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「人は放射線になぜ弱いか一少しの放射線は心配無用一」近藤宗平:ブルーバックス(1999)
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/229.html
投稿者 虹の仙人 日時 2011 年 3 月 16 日 09:44:05: ZmDTMI6bcHXKo
 

図表が抜けていますので以下のURLを見ていただいたほうがよくわかります。
マスコミや行政は実際の数値や状況をはっきりと公開しないと恐怖ばかりが募る事になります。
誤解を受けるといけませんので言っておきますが、あくまでマイクロシーベルトのオーダーの話です。

放射線は少し浴びたほうが健康によい(近藤宗平:大阪大学名誉教授)
http://homepage3.nifty.com/anshin-kagaku/kondo030117.html

1 はじめに
 JCOの臨界事故では,事故現場にいた作業者3人のうち,2人が約18Gyと約8Gyの放射線被ばくで亡くなり,l人は約3Gyの被ばくで助かった。これは,「放射線の急件被ばくの場合,50%致死量は約5Gyで、3Gy以下なら急性死亡の危険はない」という経験法則が正しいことを証明した。
 3Gy以下の放射線被ばくなら,成人の場合,たとえ一時的に身体の被ばく部位に障害が起こってもほとんどは正常に治る。しかし,胎児の場合は,原爆放射線1.4Gyの急性被ばくで,重度精神遅滞症が70%の高頻度で発生した。ただし,この精神遅滞症も,0.2Gy以下の被ばく線量では,被ばくしない場合に発生する頻度まで低下し,放射線の危険はなくなった。ところが,0.2Gy以下の放射線被ばくは胎児に異常を起こさない事実I)は,一般には知られていないようである。JCO事故の直後,事故現場から遠く離れた所に住んでいた妊娠女性の多くが,放射線の扱ばくで胎児に異常が起こるかもしれないと夜も眠れないほど心配したと聞いた。
 放射線は徴量でも危険であるという誤解のな原因は,放射線の徴量の洩れも,放射線の事故だと週大に取り扱うマスコミなどの不誠実とも青える対応によっていると思われる。このような実例が最近起こった。
 平成14年4月4日,大阪の河内長野市の日本農薬総合研究所で,廃液処理施設の配管の徴小な損傷で,放射性炭素が徴量外部に浅れた。新聞は,「放射性廃棄物施設で爆発」などの見出しで誇大報道をした。このとき洩れた放射能の量は,法的に安全であると許容されている範囲内であった。しかし,法的規制以内の放射性物質の洩れであったという事実を,取り締まり責任当局は明言しなかった。これらの結果,河内長野市では住民の間に放射性物質の便用そのものへの恐怖が広がった。
 放射線は,かなり浴ぴても,痛くも痒くもない。放射線が怖いのは被ばくによる健康影響の程度で決まる。被ばく線量がわかれば,どの程度の健康影響が起こるかは,放射線の健康影響の調査資料と放射線の生物影響の研究資料から,正しい予測が得られるはずである。しかし,最近までは,放射線の健康影響の資料は,原爆被ばくの資料以外は,限られた資料しかなかった。原爆の資料は,被ばく線量が0.2Sv以下の低線量では信用できない。JCO事故と河内長野の放射能洩れの場合には,原爆影響の資料は道用できない。幸いにも,最近,英国放射線科医の過去100年の健康調査の結果と米国の原子力船修埋作業中に徴量被ばくした作業者大集団の便康調査の結果が報告された。これらの調査結果は,JCO事故と河内長野の放射能洩れの場合に適用できる。本稿では,この二つの資料の概要を紹介する。

2 適量の放射線被ばくが英国放射線科医の寿命をのばした
 論文‘100years of observaion on the British radiologists:morality from cancer and other causes
1897~1997’by A.Beington,S.C.Darby,H.A.Weiss and R.Dollは2001年6月発表された2)。
 これは放射線の健康影響に関する論文として今後長く引用されると恩われる。この論文には,1897〜1997年の100年間にわたって,英国放射線科医2,698人の死亡率と,放射線を浴ぴなかった一般の英国男性,ソーシャルクラス1の男性,または一般臨床医男性の死亡率を比較したものである。調査は,放射線科医が初めて放射線学会に登録した年によって4期に分けてなされた。

