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福島から関西に自主避難した方からのメールを紹介します。 (木下黄太のブログ) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/543.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 10 月 17 日 08:10:53: igsppGRN/E9PQ
 

福島から関西に自主避難した方からのメールを紹介します。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/47ce3546a2781486c81e6bcadf14ea07
2011-10-17 05:11:05  放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」


福島から関西に自主避難してきました。
3月11日の震災後、三回の爆発を隠蔽され、何も知らされていない私たちは
放射線で汚染された畑のお野菜を「今の内!!」と毎日義父母に、収穫し食べさせられていました。
それは汚染を知ってからも強制的に私たちが脱出するまで促され続けました。
五月、14歳の娘が校内検診で甲状腺の腫れを指摘され、
それがきっかけとなり脱出する事ができました。
11歳の息子は毎日鼻血が止まらなく、二人とも貧血ぎみでした。
娘は学校に行けない程でした。
6月に急いでこどもだけ関西の知人預けました。
不思議な事がありました。中学校の尿検査で娘の尿が紛失しました。
その後…「セシウムが検出」の報道を観て気分が悪くなりました。
地元の若い医師は娘の甲状腺の腫れは放射能の影響があると言って下さいましたが、
部長クラスの方は鼻で笑う様に
「もう放射能なんて無いよ!」と言ってのけました。
私たちは不安になり、関西の大きな病院や被爆に詳しい病院にて、きちんとした
検査を受けることにしました。
放射能被曝について、
医師は確かなデーターと関連付けがないと責任上はっきりとは言えないそうです。
しかし否定はできないそうです。
私は時折、乳腺に激痛が走ります。乳腺と甲状腺に水腫ができました。
9月まで働いていた主人の仕事先が郡山で、手持ちのガイガーカウンターで7,4μ㏜ありました。
主人は肌がいつも痒く、引っ掻いた跡がグシュグシュになります。
放射能被曝はそれぞれの弱いところにじわじわと症状がでてきます。
親子皆身体が非常に疲れやすくだるく、
まるで自分の身体で無い様な倦怠感と毎日戦っています。
頻繁に貧血の様になります。
避難地域では無いので、検査代、引っ越し費用、その他もろもろ…全て自腹です。
仕事も中々決まらないままボランティアのお手伝いをしたり、
ハローワークに通い詰め様々な申請をし、必死で毎日を生きています。
福島は先祖がえりしている日本と村社会の相乗効果の根太い問題があり、
大人が意識を変えなければ、
こどもたちは自分の意思では動けず、このまま見殺しにしてしまうのかと心配です。
私たちもかなり罵倒されながらやっとの思いで脱出できました。
しかし、離れてきたものの、現状は生活も儘ならず・・・何でこんな思いをしないといけないのか?
当の東電や政府の方々はお金にも困らず優雅なくらしをされているのが不思議でなりません。
全てを風評被害とし、11億円かけて外国から旅行者を募るとは!そんなお金があるならば、
子どもたちを避難させて欲しい!自主避難者にも支援を!
そして一刻も早く事実を公表するべきです。

=====================================

この方のお気持ちは、
「少しでも福島の現状を、そして避難地域とされないその他大勢の人々が、
何の保証もされない中で、どれだけの訳のわからない中で苦しまされているかをより多くの人々に知って欲しいと思います。
避難するまでは家族や親族からの罵倒や嫌みの言葉を浴びていました。
未だ、その祖父母が主権のコミュニティーから抜けられない人々がどれ程沢山いるのか?」
ということです。

福島のみならず、避難をすべき場所にいるさまざまな人たちが同じような環境にいると思います。その、ある意味「日本的な環境」がすべてを滅ぼす危惧を僕は強く強くもちます。こうしたことを、推し進め、めちゃくちゃな座組で全体崩壊を進める、専門家と称する人々、政府関係者、自治体幹部、国会議員、メディア関係者を僕は絶対に許すことはできないと思います。そして、それを見ながら、押し黙っているあなたも、実は同罪です。

