玄関 0.48マイクロ
ベランダ 0.76
換気扇 0.78
リビング 0.52
普段使用している掛け布団 0.68
ダニが気になるので、週に2度ベランダで叩きすぐに回収していました。
まもなく県外に引越します。布団、カーテン、ソファー等布製品は全て捨てていきます。

岩上安身さんがツイートで言っている３Ｍのディスクと旧来の方法(the baseline technology is EPA Method 905.0, “Radioactive Strontium in Drinking Water”)を比較した論文を見つけた。これを読むと文科省が如何なる方法を採用したか、いま一つはっきりしないが、旧来の測定法と比べて３Ｍディスクの利点が見えてくる。

サンプル量が大きいので検出限界値を低くでき、精密な結果を得られる。
＞Using the innovative technology, much larger sample volumes are　processed in the field, allowing for　lower detection limits and more precise results.

旧来の測定法にあった、より大きな不確実さを避けることができる。
＞The larger uncertainties associated with the baseline methodology (because of lack of equipment　sensitivity) can be avoided.

旧来の方法は時間（４５日）も人（複数の熟練者が必要）も労力も必要とする。
＞Sample turnaround time is approximately 1 week in contrast to a baseline turnaround time of　approximately 45 days. The baseline technology requires multiple technicians to perform separate　lengthy chemical separations for each analyte. Critical steps of the baseline technology, such as the　elution process (sample water passing through the extraction chromatography column for technetium　analysis) are time consuming but cannot be shortened without sacrificing the integrity of the results.
http://costperformance.org/monitoring/pdf/itsr1514.pdf　（１９ページ）

文科省は、どんな測定法を用いて、その結果を出したのか公開する必要がある。
他の結果を批判する時は、すべて手の内をさらして無謬性を示す必要がある。
学問を束ねる役所が、科学的な原則を無視して、自分の結果が正しいと主張するのは、少なくとも科学ではない。

Knowledge of wet　chemistry for sample　preparation, purification
and separation, and of　the use of the　appropriate instrument
(gas-flow proportional　counter or liquid　scintillation counter)

Acidic solutions　generated during the　purification andseparation steps

Classical separation　techniques are very　labor-intensive

文科省報道発表で引用されている「文部科学省放射能測定法シリーズ「放射性ストロンチウム分析法」(平成15 年改訂)」とは、以下のもの。
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/lib/No2.pdf
ザーッと読んでみましたが、矢張り手数のかかる煩雑な方法です。
>>03に書いたＥＰＡの方法と同じように思えます。
手間のかかる割合には、測定結果は精密なものではない>>03の論文は述べています。

文科省報道発表に、次のようにあります。
＞○同研究所（(株)同位体研究所）が堆積物に含まれるストロンチウムの定量にあたって使用した核種分析の手法は、同社のHP によれば、固相抽出法と想定されるが、これまでの(財)日本分析センターの実績や海外の文献によると、この手法ではラジウム、鉛などベータ線を放出する天然核種、あるいはベータ線を放出する子孫核種が抽出されることが示されている。

>>03の文献にも、以下のような文章があります。読むと問題はラジウムだけであることが解ります。文科省は「海外の文献」に依拠していると言いながら、肝心なその「海外の文献」を挙げていません。科学論文としては失格です。
＞Potential radiometric interferences can be caused by the presence of Ba, Ra, and Pb. Radioactive　isotopes and/or daughter products of these three elements can pose radiometric interferences. 140Ba will　interfere when waters containing fresh fission products are being analyzed. Beta-emitting isotopes and　daughter products of Ra may pose interference problems. Pb may be retained on the disk, but because　Pb compounds are very insoluble, the potential interference from 210Pb should be insignificant.