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首都圏のみなさんへ 西へ行こう(ガジェット通信)
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/517.html
投稿者 そのまんま西 日時 2011 年 3 月 21 日 15:21:13: sypgvaaYz82Hc
 

首都圏のみなさんへ 西へ行こう
2011.03.17 17:00:24

今回は江島健太郎さんのブログからご寄稿いただきました。

未曾有(みぞう)の大災厄となってしまった東北大震災。起きてしまったことを嘆いたり、電力会社や政府の対応を非難したり、努力や負担を負わずに安全地帯から良い活動をしたつもりになる自己満足的な行為であるスラックティビズム *1 でガス抜きしたり、そういったことは今なんの役にも立たない。そういうことはあとで好きなだけやればいい。まさに今、自分たちには何ができるのか、何をするべきか、そのことを考え抜いて行動に移そう。

*1:スラックティビズムとは「怠け者(slacker)と社会運動(activism)とを掛け合わせた合成語である。努力や負担を負わずに、社会運動めいたことをする行為を指す」『Wikipedia』
http://ja.wikipedia.org/wiki/スラックティビズム

なかでも、圧倒的な人口がいて、被災地と資源面で密接に接続されている首都圏のひとたちにむけて、この記事を書いている。あなたたちが、この震災の復興における大きな鍵を握っていると思うからだ。

震災の余波が長引くにつれ、首都圏でも市民生活のライフラインであるところの電力、ガソリン、水、そして食料が不足してきている。そして、今後その傾向はもっともっと深刻になっていくだろう。現代では電力がすべての経済活動のインフラだから、電力の不足が累積的に効いてきて、時間とともにさまざまなかたちで資源の不足が表面化するだろう。

よく知られているように、西日本と東日本の電力系統には50/60Hzの周波数の壁がある。中部でスパッと二分されているのだ。(トップ画像参照)

そして、中部にある変換所の容量は限られてるから、西日本で節電した分を東に送電するというのも、たいへん難しい。聞くところによると、東京電力で必要な2%ぐらいしか送ることができず、いま原発トラブルで渦中の福島は東京電力の3割を引き受けていたから、首都圏での電力不足の長期化はどうにも避けられないそうだ。

そんななか、なんとなく今ままでどおり、漠然とした不安を抱えつつ通常業務を続けている会社が都内には多いと聞く。計画停電やスーパーでの買い占め、ガソリンの行列など、プチパニックが起きつつあることを感じてはいるけれど、まったく仕事にならないというほどではないから、どうしていいのかよくわからない、というあたりが本音なのだろうとおもう。お客さんもまだ営業しているし、アポイントメントもあることだし、しばらく様子をみながら考えよう、といったところだろう。

しかし、危機管理意識から、社員には自宅待機を命じつつ、先陣を切って直近のアポイントメントを全てキャンセルしたある知人経営者によると、アポイントメントをキャンセルした相手から「こちらから切り出せなくて困っていたので感謝します」と言われたという例もある。相手の気持ちを思えばこそ、自分から動く、というのもひとつのビジネス的な誠意のかたちであるだろう。

同じことは、従業員に対してもいえる。今は誰しもが不安な気持ちで日夜をすごしている。福島原発の問題は日々エスカレートし、毎日どころか数時間おきに想定外のトラブルが起きている。仮にチェルノブイリ級の最悪の事態が生じても都内での生活に実質的な問題が及ぶ可能性は極めて低い、と頭ではわかっていても、人間がなにかを不安に思う気持ちというのは極めて動物的な、本能的なものであり、短期間に知り得た知識と推論だけで100%冷静でいられる人など、ほとんどいないのだ。

東大物理学科長の早野教授の『Twitter』からは福島原発の燃料棒が十分冷えるには数か月から年単位の長期戦になる可能性があるとの検証データが上がってきた。人間の精神は、これほどの極度な緊張状態に長期間耐え続けるようにはできていないから、いつかこの危機的状況にも慣れてしまい、鈍感になっていくだろう。前線では一瞬たりとも気の抜けない状況が続くにもかかわらずだ。

