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10月25日 小出氏:千葉県柏市の27万6千Bqと内部被曝、南相馬市の子供たちからセシウム137 @たねまき 
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/776.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 10 月 26 日 07:03:03: igsppGRN/E9PQ
 

10月25日 小出氏:千葉県柏市の27万6千Bqと内部被曝、南相馬市の子供たちからセシウム137、事業者からの報告・ストレステスト、原発コストと汚染水の処理@たねまき
http://bochibochi-ikoka.doorblog.jp/archives/3112098.html
2011年10月26日02:18  ぼちぼちいこか。。。


今日もたねまきジャーナルを聞くことができました。
Bochibochiも言いたいです。
政府の方々、東電幹部の方々、「ほんと一体何やってるの?」

どうぞ。

20111025 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=818cjgUgzDk&feature=player_embedded

【以下、お時間の無い方のために内容を起こしています。ご参考まで】

まず、最初なんですけれども、千葉県の柏市で住宅街のはずれにある空き地の側溝の横の土から、1qあたり27万6000ベクレルという放射性セシウムが検出されました。
側溝の壁が壊れていて、そこから放射性物質を含む、雨水が漏れたのが、高い線量の原因ではないかと見られているんですけれども、雨水だけで、こんな高い線量になるもんでしょうか?また、原発事故が原因ではないという専門家もいるんですけれども、小出先生はどうご覧になりますか?

(小出氏)現場は、要するに土の中に雨水が沁みこんでいって、土がその雨水の中から放射性物質を吸着するという、そういう条件が整った場所のように私には思えました。
そして、もともと柏市というのは、千葉県の中でもホットスポットにあたっていまして、地面に降ってきた放射性物質の量が多い地域でしたので、十分にあり得ると思いますし、今回、検出されたセシウムが、セシウム134という核実験では有り得ない放射能まで入っていたということですので、間違いなく福島の原発から来たものだと思います。

うーん。
雨水が原因というのは、これだけ高い線量になるものですか?

(小出氏)はい。私は以前から皆さんに警告してきましたけれども、いわゆる空気中の放射性物質が、まずどんな気象条件で落ちるかということで、ホットスポットが出来ますし、それがまた、どういう場所に濃縮されるかということで、ホットスポットがまたできます。ですから、柏で今回見つかっているわけですけれども、あちこちであるでしょうし、昔から皆さんわかっていただいてきたと思うけれども、雨どいの下の土とか、側溝の土とかそういうところには、どこでも濃縮されていますので、気を付けていただきたいと思います。

この場所のみならず、いろんなところにこれだけの高線量の場所があるかもしれないということですか?

(小出氏)これはちょっとあまりに酷すぎるというか、ものすごい高線量だと思いますけれども、でも、似たようなことはあちこちにあるだろうと思います。

(解説員)これ、あの、処理で被曝をこれ以上しないための処理は、何が考えられるんですか?コンクリートの遮蔽っていうのは、国が何か、10万ベクレル以上を求めてるようなんですけども、こういうことできるんですかね?

(小出氏)<苦笑>要するに1sあたり10万ベクレルを超えているようなものはですね、そこらに放置することはできないし、単に地面に埋め捨てにするようなこともできませんので、いわゆる放射性物質として、何がしかの保管の仕方が必要なのですけど、でももう大量に、それは今、生じてしまっているので、どうすべきかということはしっかりと考えなければいけないと思います。
ただ、私自身は、もともとこの今出てきている放射性物質というか、汚染はですね、東電の福島第一原子力発電所の原子炉の中にあるべきものだったわけだし、れっきとした東電の所有物なのですから、東電にまずは返すということを原則にしたいと思います。
福島第一原発の敷地、それで足りなければ、福島第二原発の敷地になるべく戻すということをやってほしいと思いますし、今後福島第一原発事故を収束させるために、地上部分には石棺という構造物が必要になると思いますし、地下部分にもかなり膨大な遮水壁をつくる必要があると思います。
そのために膨大なコンクリートが必要になりますので、そのための材料に使うのがいいだろうと私は思っています。

