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なるほど! 学校が1年5ミリの給食を強行したワケ  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/852.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 12 月 04 日 00:51:03: igsppGRN/E9PQ
 

なるほど! 学校が1年5ミリの給食を強行したワケ
http://takedanet.com/2011/12/15_17b0.html
平成23年12月3日  武田邦彦(中部大学)


文部科学省が給食に出す食品の汚染度の上限を「1キログラムあたり40ベクレル」という通達を出したら、多くの教育委員会からクレームが来て、取り消す騒ぎになっている。

このところの食品の安全に関する動きを見ると目を覆うばかりだ。最初に、500ベクレルの暫定基準値を決めたとき、「厳しい値を決めると食糧が足りなくなり、餓死者がでる」などという時代錯誤の意見がでて、高めに決まった。

その後、いったい暫定基準値を安全として食品を食べると何ミリシーベルトになるのかがハッキリしていなかったが、その後、「1年5ミリ」で決めたことハッキリしてきた。

でも、日本の法律は1年1ミリだから、根拠薄弱だ。「餓死する」と言っても日本の食糧自給率は40%しかないし、餓死が問題になる穀類自給率は25%にしか過ぎない。その100分の1ぐらいが汚染されたから、1%以下だ。だからちょっと輸入を増やせばそれで餓死者など出るはずもないことはハッキリしている。

そのうち、さすがに支えきれなくなって食品安全委員会は「一生で100ミリ」という奇妙な判断を出した。だいたい日本人の一生は80年だが、このような規制は「平均」ではなく「だいたいの人が生きる最大」を採らなければならないので、3シグマという統計を使えば96%、つまり100歳ぐらいになるから、1年1ミリを追認した形になった。

でも、今まで、原発作業員が「5年で100ミリ」ということはあったが、せいぜい5年である。0歳児に被曝したものを一生の合計で決めるという根拠を聞いたことがない。つまり、0歳児で100ミリを被曝したら、その影響が100歳にまで及び、0歳児の100ミリ被曝は安全で、その後100年で体内で処理できるなど生物の代謝からいってあり得ない。

この問題はむしろ、食品安全委員会が「1生100ミリ」などと決める権限も実力もない。被曝量を決めるのは食品衛生の専門家ではなく、被曝医療などの専門家の参加が必要で、しかも国際的な合意を必要とするからだ。その点も議論されていない。

その後、「食品だけで1年1ミリで基準値を決める」と言うことになったが、これも奇妙だ。国際合意、文科省や経産省の指導は今まで一貫して「外部、内部被曝を合計して1年1ミリ」であり、ここで、「食材だけで1年1ミリ」と「値切り」するとはケチな話だ。1年5ミリからまともな数値に戻すなら「すべての合計が1ミリ」にしないと国際的にも通用しない。

・・・・・・・・・

ところがさらにあった。文科省が「1キロ40ベクレル」としたが、これはセシウムだけならおよそ1年1ミリに相当する。私は「セシウム以外にヨウ素やストロンチウムの被曝もあるし、水は別勘定」ということで「ベクレルを100でわる」という計算だが、それともほぼ一致する。計算根拠は50年から75年の積算被曝量の計算からでるのだから、どの計算でも前提が同じなら同じようになる。

ところが、教育委員会からクレームがついた.そのクレームの理由が「児童の健康が・・・だから」というのではなく、驚くべきことに「測定器を買うお金がない」というのにはビックリした。原子力予算が4500億円あるなかで、わずか数億円しか要らない測定器を買うお金がないから子供を被曝させて良いという教育委員会のクレームは信じられない。

そうか! 測定器がないから規制値を下げるのに反対とは! それが教育委員会の実態なら1年5ミリなどなんでもないはずだ。また、メディアも「子供の被曝を3月11日以前の基準に戻さないのか」とか、「教育委員会はどのように考えているのか」などには全く興味が無く、単に経過だけを示している。

・・・・・・・・・

子供の健康に関することなのだから、ドタバタは止めて、「子供の健康を守る」、「3月11日以前に、日本の子供を被曝から守った基準に戻る」ということで強く合意して欲しい。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年12月04日 02:05:24: GrQ0FtZuwM
http://savechild.net/

02. 2011年12月04日 05:46:11: pwAFz85QEE
測定器買う予算が出ない

03. 浅見真規 2011年12月04日 10:39:34: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
>文科省が「1キロ40ベクレル」としたが、これはセシウムだけなら
>およそ1年1ミリに相当する。私は「セシウム以外にヨウ素やストロンチウムの
>被曝もあるし、水は別勘定」


