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新聞が報じない飯舘村の現実「もう被曝しちゃったから遅いっぺ」 (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/526.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 10 月 16 日 14:29:47: igsppGRN/E9PQ
 

新聞が報じない飯舘村の現実「もう被曝しちゃったから遅いっぺ」
http://gendai.net/articles/view/syakai/133048
2011年10月8日 掲載 日刊ゲンダイ


 マスクも着けず、草むしりをする人々

 9月末、福島市を訪れると、ほとんど誰もマスクを着けていなかった。駅前の線量は1時間当たり0.4〜0.6マイクロシーベルト。以前に比べて劇的に下がったからだろう。
 福島駅から直線で東に約12キロの地点にある伊達市霊山に向かった。高線量のため一部避難措置がとられた場所だが、国道沿いを走ると平常通り営業している店がいくつもある。果樹園には「桃宅急便」というのぼりが立ち、色づいたリンゴが鈴なりに実っていた。リンゴの木に近づけて空間線量を測ると3マイクロシーベルト前後もあった。ちなみに3.8マイクロシーベルトは年間20ミリシーベルトになる。1日8時間外にいた場合の試算である。だから、ちょっとならば大丈夫だろう。そんなふうに考える人々が実は多い。果樹園の近くには関係者らしい若者がいた。もちろん、マスクを着けていなかった。
 計画的避難区域に指定されている飯舘村にも行った。墓参りのために一時帰宅している人たちが大勢いた。村人はふだん通りの格好で、防護服はおろか花粉症用のマスクすら着けていない。
 草刈り器を使って沿道の雑草を手分けして刈っている村人たちを見た。作業は5、6人。50〜70代の男女が中心だ。動きやすい作業服や雨がっぱに軍手に長靴という野良仕事スタイル。作業現場の空間線量は4.7マイクロシーベルトで、刈った草の上にガイガーカウンターを置くと8.54マイクロシーベルトになった。記者は防護服と防塵マスクを用意していたが、自分だけ装着することはできなかった。
 村役場の広報には「草刈り作業における放射線対策について」という文書が掲載されている。「作業時間は1日あたり2時間を超えないこと。マスク、帽子、手袋は必ず着用すること」と書いてあるが、守られていない。
「最初は気にしてたけど、被曝しちゃったんだから、もう遅いっぺ……」
 草刈りに励む50代の女性はこう言った。
 3月15日、大量の放射性物質が飯舘村に降り注いだ。このとき、村人は何も知らされず、外で遊んでいる子どももいた。
 佐藤ひろ子さん(56)は一時帰宅のたびに玄関先を除染する。
「毎週帰るたびにママレモンかけてるのさ」
 年配の人の中には自宅に帰るつもりになっている人は多い。
(取材・西牟田靖)

 

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コメント
 
01. 2011年10月16日 16:29:01: gEpcn4S5uk
う〜ん・・・・・・
情報を出さず、住民を必要以上に被曝させた問題は、勿論重罪です。
でも、それと、今の生き方を一緒にしては、解決策が見えなくなるよね。

確立の問題だから、遅いって事にはならないのだけどなぁ〜・・・・。
それに、50歳代なら、感受性も低いだろうし・・・・
子供や若者は、被害を少なくする為に、そこから離れるのが一番なんだけど。

そこで生活する事を選択するなら、そんな風に諦め自分を納得させて暮さないと苦しいよね。

何もかもが手に入らない現実、その人が何を優先するか? でしょうね。

難しい問題ですね。
せめて、子供や若者は離れて欲しいのですが・・・・・


02. 2011年10月16日 17:32:15: sgolhP60mA
うーん、もう何も言えない。
こんなことを繰り返さないために「脱原発」とだけは言える。

03. 2011年10月16日 20:22:50: dCVlbpG5xc
ためいきでます。

それでも、あえてコメさせて下さい。

すでに計画避難地域に指定されてる場所で、作業をしてるということでしょうが、

役場の対策は一応、対策たてているコトになってる。マスク云々。

が、一番の対策は一刻も早く、放射能の舞飛ぶとこから離れることを、急ぐことだ。

村のひとは次からつぎに、村の内部のひとからも外からもいろいろ言われてしまっ

て、困ってしまって、いままで通りを少しでも続けようとしているのだろうか。

マスクに防護服のグリーンピースがまだ雪の残るある村を通りかかり、

車から降りて線量を計測していたら、男が出て来て、計測やめろ、

みんなが不安になる、と文句を言いに来るーーーーーそんなビデオが。

YOUTUBEで、見たことがある。

(放牧か?牧場か?囲い込みか?

