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日経の事故調批判は原発再稼働進まぬ苛立ち[永田町異聞:原発推進ありきで目が曇った社説の典型例]
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/698.html
投稿者 一市民 日時 2011 年 12 月 29 日 20:48:08: ya1mGpcrMdyAE
 

http://ameblo.jp/aratakyo/entry-11120648011.html
2011年12月29日(木)
日経の事故調批判は原発再稼働進まぬ苛立ち

福島第一原発の政府事故調査委員会が12月26日、中間報告をまとめ、野田首相に提出した。

そのあとに開かれた記者会見では、報道する側が聞き出したいことと、調査委メンバーが究明しようとしている内容の、大きなギャップが浮き彫りになった。

簡単に言えば、調査委は事故原因についての証言やデータを収集し、分析し、議論して現時点で判明したことを報告にまとめたが、記者たちは責任の所在がどこにあるのか、再稼働についてどう考えるのかという、きわめて政治・行政的な方面に関心を振り向けた。

そこで、委員の一人、柳田邦男氏が会見の最後に漏らした次のような嘆息の声が、この場面を傍観しているわれわれ一般国民の印象に強く残ることとなる。

「今日皆さんの質問を聞いてて、クエスチョンを感じたことがあります。原発が機能停止した最大の原因は、非常用ディーゼル発電機が浸水して全電源が喪失したといわれるが、我々の議論は違う。ディーゼル発電機が動いても、電気を配る中枢神経である配電盤が地下にあり、それが冠水したため、いくら予備電源をもってきても電源は回復しないわけです」

ジャーナリストとしての大先輩でもある柳田氏が、なぜ最も肝心な配電盤の問題に関心を向けないのかと、後輩たちを、やさしく叱責しているように筆者は感じた。

配電盤さえ冠水しない位置に設置してあれば、予備電源をつなげば対処できたかもしれないのだ。

しかし、多くの記者は「事故の犯人捜し」に躍起となり、一部の記者は「原発再稼働」の後押しになる安全対策確立を期待する。

原発事故の原因調査は急げばいいというものではない。利害得失の関わらないメンバーによって綿密に、科学的に、冷静に進められなければならない。

原発推進とか脱原発とか、あらかじめ前提を置いてするものでもないだろう。純粋に原因を究明できれば役に立つ情報、教訓が得られるが、何らかの意図のもとに行われば、バイアスのかかった中身になる。

福島第一原発の政府事故調査委員会は、そのあたりをよく心得ているらしく、まだまだ調査、分析不十分な部分、委員どうし審議を尽くしていない課題にはふれないまま、ひとまず予定されていたスケジュール通り、中間段階での報告書を作成した。

予断をもって報告書の体裁を見ばえよく繕うより、情報として十分な価値を有するとは思えないものは盛り込まないほうが、報告書としての価値はむしろ高いはずだ。

ところが、日経新聞は、そうは受け取らなかった。この報告書に対し、27日の朝刊一面解説記事と社説で敵意むき出しの批判を連発し、比較的素直に報告内容を受け取った他紙との違いを見せつけた。

一面に掲載された滝順一編集委員の記事は、いきなり「中間報告は目的にかなう内容とはいえない」と断じた。その理由はこうだ。

「事故の検証からくみ取った教訓を原発の安全な運転や安全規制の仕組みづくりに生かす必要がある。踏み込み不足の報告では国民の納得が得られず、原子力への信頼回復につながらない」

つまり、財界の機関紙色をいっそう強める日経新聞としては、脱原発という選択肢はハナからあり得ず、「原子力への信頼回復」につながる報告書が必要だと主張しているのである。

どういう報告書を日経が望むのかがはっきりしないが、どうやら原発再稼働につながる安全対策や提言が打ち出されていないと言いたいようだ。

「原発がある自治体の中には、事故の徹底検証を再稼働の条件とみるところもある」とも書いているが、徹底検証とは何かとなると難しい。

そもそも、原発再稼働の理由づくりがこの調査の目的ではない。

あらゆる先入観を排して事故関連の事実を集め、どんな仕組みや考え方が不足していたのか、どうしてシステムが機能しなかったのか、なぜ組織が機能的に動かなかったのかなどを検証しつくして、事故原因の本質に迫るのが目的であるはずだ。