そんな状況下にあって、従業員に平常時と同じパフォーマンスを求めることにある種のモラルハザードを感じるのが、社会の公器たる企業の経営者としては通常の感覚だろう。誰もが漠然とした不安を抱えているとき、限られた情報と不確実性のなかで、少々間違っていることはあっても進むべき方向を示し、自分たちの仕事を社会的な使命と結びつけていくのがリーダーの役割であるとおもう。

だから、仕事を続けることで経済を活性化させ、復興に貢献しよう! という心意気は大変すばらしい。電力消費を大規模に節約することに成功したヤシマ作戦も、日本人の協調的性向のよい面が活きた、素敵なエピソードだ。それでも、そこにいるというだけで、いくばくかのエネルギーを消費し、食料を摂り、ガソリンを直接的あるいは間接的に燃やしているのはゆるぎない事実である。


ここで、ロジカルに考えてみよう。


電力、交通、住居、食品、物流、医療などのライフラインにかかわるような職業に従事していない、とくにいわゆるデスクワークのひとたちは、おそらく仕事を通じて困っている人を助けることには、直接的にはほとんど貢献できないと思う。自分の仕事をふりかえってみて、自分という存在の“救済への貢献度”と“資源の消費量”を比べてみて、後者のほうが大きいと思ったなら、短期間でも思い切って西日本へ行くというのは、社会への貢献のかたちといえるのではないだろうか。


都民人口は約1200万人、もしこのうちの10%が西日本へ移動すれば、100万人単位で東日本の資源消費がおさえられる。被災地で避難所に身を寄せている人の総数が45万人といわれているから、その数、実に2倍以上だ。実際にまるまる10%移動することは現実的ではないにせよ、西日本出身者が実家や親族のところへ転がり込むケースだけでも、それなりの吸収力はあるはずだ。

いやそれだけではない。今、経営者が試されているのは、不確実な未来に対するリスク感覚だとおもう。とくに頭脳労働者においては、この電力情勢が長期化するようなら、このまま都内にいても、どんどん疲弊していき生産性は低下していくばかりだろう。ましてや自宅待機を続けるのであれば、そもそも生産活動に従事していないのだから資源を浪費するばかりである。

そして、状況が悪化していく原発問題、どこまで行けば都民がパニックを起こしてしまうのか起こさずにすむのか、誰にも予見できない。確率は高くないと思うが、いったんパニックがおきれば、これは原発事故そのものよりもはるかに危険なことで、急速に治安が悪化し経済活動が沈降してしまう。問題は「あなたがパニックを起こすかどうか」ではなくて「みんながパニックを起こすかどうか」なので、これは努力の問題ではなく、むしろ天気予報や市場予想にちかいイシューだ。

そんな状況のなかで、日本人の美徳をことさら強調したり、パニックを起こさないように呼びかけよう、などという平和思想は、有事においては何の役にも立たない。近所のスーパーで食品を買い占めている人ひとりさえ、あなたには止められなかったのだ。

人間の感情は集合的には極めて自然現象にちかい様態を示すので、やってくる津波に止まってくれといってるような無意味さを、私は感じてしまう。早めに少しでも人口を西へ移動していき人口密度を薄めておくことは、万が一、非常事態宣言が出されたときに交通機関に人が殺到したり、生活資源を奪い合うといったパニック的事象を引き起こす確率を下げることに直接的に貢献できる。

そういったもろもろの可能性を考慮すれば、早い段階で西日本で安心して仕事ができる拠点を準備し、不安に思っている従業員や都内を離れることに抵抗のない従業員をはじめ、情勢をみながら東西で柔軟に人材を動かせるような体制を、もう模索し始めてもよい段階ではないかと思う。