村の有力者も、痴事も、政府も。

もしかして日本じゅうそうなのではないのかと、最近思われる。

(年金払えよ!))


どうせ○○なんだから・・・というのは、最大の、洗脳、ダマシの操縦用の

言語回路だ。

どうせ、産まれたって、必ず死んぢゃうんだから、とは、ほんとなら、

ゴキブリだって言わないはずの言葉だ。それを言わせてるのは誰だ?


04. 2011年10月16日 21:09:40: 1fF6XoKdY6
洗脳ってこともあるだろうけど日本人ってのは大惨事とか大事故とかに対する反応がちょっと独特のところがあって、直近ではほとんど何も考えられない。

おそらく一年、二年、三年と、年を経るごとに重石のごとく不安と恐怖がのしかかってくる。

「もう、どうせ被爆してんだから、いつ死んでもいいよ」とかいう人にかぎって、いざ病に冒されると絶叫する。たすけてくれ、たすけてくれとのたうち回り、「どうしてだれも教えてくれなかったんだ」と恨み言をいう。

いま、ここに明記しておく。すくなくとも阿修羅サイトで半数近くの人たちが、あなたがたに避難を勧めた。
ホームレスになってもいいから避難したほうがいい。家族離散になっても離れたほうがいい。生きていれば、いつかいいことがある。
死んだらそれまでだ。


05. 2011年10月16日 21:12:17: 1fF6XoKdY6
ちなみに放射能ってのは凝縮するから、福島にほんとうの地獄が来るのは今はもちろん、三十年、百年先が、もっとひどい。
つまり、居残っていればいつか放射能がなくなるではなく、じわじわと濃縮していくのだ。
そしてそこに居る者すべてを...........。これ以上はもういわない。はやく逃げろ。

これを風評被害というのならいつでも受けて立つ。


06. 2011年10月16日 23:12:00: KjtXX4tHvs
正直迷惑なんですよと誰か一言いってやらないと。
彼らがそこに住み続けるから怪しいお米セシウムさんがどんどん全国にばら撒かれる。

07. 2011年10月17日 02:32:32: g5U9vG2cMi
シュミレーションデータ、スピーディーのデータを生かさなかった時の政権の罪は重い。

08. 2011年10月17日 04:31:57: eFmM4bOpkM
世田谷で2.7マイクロと出たときは大騒ぎするマスゴミ。


09. 2011年10月17日 04:47:28: YchnCFQqPM
被曝しちゃったんだから、もう遅いっぺ……という女性たちにとっては、火力発電所も原子力発電所も同じようなものだろう。残念ながら数年後、子どもたちの間に悲惨な状況が広がるまで理解できないだろう。その時にはすでに時遅しだが。

10. 2011年10月17日 06:14:01: QteNWMaCvM
群集心理って怖い。
「みんながマスクつけてないから自分も大丈夫」とでも思ってるのだろうか。

群集心理を逆手にとって、
「みんながマスクつけてるから自分もヤバイ」というふうにもっていかないと。

役場の方々、ちょっと煽ることも必要でない?放射能の危険性に疎いおばちゃんたちに理解させるために。。。


11. 2011年10月17日 06:20:14: QteNWMaCvM
04さん

同感っす。

>洗脳ってこともあるだろうけど日本人ってのは大惨事とか大事故とかに対する反応がちょっと独特のところがあって、直近ではほとんど何も考えられない。

みんな現実をあえて直視しないようにしてるけど(そういう人達に限って避難を促したり現実を見させようとすると逆ギレする)、最終的に政府も助けてくれなくて困るのは自分だということが解らないのだろうか。


12. 2011年10月17日 06:55:21: 6Huq1dxSKc
バカはどんどん死ねば良い。

少しでも考える力のある人は今からでも遅くはない、できるだけ早くできるだけ遠くに逃げろ。日本国内での外食はできるだけ控えろ。


13. 2011年10月17日 08:34:44: XPhytkO3C2
>日本国内での外食はできるだけ控えろ。

ほんとに!
ダマし、殺し、が横行する地獄のチマタになっちまった。

官僚のカジ取りひとつで、日本がこうなってしまうとは。


14. 2011年10月17日 08:36:30: sYz16S86Zs
本来は東電がスピーカーを鳴らして警告して歩かなければならないはず。
なぜならその人たちが放射線由来の病気になったら東電が補償しなければ
ならないから。でも東電も国も知らぬ顔。
どちらも補償などする気はないのだろう。長い裁判の決着が付く頃には
東電の関係者も国の関係者も被害者もほとんど寿命を終えてしまう。
東電と国の逃げ切り勝ち。