武田教授は1kg500ベクレル基準では「ベクレルを100でわる」という簡易計算で
およそ「1年5ミリ」だとわかっているのに、「1キロ40ベクレル」がおよそ1年1ミリ
に相当するとごまかしている。
過失による計算間違いではなく、意図的に計算間違いを装っていると思われる。
「1キロ40ベクレル」の放射性セシウム摂取なら0.4ミリシーベルトだ。
また、現在は水道水の放射性セシウムは検出限界未満だ。


>ところが、教育委員会からクレームがついた.そのクレームの理由が
>「児童の健康が・・・だから」というのではなく、驚くべきことに
>「測定器を買うお金がない」というのにはビックリした。
>原子力予算が4500億円あるなかで、わずか数億円しか要らない測定器を
>買うお金がないから子供を被曝させて良いという教育委員会のクレームは
>信じられない。


農林水産省HP資料
http://www.maff.go.jp/j/syouan/pdf/p22-23.pdf
によれば、ゲルマニウム半導体検出器が一台1500万円以上、誤検出頻発する
NaI型検出器が一台250万円程度だ。1kg40ベクレル以下の水準で確実に検査する
にはゲルマニウム半導体検出器でないと誤検出続出する。
また、給食のメニューは地域ごとに異なるので、各地域に配布すれば
日本中で千台以上必要になる。
ゲルマニウム半導体検出器千台購入すれば、150億円以上だ。
しかも給食の調理師さんに計測技術講習受けさせて、毎日、調理前に
測定させるなんて労働過重となるので、給食センターごとに計測要員を
新たに雇わねばならない事態も起こりうる。

さらに、生鮮食品に基準不適格の食材が当日発見された場合のメニュー
変更まで考えると実施が困難だろう。基準超過の食材が見つかった日には
非常食でも児童に食わせるなら話は別だが、それでは苦情が出るだろう。

基準としてでなく、一応の目安として年間目標なら可能だろうが、
給食だけ厳しい基準として毎日厳密に確実に実施するのは困難を伴う。

まず、一般に流通してる食品全般の規制値を厳しくする方が実際的だ。


04. tk 2011年12月04日 11:39:30: fNs.vR2niMp1. : sylkg2zJqo
原子力予算が4500億円あるなかで、わずか150億円しか要らない超高精度のゲルマニウム半導体検出器を買うお金がないから子供を被曝させて良いというのが農林水産省HPの見解なんですね。

子供の健康を守るという視点から言えば、高精度で厳密な測定など必要ない。安価なガイガーカウンタで測って一定数値以上が出たら利用を中止し、厳密な調査が必要ならそれができる機関にまわせばよい。10万円の比較的高価なガイガーカウンタでも1000台で1億円だ。

ハンディタイプの計測器なら購入前に当ててみて、怪しければ買わなければよい。その時点なら食材変更も可能だろう。


05. 2011年12月04日 11:54:32: NjqpYp0bdo
子どもの放射線感受性の高さを考えても、給食の40ベクレルは決して厳しい基準ではない。
しかし、この間、文科省が、内部被曝を除外して学校での外部被ばく量の基準(それも当初は20mというとんでもない基準)を定めてきた経緯からすれば、給食に(以前に比較して)厳しい基準をかけようとしたことは(その経緯などはともかく)積極的に受け止めるべきである。あるいは、これを(数少ない)手がかりの一つに、子どもの被曝現象に少しでも進むべきである。
(たとえば、6月30日の政府交渉では、政府側出席者の中で、文科省側は、生徒の学校での被曝測定は外部被ばくにかぎる。内部被曝は含めず、給食も基準値内の食材を使っているので考慮する必要はない、と言い張った。さすがに、原子力安全委は、「外部被曝」と「内部被曝」の合計で考えると異論を述べていた。
 「それでは、生徒の被曝総量をどこが管理するのか、と参加者が激高して詰め寄ったが、文科省も、そのほかの役人も、そのことを明らかにしないまま、この場を逃げ切り、その後、見解をあいまいにしつづけてきた)

 その給食をめぐる規制が実現するのか、うやむやにされるか、という重要な局面が生まれているときに、実現困難という口実をもちだして、(これ自体、すこしつついていくと、あいまいだらけな(たとえば8月25日政府交渉)食品全般の基準地問題にすりかえようとする浅見氏という人物の役割は、一体何なのか?

