http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY201103180577.html

東京電力は１８日、福島第一原発１〜６号機（福島県）の使用済み核燃料貯蔵プールの保管状況を公表した。全基のプールにある核燃料集合体は計４５４６本。建屋で火災が起きた４号機のプールにある核燃料の発熱量がとくに大きいことが明らかになった。プールに水を補給する冷却システムが働かず、燃料の熱で水が蒸発し、過熱した燃料が損傷する恐れがある。

　六つの原子炉がある福島第一原発のうち、４号機のプールの発熱量はとくに大きい。使用済み燃料７８３本のほか、まだ使い終えていない燃料５４８本が保管されている。機器の交換のため炉内から取り出されていた。使い終えていない燃料の方が使用済み燃料より熱が大きいことも発熱量の大きさに影響している。

　４号機のプールでの発熱量は毎時約２００万キロカロリー。約１４００立方メートル入る貯蔵プールの水の温度を、単純に計算すると１時間あたり約２度上げることになる。

　地震で機能しなくなった冷却装置が再び動けば、水温をセ氏４０度以下に保つことができる。１１日の地震による津波で冷却装置が動かなくなり、この状態では燃料棒からの熱で水が沸騰し始めるまで１日強。完全に干上がるには、さらに１０日程度かかる計算だ。

　１７日に東電社員がヘリコプターで確認したところ、４号機のプールに水らしいものが見えたという。

　これ以外の原子炉に設けられたプールでは、使用済み核燃料は、もっと発熱量が小さい。発熱量はプールの容積と燃料の本数などで決まる。

　放水車やヘリによる放水・冷却作戦が続いている３号機のプールにある燃料は容量の半分近くで、４号機より少ない。このため発熱量は１０分の１ほどだ。しかし１６日に、損傷した３号機の原子炉建屋から白煙が出ており、プールの状態は確認できていない。

　２番目に発熱量が大きい５号機では、燃料の本数は許容量の３分の２ほどを占めているが、発熱量は４号機の３分の１ほど。１〜４号機と違い、水を循環させるポンプが作動しているため、１８日午後２時の水温が６６．３度にとどまっている。しかし、今回の震災による停電で冷却装置は動いていない。

３号機に集中して放水しているが４号機の方が危険度がはるかに高いと思う。

４号機は定期検査中だったため使用中の燃料集合体を炉心から取り出して貯蔵プールに貯蔵していた。

ＮＨＫの望遠映像を見るかぎり４号建屋からはほとんど蒸気が出ていない、すでに全て蒸発した可能性が高い。

格納容器の外で溶融が始まったら想像を絶する被害になる。

サーモグラフィーで熱分布を公開してほしい。 　

コメント
01. あややの夏 2011年3月19日 09:59:20: GkI4VuUIXLRAw : dpDr5ZfvgE 記事原文と投稿者のコメントの区別がわかるようにして投稿していただきたいですね。
02. loveholic 2011年3月19日 10:03:57: shB5ot3FvFWZc : 7EqegiMInU 恐ろしいことは貯蔵プールは圧力容器や格納容器と違って外気と通通ということ、放射性物質を直接大気中に撒き散らしてしまう。
03. まみむめ 2011年3月19日 10:05:31: xkDRs.YEzgUp2 : GF8ONuwTeY 情報提供ありがとう
04. loveholic 2011年3月19日 10:08:55: shB5ot3FvFWZc : 7EqegiMInU >>　あややの夏さん 失礼しました、以後気をつけます。
05. 2011年3月19日 10:24:26: xgqbPzVrTk http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html [削除理由]：URLの紹介時には、その内容を表すタイトルが必須
06. 2011年3月19日 10:50:26: WtjQdkIgLN 計算が明らかに間違っています。 1400万立米も容積があるのでしたら、１４００＊１０００＝１，４００，０００（ｋｇ）の水があります。この水の温度を1度上げるには１，４００，０００kcalの熱量がいりますから時間当たり２，０００，０００／１，４００，０００＝１．４３℃しか上昇しません。また、蒸発潜熱は５３９kcal/kgですから、すべての水が蒸発するには単純計算でも５３９＊１４００＊１０００／２０，０００，０００＝３７７時間かかります。日数で15日以上かかります。実際は放熱があるでしょうからもう少し余裕があるでしょう。無理矢理時間がないような計算をして煽るのは良識を疑います。
07. loveholic 2011年3月19日 11:28:26: shB5ot3FvFWZc : 7EqegiMInU >>　６さん 「1400万立米も容積があるのでしたら」これは１４００立米の間違いですね。 私が計算したのでは無いが投稿した責任はあるので訂正してお詫びします。 冷却機能停止時に満水で水温４０度と仮定して沸騰まで６０度の上昇で６０度ｘ１．４００．０００ｌ÷２．０００．０００で�`カロリーで４２時間　津波から２日弱で沸騰、その後蒸発まで１５．７２日としたら１８日で完全に蒸発になると思います。 その上で決して危機感を煽ることを意図した訳ではありません。 そして湯気がほとんど見えなくなった事実もあります。１４００トンの水がぐつぐつ沸騰していたら冷え込んだ昨日の朝など湯気があたりを覆うはずです。 このことをどう説明されますか？
08. 2011年3月19日 14:05:09: qTqRkSn7zE １号から３号機は、初期対応時、プールの水を炉心に注入したのでは。 違いますか　　東電さん。
09. 2011年3月19日 17:31:40: hj5sogWyEs 米側の見方によると水素爆発でプールに穴が空いたんじゃないかと言う事ですね。 4号のプールにはもう水が無いとも言ってます。 日本側の見解とは全く逆のようです。 東電社員は水面を見たと言ってますから。 さっさとヘリを飛ばしてもう一度確認すればいいと思うんですがね。 確認をしてもし水が無いのならしかるべき手を打たないと。 とにかく対応が遅くて後手後手ですね。 日本の命運を決する重大事だと言う事をわかってるんでしょうか？
10. 2011年3月20日 02:26:58: OIxNYWfJog 北沢防衛大臣が原子炉の表面温度は１００度以下だというふざけた発表をしました。 これは国民に知られたくないのでしょう。 ４号機のプールの水が見えたのなら、赤外線スキャンで簡単に分かるはず。 思ったより低かったとも言いましたから、表面温度で内部温度は計算済みのはずです。 プールの容量は２−６号機、１４２５立方メートルです。 発熱量は２号機４０万キロカロリー、３剛毅２０万、４号機２００万、５号機７０万 ６号機６０万 これから言えることは、３号機はプールが破損している可能性が強い。 ４号機は水がない可能性が強い ４号機は危険なので温度を確かめるまで放水を待ったのでは？

11. 2011年3月20日 03:02:50: OIxNYWfJog 蒸発時間の計算には燃料等の体積、当初温度が入っているのでしょうか？ 燃料の体積は不明 プール容積、発熱量、燃料本数 http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0319/TKY201103180628.jpg
12. loveholic 2011年3月20日 08:13:51: shB5ot3FvFWZc : 7EqegiMInU >>　１１さん そうでした、燃料集合体の体積を差し引いておりませんでした。 そうなると、はるかに早い時間で蒸発することになります。

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• ６４００本の使用済み核燃料がある共用プールの水温も55度に上昇 − 読売新聞より 一隅より 2011/3/19 12:40:30 (0)

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