 

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コメント
 
01. 2011年10月17日 09:05:56: RzqCBoHeak
この女性の言っていることが正しい。福島第一には広島型原爆に換算すれば、何万発分に匹敵する
核燃料がある。それがすでに地下に移動している。自然の原子炉を呈している。防ぐ方法はない。
逃げる他あるまい。瓦礫は原発付近に地下に穴を開け、そこに保管すべきである。
将来的に新技術ができ、除染できるようになるまで、核物質拡散させないようにすべきである。

02. 2011年10月17日 10:15:22: ViHPNvfuA6
「日本的な環境」がすべてを滅ぼすならば、行きつくところまで行く(日本的な環境を作り出すコミュミティの絶滅)しかないような気がする。子どもは可哀そうであるが子どもは親を選べない。文明国なら国が子どもたちを助けるべきなのにそれすらできない。または知っていながら人減らし優先のため見殺しにしているのか。被ばくによる間引きを許してはいけない。

03. 2011年10月17日 10:34:08: p2TxbSixJQ
このことが事実なら、不苦死魔は喜多朝鮮状態ですね!みんな強制収容所に入れられていると同じ状態ですね!

04. 2011年10月17日 10:51:58: L0HQwsox6I
私も農村部に住んでいるので言えることですが、田舎はひとたび住むと(正当な理由なく)抜けるのが大変です。先祖代々の土地を手放すことをを「家がつぶれる」というふうにとらえて非常に嫌います。反対するのは祖父母や親戚だけではありません。近所の人にもいろいろ言われるかもしれません。このメールの方が私のような田舎に住んでいるかどうかはわかりませんが、都市部とは違う土地への拘束のようなものはあるのかなと思いました。何にしても勇気を出して避難したこの方へ拍手を送りたいと思います。

05. 【タヌキ腹組“ぽんぽこ”】 2011年10月17日 11:27:54: SM2DPWDDuBDzg : AdKaaFvNBE

★NHK「あさイチ」の“日本列島・食卓まるごと調査”

・・・・・限られたサンプルの調査結果ではあるが、“安心”して大丈夫か?!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■NHK あさイチ 10月17日(月)
“放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査”
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2011/10/17/01.html

専門家ゲスト:安斎育郎さん(立命館大学名誉教授・放射線防護学)
ゲスト:室井佑月さん つるの剛志さん
リポーター:小林孝司アナウンサー
--------------------------------------------------------------------------
福島第一原発事故から7か月たった今でも消えないのが、食への不安。子供を持つ母親を中心に、食への不信感が根強く残っています。そこで「あさイチ」では、「日本列島食卓まるごと調査」と題し、大規模な全国調査に乗り出しました。全国各地のご家庭にご協力いただき、一週間のあいだ食卓に上った食材を、まるごと放射線の検査にかけ細かく分析してみました。すると明らかになった、常識を覆す驚きの数値とは・・・?
--------------------------------------------------------------------------
調査の結果は?

今回、放射性セシウムが検出されたのは、7家族中、5家族。それぞれ一週間のうち1日から検出されました。

・札幌 セシウム134・・・5.69ベクレル/キログラム
・須賀川 セシウム134・・・3.66ベクレル/キログラム
・江戸川 セシウム134・・・4.05ベクレル/キログラム
・目黒 セシウム137・・・8.97ベクレル/キログラム

郡山と廿日市では、今回測った一週間では、放射性セシウムは全く検出されませんでした。
また、水と今年の新米は、各地で別に測定しましたが、今回の調査では放射性セシウムは全く検出されませんでした。


06. 2011年10月17日 11:36:30: SisXrzk9O2
自主避難された方のお気持ちが十分に伝わり心から同情いたします。

日本の村社会の古き悪しき慣習がいまだに残っているとは?