事故調の畑村洋太郎委員長(東大名誉教授)は、少なくとも福島原発事故発生以前、「原発は危険だが便利であり、絶対安全などないということを前提に徹底した事故防止対策を講じるべきだ」と述べていた。今の考えはわからないが、どちらかといえば原発容認論者のようにも思える。だとすれば、筆者とは考えが違っている。

それでも、筆者は畑村事故調を前向きに評価してきた。あえて10人の委員に原子力工学の専門家を入れなかったのは、いわゆる「原子力村」の学者の利害を排除するためだろう。原発を批判的に論じてきた吉岡斉九大副学長も物理学者だ。

ただし、委員とは別に、事故原因等調査チームには原子炉過酷事故解析と原子炉物理の専門家をそれぞれ一名加えている。

もうひとつ重要なのは、経産省が事故調の操縦を画策したにもかかわらず、畑村氏はそれを受けつけず、事務局の官僚に「畑村の考えで進める」と宣言したことだ。

そこで、「畑村の考え」への理解を深めていただくために、筆者が6月16日のメルマガ版で書いた「畑村事故調の骨抜きを画策した経産省」から一部を抜き出して、以下に転載する。

◇◇◇
もともと機械工学の専門家である畑村氏が、自ら「勝手連事故調」「隠れ事故調」と称するように、公的機関とは無関係に、事故原因の徹底究明を本格的に始めたのは、2004年に六本木ヒルズで男児が回転ドアにはさまれて死亡した事故がきっかけだった。

畑村氏は「こうした痛ましい事故が続くのは、事故の原因がきちんと知識化され社会で共有されていないからだ」(著書「危険不可視社会」)と考え、本当の事故原因を検証する私的プロジェクト「ドアプロジェクト」を立ち上げた。

事故を引き起こした人間の失敗には、学ぶべきさまざまな教訓が生きているはずだ。ところが、従来は裁判やメディア報道において、失敗した人間の責任追及ばかりに重きが置かれ、被告側が制裁を避けるため原因究明に必要な真実を隠すようなケースが多かった。

裁判が終わると、その事件事故の記憶とともに、学ぶべき教訓も忘却の彼方に消えてゆく。それでは、被害にあった人々も浮かばれまい。

畑村氏が「失敗の知識化」をめざして、私的に活動をはじめたのはそういう思いがあったからだ。多くの仲間がそのプロジェクトに手弁当で参加してくれたという。

これまでJR福知山線脱線事故や日航の連続トラブル、金融システム障害、リコール隠し、ロケット打ち上げ失敗など、様々な事故やトラブルの原因解明に取り組み、原発関係ではJOC臨界事故などいくつかの問題に切り込んでいる。

もとより原発は、推進、廃絶、縮小など争論のタネになりやすいテーマである。政治やイデオロギー、産業界の利害などとは隔絶された地平で、徹底した原因究明が必要であることはいうまでもない。
◇◇◇

「畑村の考え」は、失敗の知識化であって、誰かの責任追及に重きを置いているわけではない。

日経の滝順一編集委員は同じ記事の中で、次のように書く。「畑村委員長は記者会見で『事故調査と再稼働は別のもの』と強調した。だが国民の期待は、調査で得た教訓を一刻も早く原発の安全な稼働や事故の再発防止に生かすことにある」

日経は滝記者の記事でも、社説でも、「踏み込み不足」という表現で、畑村事故調の中間報告を批判する。

しかしこの「踏み込み不足」は、「原発再稼働」を後押ししていない物足りなさを言い表しているだけであり、日経新聞の社論を基準にした言葉に過ぎない。

いま全国の原発54基のうち47基が停止している。現在稼働中の炉も定期点検入りしてゆくため、このままどこも再稼働しなければ、来春にはすべての原発がストップする。

経済産業省所管の日本エネルギー経済研究所は来年の夏になって全国の原発がストップしたままなら、国内全体で電力供給が7.2%不足するとの試算を出したが、逆にそのくらいなら、原発全停止でもなんとかなるのではないか。

