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NHKの放射能デマ「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」  池田信夫 
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/728.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 12 月 31 日 01:24:13: igsppGRN/E9PQ
 

NHKの放射能デマ「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」
http://blogos.com/article/28123/
2011年12月29日 17:20 池田信夫


低線量被ばく_揺らぐ国際基準_追跡!真相ファイル
http://www.dailymotion.com/video/xnb9h8_yyyyyy-yyyyyyy-yy-yyyyyy_news?start=343#from=embediframe

ネットで話題になっているNHKの番組http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65782795.htmlのコピーがあったので、見て驚いた。その内容にではなく、こんなデマを(自称ジャーナリストではなく)NHKが放送したことにである。

番組は「低線量被曝によって北欧ではチェルノブイリ事故後に癌が増加した」という話から始まり、スウェーデンのトンデルなる人物のインタビューを紹介する。彼の論文はバズビーが「福島では10万人が癌で死亡する」と予告したときの根拠にしたもので、その詳細はブログ記事で紹介されている。データを偽造して被害を誇張しているが、よく見ると低線量の発癌率は被曝量が増えると減っているというお笑いの論文だ。

そしてアメリカに飛んであちこちの原発訴訟の原告の「私は放射能で癌になった」という話を紹介するが、もちろんこんなアドホックな話は何の証拠にもならない。山場は今年10月、ICRP勧告http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/housha/81009.htmの見直しをめぐって開かれた会議を取材し、元委員から「低線量被曝の基準を半分に緩和した」という証言を引き出す場面だ。

1980年代に広島・長崎の癌死亡率が1Svで5%だったのが、500mSvで5%にデータが修正されたとき、ICRPは勧告を修正しなかったという。その理由として、元委員は「政治的な判断だ」といい、番組は17人の委員のうち13人が原子力産業の出身者であることを紹介して「原子力村」の政治的圧力を示唆する。

これによってICRP勧告が緩和されたのならおもしろい話だが、残念ながら事実は逆なのだ。1990年に出されたICRP60号勧告では、職業被曝は年50mSvから5年100mSvに、公衆被曝は年5mSvから1mSvに規制強化されたのである。まさか原子力産業が規制強化を求めたわけではあるまい。

だから元委員が「政治的な判断だ」というのは正しい。これまで何度も紹介したように、科学的には100mSv以下の健康被害は証明できないのだから、20mSvも1mSvも科学的根拠のない政治的な数字なのだ。ところが取材したディレクターはこれを逆に解釈して「本来は健康被害があるのに政治的にないものと偽装した」と思い込み、「政府はリスクを正しく公開すべきだ」などと批判して番組は終わる。

思い込みの強い取材をプロデューサーが抑えて、NHKらしく両論併記にしているが、致命的な欠陥は、こうした「原子力村」説では、ICRP勧告が最近まで一貫して規制強化されてきたことを説明できないことだ。これは原子力関係者にも謎で、国際会議でもICRP勧告の緩和を求める声はほとんど出なかったという。おそらく各国の原子力村も「安全神話」にどっぷり漬かって、事故は起こらないと思い込んでいたのだろう。

線量基準は普段は大した問題ではないが、現在のような「有事」になると、除染ひとつをとっても1mSvか20mSvかで兆円単位の差が出る。NHKが追及すべきなのは、つまらない歴史的経緯ではなく、このような不合理な規制を放置して納税者に数兆円の負担を強いるべきなのかということだ。

追記:ツイッターで教えてもらったが、ICRPの線量評価は「驚くべき事実」でも何でもなく既知の話らしい。ネットに書いてある与太話をスウェーデンやアメリカまで取材に行ったのは受信料の無駄づかいだ。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51765031.html

 

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コメント
 
01. 中川隆 2011年12月31日 02:55:04 : 3bF/xW6Ehzs4I : MiKEdq2F3Q
科学的には100mSv以下の健康被害は証明できないというのが嘘ですね:

チェルノブイリ原発事故後の傾向を示している国家ガン登録

A national cancer registry to assess trends after the Chernobyl accident

A. E. Okeanov, E. Y. Sosnovskaya, O. P. Priatkina
Clinical Institute of Radiation Medicine and Endocrinology Research, Minsk, Belarus
Swiss Medical Weekly 2004; 134:645-649


要約

 ベラルーシ共和国では1973年から国家ガン登録制度が機能しており、新たに発症した全ての悪性腫瘍についての情報が記録されている。そのデータはコンピュータのデータベースとして保存されており、国民の腫瘍学的状態の評価や疫学研究のために利用されている。我々は1986年4月26日のチェルノブイリ原発事故より前の結果と1990年から2000年にかけての結果とを比較した。ベラルーシにおけるガン死の発生数における変化についての全般的な比較を示す。その増加はすべての地域において統計的に有意であり、最も慢性的に放射能汚染された地域であるゴメリ州において著しく大きくなっている。

 本論文は、チェルノブイリ原発事故による放射能汚染のレベルに最も大きな差が出るように選ばれた、ベラルーシの2つの地域におけるガン死の発生数についての比較分析を示す。最も高い汚染はゴメリ地域で生じており、それは主として、土壌や食物連鎖における、特に農作地域における、高レベルの放射性セシウム(Cs-137)がもたらしたものである。ビテプスク地域のフォールアウトによる放射能汚染は相対的に低かったことが知られているので、ここを「対照」地域とした。これら2つの地域におけるチェルノブイリ原発事故前後の状況を比較した。結腸ガンや膀胱ガン、甲状腺ガンを含む、全ての組織・臓器についての全ガン死亡率は、ビテプスク地域に比べて、ゴメリにおいて統計的に有意に高くなっていた。

 高濃度の放射性セシウム(Cs-137)によって汚染されている2つの地域(ゴメリ州とモギリョフ)に住む集団では、ビテプスク地域よりも15年早く、45歳から49歳の年齢層における肺ガン発症のピークに到達している。