特に東北地方は生まれて育った処だからという強い思いがあるのでしょう。

投稿者の方のように顕著なひどい症状が出てようやく脱出できるとは・・・しかも

全て自費で・・・政府・東電の見殺し政策は到底許されるものではありません。

震災直後は日本人の礼節や絆が世界中から賞賛されましたが、その裏にはこんな

厳しい現実が隠されているのだという事を知り愕然としました。

震災直後にどなたかの投稿で、「いずれ福島は世界の核廃棄物の塵捨て場になる」

という記事を記憶しておりますが、現実にその通りになろうとしています。

村社会の日本的良さもありますが、原発の暴走という事実を前にして、いまだに

いつ自宅に帰れるのか?・・・などと言う方々の気が知れません。

投稿者は懸命な決断をされたと思います。

今後数十年かけて放射能汚染による人えの被害はますます拡大することでしょう。

福島県は数千億かけて「健康管理センター?」を作るそうですが、被爆された方々

は定期健診を受けさせられ、データ収集のためのモルモット代わりにさせられ

るそうです。

なんとも酷い話ではありませんか?


07. 2011年10月17日 13:02:03: 70C43GxXdc
20年前田舎暮らしにあこがれて、栃木の田舎へと生活のすべてを移しまっした
普段のお付き合いは都会と同じくほどよい距離感があり
都会とそう違いはないと思っていました。
ただなにかあると噂は4キロ四方筒抜けと言う話は聞きました
実際かなり離れたところでも「〇〇から越してきた人ね
ご主人の仕事は〇〇をしていたんだってね」
と言われビックリしたことが2,3度ありました。
今回いち早く西へ避難しましたが、「〇〇さんは〇〇へ避難したんだってね」
やはり私のまるで知らない人が言っていたと知人から聞かされました
こんなに速やかに色々いろな情報が拡散されるのに
放射能の危険性についての情報はなぜ広がらないのか
不思議でなりません、
田舎の人は人の噂話は大好きでも
先に立って事を起こすことは苦手なようです
もう田舎暮らしは懲り懲りですよ

08. 2011年10月17日 13:05:22: sgolhP60mA
なにが「驚きの数値」か、コメントがないので理解できないが、江戸川・目黒の数値は検出誤差に近いごく小さなものに見える。小さな数値同士で比較して「郡山の方が少ない」と主張したいのだろうか。

「郡山の人はとても注意して食料を選んでいる」とも解釈できて、目黒の食料には福島産・群馬産が混じっていた可能性もある。「東京の人も、もっと食料に注意」と警告を発すべきなのかも知れない。

以前に「食塩の摂取量が多いほど、血圧が低い」という、常識に反する統計を見たことがある。何のことはない。血圧の高い人は懸命に食塩の摂取を控えているということ。


09. 2011年10月17日 13:09:08: sgolhP60mA
08 の訂正です。前に、次の文を追加して下さい。

>05 常識を覆す驚きの数値


10. 2011年10月17日 14:06:26: u3E6Ef3e1Q
よそから来た人だから、簡単に出ていけるっていうのもあるんですよ。まして定年退職後の田舎暮らしなら、引き払ってどこへいっても生活できるだけの年金は出るでしょう。

でも、農家や自営業者は高齢者でも基礎年金だけの人が多いんです。若い人でもそこから引っ越すだけで、直ちに仕事を失う。「なんで出ていかないの?」って言っても、まずは生活の問題があります。もちろん、先祖代々の田畑と先祖の墓を手放すというのは田舎の人々にとっては大変なことなんです。ずっと都会で生活してきた人たちとはそもそも価値観が違う。田舎に「個人主義」はありません。

それでも、三月末くらいののNHK番組で見た、玄侑宗久さんが住職を務める福島県三春町の寺では若夫婦と子供たちだけを避難させて自分たちは先祖の墓と土地を守るという老夫婦の檀家さんが結構いたという話です。それぞれのお家にもよるんでしょうね。