実際、私の会社パンカクでは、早速この週明けから可能なかぎりの社員をつれて岐阜の宿泊施設に期限なしの滞在を決め、到着から24時間でオフィスを立ち上げた。20代前半の単身者が多く、ノートパソコンさえあればどこでも仕事ができるテクノロジー系スタートアップだから可能だったといえるかもしれないが、本気で取り組めば結構な数の企業が、同様のことをできるはずだ。

先に述べたとおり、東西での電力の融通はほとんどできないから、西日本で電力を節約することは、役に立たないどころか日本経済全体の萎縮効果を考えれば有害とさえいえる。

西に行ったひとたちは、思い切ってのびのびと働き、暮らせばいい。西日本は、そういった企業をどんどん呼び込めばいい。かつてぼく自身も経験し、各方面からの支援によって阪神大震災から立ち直った西日本は、これからは日本を元気にしていくためにも、むしろたくましいナニワ商魂を発揮していくべきときなのだ。

商魂といえば、なかには乾電池パックを9800円で売るなど、マイケル・サンデルの『これからの「正義」の話をしよう』にハリケーン・カトリーナの例で出ていたような、便乗値上げをする業者はこれからも出てくるだろうが、これは心情面はともかく選択肢が増える方向に作用している限りにおいては、安易に規制などで締め出すべきではないだろう。またそれとは別に徐々に需給を反映して電力価格や物価が上がっていくだろうが、結果としてより多くの人を都内から流出させる圧力になるかもしれない。

余談だが、私の住むサンフランシスコでは、しょっちゅう“無”計画停電が起きる。大規模なものはまれだが、ローカルなものは本当にしょっちゅうだ。アメリカで電気屋やオフィス用品店に行ったことのある人なら、無停電電源装置(UPS)の品ぞろえの豊富さに驚いたことがあるだろう。停電がおきても、みなFour-way stopsに慣れてるから、信号機が消えていても混乱しないし、まったく動じない。職場でも明るいうちに停電が起きたら、みなおもむろに本を読み始めたり、ドライブにでかけたり、そのまま帰宅してしまったりする。

そんなのんびりしたワークスタイルのアメリカ人に、なぜあくせく働き、計画停電が“行われなかった”ことにさえ腹をたてる日本人が、経済成長率でも一人当たり生産性でも勝てなかったのか、ということについては、一考に値するとおもう。

どのみち、今までのやり方を続けたのでは勝ち目はないのだから、過剰品質に飼いならされていたワークスタイルやライフスタイルを、いまいちど見直すきっかけにもなれば、転んでもただでは起きない日本人の強さが生きてくるのではないか、という希望を個人的には持っている。

ここからの復興は、私たちひとりひとりの意思と行動にかかっている。

自分にできることから始めよう。

画像:「日本の電力系統」Wikipedia』より引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/電力系統

執筆: この記事は江島健太郎さんのブログからご寄稿いただきました。

文責: ガジェット通信


http://getnews.jp/archives/105011  

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コメント
 
01. 2011年3月21日 15:53:42: y7X8UrstgM
> 同じことは、従業員に対してもいえる。今は誰しもが不安な気持ちで日夜をすごしている。福島原発の問題は日々エスカレートし、毎日どころか数時間おきに想定外のトラブルが起きている。仮にチェルノブイリ級の最悪の事態が生じても都内での生活に実質的な問題が及ぶ可能性は極めて低い、と頭ではわかっていても、人間がなにかを不安に思う気持ちというのは極めて動物的な、本能的なものであり、短期間に知り得た知識と推論だけで100%冷静でいられる人など、ほとんどいないのだ。

具体的にどんなトラブルが起きているのだ?放射性物質がどうばらまかれているか示さずに、いたずらに不安を煽っていると思われてもしかたない。

> 東大物理学科長の早野教授の『Twitter』からは福島原発の燃料棒が十分冷えるには数か月から年単位の長期戦になる可能性があるとの検証データが上がってきた。人間の精神は、これほどの極度な緊張状態に長期間耐え続けるようにはできていないから、いつかこの危機的状況にも慣れてしまい、鈍感になっていくだろう。前線では一瞬たりとも気の抜けない状況が続くにもかかわらずだ。

 燃料棒は処理施設にいっても地中に埋めても熱いと聞いている。燃料棒を冷やすのが重要でなく、メルトダウンや水素爆発を起こさなくなるまで冷やすのが重要だと思うが?
 仕事も家も全部捨てて「西へ行こう」とはどういう了見か?「天皇さんが西へいったから」などというつまらんデマっぽい理由なのか?


