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マルクール続報とベルギーの放射能汚染(院長の独り言)
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/348.html
投稿者 こーるてん 日時 2011 年 10 月 10 日 13:35:02: hndh7vd2.ZV/2
 

http://onodekita.sblo.jp/article/48401642.html

「院長の独り言」(onodekitaさんのブログより、一部転写)

2011年10月09日
マルクール続報とベルギーの放射能汚染

 マルクールについては既に二回記事にしていますが、全く報道がありません。それは、日本に限らず、米国、欧州でもそのようです。二番目の記事は、EX-SKFで英文に翻訳されました。
More on Accident at Marcoule Nuclear Waste Processing Site in France: Furnace Had Many Problems Before 
http://ex-skf.blogspot.com/2011/09/more-on-accident-at-marcoule-nuclear.html
 私が熊日を見て書いた記事が英文になるくらいですから、英語圏でもほとんど情報が流れていないことがわかります。

以下は、twitterから得た情報です。(スペイン語なので、わたしには直接判断できませんが、正しいと思います)
スペインのPublicoによるマルクールに関する記事
http://www.publico.es/ciencias/396936/paris-tapa-el-origen-radiactivo-del-accidente-de-marcoule

Interior Marcoule faclities, in which the fatality-AFP
/29付ミディ・リーブル:@マルクールの炉の放射線量はEDFの子会社が当初発表していたものの500倍であったと仏原子力安全機関(ASN)が発表。ASNによると事故当時、溶融炉には63キロBqではなく約30メガBqの金属約4トンがあった。
A死体からは約100Bq/kgという微量の放射能が検出。マルクールの爆発は、放射能の値が低いため、INESのレベル1と評価された。4名の負傷者からは放射能は検出されなかったとASNは言う。2010年、ASNはレベル1の事故140件を調査した。
補足:マルクールの炉の放射線量というのは「炉内」のことです。

WONDERFUL WORLD
マルクール事故A 死者は被曝していた
http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=353
から
 マルクールの爆発事故の続き。あまりにも情報が少ないので、しつこく検索したら、ありました!!この事故、やはり情報規制が相当厳しいようで、私が入手したのは、スペイン語の元記事を英訳したものです。以下はその簡約、( )は、フランスの事情をよく知らない筆者が勝手に入れた注ですが、詳しい方、ぜひ教えて下さい。
マルクール爆発事故の死亡者は被曝していた、政府はデータ出さず
 プブリコ誌(スペインのニュースサイト、元記事Aは写真つき)は、マルクール核複合施設爆発事故の詳細を明らかにした。事故で死亡した作業員はかなり強い被曝を受けており、家族は遺体に近づくことさえ許されなかった。解剖も行われず、遺体は放射能を遮断する棺に密閉されて、葬儀場に運ばれた。
 現場に48時間置かれていた遺体には、放射性の砲弾が食い込んでいた。この遺体を収容するために、政府のNRBCチーム(核-放射能-化学-細菌武器の処理部隊のよう)が召集されたが、チームは遺体の解剖を省略することを求めている。
 消防団員は、1300℃の砲弾を浴び、全身の85%以上のやけどを負ったもう一人の作業員の救出に成功し、軍の病院に搬送した。この作業員は初め民間病院に担ぎ込まれたが、後に軍の病院に移されたことから、さまざまな憶測を呼んでいる。
 EDF(フランス電力公社、日本でいえばTEPCO)とフランス政府は事故による放射能もれはなかったと主張し、クリラッド(CRIIRAD、放射能に関する調査と情報提供を行う仏の環境NGO)もこの仮定を支持している。
 政府は、(事故が起きた時)処理していた廃棄物はどの企業のものだったのかについて公表を拒んでいる。処理対象物を特定する手がかりになるため、フィルターやセンサーのデータ公表も拒否している。また、この事故の前に焼却施設でも事故がおきているが、その問題を含め、作業員の安全問題、また(現施設を)廃止のためにはより大規模な施設が必要だという発言の意味など、さまざまな問題がある。(2011年9月23日)@
 ・・・ん? マルクールでは核兵器を処理していたの?遺族が近づけないほど高濃度の放射能を浴びていたとしたら、この施設は単なる「低レベル放射性廃棄物の溶融炉」などではありえません。記事に使われている”sharpnel”(榴散弾)という用語は、何かしら「放射性物質を装てんした弾頭」を意味します。

 武器弾薬の類は、老朽化すると「処理」(破壊、焼却、溶融)しなければなりません。そのため、武器・戦争大国のアメリカなどでは、その処理をめぐりよく激しい反対運動が起き、軍を悩ませています。日本人は、核兵器といえば、せいぜい原爆とか劣化ウラン弾くらいしか思い浮かびませんが、実は核兵器は大から小までそのラインアップは大変なもので、世界には処理を待っている核兵器は相当多いはずです。原発を作る、というのは、核兵器の生産と処理とも無関係ではありません。「原子力の平和利用」なんてうそっぱちだって。2011.10.4

