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上杉隆が批判！ 福島県健康調査の報道 「62.8％が1ミリシーベルト未満」は「4割近くの人が、差し支えある」12/14(2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65781186.html
2011年12月19日12:40 ざまあみやがれい！
2011年12月14日（水）、ジャーナリストで自由報道協会代表の上杉隆さんが、文化放送「吉田照美 ソコダイジナトコ」に出演。福島県健康調査に関する報道。SPEEDIの公開。杉並区のビニールシートから高濃度の放射性物質検出に関して言及しています。
▼音源：ソコトコ#2011.12.14(水) 3/5 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=KDK_3ZnVzYo
＝＝＝＝＝（文字おこし、ここから）
吉田照美「それでは今朝のニュースのポイントです」
※音楽
唐橋「福島県は東京電力福島第一原発事故による被爆の影響を調べるためおよそ200万人のすべての県民を対象に健康調査を行っていますが。
このうち先行して調査が行われた浪江町、川俣町（山木屋地区）、飯舘村の1727人について、事故後の4ヶ月間に体の表面に受けた放射線量、外部被ばく量について推定し、昨日その結果が公表されました。これによりますと、5ミリシーベルト未満だった人は全体の97％でこのうち一般の人が1年かんにうけても差し支えないとされる、1ミリシーベルト未満だった人は全体の62.8％でした。また、10ミリシーベルトを超えたのは9人。このうちの5人は原発作業員で、37.4ミリシーベルトが最も高く、一般の人では計画的避難区域に繰り返し入っていた住民が最大で14.5ミリシーベルトだったということです。今回の結果について福島県は、一般の人の健康の影響は極めて小さいとしています。」
吉田「えーこれはあの検査の中心となっています、福島県立医科大学の山下俊一副学長ですが、放射線の影響は長期的に見ていくことが大切で、まだ調査に参加していない人は積極的に参加して欲しいと呼びかけてるということなんですが。とりあえず、浪江町、それから川俣町、飯舘村、これのですね、先行調査の結果ということなんですが。6割の方は1ミリシーベルト未満だったという、この結果に関して上杉さんの捉え方はどういうことになりますか」
上杉「ええ。まあ6割の方がですね、えー1年間に受けても差し支え無いとされる量だったということで。えー裏を返せばですね、37.2％つまり4割近くの人が、差し支えある……」
吉田「ええ、そういうことでしょうね」
上杉「ええ。こういうことなんですよ。あのー要するに、なに、あの、安全な方、そして安心な方ばかりこうやって報じるわけですね」
吉田「そうですね」
上杉「言葉は逆ですよね、ニュースは。」
吉田「たしかにそうね」
上杉「もしこれが、普通の時に起きていれば、4割もの人が被曝して健康に今後疑いが出る可能性があると報じるのが普通なんですが。こうやって政府の発表の過小報告、過小公表に、簡単に無批判に乗ってしまう。」
吉田「なんかトリック使ってる感じがとてもしますよね」
上杉「ええ。こういうくせが、もう全員がついてしまっているんで。いっこいっこ、こうやって正していかなくちゃいけないんですが。つまり4割の方が今後どうなるかわからない。」
吉田「大変なことだよね、これね」
上杉「そして、山下俊一、ですね。放射能は安全で笑えば飛んでいくと言った山下さんがおっしゃったように、放射能の影響は長期的に見ていくこと、まさにその通りなんですね。チェルノブイリもふくめて、昨日ドイツ人のジャーナリストの人に何人かあったんですけど。出てくるのは4年か5年後ですと。だから今は何やっても出てこないから。まあ逆に静かなんでしょうけど。チェルノブイリでもやはり、1990年代になってから急激に、その被害者、要するに健康被害を受けた人が増えだしたと。これは放射能は積量、そして内部被曝というものがあって、これは外部被ばくを測ってますけど、内部被曝を測らないと無意味なんで。そういう意味の、都合のいいとこだけの情報だけをこうやってだすと。そして安全ですと、いうことが未だ9ヶ月過ぎてもまだ続いてるんだなあと」
吉田「そうですね」
上杉「いうことですね」
吉田「これそのまあSPEEDIのデータが直後に公表されてればもっと違う結果になっていたのではという声も、ありますが。これはその通りでしょうね」
上杉「間違いないですね。もういや、SPEEDIを公開してればその時だけ、例えば3月15日、16日、もしくは23日のあの環境基準10万から100万倍出た、放射性の部分を少なくとも避けられた。えー、部屋ん中にいるだけでも違ったんですが、当日は普通に子供たちが外に出て遊んでたわけです。福島県も東京も」
吉田「そん時に枝野官房長官の言葉がずっと反響してるわけですけどね」