2.1死亡率の比較(初期1897-1920)
 男性放射線科医の観察死亡数(0)と放射線を浴ぴない参照群(一般男性,ソーシャルクラスlの男性,または一般臨床医男性)の死亡率を用いて計算する期待死亡数(E)の比を,SMR(stndardized mortality ratio:標準化死亡比)とよぶ。Eは次式で求める:
    E=n1P1+n2P2+n3P3+・・・・+nkPk (l)
 ここに,n1は放射線科医集団のi番目の年令階級の人数,P1は参照集団の1番目の年令階級の死亡率,kは調査集団で採用した年令階級数である。SMRがlより大きいか小さいかで,放射線科医の死亡率が参照群より高いか低いか判断する。表lに初期(1897−1920)に最初の登録をした放射線科医の観察死亡数と期待死亡数の比SMRが,死因の違いによってどのように変わるかを示す。これによれば,ガンによる死亡では,放射線科医の死亡率が一般臨床医の1.75倍ソーシャルクラスlの1.45倍で,いずれも統計的に有意に高い。一般人と比べても,有意の違いではないが,放射線科医のガン死亡率は高い。これらの事実は,1920年以前に最初の登録をした放射線科医は,臨床現場で,かなりの量のX線を毎日のように被ばくしたためであることは間違いない。ところが,表1によれば,ガン以外の原因による死亡では,放射線科医の死亡率は,一般臨床医の死亡率の0.86倍で,これは統計的に有意の滅少である。一般人やソーシャルクラス1に比べても,放射線科医のガン以外の死亡率は,有意の違いではないが低い(表l)。すなわち,ガン以外の原因による死亡では,放射線科医が浴ぴた大量のX線は,死亡を防ぐ健康増進効果があったことを示唆する。

 原爆放射線の影響では,ガン以外の死亡で放射線の有害効果があると報告されている3)。なぜ英国放射線科医の場合と違いが起こったのだろうか?原爆放射線の被ばくは瞬時に起こった。他方,X線による医擦現場での被ばくは少しずつ慢性的であった。医師として勤務した生涯(20年と仮定)被ばく線量は20Gyと推走されている2)。20Gyは,急性被ばくの場合なら50%致死線量の4倍である。こんな大量被ばくでも,放射線科医に急性死亡がゼロであったのは,毎日少しずつの被ばくであったため,X線傷害はその日のうちに治って,累積しなかったからと思われる。事実,全原因による死亡では,放射線科医の死亡率は一般臨床医とほとんど変わらない(表1)。これは,死亡の20%がガン死であるから,ガン以外の死亡に対するX線の死亡抑制効果が,X線のガン死促進効を相殺したためと考えられる。放射線の健康影響では,被ばくが一気の場合は危険が多いが,少しずつの慢性被ばくの場合は,健康を増進する証拠が得られた。これは,酒の一気のみは しばしば危険を伴うが,同じ量の酒でも少しずつ飲むと百薬の長の効果があるのに似ている。

2.2死亡率の比較(中期1921-54)
 1920年に,英国ではX線安全委員会が設立された。これにより,1921年以降では放射線科医の被ばく量が激滅した。この結果,中期(1921-54)に最初の登録をした放射線科医の健康は向上した。
 表2に示すように,ガンによる死亡では,放射線科医の死亡率は,一般臨床医の死亡率に比べて,中期前半(1921-35)で1.24倍,中期後半(1936-54)では1.12倍である。これらの少しの死亡率過剰は,統計的には有意でない。この中期放射線科医の生涯(20年)被ばく量は中期前半の医師で3.8Gy,中期後半の医師でl.25Gyと推定されている2)。

2.3死亡率の比較(後期1955-79)
 後期(1955-79)に最初の登録をした放射線科医の健康向上はめざましい。表3から明らかなように,全原因による死亡率では,放射線科医は,一般臨床医,ソーシャルクスlの男性,一般の男性に比べて,31%から50%も低く,これは統計的に有意の低下である。ガン死亡率でも,放射線科医の値はいずれの参照群の値より低い(表3)。後期放射線科医の生涯(20年)被ばく量は約0.lGyで,年間約5mGyと推定されている2)。
 表3は,毎年約5mGyのX線を停年退職するまで浴ぴ続けた放射線科医では,X線を浴ぴない一般医師よりも,死亡率が有意に滅ったことを意味する。すなわち,人工放射線を全く浴ぴないより,少しは浴ぴた方が健康によいことを示す信頼度の高い疫学的証拠が得られた。