15. 2011年10月17日 10:18:17: ViHPNvfuA6
原発事故で大勢が被ばくしようとも、訴える人がいなくなれば補償額は少なくて済む。昔から言ったもんだ、死人に口無し。

16. 2011年10月17日 11:36:27: gx7dVGZ6VU
射能汚染、住宅地の地価動向(千葉県)に影響

http://www.nomu.com/knowledge/chika/html/201110/house_chiba.html
http://megalodon.jp/2011-1017-0213-56/www.nomu.com/knowledge/chika/html/201110/house_chiba.html


17. 2011年10月17日 11:38:07: GXXKNE7VKY
もう聞いていると涙が出てくる。文明国と言われながら基準値はロシア以下。政府の対応もロシア以下。国民を国や政府はなんと思っているのだろう。それに比べて東電支援の決まったことの早いこと。世の中常識では理解できない。何かが狂っている。

18. 2011年10月17日 13:31:09: JrPYjVYQO2
放射性物質とばい菌感染と混同してませんか。

19. 2011年10月17日 14:47:06: U99vp52lgU
今から「東電・日本政府損害賠償請求集団訴訟」を起こしておいたほうがいい。

10−20年後なら「ガン患者がいっぱいでて」皆が貰えるかもしれない。

ガン患者がでてから訴訟してもすぐに貰えないから無駄。

今すぐ「東電・日本政府損害賠償請求集団訴訟」を開始しましょう。

東電は倒産させてもいいと思うので、日本政府も訴えておかないとならないと思います。

原発災害からの避難・逃避・盗難被害も早めに「東電・日本政府損害賠償請求集団訴訟」を起こしましょう。

裁判所・裁判官・検事・警察も信じれない時代です、絶えず監視しましょう。


20. 2011年10月17日 15:31:04: NodX7mlNdc
ASYURAの住民はもう十分に目覚めていると思うからいいけれど、国民か目覚めて欲しい。
南相馬市の12の小中学校のうち5つの学校で、授業が再開されたと、今国営放送の二ユースで言っていたぞ。
汚染地図を知らないのか?
緊急時避難準備区域が先月解除されたことによるそうだ。
無邪気な小学生達の顔が映っていた。

もう、これまでだな。
俺は甘かった。目覚めているつもりではいたが、この国を支配している連中への見方が不徹底だった。優生学者、大統領補佐官、ホルドレン、人口削減をググってみてくれ。今年七月に福島を視察に来ている。細野原発担当大臣と会合を持っていた。何を話し合っていたか?勿論『エコサイエンス』の今後の未来についてだ。仲良く話し合っていたのだろう。細野。本気でやったな。緊急だ。YOUTUBEアレックスジョーンズショー日曜版をみんな見て今進行中の異常事態の背景に気付いてくれ。

国民よ、目を覚ませ。どういう筋道がよくて、どういう筋道が最悪なのか気付け!とんでもないことが現実に進められているんだぞ!

論旨に信頼を感じて国民の信頼を集めているばかりの、武田教授や小出助教は、福島は諦めてみんな避難しろと言っているんだぞ!
そんな場所でこれから生活すると言うことが、子供らが暮らしていくと言うことがいったいどういう意味をもつかよく分かる。

まだ正しい心と正しい目を持ち、腐った買収費用を突っぱねる気概のある政治家にお願いする。

助けてくれ!偽装原発放射能テロで人口が半減する!