最も汚染がひどかった所の清掃と崩れ落ちた原子力発電所を囲む石棺の建設に動員されたベラルーシの「リクビダートル」は、最も高い放射線線量を受けた。ビテプスク地域の対応する成人の集団と比較すると、彼らリクビダートルの間では、結腸ガンや膀胱ガン、甲状腺ガンがはっきりと過剰に発生している。

リクビダートルの間における1997年から2000年までの肺ガンの相対リスク(RR)は、参照集団においては一定値になっているのと対象的に、統計的に有意に1を超えている。

資料と方法(略)


表1 10万人当たりの年間ガン発症率と標準偏差


地 域

1976-1985

1990-2000


ブレスト

150.1 ± 2.18

199.5 ± 2.6


ビテプスク

158.2 ± 3.24

217.9 ± 3.5


ゴメリ

147.5 ± 2.52

224.6 ± 6.3


グロードゥノ

143.8 ± 3.11

207.2 ± 4.2


ミンスク

145.3 ± 3.26

216.6 ± 3.9


モギリョフ

166.4 ± 3.98

219.6 ± 3.1


ミンスク市

223.5 ± 5.72

263.7 ± 1.76


全ベラルーシ

155.9 ± 3.80

217.9 ± 3.4

議論

 高いレベルまで放射能汚染されている地域の集団と「クリーンな」地域に住む集団とを比べると、ガン死の発生率に著しい差異があることが明らかである。農村地帯に住む集団の集団線量は都会の集団に比べて約2倍である。リクビダートルのように、より高い線量を浴びると、ガン死亡率もより大きくなっている。

 放射性ヨウ素による被曝は明らかに成人の甲状腺ガンの原因である。成人における増加は1991年から記録されている。1993年から2000年までのデータは、リクビダートルにおける甲状腺ガンの増加を示している。

チェルノブイリ後の子供らの甲状腺ガンについては、非常に多くの論文が取り扱っているのであるが、このよく知られた悪性固形腫瘍は、本論で述べている全ガン中での割合にして0.4%以下である。成人の甲状腺ガンの増加には、科学者たちは関心を寄せようとしてきていない。
 
全ガンとともに、結腸ガンや肺ガン、膀胱ガン、甲状腺ガンの発症率や死亡率の有意な増加が、汚染地域の集団に観察されている。このような増加は最も汚染されたゴメリ地域の住民やリクビダートルにおいて顕著である。リクビダートルの肺ガンついての相対リスクRRは最近になってから有意に増加した(1997-2000年)。すなわち、12年から15年の潜伏期間である。これらの期間においては著しく高い相対リスクRRが結腸ガンや肺ガン、膀胱ガン、そしてあらゆる部位のガンについて見い出された。甲状腺ガンのより高い発症率はリクビダートルにおいても記録されている。チェルノブイリ原発で1ヶ月から数カ月の間、最も高い被曝をうけたリクビダートルの間では、甲状腺以外のガンも有意に発生しており、より長い期間そこで働いた労働者の間でより多く発生している。

 ビテプスクの成人集団やベラルーシの広範な集団においては、胃ガンについては減少傾向にあるが、リクビダートルの間では反対の傾向がある:近い将来においてその増加は統計的に有意になるだろう。

 ビテプスク地域の婦人と比べて、ゴメリやモギレフの婦人における乳ガンの発生率のピークは15年早く現れた。ベラルーシにおけるたばこの消費を評価することは極めて難しい。したがって、もしも喫煙が放射線とともにリクビダートルの肺ガンの増加に役割を果しているのかどうかを結論付けるのは不可能である。事故処理作業中に最も高い線量をあびたリクビダートルにおけるガン死率を見ると、彼らがゴメリの放射能汚染地域に居住している場合には、より顕著なリスクとなって現れている。ゴメリにおけるたばこの消費が、ベラルーシにおける他の地域よりも高いと考えるべき理由はどこにもない(訳注:したがって放射線被曝こそが肺ガンの原因と考えられる)。

 科学者たちは、放射性ヨウ素がもたらした被曝によって小児甲状腺ガンが増加したということに関しては、くり返し何度も言及している。しかしながら、我々がチェルノブイリ事故後に成人の甲状腺ガンが増えているというデータを公表しているにもかかわらず、国際原子力機関IAEAや国連原子放射線の健康影響に関する委員会UNSCEARの報告書には、この成人の甲状腺ガンが5倍に増加しているという事実は反映されていない。

 広島と長崎の原子爆弾の影響に関して公表されているデータによると、被曝から10年ないし20年後に結腸ガンや膀胱ガン、肺ガン、胃ガン、およびその他の腫瘍についての相対リスクが有意に増加しており、これらの腫瘍と電離放射線との間の相関が示されている。したがって、チェルノブイリ後のガン発症との相関についても驚くべきことではない。

 最も高いリスクを持つのは、1986年から放射能汚染された地域に住み汚染された食物を食べている集団である。

http://www.jca.apc.org/mihama/chernobyl/swiss_medical04_134.htm


ザイール(Zaire)らよってナミビアのウラン鉱夫における予期しない高いレベルの染色体異常が報告された(Zaire et al. 1997)。湾岸戦争症候群に苦しんでいる一連の湾岸戦争

退役軍人の染色体異常についても研究もシュレーダーらによって行われた(Schroeder et al. 1999)。結果を見ると、その損害はおよそ150 mSvの初期被ばくに相当するレベルを示したが、検査を受けたこれらの退役軍人らは預託線量で100 mSvを上回る被ばくを劣化ウランから受けてはいなかった(訳注:預託線量は50年間の累積線量を示す。)。これらの研究からウランの被ばくについての線量計算にはおよそ1000倍の誤りがあることが示された。染色体異常はおよそ2年間の半減期で身体から消えてゆくが、湾岸戦争退役軍人らは被ばくから10年間を経てこの損害を示した事実に注意を払うべきである、これはウランの生理蓄積物が長寿命であることを示唆している。2001年に王立協会は、ある種のウランの身体内における半減期は10年以上でありおそらく無期限であると見なせるとする見方を支持する文献を引用した。染色体異常は、被ばくからおよそ40年後の(実験場ではウランにも被ばくした)ニュージーランドの核実験退役軍人のケースコントロール研究においても発見 された。

http://www.jca.apc.org/mihama/ecrr/ecrr2010_chap12.pdf

生涯100ミリシーベルトとされる被ばくの基準で、本当に健康への影響はないのか?