 3 米国の原子力船修理作業者は放射線の適量被ばくで健康が増進した
 放射線の少量被ばくは健康によいか悪いかは放射線管埋上最大の基本間題である。放射線の健康影響は科学間題であるから,科学的証拠に基づいて,少量被ばくの影響に関する結論を出すのが筋である。このためには,放射線を長期間少しずつ浴ぴる作業現場が多数存在して,そこで被ばくした多数の作業者について長期問の健康調査が実施されていれば,それは最重要資料となる。
 米国では,原子刀潜水艦などの原子力船が製造され長年使用されている。これらの原子力船は走期的なオーバーホールその他の修理がしばしば必要になる。このような修理に従事する作業者(造船工,機械工,電気工,溶接工など多種多様の専門工)は,作業期間中少量の放射線を被ばくする。被ばくはほとんどがCo-60(これは船に塔載されている原子炉から放出される中性子により,炉周辺船体部の鋼材内のCo-60が放射性同位体に変換したもの)からのγ線である。これらの原子力船修埋作業者の被ばく線量は,初期にはフィルムバッジ,1976年以後は熱ルミネッセンス線量計を用いて測定された。被ばく放射線が単純なγ線であり,被ばく線量測定が信頼性の高い方法で実施された点は,この被ばく集団の資料の信頼性を高めている重要な要素である。この被ばく作業者の健康調査は,米国エネルギー省の要請で,疫学者G.M.Matanoski教授が責任者となって行われた。その最終報告は1991年に提出された4)。しかし,報告書の全容は科学雑誌にまだ発表されていない。この調査に対する査察委員会の委員であったJ.R.Cameronは,この報告書を重視し,概要を原稿にまとめて,Health Physics誌に投稿した5)。本稿は後者に基づいて概要を述べる。

3.1 放射線の被ばく線量
 原子力船修埋作業は米国の8か所の造船所でなされたりこのうち調査された6か所の公立の造船所の作業者の年間被ばく量の総括資料を表4に示す。被ばく量の中央値は年間0.28cGyである(表4。なおlcGy=10mGy)。

           


3.2 被ばく集団に対する対照集団の選定
 この調査の特徴の一つは,被ばく集団と比べるための対照集団の選択に偏りが入らないように細心の注意が払われた点にある。もし,対照集団に米国の一般人を選べば,調査した造船所作業者は本来健康な人であるため,病弱な人も含む一般人より,調査集団の方が健康状態がよいという結果になる場合が多いだろう。このような健康作業者効果(healthy worker effect:より健康な作業者が調査集団に選ばれるための偏り効果)をさけるため,対照集団の選択には,次のような借置がとられた。

l)原子力船の修埋を行ったことのない造船所の作業者を対照集団に選んだ。
2)原子力船修理造船所の作業者でも,原子力船のオーバーホール作業に従事しなかった人は除外した。
3)造船所での作業期間がl年以下の人は,被ばく集団からも対照集団からも除外した。
4)対照集団は,年今・作業の種類と危険度・就業年数が被ばく集団と同じになるように選んだ。
5)健康記録の調査は完璧に近くなされた。健康状態不明の割合は被ばく集団と対照集団で等しい。

3.3 全原因死亡率の比較
 原子力船修埋に従事した被ばく作業者群と原子力船修理には全く従事しなかった対照作業者群の問で,全原因による死亡率を比較した調査結果を表5に示す。調査した人数は対照群が32、510人,0.5cSv以下の被ばく群が10、348人,0.5cSv以上の群が27、872人である(lcSv=10mSv)。「人・年」は作業者の人数と作業者が仕事に従事していた期間の積を意味する。
 表5の調査集団客群の死亡数(○)に対応して,全米の一般白人における全原因死亡期待数(E)を計算して,0:Eの比からSMR(標準化死亡比)を求めた(計算法は2節の式(l)とその後の記述参照)。
 表5に示すように,対照群のSMRに比べると,0.5cSv以下の被ばく群のSMRは19%小さく,0.5cSv以上の被ばく群のSMRは24%小さく,両者は統計的に有意の滅少である。すなわち,γ線を毎年少しずつ浴ぴて10数年間に0.5cSv以下または0.5cSv異常の被ばくに達した作業者群では,γ線を浴ぴなかった対照作業者群より,健康が増進し死亡率が有意に下がった。0.5cSv以上の被ばく群を3亜群,0.5cSv〜1.0cSv およぴ5cSv以上,に分けて比べると,死亡率はこの順に滅少傾向を示した(表5)。