日経社説は「事故から1年になる来年3月の節目には、掘り下げた検証結果を示してはどうか」と焦りを隠さない。しかし、ここは拙速をいましめ、十分な調査、分析をつくして、真に役に立つ「失敗の知識化」を進めるべきであろう。

 新 恭  (ツイッターアカウント:aratakyo)  

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コメント
 
01. 2011年12月29日 21:04:42 : lQydFPZ0w4
消費税は 公務員の腐敗を増長

 原発事故は サル(公務員)が パソコンを使う様な者

 それを監視する 何とか 安全委員 経済産業省 どこにも 危機の訓練も
現場も知らない サルに 安全を任せている

 事故調査と言う 次元の問題では無い 人間の資質の問題  事故調査は 責任回避の方便しか すぎない


 サルに 火遊びさせてはならない 
 サルに危険の 自覚も無いし 安全対策の行動も取らない

 対策は 司法の粛正と 官僚 公務員の首切り ほかは無い



02. 2011年12月29日 21:13:34 : xyzPX6NIrk
日経は極端な原発推進論。TPP推進論などを展開する財界の御用メディア。

その日経が怒りを剥きだしたのは、畑村という人を知らないからだ。w

おそらく財界、政府、官僚のだれも畑村という人物の異常なほどの職人的側面、むちゃぶりな性格を知らなかったのだろう。

だからおれはこんな人を事故調のトップにそえれば、政府東電はえらい目に遭うぞと一人ほくそえんでいた。
畑村としてはまだまだこんなものはぬるすぎるほどの表現だったのだろう。この人が本気になれば、そして、ちゃんとした調査権限をもらっていれば、政府東電は素っ裸にされることは間違いない。
だから財界の代弁者日経は「中間報告」の過激さに震え上がり、怒ったのだ。

もっともこの阿修羅にも日経寄りの人間がいるらしく、おれの畑村事故調評価にたいして「印象操作」だといってきたバカがいたが。w

金儲けに奔走している小出よりはるかにまし。



03. 2011年12月29日 21:15:34 : xyzPX6NIrk
>01

おまえごとき、文句をいうだけだけの引きこもり野郎はサル以下だ。
事故調を批判する資格もなにもありはしない。だまって寝てろ。w


04. 2011年12月29日 22:26:00 : pX8gWaKfhM
>十分な調査、分析をつくして、真に役に立つ「失敗の知識化」を進めるべきであろう

もともとの原発導入の経緯がすでに失敗であった。
日本での原発の導入時期の歴史は隠蔽され続けてきたのであり、
「失敗の知識化」を進めるとするならば、まずは
原発の導入時期の歴史をただしく明らかにしていくことである。

広瀬隆さんはこれをすでに行ってきた。


05. 2011年12月30日 01:47:00 : OTxhn06e0o
事故経過やその背景を示すにしても、
何としてでも証拠を集め、証拠を国民に見せて、
それが真実だと国民に信じてもらえるようにすることが、
重要です。

例えば、
地震当日夕方の時点ですでに建屋内に放射能が充満していた話や、
地震当日夜の時点で格納容器内の圧力が6気圧になっていた話から、
水素ガスが菅視察表明よりずっと前にほとんど出来上がっていた
ことがわかるわけですが、
ネットを見ると、未だに、
地震当日夕方に充満や、地震当日夜に圧力6気圧の話自体が、
菅1人による人災であることを隠すための嘘だ、
と言い張る連中が膨大な数居るのです。
その連中は、
「本当は、非常用復水器は8時間動き炉心溶融は菅視察時に始まった
... のに、当時、菅が脅迫して嘘を言わせた。
... 今も民主議員が党を守るために脅迫して嘘を言わせている」
と言い張るのです。

それを見て、一般の国民は、
一畑氏は民主党とグルで、
一畑氏の示した事故の経過も捏造ではないのか?
という疑いと持ち、
一畑氏の話とネットの話の、
どっちが本当なのかわからなくなるのです。

