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元原発作業員が語る実態 (東京新聞 「こちら特報部」10月6日)  (日々坦々) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/312.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 10 月 09 日 00:55:09: igsppGRN/E9PQ
 

元原発作業員が語る実態 (東京新聞)
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1230.html
10月6日 東京新聞「こちら特報部」:日々坦々


 1980年代から2008年夏まで、足掛け10年以上にわたって全国の原発を渡り歩き、プラント建設や定期検査に従事してきた60代の元作業員が、自らの体験を「原発放浪記」(宝島社)と題した手記にまとめた。「当時の自分は本当に無知だった。今となっては、気味が悪くてもう働けない」と振り返る。そのワケを尋ねると−。 (鈴木泰彦)

 「東京電力福島第一原発の事故後、『低線量の被ばくならたいしたことはない』と学者がメディアに話していると知り、腹が立った。専門家を名乗るなら、そんな無責任なことを言ってほしくない」
 静岡県御前崎市の中部電力浜岡原発すぐそばの喫茶店で、取材に応じた川上武志さん(64)の言葉には、健康不安を抱える“原発被ばく者”としての怒りがにじんでいた。

 出身は岡山県倉敷市。原発とのかかわりは八〇年、「協力会社」の下請け作業員として、四国電力伊方原発2号機(愛媛県)の建設工事に派遣されたのが最初。八二年から定期点検中の原発にも派遣されるようになり、使用済み燃料プールの除染や配管の交換工事など、放射線管理区域内で仕事をするようになった。
 原発で働く作業員の被ばく履歴を、一元的に管理している財団法人放射線影響協会の放射線従事者中央登録センターが保管している記録には、東北から九州まで各地の原発計六カ所での川上さんの勤務歴とともに、作業で被ばくした放射線量が載っている。
 それによると、川上さんの累積被ばく線量は二七・一七ミリシーベルト。厚生労働省は福島原発事故に関して、作業員の被ばく線量上限を一〇〇ミリシーベルトから二五〇ミリシーベルトに引き上げた。ただ、川上さんの数値は正確とはいえない。なぜなら川上さんは過去、被ばく線量を測る線量計を着けずに管理区域で作業をしたことが何度もあるからだ。
 定期検査中の関西電力美浜原発(福井県)で働いていた八三年のある日。元請け会社の監督者から、首にかけていた線量計を外すよう言われた。その場にいた同僚数人は全員、その“指令”を拒まなかった。「定められた被ばく線量を超えてしまうと、以後、仕事ができなくなってしまう。私以外は、監督者を含めその時点ですでに上限ぎりぎりだった」

 川上さんは、数値に余裕があったが「一人だけ拒否して、密告するのではないかと疑われるのが嫌だった」ため、素直に従った。その後、同原発だけでさらに四回、線量計を着けずに管理区域内で作業にあたった。「外して作業するのは特別なことではなく、とても拒めるような雰囲気ではなかった」と話す。
 川上さんが原発関係の仕事から退いた後の〇九年、大腸がんが見つかった。診断結果は「ステージII」。手術後の経過はよいという。

 現在、地元の労働基準監督署に労災申請し、その結果を待っている。「そもそも、定められた上限値が安全という確証はあるのか。個人差はないのか」。福島で被ばくしながら事故処理にあたる作業員たちを思うと、疑念は消えない。
 「若いころは放浪癖があった」という川上さんが原発で働くようになったきっかけは、沖縄で暮らす費用を稼ぐためだった。ところが、“渡り鳥”のようにあちこちの原発をめぐる生活が旅の欲求を満たしたことや、午前と午後合わせて実質三時間あまりという「実労働時間の短さ」にひかれ、計画していた資金がたまった後も原発で働き続けた。
 「今から思うと、被ばくの危険性について何も知らなかった」と、過去の自分を正視する。
 原発で働く作業員は全員、人体に対する放射線の影響などを事前に学ぶことになっている。当時は現場を移るたび、二日間にわたってこうした安全教育の機会が設けられていたが、その実態は「決められた範囲内であれば被ばくしても安全だとひたすら
繰り返し、作業員を洗脳するための時間だった」と振り返る。