少なくとも、40ベクレル基準の火消しをしたい「子殺し」文科省役人が喜ぶないようであることだけは間違いない。


06. 浅見真規 2011年12月04日 14:18:57: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
>>04
>子供の健康を守るという視点から言えば、高精度で厳密な測定など必要ない。
>安価なガイガーカウンタで測って一定数値以上が出たら利用を中止し、
>厳密な調査が必要ならそれができる機関にまわせばよい。
>10万円の比較的高価なガイガーカウンタでも1000台で1億円だ。


そうはいかない。
食品にも天然の放射性カリウムや放射性炭素が肉や魚には1kg100ベクレル程度
含まれている。ラドン由来のPb214、Bi214を含む食品もあるだろう。
単に放射線の強度を測るのでなく放射性核種ごとの放射線の強度を計れる検出器が
必要なのだ。


07. 2011年12月04日 20:42:07: D7rpemPLhA
お金は電子黒板に使っちゃったんだよね。
公立小中学校の全ての教室に、でっかい、ほんとにわ〜って
思うくらい大きい液晶テレビがあります。
これテレビにもなるんだ。
その関連の端末機器もいろいろあって
IT好きな担任の先生はこれらを駆使した授業をしている。
好きじゃない隣のクラスの先生ははあんまり使わない
と子どもが言ってた。
はっきり言って無駄だったな。

08. 2011年12月05日 03:25:04: Un4CP2x8Wc
>>06
>「1キロ40ベクレル」がおよそ1年1ミリに相当するとごまかしている。

これは、武田先生の前のブログを読んでいれば、わかることなのです。ちゃんと
”「ベクレルを100でわる」という計算だが…”といわれる以上、
1年0.4ミリシーベルトであることはあきらかです。ですから、セシウム
のみで、外部被曝、食材以外の内部被曝も加えて(あくまで忙しいお母さん
のための簡易計算と断っておられますが)1ミリシーベルトと言われて
いるのです。

>給食だけ厳しい基準として毎日厳密に確実に実施するのは困難を伴う。

放射能の影響をより受ける児童の安全を、”厳密”は無理だからやらない
と言ってすますのはどういうものだろう。>>05 とおなじ感懐を持ちます。


09. 浅見真規 2011年12月05日 12:56:17: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
>>08
ごまかすな。
武田氏は以下のように「セシウムだけならおよそ1年1ミリに相当」と書いている。

>文科省が「1キロ40ベクレル」としたが、これはセシウムだけならおよそ
>1年1ミリに相当する。
>私は「セシウム以外にヨウ素やストロンチウムの被曝もあるし、水は別勘定」
>ということで「ベクレルを100でわる」という計算だが、それともほぼ一致
>する。


武田氏は、食品中のセシウム以外の放射性物質による被曝や水に含まれる
セシウム等の放射性物質は別勘定で食品中のセシウムだけで「およそ1年1ミリに
相当」するという趣旨で述べているのだ。

尚、シロウト相手にヨウ素とか水による内部被曝を事故後半年以上経った12月に
持ち出すあたりも不要な不安感を煽るものである。


10. 浅見真規 2011年12月05日 12:59:01: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
>>05 >>08
>浅見氏という人物の役割は、一体何なのか?

>少なくとも、40ベクレル基準の火消しをしたい「子殺し」文科省役人が
>喜ぶないようであることだけは間違いない。


違うだろ。武田教授の文章を読め。
40ベクレル基準に反対したのは文科省役人でなく地方の教育委員会だ。

本文(武田教授作)には、

>文部科学省が給食に出す食品の汚染度の上限を「1キログラムあたり40ベクレル」
>という通達を出したら、多くの教育委員会からクレームが来て、取り消す騒ぎに
>なっている。


武田教授は50年以上前の小学校時代の給食の事を忘れているのかもしれないが、
>>05 >>08は武田教授より高齢なのか、それとも日本の公立小学校に通学して
なかったのか?