21. 2011年10月17日 15:33:40: NodX7mlNdc
訂正 偽装原発放射能テロ→原発事故放射能傀儡政府偽装テロ

22. 2011年10月17日 16:28:35: NodX7mlNdc
20木を見て山を見ず

みんな山の頂上の大王様の悪党をよくつかんでいないとだめだ。木ばかり見て、日本人同士仲間内で憎み合っていると悪党の思うつぼなんだぞ。国外の支配勢力の強さと内容に今目を向けてくれ。仲間内で悪口の言い合いをしている場合ではない。
またその意図的誘導に、気づいてくれ!ホルドレンの補佐している大統領がどうして信用できるんだ?今の政府が表のごまかしでできたことはみんな知っているだろう。これは一度きりではないぞ。抵抗して排除しない限りその勢力を拡大させていく。国民か知って数を増し抵抗し始めたら、大丈夫。今は一億人の烏合の衆だ。無名大名時代の織田信長でも征服できる。


23. 2011年10月17日 17:52:33: 0374NlSE6w
>>記者は防護服と防塵マスクを用意していたが、自分だけ装着することはできなかった。

そんな状況の時こそ、防護服とマスクの完全対策で取材をして、地元の人に現実を肌で感じてもらうべきなのではないでしょうか?
毎日毎日、取材陣が防護服と防護マスクで訪れれば、地元の人も気づくし、政府も対策をこうじなければならないようになるんじゃないのかな。

東北の人は現実も真摯に受け止め、せめて若い人達は子供を連れて集団疎開すべきだと思う。
残念ですが、5年後、10年後に始まる恐怖を思うば、出るべきです。今でも毎日放射能が漏れているのですから。

費用は東電に請求すべきです。

原発は完全廃止! 発電会社と送電会社を分離し、自然エネルギー設備を早急に建設すべきです。


24. 2011年10月17日 19:14:46: lkv9plBZlo

我らの(自称:原子力にものすごく詳しい)癌直人・前総理が、SPを引きつれニタニタしながらお遍路で”被災地の復興を祈っている”そうな…お気楽なもんだ。


25. 2011年10月17日 22:25:47: AJZ9n17rWA

 宮城県沖地震の発生した当日、私は都内文京区にいた。文部科学省科研費研究「放射性ストロンチウムによる内部被曝線量その場評価法の検討」の一環として、楼蘭周辺での核爆発からの黄砂に含まれていた放射性ストロンチウムによる日本人の内部被曝研究報告のためである。日本シルクロード科学倶楽部主催で、翌12日から、文京区シビックセンターの展示ホールにおける「シルクロード今昔 展示と講和の会」で研究成果を報告することになっていた。免震機能を有したシビックセンターはまったく無事であったが、施設の点検のため、会の開始がまる1日の遅れとなった。東京滞在の3月16日まで、展示会の内外で、放射線防護学の専門家として、新聞やテレビの要請に応えながら、チェルノブイリと福島との違いなどについての情報を発信し続けた。

 その後、帰宅するも、福島現地への調査には出発できなかった。それは、前年から計画していたモンゴル・ウランバートルでの第1回核放射線防護と衛生学の科学会議が、3月後半に予定されていたからである。

 そして、ひとり3月21日に出国した。モンゴル核エネルギー庁との間で開催された科学会議において、楼蘭周辺での総威力22メガトン(1メガトン威力は、TNT火薬100万トンに相当する爆発エネルギー)の核爆発から噴き出した核の砂の降下によるモンゴル国の環境と人体への影響について討議された。これは2009年3月の憲政記念会館でのシンポジウム「中国の核実験災害と日本の役割」に次ぐ、核災害の歴史上大きな意味ある科学会議となった。

 その間、3.11の巨大地震と津波による災害と福島第一原発影響の科学について、モンゴル国立大学で講演した。これらは、専門家のみならず、モンゴルの一般国民の大きな関心となり、新聞とテレビで報じられた。

 そして、3月28日に帰国するやいなや、モンゴル報告をする間もなく福島調査の方法を検討開始した。鉄道および高速道路の不通の問題があったが、東日本の広範囲な放射線衛生の状況を調査するべきと考え、陸路の調査旅行を計画した。この科学調査旅行に週刊誌の元気な記者が自身の車をもって、福島調査の同行取材を申し入れてきた。ありがたい話だ。当然、まじめな報道姿勢を受け入れ、福島以後の機動的な調査となった。多くの国民へ素早く科学情報を拡散するばかりか、第三者の同行による科学調査の目撃証言にもなるからである。

 科学調査を4月6日から10日にかけて実施した。さらに、12日までの東京滞在中に、都内の環境調査も追加した。調査は、福島第一原発20キロメートル圏内を含む札幌から東京まで、陸上の環境放射線と甲状腺線量を中心とした現地の人々の健康影響である。