マルクール事故B 秘密のベールに包まれて
http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=355

昨日お伝えしたマルクール事故についての、スペインのプブリコ・エスパニョ―ル紙の全文(英訳)を見つけました。スペインのメディアが詳しく報道したのは、死亡した作業員がスペイン籍だったからでしょうか。以下、この記事をベースに、他のメディアの情報を加味して「マルクール事故」を再現しますが、実態はやはり、フランス政府の公式発表と正反対のようです。

 爆発後、現場に駆けつけた消防隊は、敷地内に入るのを拒否しています。現場の状況がわからず(放射能濃度も爆発規模も不明)、危険だと判断したのでしょう。地元の警察隊も、特別チーム(NRBC)が来るまで、現場入りを禁じられています。それにもかかわらず、ASN(原子力安全局)や環境NGOのCRIIRAD(クリラッド)は、「今のところ、放射能漏れはない」と発表していますが、これが何のデータを元にしているのかは明らかではありません(ASNは「事故は終わった」とまで言っています。CRIIRADは後になって汚染があったと発表)。

 消防隊はやがて決死隊を送りこみ、怪我をした三人を救出しました。しかし、うち一人は、1300℃に達する溶鉄の砲弾の破片を受け、体表の85パーセントが三度のやけどという重症で、生死の境にあり、モンペリエ大学中央病院の特別ユニットに担ぎ込まれました。一方、ホセ・マリン氏(51)は、ソコデル社の溶融炉から「火山の噴火」のようにふきだした四トンの溶融金属に直撃されて即死し、遺体は炭化状態となっていたようです。ソコデル社とはフランス電力公社(EDF)の子会社で、セントラルコ核廃棄物焼却炉の運営を請け負う会社です。

 この事故を受け、政府はすぐエコロジー・交通・ハウジング省のナタリー・コシウスコ=モリゼ大臣(彼女はこの少し前まで未来予測・デジタル経済開発担当大臣だった)を現地に派遣、彼女は、EDFと共に周辺を測定し、その結果、「放射能漏れはない」と発表しています。それどころか、メディアを使って「放射能が関係する事故ではなく、産業事故に過ぎない」などとPRを始めています。原発依存率は80パーセントにもなるフランスでは、何がおきても、まずは「人心安定」。さぞかし、ウソも多くなることでしょう。

 ホセ氏の遺体は水曜日夜になって、ようやく裁判官3人が率いるNRBCチームに運び出され、救急ヘリでモンペリエの病院に運ばれました。事故が起きた月曜昼から、実に48時間以上も現場に放置されていたわけです。遺体には、放射能を帯びた榴散弾が発見されました。NRBCは、検察の解剖を省略する許可を得て、遺体を特別の棺に入れ、急いで特別防護部隊が守る格納庫に運びこみ、内部を「放射線防護ライト(?)」で照らして密閉した上で、チャスクランの教会に安置しています。つまり、もう誰も、死者の体を見ることも、放射線を計ることもできなくなったのです。

 これについて、調査の責任者の一人(警察官)は、「遺体を見せようとすれば、前もって除染作業を行うしかなかったが、そうすると体そのものが溶け出しかねなかった。だから、事実上、できなかった」と述べています。二次被曝を恐れたとか、解剖できる状態になかったとかいうより、遺体に残った榴散弾について詮索されるのと、遺体の放射線の高さがばれるのを避けたのかもしれません。

 「放射能漏れのおそれがない」なら、測定すれば済んだはずなのに、それをパスしたわけだから、これは怪しい。地元の人々だって、政府の大本営発表なんか信じてはいません。地元住民らは、1956年の稼動から50年以上も、「マルクールの秘密」―原発で働く人々のガンや、放射能のリスクなど―は、ずっと噂の種でした。(続く)2011.10.5

         (転写終了)


■関連ブログ
仏マルクールの「産業事故」(2)・現場に近づけない2011年09月15日
http://onodekita.sblo.jp/article/47941943.html

2011/10/10  原発・フッ素17

 

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コメント
 
01. 2011年10月10日 15:01:34: QJp5KIRT7g
スペインの記事、どうもありがとう。これで、全容がわかってきましたね。
遺体が完全に炭化していたというのは、ウソだったのですね。これは、通常の急性外部被爆ですよね。放射化した遺体は、家族も近づいてはいけないなんて、二重に悲しいですね。

CRIIRADは、なぜ、政府発表に同調したのでしょう?