 現場では入れ墨をした人や、さまざまな経歴を持つ人たちが作業員として働いていた。共通していたのは、川上さんを含め、放射線の知識がない素人がほとんどだったことだ。
 そんな作業員を集めた安全教育の席で、講師を務めた電力会社の社員を名乗る男性が、被ばくの危険性について詳しく説明しなかったばかりか「低線量の放射線は害ではなく、むしろ健康のためによいと言われています」と話したことを、川上さんは今も鮮明に覚えている。 
 「素人を危険が伴う現場で働かせる以上、正しい知識を与えるのは必須であり、安全教育もそれが目的のはずだ。真実を語らなくてはいけない立場の人間がとんでもないウソをついていた。なのに、当時の私は全く気づかず、素直に信じ込んでしまっていた」

 八六年にそれまで勤務していた下請け会社を辞めた川上さんは、しばらくタイで生活した後、帰国。〇三年から主に浜岡原発で、低レベル放射性廃棄物の仕分けを行う臨時作業員として、再び働き始めた。離れていた間にチェルノブイリ原発事故や東海村JCO臨界事故もあった。しかし、久しぶりに戻った現場の雰囲気は、以前と全く変わっていなかったという。
 「チェルノブイリ事故について、元請け会社の社員に聞くと、『日本は管理体制がしっかりしていて技術者の質が高く、炉の形式も異なる。日本では絶対に起きない』というばかり」。阪神大震災も起きたが「大地震にも耐えられると言われた通りに、みんな信じ込んでいた。能天気で、原発の安全性を疑う人は現場にいなかった」。

 〇八年に臨時作業員を辞め、がんを患った後も、御前崎市内にとどまっている。労災申請などの準備を進めながら被ばくの恐ろしさについて調べ、自分が働いていたところが人体に害を及ぼす可能性のある危険な場所だったことを初めて理解した。手記を書いたのは、負の側面を含めて、多くの人に職場のありのままを知ってほしかったからだ。

 原発に批判的な考えを持つようになった川上さんだが、ともに各地を渡り歩き、今も原発で働くかつての同僚とは付き合っている。先日、福島の事故が話題に上った際、元同僚の一人は「福島は特殊な例。浜岡は該当しない」と言い切ったという。
 「原発の運転は、定期検査時などに作業員の被ばくなしでは成り立たない。その危険性を認識していたら、あんな現場では誰も働きたがらないはず。十分な知識を与えられない人たちが支えている構図は、今も変わっていないのではないか」

<デスクメモ> 原発の安全神話は、下請け作業員の危険を隠して作られていた。それでも野田政権は原発維持に傾こうとしている。黙々と仕事をするのではなく、黙々と官僚の言いなりになるのがこの政権のカラーなのか。まさか発電量の50%を原発で賄うエネルギー基本計画の「見直し」まで撤回するつもりでは…。 (立)

 