 さらに6月18日、19日には南相馬市などで体内のセシウムを検査した。

 測定では線量の絶対値を評価することになる。ただし、これだけではわかりにくいのが核放射線災害である。そこで、過去に起こった核放射線災害事例と比較することで、この福島核災害の健康リスクを併せて浮き彫りにする。

 私はソ連崩壊後の1995年以来、カザフスタンのセミパラチンスク核実験場周辺影響とシルクロード楼蘭遺跡周辺のウイグルで行われた中国による楼蘭核爆発災害、チェルノブイリ周辺3カ国、南ウラルのプルトニウム工場周辺汚染、シベリアの地下核爆発、ビキニ核爆発災害といった世界各地の核放射線災害地を訪れ、核ハザードの環境と人体への影響(放射線防護学)を調査、研究してきた。

 そのなかで、現地の環境および人体への核放射線影響をその場で評価する方法と、トラベルケースに納まる各種の計測装置と線量評価ソフトを開発した。ガンマ線外部被曝、地表および体内の放射性セシウムの定量、およびストロンチウムの内部被曝評価、地表面のプルトニウム汚染計測のためのアルファ線計測器、地球座標の確認のためのGPSおよび測量機器、ノートPCなどである。これが持ち運べる実験室・ポータブルラボである。
@ガンマ線スペクトロメータ Model 702 米国Ludlum社
Aアルファ・ベータカウンタ TSC-362 日本アロカ社
Bポケットサーベイメータ PDR-111 日本アロカ社
C個人線量計 RAD-60 S フィンランドRADOS Tec.
DGPSナビゲータ 米国Magellan

 これまで、チェルノブイリの限界管理区域に暮らす住民の体内セシウムや、ビキニ被災となったロンゲラップ島民たちの前歯のベータ線計測からのストロンチウム量評価、彼らが摂取する食品の放射能、環境放射線などを測定してきた。

 今回の福島現地調査では、核緊急時であるために、致死線量まで計測できるフィンランド製の個人線量計に加え、前年12月に購入したばかりの国産車の価格ほどする米国製核テロ対策用に開発された最新小型スペクトロメータも持参した。急遽、実験室で、セシウム137やアメリシウム241の人工線源で試験するとともに、地表面の調査も行った。

 機材としては、粉じん吸い込み防止用のマスク数枚と、簡易使い捨て防護衣1人分を初めて携行した。過去の調査事例ではないことだ。

 さらに、10年前に開発した甲状腺に蓄積している放射性ヨウ素131の放射能を測る方法を、今回はじめて実践使用することとなった。小型のガンマ線線量計を、放射線医学総合研究所が保有するヨウ素131人体型線源を用いて校正した。

 それはヨウ素131の半減期が8日と短いため、核災害直後でしか測れないからである。今回の福島調査は震災後30日以内なので、十分測れるのであった。

 震災3カ月前に入手した携帯型のガンマ線スペクトロメータは、ロシア放射線医学センタ−所有のブロックプラスチックファントム(人体模型)でセシウム137放射能計測用に校正した前機種で二次校正したので、全身の体内セシウムの放射能が計測できるようになった。これが、今回の福島事象でのポータブルホールボディカウンタである。なお前機種は、小型ながら国際比較で10%以内の差で一致を示している優れものである。

 さらに同機種は、環境中の放射性セシウムやヨウ素の地表での汚染密度をその場で計測できるように、同様に二次校正した。

 大災害は机上理論では通用しない。専門家は緊急時に現場へ入り、状況を評価し、正しい社会的意思決定に導かなくてはならない。医療班の他に放射線防護の専門家たちが現地入りし、被災者への対応や相談を受け付ける意味は大きいのだ。

 2011年4月8日・9日に福島では、20キロメートル圏内からの避難者を中心に希望者68人に対し、甲状腺に含まれている放射性ヨウ素の放射能量の検査を行った。
 最初に、浪江町からの避難者40人の希望者に対して検査した。彼らは、災害対策本部からの甲状腺検査もなければ避難時に安定ヨウ素剤も配布されていなかったと、私の質問に答えた。従来から原子力緊急被曝医療として、ヨウ素剤配布用の備蓄があったにもかかわらず、災害対策本部は何も手を打たなかったのは、大きな驚きである。絵に描いていただけの‘餅’だったのだ。

