
 もっと分かりやすく言うと、あなた放射線を受ける人、俺放射線を発射する人てなことは断じて許されぬ。
 言うまでも無く、利益と不利益は同一人物〜同一側のそれで無ければならぬ。竹谷さんの哲学の根底は、そうだ。ところが、実際は別々の側に分離されている。それが、問題なのだ。そういう社会が問題なのだ。

05. 2011年9月14日 23:00:00: JjTfIW8Nww
東京では下水汚泥中にヨウ素131が検出されることは学会でも報告されており、珍しいことではない。1985年に720Bq/kg検出された事例がある。

http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=jhps1966&cdvol=33&noissue=2&startpage=163&lang=ja&from=jnlabstract


06. 2011年9月14日 23:07:55: JjTfIW8Nww
>>05
投稿先を間違えました。ごめんなさい。

07. 2011年9月15日 03:00:17: xYwNchGckY

大変面白く、しかし、いまなお、ムツカシイお話です。

>公共とか公衆とかいう感覚のない人、足りない人に、
>どうすればそういう感覚を植えつけることができるかということが、
>これからの大きな問題である。

>これからの(!!!)

!!!日本が日本人の遺伝子ごと終末をむかえつつある今日、なんと響き渡る言葉であることよ。
放射能を日本中に拡散する国・都県の官僚とそのモウジュウ人間ども!

武谷さんはどう考えたのでしょうか。

c、公共とか公衆とかいう感覚のない(状態)、足りない(戦後一時点の状態)
↑↓
b、日本には公共という概念が完全に欠如している。
  日本で公共というのは、お上、国家と同義語だった。(日本の歴史)
↑↓
a1、憲法の”基本的人権”をちゃんと守るということだ。(戦後の課題)
a2、高い立場の哲学;公共

こういう整理をしてしまうと問題ありだが、実際はどう考えておられたのだろうか?

上記c、は a、の単純な否定にすぎず。

b、とc、とはここでそう言ってるだけ、
けっして根拠でも原因でも実体でもない。

a、にいたっては、同じ文言を追い求める集団が互いにその内容を相手に与えまいとさえ、した。日本では戦後もどんどん分裂していった。つぶしあった。手玉に取られた。
c、はしかし、たんなるc、ではない。ポチとポチの飼い主とによって造り出されたところの、ポチの正体も知らず負け続けずっと手玉にとられてきて出来た(c´)である。
いまや、分裂しない組織、官僚が、福島県人より始めて日本人を、遺伝子からオシマイにしようとしている。
a、は与えられただけの物だから日本人はわかっちゃいないなどとも評された。
c、が現れたのは偶然でもたまたまでもない。必ずある。始めからある。
c、の中にありながらc、をa、に発展・媒介する項は何だろう?
c、→poti→(c´)

武谷さんも歴史を出してきたので、公共の公と私利の私の字源について雑学して見たらおもしろかった。私とはノギヘン【禾】(カ)(いね)を【ム】(シ)(わたくし)すること、
公とは【ム】(わたくし)に【ハ】(そむく)ことだというのが韓非子の説だそうだが、これにたいして、さきごろ亡くなられた白川静大博士は、その中国古代的の「公ー私」の政治理念の発生する以前の社会を字の用例から探り考えることによって、韓非子の一説を否定し且つ肯定してほりさげた。即、公とは祭祀儀礼の行われる場の象形だが、ひいて族長貴族をあらわし、私とはその私属する隷農であると、
「字統」のなかで論証なさっている。(委細省略)
漢字が成立した時は中国古代的の階級社会だった。そのなかから公@を別の意味に作り変える蠢き、公@を制限する公Aの思想と闘争が苦闘されたのであろうといえようか。

原爆二発で始められた戦後に、与えられた公共は、日本人とポチとによってついに四原子炉が火を噴いて暴走しても「安全です」ただちには・・・と、数百万人を被曝地に留め置きつつさらに拡大させつつ日本人を列島とともに終わらシムる「公」に成り果て終わった。

子孫のため、放射能を汚染拡散させるな、原発をもうやめろ、汚染地から避難させろ、非汚染の安全な食料を与えよ。この声のもと果たして何十年も分裂してきた日本人とその各組織が果たして、妨害・圧力をこえて、相互のあいだに媒介しつつ新しい日本人の公共関係を公Bを、互いに紡ぎだせるか、滅びるかだ。

投稿者さんの宿題 楽しみに期待します。


08. ジャック・どんどん 2011年9月15日 07:30:54: V/iHBd5bUIubc : A4GQ7o9O02
1、3、7様
有益なコメントありがとうございます。

引用元を忘れておりました。申し訳ありません。
http://supersymmetry.air-nifty.com/blog/


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