福島をはじめ、全国の人々が現実に直面している放射能の脅威。国は「直ちに体への影響はない」と繰り返すばかりだ。その拠り所としているのが、ICRP(=国際放射線防護委員会)の勧告。広島・長崎の被爆者の調査データをベースに作られ、事実上の国際的な安全基準となっている。

しかし関係者に取材を進めると、1980年代後半、ICRPが「政治的な判断」で、被ばくでガンになるリスクを実際の半分に減らしていた事実が浮かびあがってきた。当時ICRPには、原子力産業やそれを監督する各国の政府機関から、強い反発が寄せられていたのだ。そしていま、世界各地で低線量被ばくの脅威を物語る、新たな報告や研究が相次いでいる。

アメリカでは原発から流れ出た微量の放射性トリチウムが地下水を汚染し、周辺地域でガンが急増。25年前のチェルノブイリ原発事故で、大量の放射性セシウムが降り注いだスウェーデンでは、ICRP基準を大きく上回るガンのリスクが報告されている。いま、誰もが不安に感じている「低線量被ばく」による健康被害。国際基準をつくるICRPの知られざる実態を追跡する。

http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/654.html

なぜICRPモデルは危険なのだろう? それが"吸収線量"に基づいているからだ。

これはジュール単位の平均放射エネルギーを、それが、その中で薄められる生体組織の質量によって、割ったものだ。

一ミリシーベルトというのは、一ミリジュールのエネルギーが、一キロの組織で薄められるということだ。

そういうものだから、これは、火の前で体を温めることと、赤熱した石炭を食べることを、区別できない。

だが問題なのは、エネルギーの局所分布だ。一つの細胞に対する、一つの体内アルファ粒子飛跡からの放射線量は、500ミリシーベルトだ!

同じアルファ線飛跡による、全身に対する放射線量は、5 x 10-11ミリシーベルトだ。これは、つまり0.000000000005ミリシーベルトだ。

しかし、遺伝子損傷を、そして究極的には癌を、ひき起こすのは、(全身ではなく)細胞に対する放射線量だ。

ICRPが採用している、単位線量ごとの癌発生率は、細胞への平均線量が、全ての細胞に対して等しかった、広島での外部の強烈な高線量放射線に、ひたすら依拠している。

http://www.rense.com/general93/decon.htm


 「御用学者」たちは、科学的知見を真摯に検討するのではなく、すでに一部の「国際社会」を名のる核推進同盟によってつくられた「国際的合意」を日本政府とともに押し通すことが彼らの「使命」でしかないのは明らかである。犠牲になるのは何百万の子孫である。

来日もして、日本政府および日本の市民にたびたび提言を寄せているECRRのクリス・バズビー博士は、7月の帰国時羽田空港で次のように述べていた。

『まず最初に知ってほしいのは、ICRPの基準は役に立たないということです。内部被曝によるガン発症数について誤った予測をだすでしょう。ICRPのモデルは1952年に作られました。DNAが発見されたのは、翌1953年です。

ICRPは、原子爆弾による健康への影響を調べるために設立されました。第二次世界大戦後、大量の核兵器が作られプルトニウムやウランなど、自然界にはないものを世界中に撒き散らしました。このためICRPは、すぐ対策を考えなければなりませんでした。そこで彼らは、物理学に基づいたアプローチをとりました。物理学者は、数学的方程式を使ってシンプルな形にまとめるのが得意です。しかし、人間について方程式で解くのは複雑すぎます。

そこで彼らは、人間を水の袋と仮定し、被曝は、水の袋に伝わったエネルギーの総量によると主張したのです。これはとても単純な方法です。人の形の水の袋に温度計を入れ、放射線を当て温度が上がったら、それが吸収された放射線量というわけです。』

『彼らは、何かを推進しているなんて言いません。独立した組織で、科学者たちが放射線のリスクを研究しているといいます。決して、原子力を推進しているとは言いません。ただ、結果的にそうなっています。このようなことは水面下でいつも起こります。

私たちの多くは、ICRPはもともと核開発を推進するために設立されたと思っています。推進しないまでも、人々が核開発を阻止しないように設立されたと思います。人々が「牛乳にストロンチウムが入っていたから、ジミーが白血病になっちゃったわ」というと、「いえ、核兵器のせいじゃないですよ、放射線が少なすぎて影響しませんから」、そう言うためにICRPは設立されたのだと思っています。

そして医者たちが騒ぎ出したとき、彼らが何をしたかというと、医者たちをけん制するため、1959年にWHOにIAEAと協定を結ばせたのです。それは、IAEAが放射線と健康に対して責任を持つという協定でした。「IAEA=国際原子力機関」が「健康」について責任を持ち「WHO=世界保健機構」が、放射線のリスクについて考えてはいけないことになったのです。彼らは、蚊だのエイズだけを扱うことになりました。

そこは、はっきり区別されています。これが、ICRPが放射線リスクに対する理解を支配(コントロール)している証拠です。…でも彼らは、絶対にそれを認めないでしょう。』

また講演会では、『20年間ICRPの科学事務局長を務めたバレンタイン氏自身が、辞任直後の2009年4月に、「ICRPモデルは内部被曝を予測することが出来ず誤っている」と公式に認めた』、とバズビー博士は指摘していた。