上杉「ええ。そうですね。あの、食べ物も何でも安全です。そしてその放射能が危険だというデマに惑わされないでくださいと官房長官みずからやって。政府広報をうつわけです。テレビでも新聞でも。結局それがデマだったわけです。政府がデマを言って、マスコミがそのデマを煽ったわけですね。それはきちんと自ら検証しなくちゃいけないんですが。まだ未だにごまかしているというのが実際のと」
吉田「政権がその政権ですから、そうなっちゃうのかもしれないですけどね」
上杉「まあ、マスコミはマスコミでその程度の、マスコミですから」
吉田「ツッコミが全くないというね」
上杉「あと、SPEEDIはもしあのとき公開してれば明治の粉ミルクだって、多分大丈夫でしたね。あそこは15から23ですから、SPEEDIが、飛んでくる、埼玉県のほうに飛んでくると発表してれば分かりますから。そしたらそん時だけ操業を停止すればいいわけですから。ま、こうやって個人、そして企業全体に大きな損害を与えたわけですから」
吉田「被害者ですよね。明治もね。ほんとにね。杉並区のこれ、小学校ですけども。今年の4月上旬まで工程にしかれていたその芝生の霜よけのシートからですね。1キログラムあたり9万600ベクレルという異常に極めて高い放射性セシウムが検出と。えー事故発生から9か月間。体育館のわきにこれ、放置されてたと。ま、こういうことを聞くと他にもまだまだあるんだろうなと」
上杉「ええ。これもなんか、放置されてたことが問題のように見えますけど、違いますよね。それだけ出ていたということ事実が問題で」
吉田「まあそうですね」
上杉「あの、放射能はですね、杉並区の小学校だけには降りませんから」
吉田「そうですね。等しく」
上杉「まあ日本の場合には可能性がありますけど、日本の放射能は（笑）」
吉田「（笑）」
上杉「政府によると」
吉田「特徴があるという」
上杉「特徴があるんで。ただふつう世界的に放射能というのはまんべんなく、そして、えーところどころにホットスポットを作りながら降り注ぐということなんですが。えーこれはもう杉並という、えー、まあ、原発から２４０キロぐらいのところですね。えー、でこういうふうに認められればですね、２３０キロかな、認められれば、えーこれはですね、もう間違いなくその間の、間のところの範囲は、えー、そのよりも多いもしくは同等のセシウム汚染があったと可能性がありますから」
吉田「そうですね。で、これ、ちょっとびっくりなのは、これまた杉並区の方では、現在このシートを、あの、施錠した倉庫で補完しているんだけど。シートに他のゴミを混ぜて焼却して８０００ベクレル以下にすれば埋め立てられるということで、このシートを償却する方向で検討っていう。これまた怖いんじゃないですか、これ」
上杉「そうですね。これ放射性物質をどこに埋めるかというのも問題ですし。あとこれ、焼却するときにも出ますし」
吉田「出るんだもんねえ」
上杉「ええ。で、要するに放射能拡散ですね。これは行政とか学校がやってはいけないコトなんですが。まあ、日本全体がこういうふうに放射能、漬けになってしまってるわけですから。もう感覚が麻痺してるんでしょうね。そしてこれが危ないって言うと逆にその人間が危ないというふうにまた繰り返しになりますけど、社会全体、つまり、えーまあ行政もそれから政治も、なんといってもマスコミも、こういうことに対しての危険なシグナルを送る人間を排除してきたわけですから。まあもう本当に何言っても届かなくなってきてんのかなあと」
吉田「ほんっとに大変な状況を迎えてますけど。あとその焼却処分では震災で出た宮城県の女川町の瓦礫の一部をですね、東京都内でこれ処理されることになって。その試験焼却というものが、大田区の清掃工場で昨日始まったと。でこれあの放射線量測定して問題なければですね、再来年の３月までに、１０万トンの瓦礫を処理するという。これはまた大変なことですね」
上杉「ええ。大田区と江東区の方で処分場がありますけど。えーこれはもう前も言いました、言ったと思うんですけど、そこで焼却した３月４月の焼却灰、飛灰もありますね。主灰と飛灰とあるんですけど。
▼飛灰 その他 - 環境用語集 〜環境について調べる〜 - 環境goo
http://eco.goo.ne.jp/word/ecoword/E00578.html
それからそうとう高濃度の放射線が出てるんですよ。でそれをどうやってるかというと、今、中央防波堤に勝手に埋め立ててるんですね。で東京湾そこから漏れた、えー汚染水が出てると。そういう足元の事やる前に人のところの受け入れる余裕があんのかと、東京都。まずここのぶんをきちんとしてから考えてほしいですね」
吉田「うーん、そうだね。でもこれ石原都知事はそういう方針を打ち立てたわけですね。」
上杉「まあ都知事はもう基本的にはこの部分に関しては、もういけいけですから」
吉田「そうだよね。ビックリするほどイケイケなんだなこれが。えーということでお時間参りました。上杉隆さんにはこのあと週刊エンターにもお付き合いいただきます。よろしくお願いいたします。」
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