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「手抜き工事」「汚職」「続発する小さな事故」から 「隠蔽」まで…… 原発ラッシュ・中国の「コワ〜い話」
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/603.html
投稿者 taked4700 日時 2011 年 12 月 25 日 16:02:11: 9XFNe/BiX575U
 

http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20110623-01/1.htm
(SAPIO 2011年6月15日号掲載) 2011年6月23日(木)配信

文=富坂聰(ジャーナリスト)

中国で「原発建設ラッシュ」となっていることは『SAPIO』で繰り返し報じてきたが、やはりそこではいくつもの問題が起きていた。大事故にもつながりかねない、原発をめぐるトラブルについて、ジャーナリストの富坂聰氏が報告する。

 現在稼働中の原子力発電所は14か所。2020年までに新たな稼働を予定している原発は28か所、批准段階の計画も含めれば100か所を上回り、さらに2050年までには230基へ増やすという計画もある。

 これが原発シフトに邁進する中国の現状だ。

 水冷の利便性や大都市の電力需要を考えれば、これら原発が沿海部にズラリと並ぶことは避けられない。一度“事故”ということにでもなれば、福島原発以上の被害が日本を襲っても不思議ではない。

 空には、大陸から黄砂を運んでくるほどの強い偏西風があり、海にはエチゼンクラゲを運んでくる海流が日本に向かって流れているからだ。

 ただ、その場合、日本より甚大な被害を受けるのは香港と韓国である。

 その香港で今、福島の事故を受けて、中国の原発推進政策に批判の声が上がっている。

「香港からわずか50kmの距離にある大亜湾原発で昨年、放射性物質が漏れる事故があったのですが、これを当局はメディアが騒ぐまで隠していた。この対応の不誠実さを、福島の事故で改めて思い出した」(日系企業の香港人)

現状はまだ本格的な反対運動ではないというが、現地のジャーナリストは、中国の原発に隠された問題に対し、もっと深刻な見方を示す。

「10年ほど前、大亜湾原発の建設過程での手抜き工事が話題になりました。太さが規格に満たない鉄骨を使用し、材料費を浮かせようとしていたのです。鉄骨はすぐに換えられ、その後は手抜きもなくなったとされていますが……やはり不安は大きい」

 懸念が深まる理由は他にもある。それは、福島で事故が起きるまで中国には原発を「危険」と考える認識がほとんど根付いていなかったことだ。

 在北京の記者が語る。

「原発銀座と呼ばれる中国沿海部の浙江省には、2013年に世界初の加圧水型原子炉(第3世代)の完成が予定されています。その『三門原発』の近くには驚くべきことに、原子炉からわずか数百mの距離に5ツ星ホテルが建てられている。こんな事実一つをとってみても、いかに彼らが原発のリスクを認識していないかが理解できるでしょう」

 施主がこの調子なら、施工側が他の建設現場同様、手抜き工事に走っても不思議ではない。

 91年に中国独自で設計した原発第一号(秦山原発)が誕生して以降、現在までに「手抜き」が原因となった深刻な事故は起きていない。だが、「疑い」を抱かせる傍証は少なからず見つかる。手抜き工事に付きものの汚職事件が、原発建設を巡っても数多く起きているのだ。

 中国メディア『新世紀週刊』は2011年3月21日の特集記事で、原発を巡って起きた汚職事件を伝えている。

〈07年末、中国に第3世代原発を導入する過程で、事業に関わった中国技術進出口公司の蔣新生総裁が“双規”(党の規律検査委員会の取り調べ)を受けた。他に事業に関わった中国広東核電集団の元総経理以下20名が取り調べられた。09年には、中国核工業集団の総経理で党書記の康日新氏に(不正入札や公金流用の罪で)無期懲役が言い渡された〉

 こうしたモラルの低さが、安全性の軽視につながっていることは言うまでもない。

毎年平均13回の小さな事故が起きていた?
 今のところ中国の原発で事故(中国では事故レベルが比較的軽い「一級」から「三級」に属するものを「事件」と呼ぶ)が起きたとの客観的事実は見つからない。ただし、「事故や事件の情報が伏せられているのではないか」との疑念が、いっこうに消えないのも確かだ。前出の香港人ジャーナリストが指摘する。