小学校で、基準オーバーの食材が当日に発見されたからといって廃棄処分に
してオカズを減らしたり非常用乾パンにしたら小学生が怒り出すし一部の
保護者も怒り出す。最近は、ただでさえ学級崩壊・学校崩壊とかモンスター・
ペアレントとか問題になってるのに、何度も急に給食中止したらパニックだ。
教育現場にとって測定器予算より重大な問題だ。
だから、教育現場に近い地方の教育委員会が即座に反対したのだ。

もちろん40ベクレル超過で急に給食のオカズ減らしたり中止したりしたら
栄養面からもマイナスだ。武田教授や>>05 >>08は週に一回でも1kg50ベクレルの
給食を食べさすなら週に一回昼飯抜きにした方が健康に良いと証明できるのか?

給食の調理師さんに測定研修受けさせて毎日計測させて、40ベクレル超過
したら、急遽メニュー変更なんてさせたら過重労働だし、専門の測定者を
雇う事も非現実的だ。
*****
上述のように「1キログラムあたり40ベクレル」という基準を毎日完全に
実施するのは困難だから、どうしても「1キログラムあたり40ベクレル」に
こだわるならば年間の目標とし、牛乳とパンと米のみ毎日「1キログラム
あたり40ベクレル」基準適用するのが現実的だ。牛乳とパンと米は消費量が
多いだけでなく事前に放射能測定もしくは予測可能だからだ。


11. 浅見真規 2011年12月05日 13:07:54: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
本文by武田教授:

>この問題はむしろ、食品安全委員会が「1生100ミリ」などと決める権限も実力もない。
>被曝量を決めるのは食品衛生の専門家ではなく、被曝医療などの専門家の参加が必要で、
>しかも国際的な合意を必要とするからだ。その点も議論されていない。

>その後、「食品だけで1年1ミリで基準値を決める」と言うことになったが、これも奇妙だ。
>国際合意、文科省や経産省の指導は今まで一貫して「外部、内部被曝を合計して1年1ミリ」であり、
>ここで、「食材だけで1年1ミリ」と「値切り」するとはケチな話だ。1年5ミリからまともな数値に
>戻すなら「すべての合計が1ミリ」にしないと国際的にも通用しない。


武田教授は原子力安全委員会の専門委員だったはずだ。その武田教授が、日本の緊急時の食品中の
放射性セシウム1kg500ベクレル基準が、あたかも国際的取り決めに反しているかのごとくシロウト
相手に述べるのはデマで扇動してるとしか考えられない。

緊急時に国際的に禁じられているのは、国際的な食品貿易で放射性セシウム合計が食品中1kg1000
ベクレルだ。

(IAEAのホームページ資料参照)
http://www-naweb.iaea.org/nafa/emergency/pdf/fao-iaea-arrangements-final07.pdf
幼児用食品(infant food)でも同じレベルだ。上記資料中のTable 1参照。


尚、国内のみ流通する食品で国際介入受けるレベル(operational intervention levels, 略号OILs)は
Cs-134(セシウム134)が1000ベクレル、Cs-137(セシウム137)が2000ベクレルだ。

(IAEAのホームページ資料参照)
http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/Pub1467_web.pdf
上記資料中のTable 10参照。


12. 浅見真規 2011年12月05日 13:14:36: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
>>11で紹介した基準は緊急時のものなので、事態が沈静化すれば基準は厳しく
すべきなのは言うまでもない。
それゆえ、日本政府も食品中の放射性セシウム1kg500ベクレル基準を見直して
1kg100ベクレルに変更しようとしているのであって国際的合意に反している
わけではない。

13. 2011年12月05日 17:04:38: p2k1PcC9ac
150億円は高いように思えるがこれから先給食以外の食物検査にも使えると考えれば安いものだ。
検査機の寿命が何年なのかはわからないが、寿命の過ぎた検査機は住民に払い下げるという手段もあろう。
大量に購入すれば値段も下がることも期待できる。

14. 2011年12月06日 01:53:45: YlvDIioBdE
>>09
>ごまかすな。

武田氏の一連のブログを読んでないでしょう。読んでいれば明らかです。
阿修羅は転載サイトなので、つづきもののブログの形が明瞭にならない
弱点があるのです。

>シロウト相手にヨウ素とか水による内部被曝を事故後半年以上経った12月に

これも、ぜひブログをお読みください。それと、いま素人でもヨウ素とか
水による被曝はわかりますよ。事故直後の被曝をなんらかの形で計算に
いれなくては、積算の被曝量は決めれないでしょう。”由らしむ可し、
知らしむ可からず”とお考えのようですが、武田先生とは根本的な点で
違われているようですね。