 C

3.4ガン死亡率の比較
 表3に紹介したように,1955〜79年に最初の登録をした英国放射線科医のガン死亡率は,一般臨床医の死亡率より,SMRで比べると29%も少ないのに,続計学的には有意の滅少ではない。これは調査集団が小さかったためである可能性が高い。原子力船修理作業被ばく者集固は英国放射線科医集団より桁違いに大きい。表6に示すように,全ガン死亡では,0.5cSv以上被ばく作業者集団のガン死亡率は対照棄団の死亡率より17%少なく,これは統計学的に有意の滅少である。すなわち,毎年微量のγ線を10数年以上被ばくして,累積被ばく量が0.5cSv以上になった作業者群では,γ線を被ばくしなかった対照作業者に比べて,適量γ線の有益効果として実際にガンの抑制が起こったという証拠が得られた。

   

4むすび
 英国の放射線科医として1955−79年に最初の登録をした集団(以下“英国被ばく医群”と略称)は,X線を毎年約5mGyずつ,約20年の勤務期間で,累積被ばく線量約0.lGyになったと推定されている2)。他方,米国で原子力船の修埋に従事し0.5cSv以上被ばくした造船所作業者集団(以下…‘英国被ばく作業者群”と略称)は,γ線を毎年約3mGyずつ10数年浴ぴ続け,累積被ばく線量が約3cGyとなった(表4,表5)。
 英国被ばく医群では,ガンまたは全原因による死亡率が,被ばくしなかった一般臨床医師より,29%または32%低かった(表3)。米国被ばく作業者群では,ガンまたは全原因による死亡率が,被ばくしなかった対照作業者群より,17%または24%低かった(表6,表5)。
 すなわち,似たような低線量率のX線またはγ線を慢性被ばくした二つの集団で,数値的に同程度に放射線の健康増進効果が実際に起こった。これは,死亡率の滅少が二つの集団で偶然に同様に起こったのではなくて,放射線の健康増進効果が実際に被ばくした人に現れた証拠であると考えるほうが自然である。すなわち,放射線は自然放射線以外を全く浴ぴないより,人工放射線を少し浴ぴた方が健康によいという有力な科学的証拠が得られた。したがって,放射線は微量でも危険だと主張するのは,科学的に間違いで倫理に反する。

謝辞
 投稿前の原稿を送信して下さったJ.R.Cameron悼士と,原稿作成中に,内容について有益な批判・助言をいただいた祖父江友孝博士,上谷雅孝博士,梁治子博士,原稿のワープロソフト化を助け,原稿の誤りを指摘してくださった中島裕夫博士,原稿に対する助言と機器を便わせてくださった野村大成教授に感謝する。

参考文献
1)近藤宗平:「人は放射線になぜ弱いか一少しの放射線は心配無用一」第3版,講談社,ブルーバックス(1999)
2)Berrington,A.et al :Br J.Radiol 74 507 (2001)
3)Shimizu,Y.et al: Radiat.Res 152 374 (1999)
4)Matanoski,G.:Heath effects of low level radiation in shipyard workers.Final report,471pp.
Baltimore,MD,DOE AC02−79EV10095. National Technical lnfomation Service,Springfield,Virginia.
5)Sponsler,R.and Cameron,J.R.:Nuclear shipyrd worker study(1980−1988):a large cohort ex‐
posed to low dose rate gamma radiahon. Haelth Phys.(submitted).

      Isotope News 2002年8月号  

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コメント
 
01. 2011年3月16日 09:53:42: 21UzMJLaVY
馬鹿な寝言を言ってるんじゃない。
たとえ微量でも不必要な放射線を浴び続けてDNAが損傷すれば生体は維持できない。

こういう疫学的数値のみを根拠にした虚論と得々としておしゃべりする御用学者はどういう神経構造をしているんだ?