 その他は、二本松市立第一中学校区の保護者24人の希望者、飯館村の2人、東京からの福島調査に同行した2人の検査である。

 最初に、毎日検査して甲状腺に放射性ヨウ素が沈着していないと考えられる調査員自身の喉元(甲状腺付近)の測定値を、測定場所の背景値(バックグラウンド)とする。その後、被検者の甲状腺を測定して、その値から背景値を引き算した値が、被検者の甲状腺に沈着した放射性ヨウ素による線量率となる。この甲状腺ヨウ素線量率に測定器の放射能換算計数を掛け算して、甲状腺内に沈着している放射能量値が求まる。

 この放射能の値は検査日のヨウ素131の放射能量である。半減期8日で日ごとに少なくなっているということは、以前にはさらに多くの放射能が甲状腺の中にあったはずである。この推定はやや複雑な方法となるが、単純化して、3月12日に全量が甲状腺に蓄積したとして、最初の量を、国際放射線防護委員会勧告(ICRP Pub.78)の方式により推定した。その値に線量換算計数(ICRP Pub.71)を掛け算して、甲状腺線量が求まる。

 浪江町からの避難者40人の結果は、二本松市民に比べて全体的に甲状腺に蓄積していた放射性ヨウ素の放射能量は多かった。平均で2.4キロベクレル、最大で3.6キロベクレル。他方、二本松市民は平均で0.1キロベクレル、最大で0.5キロベクレル。飯館村の2人は、平均で1.8キロベクレル。放射能の減衰を補正して推定された甲状腺線量の平均値(ミリグレイ)は、浪江町5.1 飯館村3.9 二本松市0.3であった。レベルで示すと、D,D,Eである。

 線量6段階区分
危険:A〜Cの単位(シーベルト):ウイグル、広島・長崎、チェルノブイリ
A:4以上・B:1〜3・C:0.1〜0.9
安全:D〜Fの単位(ミリシーベルト):福島、東海村、スリーマイル島
D:2〜10・E:0.02〜1・F:0.01以下

 これらの値は、チェルノブイリ事故被災者の値の1万分の1から1000分の1である。かの地、ウクライナ、ベラルーシ、ロシア3カ国の被災者700万人の最大甲状腺線量は50グレイ(=50シーベルト)。その後数年から、総数で当時の4800人の子供たちに甲状腺がんが発生した。20年後の世界保健機関の調査報告である。このリスクが線量に比例すると考えれば、今回の放射性ヨウ素量が原因で、福島では誰一人として甲状腺がんにはならないと予測できる。

 この理由は、1)人々の暮らす陸地へ降った放射能の総量がチェルノブイリに比べ福島では圧倒的に少なかった、2)汚染牛乳を直後に出荷停止とした、3)日本人は日頃から安定ヨウ素剤を含む昆布などの海藻類などの食品を採っているので、甲状腺に放射性ヨウ素が入る割合が低ヨウ素地帯の大陸の人たちに比べて少ないことによる。

 なお、6月後半の南相馬など3市での甲状腺検査では、ヨウ素が検出されなかった。これは環境中の調査と一致し、半減期8日からヨウ素量が1000分の1に減衰した理由による。

 2011年4月9日、10日と2日間にわたり20キロメートル圏内に突入し、放射線環境を調査しながら、徐々に福島第一原発敷地境界に接近していった。
 最初は、西側の八本松市から東に向かう行程である。葛尾村から浪江町に入り、その家畜や牧草地を調査し、双葉町から福島第一原発に接近する。

 避難圏内の浪江町のある地点に到着するも、その値は毎時0.017ミリシーベルト(=17マイクロシーベルト)、仮に24時間屋外に立ち続けたとしても、0.4ミリシーベルト(=400マイクロシーベルト)に過ぎない値であった。続く双葉町、大熊町での測定値も浪江町と大差はなかった(一般的な目安として100ミリシーベルトを超えると、健康に影響が出る危険性が高まるとされている)。

 そして核緊急事態が続いている福島第一原発の敷地境界の調査を開始した。福島第一原発の西門や、他のゲートやフェンスに沿って測定したところ、放射線の強さは避難区域の浪江町や双葉町の2倍程度であり、最大でも毎時0.059ミリシーベルト(=59マイクロシーベルト)であった。この値は、チェルノブイリの緊急事態時の値の1000分の1以下である。