11. 2011年10月17日 17:34:14: sgolhP60mA
>10 生活の問題があります

危険なところからの非難は当然、東電に(国に)請求する問題でしょう。国の基準の甘いのは是正すべきです。
先祖の墓を手放す、などの問題。これも「東電に請求」ですが、金額の算定は難しい。困りました。

でも、自分の命の問題ですから、どこかで割り切るしか仕方がない。
住み続けるのも一つの選択でしょうが、そのために無限に除染などの費用が使えるわけではないと言うことは理解していただきたいと思います。


12. 2011年10月17日 17:36:23: sgolhP60mA
11の訂正  非難→避難

13. 2011年10月17日 18:47:41: lkv9plBZlo

読んでいて涙が出た。

イザと言う時に役に立たない政府なら、廃止してしまえ! 税金取られないだけましだ。


14. 2011年10月17日 19:00:15: p2TxbSixJQ
首都圏の人間も盗電に損害賠償しよう!

15. 2011年10月17日 19:25:53: m4DeACTjsY
一人、一人の力では大きな組織と闘うことは出来ません
福島から全国に避難しているみなさんは、ネットを利用して連絡を取り合い
全員で手をつなぐべきです。
どうか大きな怒りのうねりを起こして下さい。

16. 2011年10月17日 21:05:44: 5R2TIRPZEE
>5

NHKの番組、腹立たしい思いでみていました。
なぜ、いまごろになってこういうことを?
今まで散々国にだまされ、おじいさん政治家にこけにされ、マスコミにも
裏切られてきたのですよ。

私たちもバカではありませんから、たった1週間のタカラクジもあたらないだろう
確率でピックアップされた家族の例をみせられたところで信じることはできません。
これでツベコベいうな、言うヤツは神経質すぎるなどのバッシングが強まることを
おそれます。


17. 2011年10月17日 21:53:41: yzOVi5EjJQ

16様

全くその通り。

郡山のセシウムゼロは、意図的な情報操作の可能性に対する憤りを通り越して

薄ら寒い気持ち悪さを感じた。

どんなかたちにせよ、きっと日本は本当に腐り朽ちてゆく・・・。

自分の出来る限りの行動を積み重ねては行くが。。。


18. 2011年10月17日 22:29:23: AJZ9n17rWA

 レベルAの線量範囲は4シーベルト(4000ミリシーベルト)以上で、人間は4シーベルト(4000ミリシーベルト)の線量を全身で受けると100人中50人が60日以内に死亡する。すなわち4シーベルト(4000ミリシーベルト)が半致死線量である。

 レベルBは1〜3シーベルト(1000〜3000ミリシーベルト)で、この線量を受けても、すぐさま死に至ることはない。当面、現れる症状としては嘔吐、脱毛症状、白血球の減少などである。ほとんどの場合、これらの症状は一時的なものだが、がん発生の確立が若干高まることを憂慮しなければならない。

 レベルCは0.1〜0.9シーベルト(100〜900ミリシーベルト)で、この線量の場合には自覚症状はほとんどない。ただし、レベルC以上では、わずかながらがんリスクが高まるほか、妊婦の場合には流産や胎児奇形のリスクがある。

 私の研究グループは、国際放射線防護委員会の勧告の放射線リスク係数にもとづいて、生涯がん罹患率や寿命短縮の割合を研究した。例えば、20歳の男性が2シーベルト(2000ミリシーベルト)の線量を受けると、生涯がん罹患率が2.2%増加し、0.2歳寿命が短縮されると予測している。0.5シーベルト(500ミリシーベルト)の線量に対して、生涯がん罹患率は0.6%高まる。

 つまり線量レベルBやCは危険範囲であり、致死がん生涯罹患率を若干高めるが、寿命短縮は顕著ではないのだ。これは昭和20年8月に核攻撃を受けた広島の事例研究でわかった。広島500メートル圏内での生存者は78人おり、彼らの線量はレベルBであった。広島大学原爆放射線医科学研究所の鎌田七男教授らの研究で、死亡時の年齢は平均で74歳だったのだ。生存者らは甚大な健康影響を受けたが、顕著な寿命短縮はなかった。

