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遅すぎるが朗報・・・乳幼児向け食材の基準変更  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/558.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 9 月 16 日 13:49:37: igsppGRN/E9PQ
 

遅すぎるが朗報・・・乳幼児向け食材の基準変更
http://takedanet.com/2011/09/post_a1c3.html
平成23年9月16日  武田邦彦(中部大学)


回の福島原発に関係するデータや情報、それに行為そのものの全部だが、政府のやり方はあきれるほど遅いし、作為的と思います。たとえば、いち早く国民に放射性物質が襲ってくるところを予想するはずのSPEEDI, WSPEEDIの結果は、放射性物質の流れが終わってから発表される・・・被曝してから発表した・・・という状態で、税金の完全な無駄使いで、しかも職務怠慢で国民に障害(被曝)を与えました。

さらにすごいのが4月の放射性物質の飛散の「予測」を、8月に発表したということまで起こっています。台風の「進路予想」を台風が通り過ぎてから発表しているようなもので、深刻なことですが、あまりにバカらしくて笑いたくなります。

さらに、子供の健康診断をして被曝量も3月末に健康診断した結果を8月にだしたので、そのデータを参考にして逃げるかどうかなどを決めることはできませんでした。福島の除染も国はまだやっていません。4月に大臣が福島にいって田んぼに「ひまわり」を植えていました。そして9月になって「ひまわりは意味が無かった。表面の土をとっておけば良かった」などと言っているのですから、どうにもなりません。

・・・・・・・・・

ところで、9月15日、事故から6ヶ月を過ぎて、やっと厚労省は乳幼児食品にたいする基準を決めようとしています。長く1年1ミリの規制をしていたのに、急に5ミリ以上の暫定基準に変え、乳幼児が毎日飲む、ミルクや牛乳メーカーにベクレル表示をするように指導しなかった罪は深いものがあります。

あまりにも遅い対応ですが、ともかく乳幼児の身になって基準が見直されれば朗報です。現在の5ミリでは食品だけですから、外部被曝も入れると10ミリ近くなり、1年に200回のレントゲンを乳幼児にとらせることになります。

食品の基準は、1)外国の一部の食品が汚染されているとき、2)国内が汚染されたとき、3)乳幼児がミルクなどだけを飲んでいるとき、などに分けて「希釈率」を決めて行われます。この点も問題で、現在の日本のようにほとんどの食材が汚染されているときには、希釈されない(汚染されない食材があることが前提で、綺麗な食材を食べることでベクレルが下がる)とするべきです。

希釈率を低くとる(たとえば0.1)と、基準値が高くなります。たとえばそれで300ベクレルと決めると、300ベクレル以下の食材が「汚染されていない=安全」となります。ところが希釈率を1.0にすると、30ベクレルになり、今度は多くの食材が「不安全」になるのです。つまり希釈率を国が適当に調整して、基準値を上げて国民を被曝させ、食材の多くを「安全(本当は危険)」にしているのが現在の暫定基準なのです。

でも、継続的なお母さん方の努力が国をやっと動かすようになりました。専門家の委員会が開かれますが、3月の委員会のように「乳幼児の健康などどうでも良い。生産者の生活を守れ」という発言が中心になったようなことにならないためにも常に委員会の監視が必要です。(希釈率がややこしいので、音声を入れました)

「takeda_20110916no.139-(5:01).mp3」をダウンロード
http://takedanet.com/2011/09/post_a1c3.html

 

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コメント
 
01. 2011年9月16日 15:31:58: HYHUspnQ6g
福島県の小役人が、大学教授を担ぎ上げてロシアへ観光旅行に行くそうだ。チェルノブイリで起きたこと、土壌浄化の方法などは以下の米国科学アカデミー編集の本に詳しく書かれている(爺さんが抄訳してくれたし、英語が読めないアホ役人でも日本語で読めるじゃないか)。

Chernobyl:consequences of the catastrophe for people and the environment

この本を読まずに、旅行とは恐れ入る。地方自治体というのはどこまで無能なのか。チェルノブイリなんかゆかずに、東大の児玉教授のレクチャーでも受けにいけよ。どうみても、海外旅行に行く口実としてチェルノブイリを持ち出してきたように見える。

----------------------------------------------
チェルノブイリの教訓学べ 福島県の調査団が現地訪問へ.

 東京電力福島第一原発の事故の影響に苦しむ福島県の調査団が、10月31日から11月7日までウクライナのチェルノブイリ原発を訪問する。事故から25年を経た現地で、住民の健康管理や除染などについて説明を聴き、福島の復興に役立てたい考えだ。
 調査団は南相馬市、浪江町などの担当者や福島大学災害復興研究所の研究者らで構成。復興計画や原発事故対応、除染などにかかわる県職員も加わり、総勢30人規模になる見通しだ。
 同研究所の清水修二所長(地方財政論)が「チェルノブイリに学ぶことは少なくない。現地の肉声から教訓をつかみ取っていきたい」と参加を呼びかけた。「福島とチェルノブイリはいろいろな点で違っているが、共通する部分もある。それを浮き彫りにするのも目的の一つ」という。

ttp://www.asahi.com/national/update/0916/TKY201109160250.html


02. 2011年9月16日 15:32:44: MO3jWutdg6
・武田邦彦「乳幼児向け食材の基準変更」20110916

http://www.youtube.com/watch?v=GAVJjehoCSc


03. 2011年9月16日 15:57:21: GN6Hw7xbcg
これはやっぱり武田さんの地道な批判のお陰ですよ。

小出のようなわけのわからない差別を口にするやつとは違って、現実的な対応をなされてきた。

これこそがほんとうの科学者です。

それにしても小出は汚染食品を食えという前に、福島なら福島知事に会って、もう汚染食品を作らせないようにといえないのか?
それどころか、福島の農業をつぶさないために汚染食品を責任のある大人が食えという。
こいつキチガイだぜ。

キチガイと科学者の違いは、今目の前にある具体的な脅威を取り除くために動くかだ。
そういう意味では武田さんも児玉さんも具体的に動いている。

福島知事の喜びそうな支離滅裂な差別発言を繰り返している小出は逝ってよし。


04. 2011年9月16日 17:05:15: MO3jWutdg6
【ネット中継・告知】福島原発20キロ圏内を歩いた!そこは「死のまち」だったのか? (22:30〜)

http://live.nicovideo.jp/watch/lv63898007?ref=top


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