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コメント
 
01. 2011年10月09日 07:52:19: n1QTuDQpme

鳥居 寛之, Japan, 07.09.2011
 東京大学で放射線の特別講義をしている教員です。夏の間は、ジュネーヴの研究所に滞在して研究しているところです。
 今回の事故では、放射線の人体に対する影響について、専門家の意見も定まらず、また東電や政府の発表が混乱し、また信頼をなくしているため、世間の人々の不安が助長されている事態に心を痛めています。
 たしかに放射線は体の原子や分子をイオン化し、DNAに傷を付ける場合があるので、細胞レベルで影響があるのは事実です。しかし、DNAの損傷は、太陽からの紫外線や、体内の活性酸素などでも日常的に(細胞あたり毎日数万カ所)起きています。また、原発事故のはるか以前から、人体は土壌や大気中、また食物中の放射性物質から発せられる放射線に日々晒されてきました。おおよそ陸上の生物は、DNA損傷が起きてもその99.99%以上を正しく修復する巧みなメカニズムを備え、万一損傷に失敗した場合でも、細胞自身が自己死を選択することで、生命に影響が出ないようになっています。ごくわずかな確率で、将来のガンの要因となる可能性がありますが、生物学的・疫学的データから算出されたリスクは、1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)の被曝に対して、生涯を積算して2万人に1人増加する可能性があると予想される程度で、これは日本人の3人に1人がガン死する事実と比較すると神経質になる必要なリスクの増加とは思えません。
 むしろ、家族と離れて生活したり、心配するあまりストレスを抱え込んで体調を崩してしまう、あるいは食事が偏って栄養に問題が出るなどのリスクの方が人体に与える影響がずっと大きいと考える必要があります。福島にお住まいの方はともかく、東京で過剰に心配すべきレベルではないという認識です。
 それに、夏休みの間だけでもスイスに、というのは、精神衛生上いいことだと思いますが、放射線という意味からすると、あまり意味がありません。そもそも、自然界に存在する環境放射線の量は土地ごとに違っていて、日本は概して世界平均よりも低い。また、家屋がコンクリートや石造りの欧米では、壁から出てくる放射線、また室内の空気中に溜まる放射性稀ガスのラドンも日本より多くなります。それに、行き帰りの飛行機に乗っている間ですが、上空では宇宙からの放射線(宇宙線)がずっと増えるので、高度 12000メートルで、放射線量は1時間あたり 5 マイクロシーベルトに達するという事実をご存知でしょうか。日本とヨーロッパの往復で 100〜200マイクロシーベルト余分に被曝することになりますが、この数値は、花崗岩地質からの放射線量が多い西日本と、関東ローム層に守られてもともと放射線量の少ない関東の年間線量の差よりは小さい値ですが、東京で生活しているときの1ヶ月分の被曝総量 120マイクロシーベルトに匹敵し、ここから体内の食物による内部被曝と、呼吸によるラドンの被曝を除いた1ヶ月分の自然環境放射線 60マイクロシーベルトよりも大きいのです。原発事故による被曝量の増加は、東京ではこれよりも小さな値です。(原発による放射線量が年間1ミリシーベルトという基準を大幅に下回っているということは、月間 80マイクロシーベルトよりずっと小さいということです。)スイスに行ったために、却ってトータルの被曝線量は東京にいるときよりも増えている可能性がありますが、言い方を換えると、原発事故の放射線の影響は東京ではその程度だということができます。
 自然界に存在する環境放射線も、原発由来の放射線も、物理学的に全く同じ性質のものです。原発だから体に悪い影響がある、自然だから悪くない、などという区別は全くありません。
 ちなみに私にも東京に4歳と、9ヶ月の2人の子供がおりますが、金町浄水場の放射線ヨウ素レベルが基準を超えた騒ぎのときにペットボトルの水を買って2週間くらいはそれで赤ん坊のミルクを作っていたくらいで、今は全く通常通りの生活をさせています。砂場でのどろんこ遊びも特段気にしておりません。
 放射線に関しては、むやみに怖がるのではなく、定量的にどのくらいの量かということを総合的に判断する必要があります。一般の人にとっては難しい計算となるのが悩ましいところではありますが、原発事故に関係なく普段から我々は放射線に晒されていて、それが(東京の場合は少し)量が増えたのだということは認識してしておいた方がいいでしょう。
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2ch住人 どうせ無職, Japan, 14.09.2011
「暫定基準値」以下なら安全か?
平成23年9月9日  武田邦彦(中部大学)
日本には食品の放射線汚染に関する「基準値」がなく、福島事故直後に決まった「暫定基準値」だけしかありません。そして、なぜそれが「暫定」なのか、「暫定」というのはいつまでなのか、また「基準値を決める作業は進んでいるのか」について不明な状態にあります。
その中で、産地や食品流通の人たちの中には「暫定基準値を守っているのだから安全だ」、「それを危険と言っても俺たちはどうするのだ」という声が聞こえます。
でも、「食品の暫定基準値」を決めた政府は、同じく「福島の児童生徒に暫定被曝量1年20ミリシーベルト」を決めた政府と同じで、1年20ミリシーベルトは1年に胸のレントゲン400回に相当しますから、たとえ「暫定被曝量」を政府が決めたと言っても、それで「安全」と断言できる人は少ないでしょう。
1年100ミリシーベルト以下は安全か危険かの判断はできないというのは、専門家の一致した意見で、その結果、日本の法律では1年1ミリシーベルトと決まっているのです。
・・・・・・・・・
ところで、水の基準値は(いずれも1リットルあたりのベクレル)で、ドイツ0.5、WHO10、原発の排水基準40から90なのに対して、日本はセシウムが200、ヨウ素が300で合計500です。つまりドイツの1000倍、WHOの50倍が日本の暫定基準です。日本の水の暫定基準値は原発の排水基準より高いのです!!
一方、野菜の基準値はウクライナ40、アメリカ170、日本セシウム500、ヨウ素2000で合計2500とこれもやはり日本が突出しています。
なぜ、日本の水や野菜の暫定基準値は他国の50倍程度と目立って高いのでしょうか? またいつまで経ったら「暫定」が無くなるのでしょうか? それには事故直後に開かれた暫定基準値の決定会議の様子と、そこで検討された「論理」を見てみることが必要です。
・・・・・・・・・
食品や飲み水は、外部被曝とともに被曝者が合計して1年1ミリシーベルトにしなければなりません。従って、福島県浜通、中通のように空間線量が0.2マイクロシーベルト(毎時)を超えるようなところでは、空間被曝だけで1.0ミリシーベルトを超えるので、食品の基準値は0(ゼロ)が上限です。従って「福島の人の健康を守る」には他県から汚染されていない野菜を運ぶのが政府の役割です。
東京やその他の多くの地域のように空間線量が0.08マイクロシーベルト(毎時)のようなところでは、外部被曝だけで0.7ミリシーベルトになりますから、ホコリなどの呼吸で入る量が0.1ミリとしても、水0.1、食材0.1ぐらいしか許されません。