02. 2011年3月16日 09:55:47: A4GQ7o9O02
学者さんは、分類するのが大好きです。
対象によって閾値を設定しないと、データ整理できないので、論文になりません。
本も書けません。安全レベルの図表もできません。

ここまでが安全、安全やないという境界線は存在しません。
確率論的な基準です。とりあえず◯◯個体中、たとえば致死率、発症率を便宜的出すため。

放射能というのが、アナログなのは当たりなんじゃないですか。
人間が、自然物を便宜的にデジタル化してわかりやすくしてるだけです。

低ければ低いなりに、遺伝子レベルの損傷などの影響が分子レベルであるのは当然でしょう。

ある一定のレベルはないこととして無視しようという人為的な操作がからんでいます。


03. 2011年3月16日 10:03:26: A4GQ7o9O02
01様 コメント知らずに投稿しました。

その通りですね。


04. 2011年3月16日 10:06:07: tQRqUOknpQ
心配しているのは、放射性物質を吸い込み取り込むことによる被曝。
あまり詳しくないのだが点で測定した放射線量のデータではなく、体積あたりに飛散している放射性物質を測ることはできるのか?

05. 2011年3月16日 10:19:31: MGP3znjPgY
この学者先生の持ち出す数字がいかに科学的であろうと、
人間、だれだって放射線なんかたとえ微量でも浴びたくないぜ。
なんでもかんでも科学で割り切れるものじゃない。
人体実験でもやらかすつもりか。

06. 2011年3月16日 11:46:02: N51ZH1631g
簡単な話、国際線のパイロットやキャビンアテンダントは早死にでしょうか?
毎回、胸部レントゲン並の被曝を受けています。

遺伝子がやられても生体はアポトーシスという形でそのダメージを受けた細胞を切り離し生体を防御します。
その結果、新陳代謝が促進されます。
その限度を超えるのはどこかという点です。限度を超えた所が閾値になります。
システムとして機能している以上、細胞は死んでも生体は生き残るという事です。細胞レベルと生体レベルには違いがあるという事です。そして、死んだ細胞からではなく残った正常な細胞が分裂して新しい健康な細胞を作るシステムがあるという事です。新鮮な細胞が増えるわけですから健康に良いという考え方です。

本にも書いてありますが、近藤先生は京都大学の学生時代に広島の原爆の惨状をみて放射線生物学を志された方です。
チェルノブイリでの事故の際、流言飛語などで放射線恐怖のため堕胎された多くの女性の例からも、正確な情報と正確な知識をということです。どの量を浴びても安心かという事です。これをはっきり言う事は知識も要りますし勇気のいる事です。そのまえにどれだけの量を浴びたかを知らないといけません。
判らないほど怖い事はありません。

細胞レベルとより複雑な構造とシステムを持つ生体とは違うという事です。
一つのキーワードはアポトーシスです。


07. 原子力安全・保安院 2011年3月16日 14:11:13: o1wW5I3rKVe/M : V82JMqu7gQ
 原子力安全・保安院(http://www.nisa.meti.go.jp/)の情報配信のようですが、
現在の状況に対してどれ位有効なのでしょうか?

 平時の時の教育啓蒙討論資料には、良いのでしょうが・・・・

 


08. 2011年3月19日 08:05:58: ZZK4aFUC6I
>たとえ微量でも不必要な放射線を浴び続けてDNAが損傷すれば生体は維持できない。

なんとなく「科学的な説明」をされているような「雰囲気」ですが…。
自分の体からも、放射線が出ているってご存じない?人間の体(体重60kgの平均的日本人)からは、6000ベクレル以上の放射線が出ています。1秒間に6000個の放射線ですよ。当然DNAはこの影響を受けて損傷することがあります。それどころか、普段浴びている太陽や宇宙からの放射線、活性酸素やある種のウイルス、他の化学物質の影響でもDNAは損傷します。それでも大ごとにならないのは、DNAを修理したり、修理できなかったDNAを持った細胞を壊す仕組みがあるからです。

