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矛盾 ビキニ事件、平和運動の原点/大石又七著/評者 小森陽一 東京大学教授(しんぶん赤旗)
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/150.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 10 月 02 日 22:06:59: KbIx4LOvH6Ccw
 

20110703 大江健三郎 大石又七 核をめぐる対話 1
http://dai.ly/pH3Z3Y

20110703 大江健三郎 大石又七 核をめぐる対話 2
http://dai.ly/oLzXlJ

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矛盾 ビキニ事件、平和運動の原点/大石又七著
評者 小森陽一 東京大学教授

「しんぶん赤旗」 2011.10.02 日刊紙 7面 「読書」欄

 「原子核を探し出し」「核爆弾」をつくり、「底知れぬ恐怖におびえ」るようになった人類は、次に「核の平和利用と謳って」「原子力発電」を「全面に出した」が、「その原発が今、牙をむいている」(「おわりに」)。

 本書は、こうした「3・11」後の現状認識をふまえて、人類の歴史全体の中で「ビキニ被曝体験」をとらえ直そうとしている。そして長い歴史的射程の中で、世界と日本の近代以後の戦争の歴史に、「ビキニ事件」をあらためて位置づけ直そうともしている。

 なぜなら「第五福竜丸」事件をめぐる真相が、著者への取材をもとにNHKの番組として制作される過程で、事実のねじまげや押し隠しが、元漁労長までをも巻き込んで行われたからである。

 これまでの歴史は、戦争の勝者として、権力を掌握した者らが自己正当化のために書いてきた。そうした歴史を、偏見と差別と抑圧のもとにおかれつづけた、「ビキニ被曝体験」者の側から書きかえる実践によって、「見えない裏側の中に」ある「本質や真実」を明らかにすること。

 著者は、この実践こそが、「戦いで死んでいった世界中の霊に報い」、同時に「未来の子どもたちに命を繋」ぐことだと読者に呼びかけている。

 著者の戦後史認識は、「アメリカの核抑止力の有効性への理由のない信頼」と、「原子力発電所の安全性への理由のない確信」とが「つながって」いるとした、大江健三郎氏のル・モンド紙での発言と共鳴し合っている。

 本書末尾のビキニ事件関連年表の最終項目は、第五福竜丸展示館で行われた大江氏との「核をめぐる対話」(ETV特集、2011・7・3)であり、そのときの写真が本書のとびらに掲げられている。

 核兵器と原発を同時に無くすことが、九条の思想なのだ。

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大石又七著『矛盾』 ビキニ事件、平和運動の原点
283p / 19cm / B6判 ISBN: 9784943898986
武蔵野書房 税込1890円

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【関連サイト】

第五福竜丸乗組員の大石又七さんが新著『矛盾』を発刊しました(原水協通信)

 

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コメント
 
01. 2011年10月03日 01:57:58: uOqwE8TwvI
福島のすべての人に今すぐ見てほしい…

02. 2011年10月03日 09:31:54: Qn23UNoU8c
いまごろになって雨後の竹の子のようにわれもわれもと知識人どもが湧いて出てきたな。w
こいつらを全否定しなくてはまた同じことの繰り返しだとおもうぜ。www

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