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これからの生活の設計ために(4) どうして日々の生活したらよいか?  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/202.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 11 月 05 日 00:30:34: igsppGRN/E9PQ
 

これからの生活の設計ために(4) どうして日々の生活したらよいか?
http://takedanet.com/2011/11/post_3b05.html
平成23年11月4日  武田邦彦(中部大学)


福島原発事故から8ヶ月になろうとしています。子供を守る親としては、残念なこともあり、苦労したこともあり、そして誇りに思うこともある・・・そんな気持ちをお持ちだろうと思います。

でも、不安もあります。このような状態がいつまで続くのだろうか? ここで生活をしていて大丈夫だろうか? など難しい問題が浮かび上がって来ているはずです。

そこで、これまで生活の設計のために岩手県、宮城県、福島南部のことを説明してきましたが、今回は千葉県を「例に挙げて」、他の都道府県にお住みの方でもご参考になるように少し書いてみました。

住宅、外国への出国など大がかりな方針の指針はまた別の機会に書きます。ここでは毎日の生活に絞りました。

・・・・・・・・・

まず、子供の10年先の健康は神様以外、誰にも判りません。「大丈夫」などと言う人がいますが、まったく信用できません。学説はありますが、人間は判らないことは判らないのです。

そこで、「悔いの無いように」するには、1年1ミリです。そして、「仕方ない」という限度は1年5ミリです。この理由はブログで説明してきましたが、今後も新しい情報がまとまれば整理をしていきます。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/11/04/bandicam_20111028_084042428.jpg

単なる例示として千葉県を出しました。他の地域の人もこの地図を見ながら、自分のところの参考にしてください。この地域でどうしても「1年1ミリ」を超えてしまう地域は黄色で塗ったところです。この地域は平均して1時間あたり0.5マイクロシーベルトですから、そのまま8750時間をかけると、1年に4.4ミリになり、かなり工夫をしても無理と思います。

それを避ける方法は「少しずれる」ということです。広い範囲が汚染されていたらダメですが、柏や三郷周辺だけですから、お勤めのことなどを考えて、できれば「白い地域」、できなければ「薄緑」のところへ移動することがお勧めです。

薄緑の地域は1時間に0.25マイクロですから、1年に2.2ミリになります。でも、これは「平均」です。だから、「ヤブ、側溝、林、公園の隅、雨樋の下の近く、ふきぶるようなところ・・・」を避け、家の中を1ヶ月に1回ぐらい除染すれば、1年1ミリに収まります。

つまり、「平均ではだめでも、危険なところを避ける」という方法です。たとえば、家が0.11で、周囲に0.4のところがあれば、平均して0.2とか0.3になりますが、0.4のところに近づかなければ、何とか1ミリの近くで収まるということです。

そして、たまには「白いところ」に遊びに行ったり、買い物にいくような工夫をしてください。「生活の工夫で平均値を下げる方法」です。

この方法をお勧めするのは、ようやくサカナ、牛乳、(新米)などを除いて徐々に食品の汚染が下がってきたことです。これから食品安全委員会が1年5ミリの暫定基準を、できるだけはやく1年1ミリにしてくれることを期待したいと思います。

また、このブログでもサカナや野菜、お菓子などを紹介していますが、他のブログでもいろいろアドバイスがありますので、参考にしてください。

また、地域の汚染を拡大しないためには、瓦礫の持ち込みなどをできるだけ減らすことです。放射性物質は少なくても減りませんから、積み重なります。100分の1でも100回運ぶと危険です。

時には食材を運搬してくるトラックのタイヤの検査を自治体に迫ることも大切です。たとえば口蹄疫などが流行したときには国道に消毒薬のベルトを作り、かならずそこを通らないと県内に入れなかったのです。

口蹄疫はウシの病気ですが、放射性物質は人間があぶないのですから、さらに厳重な管理を自治体に求めたいと思います。

不幸中の幸いですが、セシウム、ストロンチウムは梅雨と台風などのために少し水に溶けてアスファルトや土にしみこんでいます。だから風で飛ぶ量もかなり減っています。地下水は危険になってきましたが、被曝は減っています。地下水以外の水道は大丈夫です。調味料、インフルエンザワクチンなどはいずれも少量なので問題はありません。

また、2号機の爆発で心配された福島原発も安定していますので、とにかく、「地域」に気を配って、3月まで頑張りましょう。

 