別なところでは、『チェルノブイリ事故の被曝影響は、国際原子力エネルギー機関(IAEA)と原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)によって隠ぺいされ、否定されています。WHOに対する彼らの支配は、2000年キエフでの中島宏WHO事務局長の言葉からも明らかです。彼はそこで(カメラに録画された)、放射性核種の被曝による公衆衛生の分野ではWHOはまったく委員会に従っていると述べたのです。これは1959年の合意に従ったもので、今でも効力があるということです。ICRPはUNSCEARの証拠を採用しています。UNSCEARはIRCPのモデルにそぐわない証拠はすべて除外しています。UNSCEARによるチェルノブイリ健康被害の隠ぺいは今福島で再び進行中です。今週UNSCEARに新しい委員長が就任しました。ドイツ連邦放射線防護庁(BfS)長官のウォルフガング・ワイスが戦略的な隠ぺい工作を開始しているのです。』

さらに、『チェルノブイリとそれ以外の例の一般公開への対応の歴史から、深刻な健康被害の組織的隠ぺいがあるであろうことが結論されます。それはすでに始まっているのです。

(1)、放射線曝露量を少なく見積もる
(2)、被ばく核種をセシウムとヨードだけに限る
(3)、健康影響を調査しない
(4)、いかなる健康被害も精神的なものであると言い逃れる

日本もソ連と同じ対処をすることがはっきりしました。チェルノブイリ事故後に駆使されたすべての戦術が福島で再び行われています。』

ほとんど上記指摘の通りになった今回の「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」を作成した「学者」たちは、おしなべて「原発安全神話」の旗振りをしてきた文字通りの御用学者たちである。

http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/652.html

「今までICRP(国際放射線防護委員会)も含めてですね、全然データがないんです」

 8月1日、参議院復興特別委員会で質問に立った古川俊治議員の声だった。そして、こう続いた。

 「実際、長崎、広島、原爆の問題。その後チェルノブイリが1回あっただけです。60年前ですね。その頃の科学的知見は十分ではなかった。チェルノブイリではなかなかモニタリングができなかった。ほとんど世界にデータがないんです。何もわかってないのが現状」

 その通り! と相槌を打った。だから、政府、経産省、原子力委員会、東電は、いたずらに「ただちに健康に影響はありません」と繰り返すのでなく、データを公表し、正確にはわからないと告げ、避難については個人の判断にゆだねるべき、と思ってきた。

 ところが、古川議員からは意外な言葉が飛び出した。

 「22万7000人ばかりを調査した、立派な調査があります」

 それは、文科省の委託を受けた財団法人放射線影響協会が作った「原子力発電施設等 放射線業務従事者等に係る疫学的調査(第IV調査)平成17年度〜平成21年度」である。原発で働く人を対象にした追跡調査。世界で同様の調査は行われているが、戸籍制度がしっかりしている日本のものが、実は最高に優れているという。

 その資料を持ちだして、古川議員は何を問おうというのか。

 「放射線従事者の方々は長期被曝しておられます。一般の方々と比べた場合、癌のリスクは1.04倍になります。明らかに偶然では説明できない差をもって、放射線従事者のほうが、癌がたくさん発生してるんですね」

 原発などで働く放射線業務従事者の通常の放射線被曝限度は、1年で50ミリシーベルト(以下mSvと略)、5年で100mSvと定めている。であれば、少なくとも限度以内では安全、と思う。ところが、1.04倍。100人に4人は癌の発症が増える。

 古川議員はさらに決定的な数字を突きつける。

 「この放射線従事者の方々の平均の被曝線量は累積で13.3です。20ミリ以下ですね」

http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20110826/zsp1108261137001-n1.htm


文部科学省委託調査報告書

原子力発電施設等放射線業務従事者等に係る疫学的調査(第W期調査 平成17 年度〜平成21 年度)

平成22年3月 財団法人 放射線影響協会

内部比較の結果について

慢性リンパ性白血病を除く白血病の死亡率に、累積線量の増加にともなう有意の増加傾向は認められなかった。

白血病を除く全悪性新生物の死亡率には有意の増加傾向が認められた。

また悪性新生物(固形がん)を喫煙関連および非喫煙関連の悪性新生物に分類した調査では、累積線量の増加にともなって、喫煙関連の悪性新生物の死亡率に有意の増加傾向が認められた。

近年公表された15 ヵ国合同解析、英国放射線業務従事者の調査結果では、白血病を除く全がんについて統計学的に有意のリスクの存在することが報告されている。

http://www.rea.or.jp/ire/pdf/report4.pdf


被ばくに安全な「しきい値」など存在しない

――福島第一原発事故の対応策として、国はこれまで1mSv(ミリシーベルト)だった一般の人の年間被ばく限度を、緊急時ということで20mSv(暫定基準値)まで引き上げました。福島の母親たちを中心とした運動によって、子どもの被ばく限度は1mSv以下を目指すことになりましたが、避難地域に指定されていない伊達市や川俣町などには年間被ばく量が外部被ばくだけで20mSv以上に達する地域が点在しています。低線量被ばくは「CT検査1回分の線量だから大丈夫」「広島の原爆被害者の調査でも100mSv以下ではがんは増えていません」という専門家もいますが、本当に健康への影響はないのでしょうか。

 放射線被ばくの障害は、被ばくした線量によって急性障害と晩発障害に分けられます。一度に大量の放射線を浴びると、短時間で嘔吐、下血、吐血、紫斑、脱毛などの急性障害が現れますが、いちばん軽い症状はリンパ球や白血球の一時的減少です。これが出始める100〜250mSv付近が、急性障害の「しきい値」(この線量以下ならば被ばくしても急性症状がでないという値)となっています。 

 福島第一原発事故のあと、テレビで政府関係者や専門家が「ただちに健康に影響を及ぼす線量ではないから安心」と繰り返したのは、この急性障害を引き起こすような線量ではないということでしょう。

 100〜250mSv以下の低線量被ばくは、すぐに目に見える形で健康被害が出るわけではありません。だからといって安全なのではなく、被ばく後、数年〜数十年たってから、がんをはじめとしたさまざまな病気になる危険性があるのです。これを晩発障害といいます。