国民を、原発マフィアによる情報操作から守るには、
何としてでも証拠を集め、証拠を国民に見せるしかないのです。

事故の経過、
想定がその値に定まった経緯、
想定外に対して一切対策しないことに決まった経緯、
そもそも中曽根氏が原発の予算をいきなり提出した経緯、
等は、明らかにしてほしいとは思いますが、
その際、証拠とセットでないと意味がないのです。

証拠とセットで示さないと、
原発マフィアによる情報操作によって、
国民に信じてもらえなくなるのです。


06. 2011年12月30日 01:56:39 : OTxhn06e0o
OTxhn06e0oです。
文中の名前が間違ってました。
「一畑氏」ではなく
「畑村氏」です。
すみません。

07. 2011年12月30日 03:28:23 : 1GW85hSXhY
>十分な調査、分析をつくして、真に役に立つ「失敗の知識化」を進めるべきであろう。
想定外、想定外、と何度もいわれてきましたが、原発のような巨大システムは事故時その挙動の
全体は原理的に予測不能であり、いかに失敗の知識化を進めても、また”想定外”
が起きてしまうでしょう。それでも、被害が許容できる大きさであるならともかく
として、想像を絶する大被害をもたらす原発は廃止しかないと思います。

また、事故が起きたとき、実際に災禍を浴びる一般市民が、安全性を判断できるもの
でなくては、調査・報告といっても価値はありません。


08. 2011年12月30日 11:17:22 : sgolhP60mA
07さんに賛成。というより、もっと過激な意見だ。
そもそも事故の調査などムダだ。永久稼働停止すれば、そんな知見は要らない。事故の調査は責任者をあぶりだすには必要かも知れないが、今はそんなことより稼働停止が重要だ。
今回の事故の影響の大きさを見ただけで原発は使うべきでないと言う結論に達している。国民の多くがそう感じているのだから、早く脱原発を決めて、即時稼働停止にするのが一番だ。

09. 2011年12月30日 12:11:32 : 183U02GDLU
日経新聞さんへ

【原子力への信頼回復】ですか??

今すぐには無理、無理。

幸いにも事故がおさまっても、
原子力を、発電源として使う事は、信頼できません。
できれば火力でも水力でも風力でも良いので
原子力以外の方法でお願いします。

原子力は、核兵器としては文句無しです、世界各国が信頼しています。
しかし、
それも使用してほしくないです。
もちろん、核武装には反対なので。


10. 2011年12月30日 12:34:48 : B9cfALKVS6
原発は必要だとか要らないだとか言う問題ではない。
日本は火山と地震の国。これは誰でもわかっている。
つまり根本的にはこの国土の状況を無視できない。
隆起、陥没、習曲、正断層、逆断層 日本全国どこでもありの地殻変動。
わが地方はそんなのあり得ないという人は日本で住んでない人のこと。
こんな国土に核融合反炉が有ること自体が問題です。
炉の下部が隆起したらどうでしょうか。
中学生以上なら誰でもわかる。
知恵のない大人たちはまことしやかなことをいって、つまりはこれを銭かね商売
の道具に利用しているに過ぎない。
御用学者の権威性を借りて、ガッツリ儲けようと考えている輩。

日本人が永く生き続ける、これを考えたら、答えは出てくる。

日本人よ、知恵をもって行動しょう。


11. 2011年12月30日 15:29:00 : iidK5jB2Bc
>08

ムダなことはない。(おまえのようなゴミこそムダだが)

いま、原発は世界中に輸出されている。とくに、エネルギー資源の必要に迫られている後進国へ先進国によって半ば強制的な詐術によって売り込まれている。

いずれ世界中で原発事故が頻発することは120%確実だ。何百何千という原発があらゆる地域で稼動する。

これは1960代にアメリカの国粋主義者たちが考えた人口淘汰理論(地球の人口は多すぎるので三分の一くらいにしたい)の実践でもあるかとみまごうばかりの恐ろしい現象だ。

そのとき、日本の原発事故調査が一抹の参考になる。このような調査の蓄積によって日本の技術者は世界の弱小国をたすけることができるかもしれない。

おまえのような引きこもりの低脳は自分のことしか考えてないからそう思うのも無理はないが、あまりふざけた寝言をいうものではない。

そんなことだから小出信者になってあのカルト学者を崇拝することになるのだ。w


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