 敷地内にプルトニウムが検出されたとの報道があったので、念入りに境界付近数か所の地表面でアルファ線計測を実施した。結果は最大で毎分7カウントしかなかった。空中ではアルファ線は検出されなかった。すなわちプルトニウム微粒子が空中を漂ってはいないのだ。アルファ粒子はプルトニウムが放射するが、空気中を5センチメートルしか飛ばないのだ。少しだけ、敷地境界近くの地表面にプルトニウムがあるかもしれないと考えられる。

 私のセミパラチンスク核実験場内の地表核爆発地点の調査では、毎分200カウントもの値だった。しかも、空中でも10カウントも計測されたのであった。その地表は、顕著にプルトニウムで汚染しており、プルトニウムの微粒子が舞い上がっているのだ。

 これと比較しても、福島第一原発での調査時に、プルトニウム微粒子の吸い込みのリスクは無視できる。したがってマスクは不要だったのだ。プルトニウムの吸い込みは、肺がんリスクを高めるが、この心配はいらなかった。

 私はオンサイト近傍で最大10ミリシーベルトの被曝を覚悟していたが、実際は100分の1と低く、拍子抜けするものだった。さらにマスクと簡易防護衣を用意はしていたが無用だった。

 放射性物質は風向きなどによって数値が変わってくるため、ある一定時間測り、たとえその時、値が低くても決して安全とはいえないのではないかと疑問に思われるかもしれない。ところが、今回の調査では5日間にわたって常に放射線量を測定している。福島20キロメートル圏内を出入りした3日間の積算線量は0.10ミリシーベルト(=100マイクロシーベルト)であった。すなわち、今後の放射性ヨウ素の減衰を予測すれば、現地に1カ月滞在しても1ミリシーベルト(=1000マイクロシーベルト)にも満たないのである。

 さらに、毎日、自分自身の喉元の計測もしたが、甲状腺線量は検出下限以下の範囲であった。

 結論からいえば、少なくとも原発の外や20キロメートル圏内のほとんどは、将来立ち入り禁止を解除できるし、今でも放置されている家畜の世話に一時的に圏内へ立ち入ることにリスクはない。

 もちろん、核緊急事態にある福島第一原発の敷地内が高線量であるのは別である。それは病院放射線科のがん治療用装置が致死線量を発するのと似た意味である。

 放射線防護学研究者談


26. 2011年10月17日 22:37:07: jM9CmVPX02
お金がないけど避難した。妊婦だからね。東電に請求したけど自主避難にはお金来ないし。借金だけが増えていくし、今食べていくことが難しい。生活が苦しい。でも食べるものにも気をつけたい。さらにコストがかかる。この先あるのかないのかわからない病気のために、今体調崩す。

避難すべきと考える皆様へ。現金をください。


27. 2011年10月17日 22:59:24: bfos510EIY
原発は即刻全基停止&廃炉でいい。

電気代が膨大な値段になる?
やれるもんならやってみろよ。

そんな事したら、それこそ電力会社の終焉。
日本中、電力会社への暴動が起こり、物理的に消滅するさ。

出来ないくせにカマかける。
気の小さい奴らがよく使う常套手段。
国民の力を思い知らせてやりましょう!


28. 2011年10月18日 02:19:38: gi0ZsGmmIA
国の怠慢ゆえ

ガイガーショップ全国に拡大
一家に一台、一人に一台、デザイン様々。ガイガーカウンター。年末商戦が熱い。
マイガイガーカウンター。
お歳暮にはぜひ用途別詰め合わせセット。
ガイガーカウンターレンタルショップもつぎつぎオープン。
日本の最先端技術者がぞくぞくとさまざまな線量を正確に計る世界最高性能のガイガーカウンターを送り出す。当然お値段も格安に。
これさえあれば大丈夫さ。会社も工場も商店も農家も漁師もおまわりさんも消防士さんも運転手さんも学校の先生も旅館もジョギングも犬の散歩も。
お子様用。大人用。お年寄り用。病人用。お部屋据え付けタイプ。来客用。防水タイプに、ラジオ付きタイプ、血圧計一体型。和風デザイン。お洒落デザイン。超軽量タイプ。
玄関にも一台、帰宅したら先ずガイガー。お年寄りでもらーくらく!プリントアウトタイプにデータ転送タイプ。記録メモリ内蔵タイプ。マニアよめざせホールボディカウンター!←これは専門員がいなきゃだめか。
お客様は、当店の各テーブルの据え付けの高精度ガイガーカウンターでご自由に計測ください。またはお客様ご持参のガイガーカウンターもご自由にご利用ください。
日本国中ガイガーカウンターだらけ!
ガイガーカウンターセミナー大盛況!ガイガーカウンターにあなたも触れよう。
正しい情報があれば、放射能は怖くない!