「昨年の大亜湾の事件で、後に香港政府のスポークスマンが語った事実が衝撃的でした。彼は大亜湾の事件を、『過去6年と同じレベル』と位置付けた上で、『05年からは大きく改善されている』と説明しています。ではそれ以前はどれほど事件が起きていたのかという疑問が湧いてきますが、それに対してスポークスマンは、『00年から04年までは毎年平均13回起きていた。今はそれが平均4回にまで下がった』と言ってのけたのです」

 原発でのトラブルが隠匿されていることを匂わせる発言は、中国で原子力発電を所管する幹部の口からも聞くことができる。

 例えば、2011年4月29日付の『上海国資』誌の記事だ。福島の事故を受けて組まれた特集記事の中には、こんな驚くべき記述が見つかる。

〈中国の原子力発電事業は概ね順調に発展していると言えるだろう。しかし、その過程では小さな問題は不断に続いて起きている。2010年9月、嶺澳原発3号機の運転開始に際して行なわれた式典で演台に立った中国環境保護部副部長兼国家核安全局の李干傑局長は原子力発電の現状についてこう警告した。

「勢いは素晴らしい。しかし隠れた問題は少なくない。作業に従事する者は頭を覚醒させて臨むように」〉

 原文では、「隠患不少」と表現された通り、水面下ではいくつもの問題が起きていることをうかがわせた。

 だが現状、中国が「脱原発」に大きく舵を切ることは考えられない。

 今年4月、中国電力企業連合会は、「今年の夏は、およそ3000万kWの電力不足に陥る」と唐突に発表、全国に節電を呼び掛けた。「日本ではなく、なぜ中国が?」と思うかもしれないが、世界中の石油を買い漁っても、まだ旺盛な電力需要に追い付かないのが中国の実態なのだ。

「電力不足はかねてから中国では経済発展のボトルネックとされてきたが、今や各省が激しい電力の奪い合いをしている。こんな時に脱原発なんて誰も考えない」(同前)

 今年4月、福島の事故レベルの評価が「レベル7」に引き上げられた時も、韓国のKBSがトップニュースで大きく報じたのとは対照的に、中国は胡錦濤国家主席とスペインのサパテーロ首相の会談を伝えた後に、事実を淡々と伝え、「中国が(福島原発の事故から)受ける放射性物質による汚染の影響は、チェルノブイリのわずか100分の1」と付け加えただけだった。

 原発を多く抱える広東省では、各地の書記が街頭に出て「放射能に対する正しい知識を持とう」と、過度に原発を恐れるべきではないと啓蒙して回る様子が一斉に大きく伝えられた。しかも、その書記が説明に使ったパンフレットが、地元新聞社の作成だったというオチまでついた。

 官民挙げて、原発に邁進する中国。だが、香港政府のスポークスマンが明らかにしたように繰り返し起きてきた「小さな事故」が、いつ大事故にならないとも限らないのである。

 

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コメント
 
01. taked4700 2011年12月25日 16:04:50 : 9XFNe/BiX575U : vNQpyPopmI
http://news.searchina.ne.jp/img/column/20080630_001.jpg

中国の原発地図


02. 2011年12月25日 17:30:23 : XT1ARq5ubE
taked


って完璧に東電か日本政府の工作員ヤナ!!!!!!!!!!!!!!!!!!