 アメリカの原爆障害調査委員会(ABCC)が始め、その後、放射線影響研究所が引き継いだ広島原爆被爆生存者約9万人に行った生涯追跡調査によると、がんの他に、心疾患、脳血管疾患、消化器疾患、呼吸器疾患も増加することが明らかになっています。この人たちの平均被ばく量は200mSvですが、半数以上は50mSv以下です。とくに、がんの死亡率は被ばく線量が多いほど増加しますが、この線量以下ならば被ばくしても害はないという「しきい値」は見つかっていません。

 広島・長崎の被爆者追跡調査は世界でも信頼性の高い研究として評価されており、国際放射線防護員会(ICRP)もこの調査結果に基づいて「発がんには『しきい値』はない」という勧告を出しています。また、米国科学アカデミー(BEIR VII)、国連科学委員会(UNSCEAR)、欧州放射線リスク委員会(ECRR)も、低線量被ばくの「しきい値なし直線説」を採用しています。それなのに、日本の医療者の中にはABCCの調査結果を無視するような発言をする人がいるのです。もしも「100mSvで害がない」というなら、この調査を上回るしっかりとした科学的根拠を示すべきだと思います。

http://kenitikimura.wordpress.com/2011/07/16/%E8%82%89%E7%89%9B%E3%80%81%E8%BE%B2%E6%B0%B4%E7%94%A3%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%80%81%E9%A3%B2%E9%A3%9F%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%82%8F%E3%82%8B-%E3%80%8C%E5%86%85%E9%83%A8%E3%80%8D%E8%A2%AB%E3%81%B0%E3%81%8F/

ロシアの科学者 アレクセイ・ヤブロコフ博士

「チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について私の調査では100万人近くになる」

旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故について、人や環境に及ぼす影響を調べているロシアの科学者 アレクセイ・ヤブロコフ博士が25日、ワシントンで記者会見し、福島第1原発事故の状況に強い懸念を示した。

博士の発言要旨は次の通り。

チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、国際原子力機関(IAEA)は「最大9千人」としているが、ばかげている。

私の調査では100万人近くになり、放射能の影響は7世代に及ぶ。

http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/kyodo-opinion-article-by-alexey.html

福島原発3号機の事故から2ヶ月後には乳児の死亡率が48%も増加!(フィラデルフィア)
http://www.youtube.com/watch?v=sMV4p6RS1c8&feature=youtu.be


福島第一原発事故による健康被害の初の査読済み論文が米医学誌に掲載(愛と苦悩の日々)

http://tod.cocolog-nifty.com/diary/2011/12/fukushima_-60f1.html
福島第一原発事故による健康被害の初の査読済み論文が米医学誌に掲載

2011年3月11日に始まった福島原発の複数原子炉のメルトダウンにより大量の放射性物質が放出され,それが日本中にそして諸外国に散布されつつある。このような状況下では,汚染状況と健康被害の研究は重要と思われる。福島からの最初の飛来物がアメリカ合衆国に到達したのは、地震,津波,そしてメルトダウンのちょうど6日後であった。降雨,空気,水,そして牛乳中の放射能が合衆国政府により測定されたが、これは通常の数百倍の値を示した。しかし,この測定では検体数が少ないため経時的あるいは広域的検討をするにはほど遠い。

一方,合衆国の厚生当局は122の都市における年齢別死亡数を毎週報告している(これは合衆国全体の死亡数の25%から35%に相当する)。これによれば,日本からの飛来物が到着する前の14週間の死亡数は2010年の平均に比べ2.34%の増加であったのに対し,飛来物が到着してからの14週間の死亡数は前年比4.46%の増加であった。このうち,乳児死亡を見てみると飛来物が到着する前の14週間の死亡数は2010年の平均に比べ8.37%の減少であったのに対し,飛来物が到着してからの14週間の死亡数は前年比1.80%の増加であった。この数字を合衆国全体に当てはめてみると,(飛来物到着の前後で)総死亡数で13,983の増加,乳児死亡数で822の増加という結果が得られる。以上の数字は暫定的なもので今後更に検討を要する。特に,今回と類似しかつほとんど検討が終わっている1986年のチェルノブイリ事件後4ヶ月間の合衆国での死亡数の変化との比較検討が必要である。


ビデオニュース・ドットコムやTBSラジオ『Dig』でお馴染みのジャーナリスト・神保哲生さんのこちらのツイートで驚くべきことを知ってしまった。こちらのサイトだ。

Medical Journal Article: 14,000 U.S. Deaths Tied to Fukushima Reactor Disaster Fallout(2011/12/22 Global Research.ca)

とにかくこのページの本文を日本語に試訳してみる。

(ここから日本語試訳)

『International Journal of Health Services』の2011年12月号の主要論文によれば、米国での死亡者数増加のうち約14,000人は、日本の福島原発事故による放射性物質の降下と関連性があるとのことだ。これは福島事故の健康被害に関して、医学誌に初めて査読を経て出版された論文ということになる。

論文の全文はこちら。



International Journal of Health Services, Volume 42, Number 1, Pages 47–64, 2012 (based at the Johns Hopkins University, School of Hygiene and Public Health)

筆者のジョゼフ・マンガノとジャネット・シャーマンは、福島のメルトダウンの後の14週間の米国の約14,000の死亡例は、1986年チェルノブイリ後の17週間の16,500の死亡例に相当するとしている。

福島事故後の死亡者数の増加は、米国の1歳以下の幼児で最も大きい。2010年春に対して2011年春の幼児の死亡者数は1.8%増加したが、それに対して事故以前の14週間で比較すると8.37%減少している。

3月11日福島原発の4基の原子炉で破滅的なメルトダウンが起こった、たった6日後、科学者たちは米国の沿岸部に毒性のある汚染物質の降下を検出した。それに続く米国環境保護庁の測定では、大気、水、牛乳の放射線レベルは米国全体の通常レベルの数百倍であることが分かった。米国でヨウ素131の降下が最も多く検出されたのは次の地域である(単位はピコキューリー。通常レベルの水中のヨウ素131濃度は約2ピコキューリー):アイダホ州ボイズ(390)、カンサスシティ(200)、ソルトレイクシティ(190)、フロリダ州ジャクソンビル(150)、ワシントン州オリンピア(125)、マサチューセッツ州ボストン(92)。