 留意すべきなのは、妊娠中の女性がレベルC以上の線量を受けると胎児が発育不良や小頭症などの障害をもつ可能性が出てくることである。つまり、レベルCからAまでが、高線量で危険な線量範囲ということになる。

 今回の福島の現地調査でわかったことは、周辺住民がレベルC以上の線量を受けることはないということである。また、福島第一核災害地でも、急性放射線障害やその死亡事故がないので、職員たちでさえ、レベルB以上の線量を受けていないのである。

 しかし災害対策本部は事故処理作業員たちの年間線量限度を0.25シーベルト(250ミリシーベルト)、レベルCに引き上げた。これによるリスクは一時的不妊である。若い作業員は0.15シーベルト(150ミリシーベルト)以上の線量でこうしたリスクを負うのである。このリスクを作業員本人の同意書なしに負わすことはいけない。

 以下のD,E,Fレベルは低線量であって安全な線量範囲にある。この範囲の線量は、1000分の1単位のミリシーベルトで表す。今、ニュース等で頻りに言われているのが、シーベルトの100万分の1のマイクロシーベルト。屁でもない極微量の放射線で、国全体が騒いでいる。

 レベルDは2〜10ミリシーベルトで、これは自然界にある放射線量や、例えば病院におけるCT検査といった医療検診の際に受ける程度の量である。一般人が受ける年間線量の世界平均は2.4ミリシーベルト。国際宇宙ステーションに滞在する飛行士は、太陽などが放つ放射線で、1日あたりおよそ1ミリシーベルトの線量を受ける。したがって、100日以上で100ミリシーベルトを受けるので、妊娠可能な女性飛行士は搭乗のリスクは高い。1ミリシーベルト以下のレベルEはさらに安全になり、自然界から受ける線量よりもさらに少ない。病院での胸部X線撮影などのレベルである。さらに0.01ミリシーベルト以下のレベルFになると完全に影響のないレベルである。

 札幌と青森は、環境放射線はレベルF、顕著な放射性核種は地表面では検出されなかった。両市合わせて4人の希望者の甲状腺検査でも放射性ヨウ素は検出されていない。岩手、宮城、福島、茨城、東京は、概してEからD+の範囲であった。その場でのガンマ線スペクトロスコピーにより、仙台市から南での測定では、放射性ヨウ素131が最も強い放射能として検出された。ついでセシウム134、137であった。

 現在の放射線は半減期が8日のヨウ素131が放つガンマ線が支配的なので、環境放射線は2か月もすれば大幅に弱まると予想される。ヨウ素131の放射能は80日後に1000分の1に減衰するのだ。実際、福島第一原発に隣接する農地から持ち帰った土のヨウ素131放射能は、5月10日には、携帯ガンマ線スペクトロメータで検知できないほど弱まっていた。

 線量6段階区分
危険:A〜Cの単位(シーベルト):ウイグル、広島・長崎、チェルノブイリ
A:4以上・B:1〜3・C:0.1〜0.9
安全:D〜Fの単位(ミリシーベルト):福島、東海村、スリーマイル島
D:2〜10・E:0.02〜1・F:0.01以下

 また、日本政府は家畜を放置したまま避難させなかったことも見逃してはならない。あのソ連ですら家畜を避難させている。チェルノブイリ事故直後に、4万9千人の住民とともに、牛1万3千頭、豚3千頭を、300台のバスと、1100台のトラックを用意して避難させたのだった。

 福島の避難地域では牛などの家畜が、次々に死んでいる。死因は放射線ではない。飢えと渇きが原因であり、政府による人災である。今回の20キロメートル圏内で、そうした事態をいくつも目撃した。

