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広瀬隆   講演会     (2011/9/11  in  土浦)     動画
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/212.html
投稿者 愚民党 日時 2011 年 10 月 05 日 04:42:26: ogcGl0q1DMbpk
 


































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 「冷温停止」の虚構と水素爆発の危険

 福島第一原子力発電所の事故は半年以上たってもまったく収束のめどすらたっていない。

 原子力発電所の事故では「止める、冷やす、閉じ込める」の三つが重要だと言われるが、福島では後の二つに失敗し、四つの原発が爆発を起こすというチェルノブイリ事故を超える未曽有の深刻な事態になっている。

 東京電力と政府は「循環注水冷却システム」なるものが確立し、年内にも「冷温停止」に持ち込めるなどと主張しているが、まったくのでたらめであり、ペテンである。

 そもそも「循環」という言葉自体がまやかしだ。本来の原子炉冷却システムの設計は放射性物質を絶対に外に出さないように閉じたループになっている。だが東電は本来の冷却システムの復活を放棄して、溶けた燃料棒に「打ち水」をし、あふれ出た泥水をポンプでくみ上げて浄化した上で再度打ち水をしているにすぎない。まさに「焼け石に水」なのだ。

 「打ち水」が一定の効果をもつのは水が水蒸気になる時に気化熱を奪うからだ。そしてその水蒸気が大気中に拡散し続けることが前提だ。ところが溶けた燃料棒にかけて出る水蒸気には大量の放射性物質が含まれている。それをばらまき続けているのだ。

 しかも、燃料棒にかけて余った水にも大量の放射性物質が含まれている。それが原子炉建屋のひび割れから漏れ出し、地下水と混じり合って地下でも放射性物質が拡散し続けている。地下にたまった泥水をくみ上げて何重にも濾過(ろか)してまた使うというのが「循環注水冷却システム」の正体なのだ。

 つまり東電は、水蒸気と地下水という二重のルートで放射性物質を垂れ流し続けているということだ。「循環」とは聞いてあきれる。

 しかも原子炉建屋の配管で予想以上の水素が確認され、水素爆発の危機が語られている。何が事故収束への工程表だ。



 黒塗り「手順書」は何を隠しているか

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 福島第一原発事故の真相に迫る重大な事態が判明した。

 東電は原発に反対して闘い続けてきた人たちに追い詰められ、9月2日「1号機事故時運転操作手順書」なるものを国会に提出した。ところがこれはA4判計6枚の内、ほとんどが黒塗りされ、読めるのはわずかに19行だけというとんでもない代物であった(写真)

 提出された「手順書」の内、わずかに読める部分を見ると、それは東電が実際に実施した、ないしは実施したと主張する項目だけである。

 では必死になって何を隠そうとしているのか。それは福島第一原発が1時間後に到来した津波ではなく、最初の地震動で基本的に崩壊していたという厳然たる事実だ。

 東電も政府も福島事故は津波が原因、津波対策さえやれば原発再稼働は可能だというキャンペーンを必死になって行っている。だが地震動が原因だとなると、地震大国の日本でそもそも原発など成立するのかという話にまで必ず発展する。そのことを東電と政府は死ぬほど恐れているのだ。

 福島第一では外部から引き込んでいる交流電源が地震ですべて喪失した。バックアップ用のディーゼル発電機は地震直後にすべて起動したと東電は主張している。だがその発電機も津波で全滅し、全電源喪失(ステーション・ブラック・アウト)に陥った。

 地震で停止した福島第二、女川、東海第二での冷温停止にむけての操作の実態が次第に明らかになってきている。それらと比較すると、全電源喪失を考慮に入れたとしても福島第一はあまりに違う。福島第一では、冷却のための多重防護が破られ、最後の手段(1号機では非常時復水器〔IC〕、2〜4号では原子炉隔離時冷却系〔RCIC〕)をとるしかなくなり、それも満足に実施し得ない状況にまで追い込まれたとしか言えない。

 黒塗り部分には、他の原発では実施されたさまざまの手順が書かれていたに違いない。それが公になると、なぜ福島第一ではこの手順を実施しなかったのか、それがだめでも次の手順はなぜだめだったのか、と次々と質問を浴びせられることになる。そうなると、「実は、あれもこれも地震でつぶれていました」と地震動での原発崩壊を認めざるを得なくなるのだ。

 原子炉建屋の略図を見てほしい。これでもまだたくさんの省略がある。代表的な原発では、熱交換機140基、ポンプ360台、弁3万台、モーター1300台、配管にいたっては重量1万d、総延長170qに及ぶ。同規模の火力発電所の2倍以上だ。われわれは原子炉停止後の「崩壊熱」のすさまじさを身にしみて味わった。これだけの装置や配管が走り回っているのは、ただただ原子炉を冷やし続けるための多重防護のためなのだ。

 膨大な「崩壊熱」を除去するための中心の冷却装置が残留熱除去系(RHR、1号炉はSHC)だ。定期検査中の原子炉はこのRHRで冷却し続けている。福島第一以外の原子炉はさまざまな経緯はあるが、最終的にはRHRを復活することで冷温停止に持ち込んでいる。半年たってもRHRが復活できない中に福島第一の事故の深刻さが鋭く現れているのだ。
(写真 東電が9月2日に国会に提出した「事故時運転操作手順書」)

 35年以上酷使した老朽化原発の破綻

 福島第一は1号機が71年3月26日に営業運転を開始し、あと2週間で40年にもなる老朽化原発の代表格である。2〜4号機も35年以上稼働させ続けている代表的な老朽化原発である。原発は当初は30年程度の寿命で設計されたと言われている。それが反対運動に包囲され新規立地に行き詰まる中で老朽化原発を延命させ続けてきたのだ。

 老朽化原発への反対運動が闘われる中で、原発の根本的な問題が種々明らかになってきた。

 福島第一に限ってみても、2002年に暴露されたひび割れ隠蔽(いんぺい)問題がある。2003年には東電の全原発17基が運転停止。東電社長が辞任に追い込まれた。その時に発見されたトラブル隠しは29件にも及ぶ。

 だが政府は2003年に「維持基準」なるものを導入し、それまではひび割れがあると修理していたものを、ひび割れの進行具合をコンピューターでシミュレーションし、原子炉の寿命とされている時期までに破断しなければいいというとんでもない方法に改めた。つまり、ひびを発見しても修理しないということなのだ。

 こんなひび割れだらけの原発だから、今回の大地震でひとたまりもなく崩壊したということだ。

 そもそも安全な原発などありえない。「核と人類は共存できない」のだ。それを無理やり推進してきたのは、原爆開発で開発された技術の応用でしかない原発の本質問題に行き着く。戦争のための技術だから、安全など二の次三の次なのだ。

 野田政権は原発事故の真の原因を知りながら、それを隠して再稼働させようとしている。事故の真相を全人民に明らかにし、再稼働を絶対に阻止しよう。

 (城之崎進)

http://www.zenshin.org/f_zenshin/f_back_no11/f2506sm.htm#a6_1

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