02. 2011年3月21日 16:12:59: cqRnZH2CUM
まあ、心理的に、放射能が怖くて仕方がない人も日本人には多いから、
この手の意見は個人レベルでは否定はしないが、
パブリックには、かなり無責任で非常識であることは間違いないね

関東全域の全員が望んでも、皆が西に移動することなど現実にはできないし
仮に、東日本でインフラを支える人々(警察、消防、医療、介護、鉄道、食糧、エネルギー物流・・)の1〜2割が
特に危険なエリアの近くから重点的に西に逃げてしまったら、関東以東の人々、
特に要介護老人や病人、交通弱者などが、どれだけ悲惨な状況に追い込まれるかを想像してみるといいね

幸い、まだ日本の現場の人々はこういうケースでは責任感が強いから逃げないとは思うが
海外だったらどんどん家族と逃げてしまうことも珍しくないし
日本でも医療者や介護関係者が必要な現場から消えていなくなる事態は、今後、益々増加していくだろう


03. 2011年3月21日 16:19:48: dy1fFcEFzB
「仮にチェルノブイリ級の最悪の事態が生じても都内での生活に実質的な問題が及ぶ可能性は極めて低い」

馬鹿じゃなかろうか。そんな訳がないだろう。ちょっと想像しただけでも「ものすごく」実質的な問題が及ぶ。

「いったんパニックが起きればこれは原発事故そのものより危険なことで」

そうか、原発事故というのはあまり大した事ではないのだな。パニックの方が危険なのか。そういう事柄もあると思うが、原発事故に関しては違うだろう。


04. 2011年3月21日 16:28:46: 3UbsnckrEQ
人間個人が現実から目をそらしたい気持ちならわかるが、政府や官僚がそれでは困る。コイツらは国民が死ぬ直前まで大丈夫大丈夫と言い続けるのか?その裏では既得権益層に対しては避難勧告してるくせに。

05. 2011年3月21日 16:29:15: wHPTgswIsQ
この投稿は悪質なアジテーションだな。

06. taked4700 2011年3月21日 16:37:40: 9XFNe/BiX575U : 159mQLSlhI
自分も何名か首都圏の人間と話をしたが、多分、マインドコントロールが大規模にされている。一つは通常のマインドコントロールで、マスコミや政治家を使ってやっているものだ。

もう一つは、多分、テレビ画面からのサブリミナル効果を使ってやられていて、「安心しろ、動くな、政府の言うことを聞け」というものだ。


07. 2011年3月21日 16:50:59: lqOPOFnyLE
>福島原発の燃料棒が十分冷えるには数か月から年単位の長期戦になる可能性があるとの検証データが上がってきた。
可能性という言葉を便利に使ったら、ほとんどいえてしまう。「可能性もある」程度の表現でよいのではないか。検証データというのが、なにか、よくわからない。検証という言葉も最近よく使われるが、もともとは事後的に明確化することだろう。この場合は推測データだから、全く逆ではないか。

なお、
>余談だが、私の住むサンフランシスコでは
そもそも、あちこち動いている人だから、気軽に動ける。なんの説得力もなく、適当なことをいっているように思える。
まあ、仕事の仕方を変えようというのは、全く同感だが。