この柏のことに関しましてはですね、こんなメールが届いています。
メールの題名が、
『子供が柏の高校に通っています』
ということで、
「柏市の市の土地で、高放射線量が検出されたという報道があり、子供が通っている高校への通学路付近だとわかり、大変不安を感じています。これから、冬になり空気が乾燥します。乾燥して舞い上がった汚染された粉塵などを吸い込んで、内部被曝してしまうことはないのでしょうか?」
ということなんですが。

(小出氏)もちろんありますけれども、舞い上がってくる量はそんなに私は多いとは思わないです。ですから、その汚染したところにまずは近づかないようにしなければいけませんし、汚染しているという場所が、いったいどこに、どんなふうに広がっているかということを、きちっと調べて、その場所から汚染物を取り除く、そして、今聞いていただいたように東電にお返しするという作業を、早急にやるべきだと思います。

はい。
とりあえずやっぱり近づかないほうがいいんですね?

(小出氏)もちろんです。

わかりました。
それから、こんなショッキングなニュースも伝わってきていまして、こちらは、福島県南相馬市の小中学生199人から、放射性セシウム137が検出されたということです。
多い子で体重1sあたり、30から35ベクレル未満のセシウム137が検出されたと伝えられているんですけれども、これは体に大きく影響が出る数値なんでしょうか?

(小出氏)えー、大きくといわれると、ちょっと難しいと思いますけれども、もともと、私たち人間には、カリウム40という天然の放射能が体の中に含まれていまして、それから被曝をし続けているんですね。平常な状態です。それは、だいたいカリウムが私なら私、いわゆる大人には4000ベクレルほど入っていますので、今回の事故で、その上にセシウムが上乗せされているという状態なんですね。
ですから、もちろん危険ですけれども、それが圧倒的に危険なのか?と言われてしまうと、まぁ普通の被曝もあるということは、やはり皆さんにも判っておいていただかなければいけないと思います。
でも、被曝が上乗せされるということですから、もちろん避けたほうがいいわけだし、南相馬市の子供たちにそんなものがあるということは、大変私としては残念だし、悲しいし、そんなことが無ければ良かったのになと思います。

それから、今度はこんなニュースも入っております。
定期検査中の原発で行われているストレステストについてなんですけれども、新潟県の技術委員会で、運転再開の根拠にならないと厳しい意見が相次いでいるということです。
「テストに最低基準や採点基準が定められているわけではなくて、内容は事業者に任せて、国は結果だけ評価し、合格と言われても納得できない」という意見が出ているそうですが、このストレステストについて、小出先生はどう思われますか?

(小出氏)あの、何度もこれも聞いていただきましたけれども、ストレステストというのは、原子力発電所の構造物、そのものの安全性を高めるということには、何の関係もなくて、単なるコンピュータのシミュレーションをやってみるということなわけです。
ですから、安全性が一つも向上しないまま、単に頭の中で考えてみるということだけですから、考え方によって、例えば安全になってしまうこともあるし、考え方を厳しくしたら、危険だという判断になるわけですけれども、判断の基準自身がないというままやってるわけですから、まず無意味なことだと私は思います。

どこでどうしたらいいのかってことが、わからないわけですよね。それを決めないままやってるわけですものね。

(小出氏)そうです。

うーん。
それをテストと言うのか?ですね。

(小出氏)そうですね。大体学校のテストだって、どう書いたら良い回答だ、これが正解だというのがあるんですけれども、それも何もないまま、何かテストというのをやってるわけですね。

(解説員)単なる事業者からの報告というだけですよね。

(小出氏)そうですよね。

はぁ・・・・。
わかりました。
それからですね、こんなニュースも入ってまして、原子力の発電コストについてなんですけれども、内閣府の原子力委員会は、原発で事故が起きて、廃炉の費用などを含めても、なお発電のコストは原子力発電は、水力発電や太陽光発電より安いとの試算を固めたということなんです。
ただし、賠償のための費用や除染費用、中間貯蔵施設の建設費などは十分考えられてないということなんですが、これは、小出先生はどう思われますか?