線量が高いものは○○産とは限りません。
政府発表のザル情報をカバーして国民相互の本当の助け合いの中で、新しい放射能対抗文化をつくっていきましょう。


29. 2011年10月18日 08:54:10: AHWCZa61Tw
>結論からいえば、少なくとも原発の外や20キロメートル圏内のほとんどは、将来立ち入り禁止を解除できるし、今でも放置されている家畜の世話に一時的に圏内へ立ち入ることにリスクはない。

どんなに立派な装備をもっていても国から与えられた金でそろえたものであるうちは、雇い主さまに不利益なこと言えない放射線防護学研究者さんであります。チェルノブイリの時は第三者であったけど福島では当事者の息のかかった末端。福島の事故の正当な評価は日本以外の国に任せるのがよいと思う(北朝鮮の原発研究者の意見のほうが信頼できるかも)。

>もちろん、核緊急事態にある福島第一原発の敷地内が高線量であるのは別である。それは病院放射線科のがん治療用装置が致死線量を発するのと似た意味である。

厳重に管理・封入された医療用とメルトダウンして塵として舞っているものを同列に扱いたいみたいだが、ここでは無理だろう。


30. 2011年10月18日 12:59:13: tzmi4UKous
福島で農作物を作ることは禁止にしないといけない!
今でさえ「風評被害」などと言い換えて販売している
06さまの云われるように
作って売ってもらっては困る!

作って売るのは、東電を助けているだけのこと!
賠償金額が低くなる!
作れない分すべてを請求しろ!
福島県内の肉牛の政府買取りの結局どうなったかわからないままのよう!

すべてを東電に賠償させろ!


31. 2011年10月18日 22:08:52: chf5K99T2w
>9月末、福島市を訪れると、ほとんど誰もマスクを着けていなかった。駅前の線量は1時間当たり0.4〜0.6マイクロシーベルト。以前に比べて劇的に下がったからだろう。


放射性物質は半減期が長いと無くならないのだから、ただ吹き溜まりにたまっただけなのに。

舗装してれば雨で流れるよそりゃ。

降り積もった総量は今も増えている。


32. 2011年10月19日 02:47:32: a067oQPb9c

不謹慎ですが、こういう時は、スポーツやゲームのような『勝負事』に長けた方々がやるように、


「(手段は問わず)結局どうすれば勝てるのか」


を実践していかないといけないと思います。


客観的に、具体的に、社会制度に裏打ちされた手引きや手順、慣例にそったサポート・助言等を調査・駆使し、強者も弱者も団結し、戦略的に被災者への補償・賠償を獲得しつつ、上辺の理想論に留まらることのない具体的な保護政策を考案・捻出して、次世代を担う子供たちが「実際に守り抜かれる」ような戦術が必要でしょう。何せ、負けは認められません。


「東電に賠償させよう」
「一家離散してもいいから疎開させるべき」
「政治家は目を覚ませ」


などの耳に心地よい言葉は、皆さんおっしゃるように確かに正論ですし、思わず無意識に頷いてしまいますが、実のところ、そのような言葉のほとんどは「人々を実際に動かすような」真の実行力を授けてはくれません。


子供たちは私達の未来であり、可能性です。
ヒトククリにしてしまって申し訳ありませんが、
我々大人はどうでもいい。自分の心持ち次第で今後どうにでもなるし、今さらどうにもならない部分も同じように多い。ようするになるようにしかならない。

でも、子供らは違いますよね。
彼らを救うには私達の誠意や愛が、熟慮の末の行動が必ず必要です。


具体的で客観的な見地から見て、本当に「勝機」はないのでしょうか。
一体、どうすれば「より良く」なるのでしょうか。
どうすれば、本来の「日本の誇り」を取り戻せるのでしょうか。


悔しい。


33. 2011年10月19日 08:48:37: 41jsMbCKsE
>32さんの言うように勝つためには手段を選んではいけない。
今回の原発事故では双葉町のように他より早く行動して粘り勝ちに持ち込む手法がより多くの金を引き出す秘訣。

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