 福島の緊急避難の意思決定の場合、専門家の討議と科学報告書は存在するのか、あるならば、公開すべきである。この意思決定の責任は、原子力安全委員会、原子力安全・保安院、そして政府にある。はたして、国内の専門家および国民の批判に耐えられるものかどうか。長期の避難は、核の権威者や一部の政治家の判断に任せられない社会問題だ。

 経済産業省は4月12日付で、福島核災害を国際原子力事象評価尺度(INES)で’レベル7’の最高位、チェルノブイリ事故災害と同列と発表した。その根拠として、環境への放出放射能の総量値を示した。しかし、その値の算出根拠となる論文を公開していない。

 その点で、原子力安全・保安院による’レベル7’の評価に大いに疑問が残る。災害対策本部内の専門科学者の顔もわからない政府発表には、簡単に納得することはできない。

 もし仮に、発電所敷地内の放射能をも含めているのなら、大きな誤りである。敷地外に放出された核種の総放射線量の科学的な計算過程を実測値と突き合わせて示さないのなら、全く信用できない。こうした論拠のないもので、国家の一大事を国際社会に公表されては困る。放射線防護上の過剰な表現は、今の時点では社会的害毒である。風評被害の原因が政府にあるといわざるを得ない。

 日本でも今、福島県やその周辺地域で生産された牛乳の安全性が問題視されている。確かに、牛乳は水道水などと異なり、食物連鎖によって放射性ヨウ素の濃度が高まり、この汚染牛乳を飲み続けると、放射性ヨウ素が甲状腺に蓄積して甲状腺の健康被害が懸念される。

 しかし、3月20日の報告によれば、福島県の牛乳は1キロあたり5200ベクレルの放射性ヨウ素に汚染されているとして出荷停止措置がとられたが、仮に出荷停止前のこの原乳を最大で5リットル飲んだとしても、それは0.6ミリシーベルト(レベルE)以下で、甲状腺へのリスクは無視できる。

 今回、福島県で20キロメートル圏内からの避難住民を中心に、甲状腺に沈着した放射性ヨウ素量を県民希望者66人に対し検査したが、最も値が高かった人でも3.6キロベクレルで甲状腺がんのリスクは全くない範囲。レベルでいえば、全員がF〜Dの範囲であった。

 チェルノブイリの被災者の場合には、福島の1000倍以上のヨウ素を取り込んだことからも、放出放射能量が福島とは比べものにならないほど多く、地域全体がヨウ素欠乏地帯であったことも災いした。日本人の食生活は、海藻類など普段から安定ヨウ素を取り込んでいるので影響は少ない。

 福島のある地域では、搾乳したばかりの生乳をそのまま廃棄処分にしているが、これなど本当にもったいない。というのも、放射性ヨウ素の半減期は8日なので、例えば80日もすれば、放射能は1000分の1になり、ほとんどなくなってしまう。先の汚染牛乳でバターを作った場合、80日後の放射能は、キログラムあたり、わずか5ベクレル。私たちの体には、放射性カリウムが体重1キログラムあたりおよそ67ベクレルあるので、これに比べても十分低い。

 したがって、汚染された牛乳を使ってアイスクリームやバター、チーズなどを作り、しばらく保管してから出荷すれば問題ない。

 政府は牛乳を一括で買い上げて乳製品に加工して「東日本大震災復興商品」などと売り出せばよい。それが酪農家への救済にもなるし、経済の悪化を食い止める一つの方法だと思う。科学技術立国日本の知恵と勇気を世界に示すチャンスである。

 また、ホウレンソウについても、大きな誤解に基づく風評被害が出ている。まず、野菜は洗った後で食べるので、その時点で1%〜10%の放射能を減らすことができる。茨城県日立産のホウレンソウは1キロあたり540〜5400ベクレルなので、洗浄後、1回に50グラム食べるとすると25〜250ベクレルとなり、4回食べても1000ベクレル以下ということになる。