(小出氏)話にならない人たちですね。この人たちは。
今起きてる大変な被害というものを賠償しようと思えば、私は日本の国家が潰れても不思議でないほどの費用だと思ってるわけですが、そういう費用を全く正面から考えようとしないという、そういう人たちが、未だに原子力の旗を振り続けているということなんであって、本当にこの人たちは、困った人たちだと思うし、もっともっとまともに考えることができないのかな?と私は思います。

これ、もちろんですよね。今から除染費用だとかそういうことを含めていったら、膨大な額になるわけですものね。

(小出氏)いくらになるか、もうわからないほど膨大な額になるはずです。

それを含めずにコスト計算なんていうのは、ほとんど意味がないことをやっているというふうに思ってもいいでしょうか。

(小出氏)はい。思います。

判りました。
それから、もう一つ、福島第一原発の汚染水の問題ですね。
この頃あまり報道に載ってこないんですけど、この汚染水の問題ですが、原子炉建屋の中に、地下水が1日200トンから500トン流れ込んでいるという状況が、事故から7か月以上経った今でも続いているということなんです。
これは、もう中に流れ込んでいるということは、逆に地下水脈側に放射性物質がしみだしているということも、もちろん考えられるんですよね。

(小出氏)そのとおりです。要するに構造物がもう壊れてしまっていて、建屋の中の水と、地下水が要するにつながってしまっているという状態なんですね。
汚染水が溜まってくれば、地下水に流れていってしまっているし、地下水があがってくれば、今度は逆に建屋の中に流れてきてしまっているという、そういう状況なわけですから、何よりも大切なことは、その汚染水をまずはどこか、安全な場所にくみ出すということのはずだと、私は思います。
そのための対策として、私はもう3月の段階から巨大タンカーに移してくれということを言っていますが・・・

そうでしたねー。そうでした。

(小出氏)もう残念ながら、半年経っても何もしないまま、もう壊れた構造物のまま、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりという状態が今でも続いています。

(解説員)これはひいては、海洋汚染にもつながってるんですよね?

(小出氏)もちろんです。

(解説員)最近魚の放射の汚染のデータも民間のほうから、出始めましたよね。

(小出氏)どんどん出てくると思います。

(解説員)そういう意味でも、すごい深刻ですよね。

(小出氏)はい。「何をしてるのか?」と本当に思います。

はい。わかりました。ありがとうございました。

(小出氏)ありがとうございました。

【以上】


【関連記事】
小中学生の体内から少量のセシウム 福島・南相馬で検出
朝日新聞社 2011年10月25日5時33分
 福島県南相馬市の市立総合病院は、9月下旬から検査した市内の小中学生の半数から少量の放射性セシウム137が検出されたことを明らかにした。事故直後に呼吸で取り込んだものか、事故後に飲食物を通じて取り続けたものか不明のため、病院の責任者は「定期的に調べて健康管理につなげたい」と話している。
 小中学生527人を最新の内部被曝(ひばく)測定装置で調べたところ、199人から体重1キロあたり10ベクレル未満、65人から同10〜20ベクレル未満、3人から同20〜30ベクレル未満、1人から同30〜35ベクレル未満のセシウム137を検出した。
 セシウム137が半分になるまでは約30年かかるが、体からは便などとともに排出されるため、大人で100日程度、新陳代謝が高い小学校低学年生で30日程度で半分が出ていく。
http://www.asahi.com/national/update/1024/TKY201110240656.html