ところで、私はグーグルを使っていますが、スペイン語を英語に翻訳してくれます。精度は完全にはほど遠いですが、大体の意味はわかります。


02. 2011年10月10日 16:06:19: mAKWjxKjsw
原発事故の後真っ先に駆けつけてくれたサルコジ、なんていい人なんだ。
家の者はそう言ってたよ。
どんな脅し文句を言ったんだか菅さん教えて。

03. 2011年10月10日 19:02:21: 8H9nIxVLIY
この施設は核兵器の生産、解体を行なうところだろう。フランスは核兵器保有国だ。大の親日家で知られたジャック・シラク前大統領が1995年に就任して、この核兵器保有について「親愛なる日本の皆様へ」と題してわざわざ説明されたのをテレビで見た。

シラク前大統領は、フランスが核兵器を保有する理由を説明された。「フランスは100年の間に3回も戦争に巻き込まれました。核兵器は、フランスを守るために絶対に必要です。」と言っておられたことを覚えている。この3回の戦争とは、日本では明治維新の時期と重なった普仏戦争、それから第一次世界大戦、第二次世界大戦を差している。これのどれもが隣国ドイツ(プロシア)との戦争であった。

普仏戦争ではプロシアに首都パリまで攻め込まれた。これが原因で鉄鉱石を産するアルザス・ロレーヌ地方を奪われる。フランスは、これを奪還するために第一次世界大戦が勃発するとドイツに宣戦布告。結果的にアルザス・ロレーヌ地方奪還し、ベルサイユ講和条約ではドイツから巨額の賠償金をせしめた。

普仏戦争の復讐に巨額の賠償金をせしめたフランスに対するドイツの怒りは爆発し、ミュンヘン一揆やら起きたが、フランスは賠償金の支払いが悪いとドイツのルール工業地帯を占領する始末。ドイツ人のフランスに対する憎悪は燃え上がり、ヒトラーが政権につく原因となった。

ヒトラーは第二次世界大戦が始まると当初は「まやかし戦争」のふりをしていたが1940年5月にオランダ、ベルギー、フランスに攻め込み、1ヶ月で決着がついた。ドゴール将軍はロンドンに脱出し自由フランス軍を結成し、ノルマンディ作戦で反攻に転じ1944年8月に臨時政府を樹立した。

戦後、フランスは連合国として国連常任理事国になるが、実際には敗戦国であった。自由フランス軍をドゴール将軍が結成しなかったら、戦後ドイツと同じ立場にたたされただろう。これの反省が戦後のフランスの課題になった。フランスは弱い。この弱さを克服する最終兵器を持つ必要がある。これが核兵器の開発につながった。フランスの核兵器開発は、戦後すぐに開始されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%87%8F%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E5%85%B5%E5%99%A8

100年間に3回もの戦争を経験した隣国ドイツとは戦後和解に努め、ドゴール大統領と西ドイツのアデナウアー首相との間で不戦の誓いが行なわれた。そして両国は欧州共同体の推進を行ない、経済的に相互依存する国際分業体制を進めた。シトロエンが自社のトラックに西ドイツのMANディーゼルエンジンを搭載したり、DS21にボッシュ電子制御燃料噴射装置を採用したのもフランス政府の方針に従ったことによる。

フランスは1960年2月13日にサハラ砂漠のレガーヌ実験場で最初の核実験を行なった。
http://www.youtube.com/watch?v=daAQq9Zl-Hs

アルジェリアがフランスから独立すると、南太平洋フランス領ポリネシアで核実験を繰り返し、世界から厳しい非難を浴びた。特にオーストラリア、ニュージーランドでの批判は相当なもので、フランス車愛好家の当方は彼らからの非難に返す言葉もなく、苦しい思いをしたものだ。これについて同好の主に話しても、どうもタブーになっているようで誰も話したがらない。しかし、愛好家だからこそ自らの意見を持つべきではないのか。

フランスでは社会党が原発からの脱却する方針を打ち出したが、ペースが遅い。20年ほどかかるという。全発電量の80%も原子力発電に依存しているために、すぐにやめられないのだろう。だが原子力発電所は日に日に老朽化していくのであり、残された時間は少ないのである。フランスでも福島第一原発のような事故が起きる可能性は高いのではないか。もしそうなれば地中海から北欧まで汚染される。その時点で欧州終了となろう。


04. 2011年10月10日 23:21:44: 5VmIBssrxo
>>01
原発は必ず原爆に匹敵する死に方をする犠牲者が出ますね。
>>02
利益だけで動く猿固辞。
>>03
なるほど。そうだったんですか。おかげでフランス国民が原子力に拘泥する理由がよくわかりました。100年に3回の戦争ですか。
ペースが遅いのなら、日仏協力したらはやく脱却できるかも、なんて考えるのは甘いでしょうか。

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