一方、水、食材からの内部被曝は核種や臓器によって異なりますが、毎日、接触する水や食品は成人男子で約1キロずつですから、次の式が成立します。
年間の内部被曝量(ミリシーベルト)=1キロあたりの食材のベクレル÷100
従って、水も食材も1キロあたり10ベクレルが限度になります。
もし政府が日本人の健康を考えたら、暫定基準値は10ベクレルになり、現在の50分の1から250分の1に下げなければなりません。それではなぜ、このように高い暫定基準値が定められているのでしょうか? 委員会の議論から見ると、次のような論理が使われています。
1) 縦割り行政だから食品の内部被曝だけを考えている(外部とホコリで0.8だから食品は本来0.2しか許されないのに、それを1.0としているから、これで5倍)、
2) 食品の汚染基準はもともと「汚染されたものが少数」という「通常時」を想定している。したがって、{外国から来る特定の食材が被曝している場合0.1をかける、国内が相当汚染されている場合0.3をかける}という考え方がある。(3倍違う。通常時の規則を非常時に使っている)、
3) (これが決定的だが)水や食材の汚染を「健康を考えて設定する」と「国民が水や野菜をとれなくなる」ということになるので、健康のことを考えず、供給能力(除染もせず、輸入努力もしない)から決めた方がよい(現実にそのような発言あり)、
ということで、基本的にたとえばWHOの10倍程度にして、さらに「供給できること」という奇妙な考えが入っているので、最終的には生産者に都合のよいように暫定基準値をあげるという決定方法をとっています。
・・・・・・・・・
最後の3)は原子力行政にはいつもあることで「原子力発電は必要だから安全だ」、「電力が足りなくなるから子供は被曝してもよい」という日本人の逆転の発想を使っています。誰でもわかるように原子力発電は必要だということと、安全だということは全く別の論理で決めなければなりませんが、それが混同する(混同させる)ところに日本独特の思考方法があります。
また、アメリカの野菜の基準値が170と高いのはアメリカが汚染されていないので、たまに輸入される食材に接するチャンスが少ないので0.1をかけています。だから、アメリカの実質の基準は17ベクレルです。従って、諸外国の数値はほとんどの食材が汚染されている現在の日本では上限で、それ以上高くする論理はありません。
・・・・・・・・・【結論】・・・・・・・・・
現在の日本の食材、水に関する暫定基準値は日本の法律に定められた1年1ミリシーベルトと無関係な恣意的な数値であり、健康を守る数値とは関係がない。従って、暫定基準値を下回っているからと言って安全ではない。あくまで水や食材にベクトル表示を行い、10から20ベクレルを限界にしなければならない。
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鳥居 寛之, Switzerland, 15.09.2011
東京大学教員の鳥居です。
 「暫定基準値」以下なら安全か?と題して投稿された内容は、武田教授のウェブページからの全くの引用ですね。
 私は食品による被曝については詳しくないので、その議論には立ち入りません。ただ、ひとつ勘違いされているのは、年間1ミリシーベルトの限度というのは、自然放射線、つまりもとからある量を除いた量について、です。そもそも原発事故の前から日本に住んでいる人は平均年間 1.5 ミリシーベルトを被曝しています。世界平均では 2.4 ミリシーベルトです。放射線検査や治療など、医療被爆はカウントしません(病気を発見したり治したりするメリットがあるとの理由により、医療放射線には限度が定められていないことに注意)。自然環境で年間 2 ミリシーベルト程度あるが、人工的要因による余計な被曝による追加分は年間 1 ミリシーベルトを限度としましょう、ということです。この程度なら、世界の地域差や、環境差(石造りやコンクリートの家か木造家屋かなど)による自然放射線のばらつきの範囲内なので、社会的にも容認できるだろうということもあります。
 東京で毎時 0.08 マイクロシーベルトという測定値があったとすると(最近はもっと小さい値に落ち着いています)、これは自然放射線を含みます。ここから通常の自然放射線量(0.03〜0.07 とばらつくが、平均 0.05 とする)を引き算した 0.03 が原発由来と考えられます。さて、国や都の計算モデルは、屋外に8時間、木造家屋に 16時間すごし、屋外だと空間放射線をまるまる浴び、屋内だとこの4割に減衰するとして計算するので(放射性物質はほどんど家の外にあるので、妥当なところでしょう)、毎時 0.03 マイクロシーベルトというのは、年間 0.158 ミリシーベルトに相当することになります。つまり、もともとの年間 1.5 ミリシーベルトの被曝に対し、1割の増加です。これよりも地域差や環境差の方が大きいです。花崗岩地質の影響が大きい関西では東京よりもともと2割ほど自然放射線が高いので、原発の影響を考慮しても(いわゆるホットスポットは別としても平均的には)東京の方が外部被曝量が低くなる計算です。
 また、(人工)放射線の限度というのは、ひとつの目安に過ぎません。それを超えたから即危険だとか、それ以下だから絶対安全というものではありませんが、ひとつの社会的合意として、規制値を設けてあるわけです。車の制限速度が 50 km/h のところを、時速 70 キロで走行してもすぐに事故に繋がるわけではありませんし、時速 20 キロで走ったとしても事故を起こすことはあります。ですが、社会的合意として決めた値をないがしろにしていいわけではありません。放射線の場合は、過去の疫学的データから、100 ミリシーベルトの被曝に対して、生涯のガンリスクの増加が 200人に1人増えると考えるのが妥当だと、国際放射線防護委員会が勧告しています。これより低線量ではリスクはゼロになるという説もありますが、これは採用せずより安全サイドに立って考え、線量に比例して下がるものの、ゼロではないと考えて防護しましょうということになっています。線量を合理的に達成可能な範囲で低く抑える努力は必要ですが、それが他のリスクを増大させるのであれば、バランスを考える必要があります。放射線に限らず、絶対的なリスクがゼロということはありえません。(放射線の被曝を完全にゼロにしようとすると、そもそも地球上に住むことができませんし、どんな食物も食べることができなくなります。たとえば、バナナや牛肉は1キログラムあたり 100ベクレルの放射性カリウムを含んでいます。ポテトチップスはその4倍です。カリウムは生命に必須の元素なので、摂取しないわけにいかないし、放射性カリウムだけを取り除くということもできません。)放射線による影響の可能性が、社会生活上のほかのリスクと同程度以下になるように、年間1ミリシーベルトという限度が定められたものです。
 福島の線量は注視して軽減させる手段を講じていかなくてはいけませんが、東京では(平均的には)ことたてて心配するレベルではないと考えています。人々が不安に陥いることによって、ストレスによる健康の悪影響が問題になることの方を私は危惧しています。(低線量の被曝で鼻血や咳が出ることはありません。ストレスが原因である可能性が高いでしょう。低線量の被曝でリスクが増加する可能性があるとされているのは、生涯のガンの確率だけです。)
このコメントに対するあなたのご意見
» このコメントに2人が意見を寄せています。