【新潟】ストレステスト 批判や疑問続々
朝日新聞社 2011年10月23日
 東京電力福島第一原発の事故後、3回目となる県技術委員会が22日、新潟市内で開かれ、定期検査中の柏崎刈羽原発1、7号機で実施中のストレステスト(耐性評価)の有効性や進め方に批判が相次いだ。
 会合では、ストレステストの実施を指示した経済産業省原子力安全・保安院の説明に対し、委員らは「テストの『採点基準』がないのに、合格と言われても納得できない」「福島の教訓が何も入っていない」などと厳しい意見を連ねた。
 ある委員は、定期検査中の原発の再起動条件とされるストレステストの1次評価について、「地震や津波規模が『想定を超える』という非常に抽象的なハードルで実施されている」と指摘。「内容は電力会社に任せ、保安院や国は結果だけ評価するやり方が本当に原子力施設の安全に資するのか」と強い疑念を示した。
 東電は1、7号機のテスト結果を来月中に国に報告する。その後、政府は地元の了解を得た上での再起動を目指すが、泉田裕彦知事や会田洋・柏崎市長は、福島第一原発事故の検証を優先すべきだと主張している。
 また、新設する防潮堤を津波が万一越えた場合に長時間水没しないよう、排水対策を求める意見も出た。
 座長の鈴木賢治・新潟大教授は、ストレステストについて「国が一方的に指示し、独り歩きしていることは否めない。非常に不十分で、肯定的意見は一つもなかった」と総括したが、今後もこの議論を続けるかどうかは保留した。(清水康志)
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001110240002

原発事故コスト、従来の発電費用の2割
(2011年10月25日13時54分 読売新聞)
 原子力発電所事故に伴う損害額などを試算する内閣府原子力委員会の小委員会(座長=鈴木達治郎・原子力委員長代理)は25日、日本の原発が過酷事故を起こす確率は最大で500年に1回で、1基あたりの標準的な損害額は3兆8878億円、将来の損害に備えるために必要な費用は、従来の発電コストの約2割にあたる1キロ・ワット時あたり1・1円とする試算を発表した。
 政府機関が原発事故のコストを算出したのは初めて。また、使用済み核燃料を再処理して使う「核燃料サイクル」の費用も7年ぶりに再検証し、再利用せずに地中に埋めて捨てる場合に比べて約2倍になるという結果を示した。
 二つの試算結果は、今後のエネルギー政策を検討するための基礎資料になる。この結果は近く、発電方法別に発電コストを比較検討する政府のエネルギー・環境会議に報告される。
 事故の損害額は、東京電力の経営状況を調査する政府の第三者委員会が、福島第一原発事故による周辺住民らへの賠償や除染、廃炉などの費用を積み上げて導き出した事故後2年分の損害額(3基分で5兆5045億円)を使用。さらに小委員会が独自に算定した3〜5年目の損害額を加えて、1基(120万キロ・ワット級)あたりの額に換算した。
 日本の原発が事故を起こす確率は、全国の原発がこれまでに延べ時間数で1400年あまり稼働してきたなかで福島第一原発1〜3号機が過酷事故を起こしたことを根拠に、「500年に1回」と算定。
 これをもとに事故に伴うコストを計算すると、1キロ・ワット時あたり0・9〜1・2円となった。標準的な稼働率70%の場合は1・1円。こうした事故が起きる確率として国際原子力機関(IAEA)が新設炉に求める安全目標値は、「10万年に1回」だった。
 また、使用済み核燃料の処理に伴う費用は、すべてを再利用する「再処理」だと1キロ・ワット時あたり1・98円、一部を再処理して残りを中間貯蔵する「現状」だと同1・39円、すべて地中に埋める「直接処分」だと同1・00〜1・02円と試算された。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111025-OYT1T00701.htm

 

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コメント
 
01. 2011年10月26日 07:14:42: peICiQsunY
>鈴木達治郎 委員長代理


鈴木達治郎 委員長代理
(すずき たつじろう)
元財団法人電力中央研究所研究参事
2010年(平成22年)1月より原子力委員会委員(常勤)

グローバル化がすすむ世界の中で、核廃絶及び平和利用と核不拡散の両立を目指した新しい原子力の在り方を考えて行きます。また、国内では納得と信頼を得られるよう、あらゆるステークホルダーと誠意ある対話ができる原子力委員会を目指します。


委員の紹介へ戻る
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/iin/suzuki.htm


02. 2011年10月26日 07:16:08: peICiQsunY
原子力長期計画 : 新大綱策定会議 脱原発・核燃料サイクル政策の転換を求め続ける
投稿者: 原子力資料情報室 投稿日時: 2011/2/15 11:58:02 (803 ヒット)
『原子力資料情報室通信』第440号(2011/2/1)より