 私は1997年にチェルノブイリ事故調査で現地入りした際、ロシア最大の汚染地とされたザボリエ村でセシウムの放射能が4000ベクレルに達したキノコを食べた。その後、調べてみると、私の内部被曝線量は0.04ミリシーベルト(レベルE)に過ぎない。

 セシウムの物理半減期は30年だが、人体の代謝により実行半減期は100日と短い。さらに、人体にはもともと平均4000ベクレルの放射性カリウムの放射能があり、人や動物には体内の放射能に耐性がある。

 さらに、病院での核医学検査では多量の放射能を患者さんに投与する。例えば、PET診断での投与量は、副甲状腺撮像で放射性炭素が4億ベクレルである。

 また、4月段階の福島を含めて、東日本の放射線状態を高めている原因核種はヨウ素131であり、これは2カ月もすれば大幅に減少する。放射性セシウムは体内で筋肉全体に分布するが、生物半減期は短い。これによる発がんなどの健康被害はチェルノブイリ20年間の疫学調査で見つかっていない。放射性ヨウ素の健康被害だけが顕著なのだ(WHO 2006レポート)。

 放射線防護学研究者談

 


19. 2011年10月17日 22:41:29: x35xVfFSTg
>18さん

これまでの様々な金儲けの挙句子どもや女性をはじめとする国民が公害や薬害による健康被害にあう例がやまほどあり、そのたびにあなたのようにえらそうな人が出てきて、ちゃんと調べてもいないくせに、したり顔で女子どもが何をがたがたいうか、というような上から目線で言われることにはうんざりしているのです。

人が測定できない微量の化学物質に反応することなど以前はだーれも予測していませんでした。予測できないから気のせい、と決めつけるのもそんな権威あるとされる大学などに所属する爺さん学者でした。

私たちは、もう2度とだまされません。


20. 2011年10月18日 02:22:13: 75LtkMrMlU
>19さんに同意。

そうです。水俣のときもそうでした。18のような奴らが国に阿ってました。

今までは、とりあえず、「地域限定だ」ということで、その地域の人たちへの無関心・無理解によって、日本はいい国だなどと残酷な幻想を抱いていた。

今は、恥ずかしながら、遅まきながら、ようやくその幻想から覚めつつある。

私たちは決して忘れません。捨てられた民の悲しみを。

恐るべき数の国民がそれを共有しているのですよ。

これ以上誰に阿るつもりですか。


21. 2011年10月18日 08:22:56: sYz16S86Zs
避難区域を狭めて避難援助の費用を抑え
天下り先にはしっかり税金を流し太らせ
公務員住宅は豪華絢爛
とんでもないことだ。

22. 2011年10月18日 19:40:04: BJhXRvzHLQ
>18さん

数字なんか並べても意味ないんです。
あの原発爆発以降、たくさんの人が身体の不調や異変を訴えています。
そういう現実を見なければいけないんでしょ。


23. 2011年10月19日 09:42:50: mAKWjxKjsw
なんか最近木下さんのブログよく出るね。
阿修羅がこの人に心酔しはじめてしまって残念です。
賛美のコメントが多いのも失望です。
ここで木下教が始まらない事を願います。
崇拝的なコメントは彼のブログに書きこんであげて下さい。
反論はいいですよ、いい人なんでしょ、はいはいわかりました。

24. 2011年10月19日 17:48:43: ULnwgHGaF6
<18 AJZ9n17rWA

放射線防護学研究(はあ?)者?

またわいてきた
この薄らハゲ
東大の中川恵一、放射線医学総合研究所防護研究センター酒井一夫か?

こいつと福島県立医大に浸潤した山下は、日本史上に残る、鬼畜医者だな。
お前ら、このままでいられると思うなよ。


25. 2011年10月19日 18:27:32: rrhrFN6JLd
東京でも2μシーベルトの地点があるのに福島県で作った農産物が汚染されていないわけがないと思うが。

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