>40ベクレル基準に反対したのは文科省役人でなく地方の教育委員会だ。

文科省は、40ベクレル基準など出していないといってますよね。
その訂正と、すれ違っているブログですから、武田氏のブログは。
しかし、先の話が報道されたことによって、子供の給食の安全をどうするのかが、
争点になってしまった。文科省役人は火消しをしたいでしょう。

>何度も急に給食中止したらパニックだ。

そんなに、給食食材の汚染が進んでいるとおもっておられるのですか?
それより、給食への父兄の不安の方が大きいと思います。

>緊急時に国際的に禁じられているのは…

もう、緊急時でないとおもいますし、緊急時であっても、500ベクレル
基準はちょっとひどすぎるんではないですか。武田氏は、解決策も
述べておられます。

>1kg100ベクレルに変更しようとしているのであって

子供の感受性とか考慮したら、40ベクレルでも高いという学者さん多いみたいですよ。


15. 2011年12月07日 20:33:53: OT9rKSFQJ2
05です。
浅見氏のひどい「反論」にコメントしなければ、と思っていたら、14さんが、私以上に的確な内容を書いてくれました。
感謝です。
文科省の現状と武田さんの投稿との関係などもポイントを突いていますね。
森副大臣が文科省の趨勢と対立しているようです。
森議員は、学校への20mシーベルト問題などでも、その撤回に尽力してくた議員の一人です。

16. 浅見真規 2011年12月08日 01:59:51: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
>>14
>もう、緊急時でないとおもいますし、緊急時であっても、
>500ベクレル基準はちょっとひどすぎるんではないですか。


国際合意に反してると武田教授がデマを飛ばしているから反してない事を示した。
放射性セシウムはセシウム134でも半減期は2年、セシウム137は半減期が30年だ。
流出を考慮しても簡単には減らない。もちろん、放射性セシウム化合物が直接
降った葉物野菜は初秋までに収穫が終わってるので実質的には放射性セシウムも
事故直後の半分程度にはなっているが国際基準上限の半分以下なので問題はない。

また、基準ギリギリの食品ばかりで無いので実際には20%以下に抑えれるので
国際貿易用の厳しい基準でも汚染後の最初の一年で大人が0.7mSv、子供が0.4mSv
までに抑えれれば国際的にはすぐに基準を厳しくしないで済むようになっている。

WHOのHPのFAQ
http://www.who.int/hac/crises/jpn/faqs/en/index7.html

で紹介されている
Codex General Standard for Contaminants and Toxins in Food and Feed
(CODEX STAN 193-1995)
http://www.codexalimentarius.net/download/standards/17/CXS_193e.pdf
のp.37の表に「1st year after contamination」とある。


17. 2011年12月08日 03:59:17: HCCHaw4Q2Q
>>15
ごていねいな、レスありがとうございます。

>>16
>国際合意に反してると武田教授がデマを飛ばしているから反してない事を示した。

武田先生は、こうおっしゃっています。

”1年5ミリからまともな数値に戻すなら「すべての合計が1ミリ」にしないと
 国際的にも通用しない。”

食品安全委員会は当初内部被曝、外部被曝あわせて「生涯100ミリシーベルト」
と言っていました。これは、武田先生の言われるとおりに、食品安全委員会も
考えていたからでしょう。国際合意に則って考えていたということです。
ところが、いつのまにか、食品による被曝のみということになってしまいました。
そこから、武田先生の発言がでてくるわけです。デマなどどこにもありません。

それにひきかえ、浅見さんは以下の参照文書をあげられましたが、
その文書の前提条件を書かれていません。これこそデマとおもう人もいますよ。

http://www.codexalimentarius.net/download/standards/17/CXS_193e.pdf
>のp.37の表に「1st year after contamination」とある。

紹介された文書の表は、「緊急事態が起きた国から、食料品を輸入する際の
基準・ガイドライン」でして、緊急事態の起きた国でのガイドラインではない
のです。

重要な前提条件をあげると、

輸入に頼る食品の量: 全体の10%が輸入と仮定(他の食品は安全)

で、これを守るならば、緊急事態発生後1年間食べ続けてもよいということです。
つまり、1000ベクレル/kgを1年間食べ続けていいなどということではあり
ません。ですから、

>国際基準上限の半分以下なので問題はない

ということにはなりません。


18. 2011年12月08日 21:35:34: CGaB34XTl
01さん
見ました。
凄いです。
今まで聞いた中で一番真実を伝えている先生だと感じました。
upしてくれてありがとうございました。