新大綱策定会議
脱原発・核燃料サイクル政策の転換を求め続ける

伴英幸

 原子力政策大綱の改定作業が始まった。この改定作業の委員の一人に選任されたので、決意を新たに、脱原発への政策転換を求めて精一杯かかわっていきたい。
 原子力委員会(近藤駿介委員長)は昨年7月から、現行大綱の見直しの是非について検討を開始していた。同委員会はこれまで有識者23人から意見聴取を行ない、ご意見を聴く会を福井市、青森市、東京の3ヵ所で主催し、市民から意見募集を実施してきた。
 筆者は昨年7月の第40回原子力委員会で意見陳述の機会を得た。ちょうど発刊した『破綻したプルトニウム利用』(緑風出版)で問うた「核燃料サイクル政策の転換を提言する」を中心に意見を述べた。この提言の第1項は原子力政策大綱の改定を求めるものである。
 一般からの意見募集では、1205人から1520件の意見が寄せられた。これは普段の意見募集に比べると圧倒的に多いという。当室も意見提出を呼びかけてホームページで公開してきた。
 ついに11月末日に原子力政策大綱の改定に入ることを原子力委員会が決定し、新大綱策定会議が発足したのだった(12月21日、1月14日と2回の会合が開かれた)。核燃料サイクル政策の「転換を求める第一歩」と位置づけた私たちの提言の第1項が実現した。
 実はこれからが大変な作業になる。なにしろ、26名の委員の多くは原子力推進の考えで、一口に改定と言っても方向が私たちと正反対だ。私は省エネルギー、再生可能エネルギーを基本としたエネルギー政策に転換し、核燃料サイクルから撤退することを求めて、論陣を張っていきたい。現行の大綱の策定にも参加したので、内容をいっそう掘り下げて臨みたい。

 今回は原子力の海外輸出がテーマの大きな一つになるからか、国際政治や経済分野の専門家が多いようだ。分野が異なる多くの専門家とも、相手の意見を聞き、こちらの見解を伝えていきたい。
 すでに会議の席上、推進一辺倒の事務局資料の説明は時間の無駄なのでこれを省き、議論の時間を十分に取るように主張した手前、チャレンジあるのみだ。また、月に1〜2度会合が開かれ、1年程度は続く予定なので、毎号の『原子力資料情報室通信』に主張や感想を報告していきたい。毎回の会議には意見書を提出し、これを当室ホームページにも載せるので、本連載では感想を中心にしたいと考えている。
 第2回会合では、原発を推進して核のゴミをいっそう多く出す計画を立てておきながら、決まらないゴミ処分場問題に合意をどう得るかなどと後に話し合うのではなく、いっそゴミ問題から話し合うべきではないかと一矢放ったが、他の委員たちには通じなかった。
 「エネルギーと原子力」から始めることとなったので、二酸化炭素排出量を削減するには、原発に頼ってはできないことを、排出量の統計データや電力供給計画などを使って主張した。昨年3月に電力各社が発表した電力供給計画では、原発よりも火力発電の増設の方の出力が大きい。これは電力消費の増大を前提にしており、CO2排出量が減るはずがないのである。なお、提言にまとめた核燃料サイクルの議論は3月ごろから始まる。

 ところで、会議の公開や市民参加について新しい試みが取り入れられている。これらは私たちが主張してきたことでもある。一つは、配布資料は会議当日のうちに公開し、議事録ができるまでは映像で会議の様子を速やかに公開するというものだ。臨場感はないが、翌日には資料と発言内容が分かる仕組みになった。
 もうひとつは、市民からの意見をいつでも受け付けることだ。従来は策定会議の中間まとめなどや報告書案への意見募集という形式だったのだが、資料とビデオで会議を追体験し、これに即応して意見を言えるようになった。
 応募意見は会議資料として配布される。第1回と第2回の新策定会議の間に11件の意見が寄せられたが、すべて原子力推進に否定的な意見で、少数派の筆者にとっては心強い応援となった。みなさんから意見を寄せていただけるとありがたい。脱原発を求める市民の意見が他の委員にも伝われば、政策転換への長い道のりの第2歩を作り出すに違いない。