疫学者であるジョゼフ・マンガノは次のように言う。「福島の健康被害に関するこの研究は科学誌に初めて掲載されたものです。これは懸念すべきことで、日本の福島県が全世界に与える影響を理解するには、健康に関する研究をぜひ続ける必要があります。今回の発見は、新たな原子炉を建設するかどうか、老朽化した原子炉をあとどれくらい運転させ続けるかといった議論にとって重要な意味を持ちます」

マンガノは放射線と公衆衛生プロジェクトの事務局長で、27の査読済みの医学誌の論文およびレターの著者でもある。

内科医であり毒物学者であるジャネット・シャーマンは次のように言う。「私たちは引き続き研究をしていますが、それによればここ米国での実際の死亡者数は18,000に及ぶかもしれません。これは同じ期間のインフルエンザと肺炎による死亡者数の5倍にもなります。死亡者は全ての年齢層にわたっていますが、幼児が最も影響を受けていることが継続して観察されています。その理由は、幼児の組織の成長は速く、免疫機構が未発達で、放射性元素の影響が大人よりも大きいためです」

http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/608.html


02. 2011年12月31日 06:53:06 : Gc0KiMdeXQ
池田のような病人を相手にしたり、わざわざ見解を投稿することに疑問をおぼえる。

03. 2011年12月31日 07:51:42 : rWmc8odQao
参考までに…
池田信夫氏の欺瞞的言語がいかに悪質かを知りたいかたはコチラ…

原発危機と「東大話法」 著:安冨歩
http://www.amazon.co.jp/dp/4750335169

島薗進氏
「東大東洋文化研究所の安富歩氏『原発危機と東大話法』(明石書店)刊行、奥付は1/15。
 原発事故で露呈した社会病理を著者が「立場主義」とよぶ態度から解き明かす。ビジョンが大きく魅力的。語りは平易だが奥は深い。「東大話法」とは個人の意志より「立場」を先行させる生き方の典型ということ。
 副題が光る「傍観者の論理・欺瞞の言語」。著者は満州研究の経済学者。自らが置かれた「立場」から導き出される行動・発言をするが自分の意志は明かさない、かつ徹底的に責任を回避し自己の利益は守る態度を批判。原発が生む天下り機関は「立場」増殖の道具。
 なお原発は必要と強弁したり、放射線リスクで騒ぐ人は愚かという言説の背後に、責任をけして引き受けず他者を貶め自らを引き上げる「話法」がある。全体が動いていくためのある「立場」に自分はいると位置づけているので、他者に対する責任を負う構えがない、と。
 独自の経済学的世界観・自然観をもち、そこから原発問題を長く考えてきた著者が、日本社会史の分析を踏まえ「御用学者」が活躍する必然性を解明している。続編もあるそうなのであわせて読みたい。分析される病理は暗いが、学的信念によるビジョンに元気づけられる。」
https://twitter.com/#!/Shimazono/status/152757683844427777
https://twitter.com/#!/Shimazono/status/152758680620765184
https://twitter.com/#!/Shimazono/status/152758963925028865
https://twitter.com/#!/Shimazono/status/152759618500689921

だそうです。


04. 2011年12月31日 08:26:55 : rWmc8odQao
◆参考◆

「アゴラ研究所は、来年1月からマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏と共同で、エネルギー問題についての最新情報やデータベースを提供する研究機関GEPR(Global Energy Policy Reseach:グローバル・エネルギー・ポリシー・リサーチ)を日本語と英語で立ち上げます。」
http://agora-web.jp/archives/1414583.html

なるほどね。


05. 2011年12月31日 09:29:41 : Gm2nTLdkfg
>トンデルなる人物のインタビューを紹介する。彼の論文はバズビーが「福島では10万人が癌で死亡する」と予告したときの根拠にしたもので、その詳細はブログ記事で紹介されている。データを偽造して被害を誇張しているが、よく見ると低線量の発癌率は被曝量が増えると減っているというお笑いの論文だ。

大先生は、この肝心な「ブログ記事」のソースを挙げていない。
>低線量の発癌率は被曝量が増えると減っている

トンデル博士の論文の、この部分のことか?
6万から7万9千ベクレルのコウホート?例外として挙げているコウホート?
>The age adjusted relative risk for all cancer sites showed in
the first step analyses a slight increase in all exposure
categories, using ,3 kiloBecquerel caesium-137/m2 as the
internal reference, except for category 60-79 kiloBecquerel/
m2 (table 3, first column).
論文では5つのコウホートが設定されている。
傾向として「被爆量が増えると発ガン率が減っていく」とは認められない。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1732641/pdf/v058p01011.pdf


06. 2011年12月31日 10:56:47 : NuBWmeaWR6
この池田信夫なる人物は

その論理の構成、話し方、過去の言動、加えて態度、顔 全てが信用するに足りない。

原発推進連合にとっても、あまり登場させると逆効果となるだろう。


07. 2011年12月31日 12:06:12 : esmsVHFkrM

投稿を読んだが、これをもってNHK番組が「デマ」と断定できるとはとても思えないが。

もし、これを読んで興味がある人はぜひ番組そのものを見てご自分で判断することを勧る(▽原発事故・被ばく問題=「テレビが真実を報道し出した!?」(JCJふらっしゅ)http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/714.html)。批判されている対象も見ずに判断などできないのだから。昨日(30日)の時点では番組のファイルはまだ見られる状態であった。これが今後見られなくなるならば、多くの人に見てもらいたくないと言う人たちが、言葉で非難すること以上のことをしているということだ。

そもそも、この池田信夫という人は信用できる人間なのだろうか。

最近、阿修羅のあるコメに教えられて、この池田信夫氏が朝日新聞の社告なるものを自分のブログで紹介していたことを知った。それは、この人の2007年4月1日付けの「慰安婦問題をめぐる本社の報道について」というタイトルのブログ(http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/442663e173eeb0c4fc42a72fe332cdb7)だ。