19. 浅見真規 2011年12月09日 01:31:24: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
>>17
>それにひきかえ、浅見さんは以下の参照文書をあげられましたが、
>その文書の前提条件を書かれていません。これこそデマとおもう人もいますよ。
>・・・・・(中略)・・・・・
>紹介された文書の表は、「緊急事態が起きた国から、食料品を輸入する際の
>基準・ガイドライン」でして、緊急事態の起きた国でのガイドラインではない
>のです。


私は、わざわざ基準の厳しい国際貿易の基準を示したのです。また、その事は
書いています。
IAEAの緊急時の国内用の基準ならセシウム137だけで1kg2000ベクレルまで許容
されるのです。

(IAEAのホームページ資料参照)
http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/Pub1467_web.pdf
上記資料中のTable 10参照。

ただし、国内用の基準ではできるだけ速やかに基準を厳しくすべきだとある
ようです。
しかし、日本の暫定基準は当初から上記のIAEAの基準値の4分の1未満ですので
問題はありません。
また、上記の国内用の緊急時の基準では被曝量が年間10mSvです。(p.39)

尚、基準の厳しい緊急時の国際貿易基準では年間1mSvですが、それは食品だけの
基準です。

(CODEX STAN 193-1995)
http://www.codexalimentarius.net/download/standards/17/CXS_193e.pdf
のP.37の表から成人用のセシウム134の上限値が1mSvとなっている事から
明らかです。

私がわざわざ基準が厳しい国際貿易用の基準を示したら、

>重要な前提条件をあげると、

>輸入に頼る食品の量: 全体の10%が輸入と仮定(他の食品は安全)

>で、これを守るならば、緊急事態発生後1年間食べ続けてもよいということです。
>つまり、1000ベクレル/kgを1年間食べ続けていいなどということではあり
>ません。

と批判されてますが、「(他の食品は安全)」とは、どこに書いてあるのですか?
チェルノイブイリ事故の場合はスウェーデン・ポーランド・南ドイツ・イタリア・
トルコも汚染されました。

結局、福島第一原発事故の場合、野生キノコ、原木栽培キノコ、タケノコ、山菜、
茶、ハチミツ、川魚、野生動物の肉については北海道以外の東日本が汚染地域
で、9月末までに屠殺された牛の肉や9月末までに採取された牛乳は日本全国が
汚染地域とみなし、それ以外の食品は会津地方以外の福島県を汚染地域と
考えれます。

この分を輸入食品と同等に考えると厳しい国際貿易の基準でも類推適用できます。
上記の汚染地域の食品は日本全体の食品消費量の1割未満でしょう。


20. 2011年12月09日 03:15:15: NLHsczALqc
>>国際合意に反してると武田教授がデマを飛ばしているから反してない事を示した。

武田教授がデマをとばしていないことは、わかっていただけたのですね。

>ただし、国内用の基準ではできるだけ速やかに基準を厳しくすべき…

その基準は、武田先生のおっしゃる年1ミリシーベルトなのです。もう
到底緊急時といえないので、速やかに基準を厳しくしなくてはならないのです。

>「(他の食品は安全)」とは、どこに書いてあるのですか?
緊急事態の国からの輸入品以外に、食品に汚染があれば当然前提が変わるでしょう。
読む人への気配りです。

>上記の汚染地域の食品は日本全体の食品消費量の1割未満でしょう。

1割未満と、政府の暫定規制値の発表に際して、どこかに記載はあるのですか?
それに、政府の言葉を信じて、福島周辺で地産地消で、やっている人もいるのですよ。


21. 浅見真規 2011年12月10日 09:14:58: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
>>20
>武田教授がデマをとばしていないことは、わかっていただけたのですね。


日本語の読解力に問題があるのか、それとも意図的に局解してるのか?


22. 浅見真規 2011年12月10日 14:25:37: AiP1TYI88G3dI : qRntRp2MYc
>>21の語句の訂正

(誤)局解
(正)曲解
*****
goo辞書参照
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/57857/m0u/曲解/?SH=1
>きょっ‐かい〔キヨク‐〕【曲解】

>[名](スル)物事や相手の言動などを素直に受け取らないで、
>ねじまげて解釈すること。
>また、その解釈。
>「好意を―されては困る」


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