■新大綱策定会議についての情報は、内閣府原子力 委員会のホームページをご覧下さい。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_sakutei.htm
■意見提出は、内閣府 原子力政策担当室 新大綱策 定会議ご意見募集担当
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm

http://cnic.jp/modules/news/index.php?storytopic=7


03. 恵也 2011年10月26日 09:49:24: cdRlA.6W79UEw : b50nF80XZo
>>01 核廃絶及び平和利用と核不拡散の両立を目指し

これだけだとサラッと良い人みたいな感じの表現だけど、内容的には最悪人間。
具体的な内容は、核兵器の廃絶、原発の推進、先進国の核技術独占というだけだ。
電力中央研究所って、電力会社の権化じゃないのかな。


04. 爺さん 2011年10月26日 12:10:39: pkMRoq8j2xu8g : iMnxQYBoyw
核物理の専門家なら、放射性カリウムと放射性セシウムの生体破壊力の違いくらい、素人にも分かるように話してくれ。
これじゃあ群馬の沼田あたりでばら撒かれている御用説明と戦って、自分の子供を「安全群馬給食」から守る手立てにもならない。
おい、よう、こちとらはしかたないから、給食後にペクチン剤を投与し、水筒の水の中にはケルプとダルスが入れてある、ヨウ素の一日の摂取量を計算してね。そういう状況だぜ。
昨日まで高崎の高島屋で『京都物産展』してた。妻とデートしに行ったけど、イノダのすっぱいコーヒー懐かしかったね。旨くはないけど。
諸説あるけれど、137でさえ単位時間当たり1対10位セシウムの方が危険だと思うけどどうかな?

05. 2011年10月26日 12:31:06: YHxN3Bh9Qs
・第14回脱原発講座 「原子力発電所の立地を認めることの意味」 小出裕章氏(薩摩川内市国際交流センター)

http://www.youtube.com/watch?v=MsUvI0FTEks&feature=youtu.be


06. 2011年10月26日 12:37:25: DTK68v7wks
福島第二原発の敷地はともかく、福島第一原発の敷地には、置くとこ無いよ。
まあ、発電所の広さなんて、タカが知れてる。たいして入りません。
そろそろ現場を見てきた方がよいと思う。

>何がしかの保管の仕方が必要なのですけど、でももう大量に、それは今、生じてしまっているので、どうすべきかということはしっかりと考えなければいけないと思います。

もっともだが、石棺、遮水壁は、着工は何年後になるか分からないし、何十年もかかる事業になる。

それまでの仮置き場として、国有林に、膨大な核ゴミが放置されることになっている。
夢を語ってないで、現場を視察・調査し、現状を批判し、専門家であれば、具体的な実践に取り組んでほしい。


07. 2011年10月26日 13:55:47: koWqkWrPs6
06へ
小出さんが事故現場を見たいといっても東電は拒否するでしょう。
東電が作業員以外全ての人を出入禁止にしている。
横から口ださんと小出さんのジャマせんといて。

08. 2011年10月26日 21:01:42: YHxN3Bh9Qs
・林剛平報告+小山昭夫・小出裕章・今中哲二各氏の議論(2011/10/14京大原子炉実験所・放射性廃棄物管理研究室での議論の様子。撮影:宮腰吉郎)

http://www.youtube.com/watch?v=9HRtIBIuDVs&feature=youtube_gdata


09. 2011年10月26日 22:30:00: MJCuURRj3o
06は頭のネジが飛んでしまったようだ。
そのネジの修復は何十年もかかる事業になるに違いない。
直ちに京大に行き小出さんに診てもらうといい。

10. 2011年10月26日 22:50:01: EnO8LSbFrE
>>07
>>09

それはいいですね。
以後、阿修羅での小出批判は、タブー、厳禁としましょう。
小出批判は、まともに反論する価値もないわ。罵倒するだけで充分!


11. 2011年10月26日 23:50:20: YHxN3Bh9Qs
・20111026 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 (録音)

http://www.youtube.com/watch?v=RMiRZymfo3I


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