それは、池田氏自身の「4月1日付の朝日新聞朝刊(東京本社版)の早版に、次のような社告が出ている。日本の良心を代表する新聞社の社長らしい潔い進退だ」との解説に始まり、従軍慰安婦問題の自社の報道が誤りであったことを認め末尾を「とりわけ海外メディアに誤解が広がっていることについての責任の重大性を考え、ここに当該記事を執筆した植村記者を諭旨解雇処分とするとともに、私が代表取締役社長を辞すことによって、全世界の報道機関に事実関係の再検証を促す次第です」で結んだ朝日新聞社社告なるものが全文転載されている。

これが本当なら大ニュースだ。

当初はこのまま公開されていたため、当然ネット上で大騒ぎとなったが、その反響に驚いた池田氏が後になって次の一文を付け加えたようだ。

「追記:通りがかりの人が誤解するといけないので、念のため日付をよく見てください」。

つまり、エイプリルフールを気取った池田信夫氏作成の偽の朝日謝罪社告だったわけだ。

この顛末は、JCASTの『「従軍慰安婦記事でおわび」著名ブロガー朝日批判の「ウソ記事」記事』(http://news.livedoor.com/article/detail/3104909/)に詳しい。

そもそも、いくらエイプリルフールを気取っているとはいえ、他人を騙ってしかも「社告」のような重要文書を勝手に作り上げて自分のブログへの転載を装うこと自体、言論人以前の池田氏の人間としての倫理観が疑われる。

しかも、そのエイプリルフールのやり方が穏当ではない。当初はエイプリルフールであることがまったくそのブログ上で読めない状態で掲載されていたし、その後注意書きが付け加えられたが(以上上記JCAST報道に拠る)、それもはっきりエイプリルフールの偽りの社告であることは明言していない。あくまで示唆しているだけだ。

おかげで、これを信じた人々が多く出たし、今でもこの朝日謝罪社告が真性のものであると信じ切って、これを根拠に従軍慰安婦問題は朝日新聞による捏造でそれは朝日自身が認めて謝罪しているとの主張が後を絶たない。例としては最近の阿修羅の板(朝日新聞の偽造した「慰安婦問題」http://www.asyura2.com/11/senkyo123/msg/683.html)を参照されたい。これを信じきった人たちが激論を交わしている。

中には、これがエイプリルフールであると指摘され事実を示されてもなおその事実を認めず、頑なに「池田信夫氏自身が偽だと断定していないから、その可能性は認めるにしても同意はしない」と主張する人さえいる。こうなってくると、太平洋戦争の敗戦の事実を認めなかったブラジル日経移民の「勝ち組」を思わせ、人騒がせもここまで来ると悲劇の様相を帯びてくる。

これでは、ほとぼりが冷めたときにいかにも事実に見えてある種の主張をするのに都合がいいよう朝日謝罪社告を偽造しネットに残したのではないか、と邪推される恐れすらある。

池田信夫氏はこれらに対してどのような責任を感じておられるのであろうか。同氏のエイプリルフールがその掲載のし方とあいまって、今だに一部の人々に本物だと信じられ、従軍慰安婦問題が捏造だとか、朝日新聞社が捏造したが後にその誤りを認めて謝罪したとかいう主張の根拠となる事実として引用されていることについて、言論人として恥ずかしいと思っておられないのだろうか。

上記のJCAST報道によると、

「これを受けて、池田さん自身も、コメント欄で

「半日で70もコメントが来ましたが、2つぐらいしか削除していません。つまり、ここに出ているのが朝日新聞に対する世間の見方をそのままあらわしているわけです。もちろんバイアスはあると思いますが、それにしても朝日を擁護する意見が皆無だというのは深刻です。この慰安婦問題が、朝日新聞の信用を大きく傷つけていることは明らかです」

と返答している」

とのことである。あきれるほかはない。

ネット弱者である私は、これ以外にこの騒動に対する池田氏のコメントを見つけることができなかった。何かあるならご教授願いたい。

以上の事実を知って私は、この池田信夫という人の言論人以前の人間の質に大きな疑問を持つ。つまり、人として信用できるかどうかについて懐疑的にならざるを得ない。

池田信夫氏は、この番組を「デマ」と断罪する前に、自分の中の良心の声に耳を澄ませるべきだ。もっともその心に良心があればの話だが。


08. 2011年12月31日 14:03:27 : 9yuUo44njI
>07

言っていることがさっぱりわからないね。
町内会の内輪話じゃないのだよ。
池田が信用できるかどうかという「人物論」は当該発言の分析にはなんら関係などありえない。
言葉とはそういうものだろ?

精神を病んで現実感覚を失った人がたまたま自分でも意識しないで洞察を示すこともあるし、バカと呼ばれる人が自分でも意図しないで正鵠を射ることもある。
その逆もしかり。
それが言葉だ。

良心だの信用だのといった曖昧なもので人の言葉を測ろうとするなよ。
うすらみっともない集団的エゴを持ち出すな。
仮に池田が「信用できない」という総があって、以降、池田のすべての発言がスルーされることをおまえさんは望むのか?
そうじゃないとすればいったいそんなことに何の意味がある?