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コメント
 
01. 2011年11月05日 01:23:34: HYHUspnQ6g
外部被爆と内部被爆を合算して、年間1ミリ未満に抑えられるところが、首都圏に存在するのか?年間1ミリというのは、大人の基準であって、妊婦と乳幼児はレントゲン禁止であることは忘れてはならない。ECRR(ヨーロッパ放射線防護協会)によれば、妊婦と乳幼児は大人の10倍放射線に弱く、その被爆線量上限は、0.1ミリなのである。だから、小さい子供がいる家は、西日本に行った方がいいだろう。小学生などは、土ぼこりが舞うグランドで遊ばざるを得ない。アスファルト環境で暮らし続けるのは難しい。

02. 2011年11月05日 01:37:25: 3y8WmWUfDs
日本では奇形は存在しえない。これからも。なぜなら‐‐‐

これ見てください(2分程度のビデオです)。

http://www.youtube.com/watch?v=r2dghS1otAw&feature=related


03. 2011年11月05日 07:32:12: ggJS4TMlbk
外部被曝は基本的には全身均等だ(地面に近い足元が高いかも知れないが)。
しかし内部被曝はセシウムなら心筋、ヨウ素なら甲状腺と選択的に取り込むので、計算が難しい。
体内で被曝する線量(シーベルト)ではなく、飲食物の放射能(ベクレル)で測る方が管理しやすい。
目安としてドイツ放射線防護協会の出した子供の食品4ベクレル/キロ、
大人の食品8ベクレル/キロがある。
この基準はドイツの基準値0.3ミリシーベルト/年に合わせてチェルノブイリでの核種分布から
はじき出したものだが、
福島の核種分布で現在メジャーであるセシウム137に直すと10〜20ベクレル/キロ(体重)の
体内蓄積に相当する。これはチェルノブイリで健康被害が目立ってきた値に近いから、
日本でも十分使える基準だと思う。

ちなみにドイツ放射線防護協会がこの提言を出したのは3月20日。
日本政府が暫定基準値を決めたのが3月17日。
どちらも早い対応だが方向は真逆。


04. 2011年11月05日 07:44:00: ggJS4TMlbk
>>03 に訂正

ドイツ放射線防護協会の提示した基準値はセシウム137だけで計算したものだった。
したがって核種分布には関係なく日本でもそのまま使える。

下記参照:
http://icbuw-hiroshima.org/wp-content/uploads/2011/04/322838a309529f3382702b3a6c5441a31.pdf


05. 2011年11月05日 08:14:44: DcxDg6lzRM
 
原発いらない福島の女たち 座り込みアクション
 
3日間で延べ2371人が経産省前で座り込みました。(2011年11月01日)
 
10月27〜29日「福島の女たち」
10月30日〜11月5日「全国の女たち」
経産省前女子会は、なんと10日間ぶっ通しです!
 
http://onna100nin.seesaa.net/
 
原発いらない全国の女たちアクション
http://d.hatena.ne.jp/onna_suwarikomi/20111030/1318337972
 
動画
http://www.youtube.com/results?search_type=videos&search_query=%22%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%84%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E3%81%AE%E5%A5%B3%E3%81%9F%E3%81%A1%22&search_sort=video_date_uploaded&suggested_categories=25%2C29
 

06. 2011年11月05日 22:53:41: 5oT3pr8Dng
沖縄に避難した人のブログを見ました。
気になったのは、「沖縄には地震がないから」と何度も書かれていること。
ネットで少し調べたら、日本で一番大きい津波が記録されていたのが沖縄。
85.4メートル
明和大津波で検索してください。
石垣島は津波が島を横断したそうです。
村民のうち数名を残してほとんどが流された村もあります。
被害が比較的すくなかったのが、普天間。
アメリカはちゃんと調べてあるんですね。

07. 2011年11月06日 12:06:38: Ec6bZgIar7
花粉が飛散する季節になります。先日テレビで花粉にセシウムが付着と報じてました。乳幼児は外に出たがります。幼い子どもたちにマスクをさせることは不可能です。飛散を押さえる手段として、杉の伐採を国を挙げてしてほしいと思います。
乳幼児を抱えた娘は、水、食べ物に気をつけてきました。授乳、夜泣き、風邪を引いての病院通いと疲れ果てています。
食料について、この武田先生の話は大変参考になりました。母親たちも全力でがんばってきた。フクシマの原子炉で働いている作業員の方々に心より感謝を申し上げます。しかし、さらに安全な空気を、子どもたちに与えるために、全力を尽くしてほしい。杉花粉に向けての運動を展開してほしいと思います。

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