もちろん、DNAの損傷によって癌や白血病などの病気にかかり、命を落とす人はいます。しかし日本の死亡者数に占める癌の死因率は、もともと31%です。100人死亡者がいれば、31人は癌で死んでいるのです。微量放射線が加わることでこれが50人、60人にならない事は、普段医療放射線を浴びている人、温泉地で働いている人を見ればすぐにわかります。ここに書かれているように「放射線は微量でも危険だと主張するのは,科学的に間違いで倫理に反する。」であると考えます。


09. majinn 2011年3月21日 11:38:23: yYtFYeG3z05zQ : NRuTzTSmns
同意です。

http://blog.goo.ne.jp/pgpilotx

大衆は簡単にパニックを起こす。今回の東京の物不足がその一つの証拠だ。私が高校か大学の頃トイレットペーパーが無くなった時期がある。生産量は需要を十分カバーしているにも関わらずパニックに陥った消費者が必要以上に買い込み生産が追いつかなくなり、市場からトイレットペーパーが消えた。これは火事のとき出口に人々が殺到し、スムーズに逃げれば死ななくて済むのに、ほとんどの人が出口に折り重なって焼け死ぬのと同じ状況である。

ガラス張りの政府とか、全ての情報を開示せよ、などとマスコミは簡単にいうが、たとえば今回の福島第一の事故で発生した放射能(放射性物質)の問題を、政府はありのまま大衆に伝えるわけには行かないのだ。

その上で敢えて、低線量放射能は余り危険ではない、という事を主張したい。おいおい、お前いつから御用ブロガーになったんだ?という皆さんの反応が目に見えるようだが、私は科学的観点からこの問題を考えて見たいと思う。

一つの興味深いデータがある。 たとえば、こんな記述がある。

http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-02-05-05

(3) 低線量放射線による寿命延長

 高バックグランド地方に住む人々、核施設や原子力潜水艦に従事した人々は、しばしば低い死亡率を示すが、原子力産業で働いている作業員では骨髄性白血病のリスクが高いという報告もある。

実は、広島、長崎で被爆し被爆者手帳を持っている方々の寿命は我々より長い。それは多くの厳密な学術調査で確認されている。

http://157.1.40.181/naid/110001132359

今現在の食品等の放射線レベル基準は ”低線量毒性説”に基いて決められている。これは放射線被爆に閾値(しきいち)はなく、被爆量は少ないほど良いという仮説である。

しかし、考えてみれば我々は誰でも通常10mgの天然由来の放射性カリウム40を持っており常に3000ベクレルの内部被爆をしている。これは1mSv/年に相当する。確か、今回の汚染牛乳を1L飲むと33uSvになるらしいから、これは天然カリウム40被爆の30分の一である。

問題は、人類を含む生命体が放射線ダメージにたいして何らかの修正機構を持っているかどうかによる。近年の研究によればDNAは何重もの誤り訂正の修復機能があり低線量ダメージには十分適応できる機能が備わっていることが判ってきている。逆に、低線量を照射したラットの実験では放射線耐性が著しく向上するとのデータもありホルミシス効果として議論になっている。つまり、生命は進化の過程で放射線耐性の能力を得ているのだろう。

以上、現行法を規定している低線量毒性説には黄色信号が点り始めており、健康には全く影響の無いレベルで騒いでいる可能性が高い。

とにかく、正確な情報を知ることがパニックを起こさない唯一の方法なので各自がきちんと放射線被害に関する勉強をすることでしょう。(マスコミ情報は駄目ですよ。)

私は ”人は放射線になぜ弱いか 近藤宗平” を読むことをお勧めします。


10. T.N 2011年4月10日 00:07:28: EXGOkIkklPyqg : 59lhRJOarg
International Dose-Response Societyで“Atomic Bomb Health Benefits”(T.D.Luckey)という論文にKondou,1993と繰り返し引用されていたのでどんな方か調べているうちにここにたどりつきました。閾値については専門家の間でも論争の的ですから、一般の人はマスコミに頼らず自分で調べて判断した方がいいかと思います(著者の人柄は文章に表れますからね)。Linear No Thresholdは多くの国々で認められる国際基準ですが、The elite committee the French Academies of Scienceやthe National Academy of Medicineのように疑問を呈する団体もあります。私としては人の論文の引用ばかりでなく、長年の研究成果をデータ化した上で結論はこうだといわれた方が納得できます。実家は茨城で福島よりですから私は応援の意味でスーパーで売られている野菜や魚を買うことにします。近藤先生の本も読みますし、他の研究論文も読むことにします。英語に抵抗ない方はぜひご一読を。得意な方は要約ください。