大事なことは池田という名前じゃなく。当該の文章だけだ。とりあえずは。それを情緒的なものに還元しようというサロン的な発想はいただけないね。


09. 2011年12月31日 14:26:49 : 3KMfb86pxQ
池田信夫?
こいつに意見とか議論とか期待できるのか?
御用学者や評論家のたぐいだろ?
原発マネーを当てにした露骨な推進論、安全論、反対論者への罵倒。
事故当初、もっともらしい文章を数多く発表していたのでだまされた読者も少なくないのかもしれないが、これこそ老害そのもの。

10. 2011年12月31日 14:32:26 : 3KMfb86pxQ
>09は>07さんへのコメントね。
池田信者を装った工作員が多いから注意してね。

11. 2011年12月31日 16:35:53 : pey9NooMRl
07だが。わたしは池田などあたまから一種の病人だと思っている。
だから議論の対象でも考察の対象でもない。
ただ、社会的な論議の言葉というものは人間的に信用できるだの、人間性だのとは関係ない。
それが言いたかっただけ。

12. 2011年12月31日 18:19:29 : esmsVHFkrM
11、

紛らわしこと言うなよ。07は私esmsVHFkrMだ。君はpey9NooMRlで07じゃない。

これじゃ、私07が、そんな滅茶苦茶言ってているように読めるぞ。意図的だったら許しがたいな。

釈明を要求するぞ。


13. 2011年12月31日 21:16:25 : XZUkcARRrQ
>12

あ、ほんとだ。w
いやいや、申し訳なかった。このとおり、非を認めて謝罪する。
もちろん混乱した掲示板上の番号読み間違いだ。
意図的にあなたを詐称する理由なんかない。ごめんごめん。


14. 2012年1月01日 06:20:07 : NQravbf4AU
くだらない。
池田信夫の記事なんか投稿するな。無駄だ。

池田信夫なんかに騙されるバカは死んだ方が良い。


15. 2012年1月01日 08:24:25 : ZrMDpsyito
02と14、あなたは天才かそれとも馬鹿か。
少なくとも、悪質で卑劣で、犬以下の生き物だということは確かだが。

16. 2012年1月01日 09:31:43 : 7WbRPEzLfE
>15
>犬以下の生き物だということは確かだが。

02だが、おれが犬以下というが、犬にかわいそうだろ。
犬は立派な生き物だ。
どうして犬なんかとくらべるのだ。
どうせなら蛆虫とか。
それにしても蛆虫だってなんの罪もない生き物だ。
人間ほど罪深いものはいないのにどうして生き物と比べるのかね?


17. 2012年1月01日 21:03:38 : ILW4by5DfQ
レッテル張りしかできない低能は一生書き込みするな。はっきり言って読む価値が無い。

ある事に関してさまざまな事を言う人がいるなんていうのは珍しくない。アポロの月面着陸は捏造だという科学者も存在する。今回の場合には池田氏の主張や池田氏に反対する主張を見てもあまり意味がない。

この事に一番詳しそうな組織がどう言っているのかを見るのが一番いい。となるとアンダーソンがんセンターあたりが何と言っているのか見るのが一番だ。あそこは池田氏と同じような主張をしている。


18. 2012年1月02日 04:57:49 : zkbtfnwET2
池田信夫病気だよね。そう判断している。
人生には限りがあるから、病人の話を聞いている暇はない。

どんな病人でも、まともなことを言うかもしれない、といっている御仁もおられた
ようだが、そういう人は、そういう病気の人のいるところへ言って、一日中話しを
聞いていればいいのだ。なんだったら、チンパンジーだって、そのうち有意義な話しを
してくれるだろうから、以下略。さすがに、時間のむだだ。


19. 恵也 2012年1月08日 05:41:06 : cdRlA.6W79UEw : EB8LKOiBYZ
>> これまで何度も紹介したように、科学的には100mSv以下の健康被害は証明できない

これは嘘!
統計的に100mSv以下の「発ガン率上昇は証明されてない」 というべき。
健康被害にはガンだけでなく、精神疾患やホルモンの異常をきたす内分泌疾患
など多種多様なものが考えられるが、それまで集めて断言してる。

人間の細胞には再生能力が非常に弱い脳細胞など、いろんな細胞があり放射
線を受けることでいろんな被害を受ける。

チェルノブイリ作業員では、発ガンは1.6倍になってますが精神疾患10倍、内分泌
疾患は20倍にもなってる。ガンばかりを問題視するのは間違ってる。

放射線従事者の年間許容量50mSvの20分の1である2.5mSvでも突然変異
を起こすことがムラサキツユクサのオシベの実験で証明されてます。

被害を受けても、統計的に確定するには10万人単位の正確な被曝量と、正確
な症状を詳細に調査する必要があるが、原子力村の連中はそれをやってない。

自然状態で受ける自然放射線も、適当な調査をしたら発ガン率の上昇を証明
出来ませんが、詳細に区分して調査すると証明した方もおられます。
原子力村の連中が、イチャモンをつけてそれを認めてないというだけの話。

ーーーー引用開始ーーーー
京大の医学部で上野さんという人が神奈川県と大阪府だけに集中して、都市
単位までおとして、都市の平均と市町村までもおろして、平均とそこでの発生率
ということで、10いくつかのガンについて調べたんです。

そこでは、神奈川県も大阪府もきれいな影響が出た、放射線レベルと。郡単位
とか大きくしてしまうと、ほとんどないし、その前に科学技術庁の時代に昔出して
否定結論では、県単位でやってるんですよ。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/kuroha/ichikawa_report8.htm

>> これによってICRP勧告が緩和されたのならおもしろい話だが

原子力村の多くの委員がいたのに、緩和どころか厳格化されたということを言ってるの。
なぜ厳格化されたかというと、科学的に低線量健康被害が証明されたからなんだけど・・・

>> 広島・長崎の癌死亡率が1Svで5%だったのが、500mSvで5%にデータが修正
>> されたとき、ICRPは勧告を修正しなかったという。

これは原爆被曝者に対する被曝量の計算方式が変わって、2倍のリスクがあると
証明された事件でしょう。これが都合が悪かったわけだ。

ーーーー引用開始ーーーー
被ばくの総量も実測するわけにはいかないので、どれくらいの放射線が出たかの
計算と被爆した場所をもとに、被ばく量を見積もることになる。この見積もりが誤
っていれば、当然ながら、リスクの評価も狂ってくる。

実際、1986 年に被ばく線量の評価が大きく見直され、リスク評価も(約 2 倍
程度の)変更を受けた
(被ばくによってガンで死亡するリスクについて  より)


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