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=30979880


02. 2011年10月09日 08:13:36: ZLnd7iNTak
>01

長いぞ。


03. 2011年10月09日 11:10:39: nXMIev3lPj
鳥居寛之(とりい・ひろゆき)

東京大学大学院総合文化研究科助教。理学博士。1998年東京大学大学院理学系研究科(物理学専攻)博士課程修了。同年同大学大学院総合文化研究科助手,2007年職名変更により現職。(この間2002〜2003年ジュネーヴのCERN研究所にて文部科学省在外研究員。)主な研究分野は反陽子を用いた原子物理実験。反陽子ヘリウム原子の高精度分光による反陽子質量の精密決定や,超低速反陽子ビームを用いた原子衝突実験の研究


典型的な御用だな。壊れた蓄音機のように、手垢に汚れた放射能安全説を主張している。原発がなくなれば飯が食えなくなるので、必死だな。


04. 2011年10月09日 16:51:02: ESgzgyrdqY
01>
ウランを破壊し、自然界に無い人類にとって有害な放射能物質を作り出す事に
何の価値があるのか?
破壊する事は誰でも出来るが、破壊され有害な放射能物質を無害にする技術を確立
して欲しいものである。物質の創造は、神にしか出来ないのだろうか?
もし出来たならば、あなたは、人類の救世主になれるだろう。

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