11. トキオ 2011年5月06日 21:11:03: 9ULEvt1hkjEPU : 2pzcImC1DI
9の方へ
私は全くの素人ですが、文脈と説明の論拠がおかしいと思います

>実は、広島、長崎で被爆し被爆者手帳を持っている方々の寿命は我々より長い

リスクを抱えている方たちは、他の人より健康に気を使って生きていると言うことを忘れてそこだけ抜き取っても意味はないと思います

>天然カリウム40被爆の30分の一である。

何分の1であろうと、足し算で増えるのだから、論拠としてはおかしい
(色々な食べ物から摂取すれば、体内被ばくは足し算としてそれだけ増える)


国民のパニックと言う観点で言えば、放射能がもたらす確率的リスクは
「ただちに、影響はない」としか誰も言えないのだと思います

そして、何年もかかって様々な検討をして出した「国際基準1mSV」を一学者が覆すことは大変危険だと思います

なぜなら、分からないのですし、分からないことは断定的に言うべきではないと思います

そういう観点で、今度は人々の精神面での健康を考えた場合
既に東京でも1年間に1mSV以上の被ばくをうけるという試算もある現状で
20mSVまでは安全だとする国の発表はやむを得ない事だと思いますが

それを、被ばくに弱いとされる成人男性以外にも適用してしまったのは
国の失態に繋がりかねない事だと感じてます。
(歴史的には、将来のガン等との因果関係は立証出来ないから、と言うのが見え見えの発表です。し、その事を多くの国民が感じてる事でもあります)

都内在住の一市民


12. 2011年5月19日 02:22:33: VMJKjDR1Ek
「人は放射線になぜ弱いか一少しの放射線は心配無用一」近藤宗平は書店で見つけ読みました。
修復タンパク質の話しは非常に関心を持ちました。
あとがきに、そのタンパク質もストレスに影響し、正しい判断が出来なくなるとの記述に、免疫力とストレスの関係の関係の深さを痛感しています。
逆に言えば、ストレスの全く無い人間の免疫力は最強であり、かなりの量の放射線にも影響を受けないのではないか。
事実チェルノブイリでは、事故直後、撮影の為に数名のカメラマンや音声の人間が、作業員よりも長い時間現場に出ていた為、作業員以上の被爆を受け、亡くなられている中、現在も普通に生活されておられる方がおられます。
免疫力は個人によって違います。
免疫力強化の方法として、食べ物を推薦される方は多いですが、人間の免疫力は精神の安定、ストレスとの関わりは強いと感じています。
人間の価値観を正し、人間本来の免疫力で障害児の救済に取り組まれている団体もあります。(超意識之会)
事故後もチェルノブイリの避難地区で生活されている住民の方や研究者の方の映像を見ていると、ある一定以上に達しない限り、人間は放射能と共存出来ると感じています。
人間の体は宇宙が創り出した元素の集まりであり、まだまだ無限の可能性がある様に思ってなりません。
人間本来の自然治癒力で放射能を恐れない生活が出来る日を信じて。

世界400基以上の原発に囲まれた一市民より


13. Cosmopolitan010 2011年5月28日 20:43:05: MgxAxEJDTs4Yo : xvvG5lsg6M
「近藤宗平氏の「人は放射線になぜ弱いかー少しの放射線は心配無用」(講談社ブルーバックス)のタイトルとサブタイトルは矛盾してはいないだろうか。