今更、コンナ 外に注意を向けさせて、テメェ等の問題の重大性から日本国民の目を背けさせようトイウ陳腐な手法に引っ掛かるバカも、阿修羅住人の中には居ないと思うが、コンナ投稿を繰り返せば繰り返す程、


浅見麻規( オマエの仲間! )


の様に墓穴を掘るノヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


但し、世界の原子力ロビーに組み込まれてイル中国や韓国が日本の二の舞に為って、アジア全部が終了して仕舞わない様、監視と世界規模での原発廃絶運動を繰り広げていくコトが重要ダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


03. 2011年12月25日 18:02:43 : rYBzersKPc
原発廃絶は出来ナクても 新規建設を止めさせナイと、地球は終わりに成る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

04. 2011年12月25日 20:05:46 : txKoq6KBVw
でも、今の日本政府の言うことは馬鹿にして聞かないだろうな。
ましてや日本政府も注意しない・・・。

原発推進は中国の将来にとっても都合の悪いことだと思うけどな。


05. 2011年12月25日 22:11:32 : My0ei4Egaw
韓国も新しい原発作ってるよ。
中国の最新情報は、新唐人テレビ日本でどうぞ
ぞっとする話満載。

06. 2011年12月26日 06:02:01 : jyTxgWNgFM
中国の発電量は日本の4倍で、アメリカの発電量とほぼ同じレベル。一人あたりでは、
まだ、勝っているが、数年で追いつかれそうだ。

ちなみに、風力発電量は昨年世界一になり、4500万kwで、ほぼ日本の原子力
発電の発電量4900万kwに匹敵しています。すごいことだな。


07. 2011年12月26日 13:32:06 : CGaB34XTl
>06. 2011年12月26日 06:02:01 : jyTxgWNgFM さん
>日本の4倍で、アメリカの発電量とほぼ同じレベル、
>一人あたりでは、まだ、勝っているが、数年で追いつかれそうだ。

今発電量で勝ったとか負けたとかそんな事に何の価値があるの?
原発なんかの発電で。
それの何がそんなにすごいんだ!
これから中国の原発が事故ったらそりゃぁスゴイを通り越して凄まじい事になるだろうよ。
中国が事故ったら日本もオシマイだよ!


08. 2011年12月26日 21:46:46 : kB8KEIuI9Q
中国 大亜湾原発の廃棄燃料は10数年前から大亜湾においてあります。
原発の操作については全てがブラックボックスだそうです。
ひょっとしたら、もういくつも何度も事故ってるかも。
建屋が吹っ飛ばないからわからないだけでしょう。
事故っても中国なら作業員には困らないから撤退なんてしないし
作業の危険性を知らせることもない。
どんなに危険な状態になっても、人が現場に入ってどんどん作業を続けるから
大丈夫だよ。

09. 2011年12月27日 00:26:12 : ufo7sHMsqQ
>今発電量で勝ったとか負けたとかそんな事に何の価値があるの?

中国のすごさも知らないと、日本人もアホになると思いまして。ちなみに、風力の
発電量は、毎年倍増しているんですね。ほんの6,7年前には日本とどっこいの
風力発電量だったのが、現在は数十倍になっています。しかも、このペースを当面
維持していくみたいです。


10. taked4700 2012年1月03日 16:55:35 : 9XFNe/BiX575U : pd9EMZBnQ2
>>09

>中国のすごさ

少なくとも中国は再生可能エネルギーについて誤解をしていると思う。発電量が天気次第で著しく変化する自然エネルギーを開発すればするほどバックアップ電源が必要になり、またスマートグリッドなども整備しなければいけない。
地熱や潮力、または小水力などなら安定性があるのでそれらに力を入れるべきだが、あまり地熱はやられていない様子だ。

更に、中国のフィードインタリフ制度は制度欠陥があると言う話で、買い取り価格の低減をしていない様子だ。簡単に言ってしまえば、世界的な再生可能エネルギーブームに乗って一部企業と一部の地方政府が利権化をして儲けているだけなのだ。

不動産ブームと同じような仕組みがあり、将来、この新エネルギーバブルもはじけると思う。まあ、中国の場合はまだ比較的平均年齢が若いからなんとか乗り越えていくだろうが、こういった利権の構造と一般市民を犠牲にする官僚の存在は中国も日本も共通している。

太陽光も風力も一定程度の開発は必要だが、冷静に考えて北部ドイツやオランダのような風況には中国も日本もないので大規模導入は単に赤字を増やすだけだ。太陽光も同じ。


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