「人は放射線になぜ弱いかー少しの放射線にも気をつけて」
あるいは
「人は放射線になぜ強いかー少しの放射線は心配ご無用」

なら、その内容に反対するにせよ賛成するにせよ首尾一貫したものを感じるが

「人は放射線になぜ弱いかー少しの放射線は心配無用」

というのでは、何を言っているのか分からない。しかし、近藤宗平氏が講談社ブルーバックスから出版された啓蒙書(?)のタイト

ルは、まさしくそういうものであった。著者には申し訳ないがフクシマ原発震災のあとにマスコミに登場された多くの「専門家」たちの発言

「放射能の強さが基準値の××倍となりました。しかし心配無用です」

というのを思い出してしまった。

放射能の健康被害に関する国際基準は、一ミリシーベルトであり、我が国の安全基準、法体系もすべてこの国際基準にしたがっている。もちろん学問の世界では多数派が常に正しいとは限らないから、LNT仮説にもとづき弱い放射線被曝も健康障害を引き起こすという世界的にスタンダードとなっている理論に異を唱えるのは著者のご自由である。

しかし、この「啓蒙書」(?)を読んだ私の感想を率直に言えば、著者の主張の前半「人はなぜ放射線に弱いか」は、には賛成であるが、それと明らかに矛盾する後半部分、「弱い放射線は恐れるに足らない」という説は、誤りであると考えざるを得なかった。

まず、人がなぜ放射線に弱いか、についていえば、著者は量子力学の基本法則を忘れているのではないか疑わざるを得なかった。光にせよ放射線にせよ、それが遺伝子を傷つけるエネルギーは、その周波数(一個の電子、ガンマ線のもつエネルギーはプランクの定数と周波数の積に等しい)に依存するのであり、そのエネルギーは弱い放射線でも強い放射線でも同じなのである。放射線の強さは、そういう素粒子の数に比例するから、弱い放射能と強い放射能との間に比例関係があるという学説を支持する受容する論拠なのである。

我々が宇宙の彼方から来る恒星のを見ることが出来るのも、一個あたりの光子の
エネルギーが非常に高いからであり、たかだか数個の光子でも我々の視神経はその影響を受けるが故に、恒星を肉眼で見ることも可能になるのである。

それにあたれば急性障害を起こして致死的となる8グレイの強い放射線と謂っても、総エネルギーは総エネルギーは僅かなものであり、我々の体温をせいぜい一〇〇〇分の二度上昇させる程度の僅かなものであるが、それでも造血組織を破壊するのは、放射線一個あたりのエネルギーが、非常に大きいからである。そしてその放射線一個あたりのエネルギーは、「弱い」放射線でも基本的には変わりはない。

勿論、我々の身体には傷ついた細胞を快復させる能力もあるから、放射能が弱ければ弱いほど、傷つけられる身体細胞の個数はそれに比例して少なくなるが故に、放射線被曝を主たる原因とするガンや白血病になる確率は減少するであろうが、決して零にはならない。

また、統計的比較によって発がん率の増加に有意の差が見出されるかどうかという危険性に関する確率判断の方法は、癌を引き起こす因果的メカニズムが全く不明の場合には参考とすべきであろうが、放射線が遺伝情報を撹乱し染色体の異常を引き起こすことは知られている事実をまず考慮すべきである。二〇年三〇年後の長期に亘る統計を待って結論を下す以前に、我々は、予想させる危険に照らして、本来危険であるものを間違って安全と宣言する危険を避けて、速やかな予防措置を講じなければならないことは言うまでもなかろう。


14. eiko 2011年6月17日 10:16:10: 4RwThlvgMUGag : oZ1X8D45E2
>近藤先生は京都大学の学生時代に広島の原爆の惨状をみて放射線生物学を志された方です。

ただし、近藤先生は医学者ではありませんし、臨床医でもありません。広島の原爆投下直後から60年以上にわたって被爆者の治療に当たってこられた臨床医の肥田舜太郎先生は、近藤先生とは正反対の主張をなさっています。肥田先生と鎌仲ひとみ氏の共著による『内部被曝の脅威 原爆から劣化ウラン弾まで』については、どのようにお考えになっているかを知りたいです。

私も広島の被爆者で被爆者健康手帳(通称は原爆手帳)を持っています。私の家族や親戚、知人には原爆投下時に死亡した者、投下から数年以内に放射能障害で死亡した者、数十年後にガンなどで死亡した者、生存しているが甲状腺機能障害や肝臓障害などで苦しんでいる者などが大勢います。近藤氏は、生存しているが障害に苦しんできた者の存在を無視していらっしゃいます。死亡率や死亡年齢は同じでも、生存している間の状況は異なります。このへんが学者と医者(ことに臨床医)の違いではないかと思います。


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