08. Driyos 2011年3月21日 17:54:42: .ZTmYS67RSo0. : DprNjXc3KE
>福島原発の燃料棒が十分冷えるには数か月から年単位の長期戦になる可能性がある

炉心冷却について理解するためには、正常に冷却システムが機能している場合の正規の廃炉手順について知っていなければならない。

これは可能性などではなく、単に当たり前の事に過ぎない。現状への心理的配慮から、可能性などという婉曲な表現を使うから、>>7の様な、無知な輩から言質を取られることになる。

判り切っていることは、明確に表現した方が良い。

現実は、1・2号機で数年、3号機MOX燃料で10年、これから休みなく連続して冷却しなければならない。これは、目安としては、始めから確定しているノルマであって、宇宙法則が変更されない限り逃れることはできない。石棺化したければ、その後ということになる。


09. 2011年3月22日 02:23:12: pPTSmrKBvM
もう逃げ時でしょ。
実際、知り合いは仕事があるにもかかわらず、関西に逃げてきている。

10. 2011年3月22日 07:50:46: EGaQ73B5yp

「天皇が京都御所に避難」ネットの書き込みを宮内庁が否定
    2011.03.22 07:00 
http://www.news-postseven.com/archives/20110322_15638.html

「天皇が京都御所に避難されたようだ」――大地震発生から3日後の3月14日、こんな情報がもたらされた。電話の主は、ある官公庁の幹部。寺社関係者より、福島原発が爆発したその日の夜に、天皇が皇居を出て、京都御所に避難したという話を聞いたという。報道関係者にも知らせてないというのだ。

さらに、外資証券幹部から聞いたという人の話。「ヒルズ族のひとりが日曜の時点で早々と家族連れて京都に移った。彼らは何かしら情報を早くキャッチして行動する。天皇にならい、東京を脱出したのではないか」

天皇が有事の際、皇居を出て避難をする――5年前に公開された映画『日本沈没』(東宝系、1973年のリメイク版)を思い出した。静岡県駿河湾沖に深さ30キロを震源とした巨大地震、大津波がやってきて、日本列島が次々と海底に沈没するという内容だ。

映画では日本沈没の危機に及んだ際、首相(代理)が天皇に対し、「皇室はスイスに避難していただく」と指示を出して避難を促すシーンがある。

「京都御所への避難」は本当か。となると三種の神器は、皇居から外へ持ち出されたのか。

宮内庁広報課の話。

「京都に避難? なぜですか。震災の影響でということですか。ありません」

天皇は皇居にいらっしゃるのか、と尋ねると「はい、いらっしゃいます。実は、そういった話は、インターネットの書き込みにあったという話は聞きましたが、ご承知の通り東京は安全ですから、避難される必要はないでしょう」

※週刊ポスト2011年4月1日号


11. 2011年3月22日 08:15:48: c75il9S9JU
>天皇は皇居にいらっしゃるのか、と尋ねると「はい、いらっしゃいます。実は、そういった話は、インターネットの書き込みにあったという話は聞きましたが、ご承知の通り東京は安全ですから、避難される必要はないでしょう」


コノ中の、「 ご承知の通り東京は安全ですから 」 という一文からダケでも、この宮内庁広報課の言ってる事が大嘘だって判るナ!!!!!!!!!!!!!!!!!



12. tommy 2011年3月25日 21:53:40: .T1e0MOCDDl2k : jRF0Ra9PKI
「中庸は両方から叩かれる」という感じの厳しいコメントが続いているが、私は基本的には穏当で見透しの良い優れた論考だと思ったけれど。
まず、「放射能の問題」と「停電(電力不足)」の問題は、原発の現状を鑑みるなら、切り離さなければならないと言える。
結論から言えば、放射能問題は過剰に心配する必要はないが、東電管内の電力不足問題は、本来はよほど大きな問題で、この数カ月間で対処すべきだし、経済原理のより対処されていくだろう問題だということ。
要するに、首都圏は「現在の人口・経済活動を支えるだけの電力を、向こう数年は生み出せない」ということなのだ。これは「現状の経済活動を維持するには不適切な土地になった」ということだから、辺鄙な地方が「経済活動に適さない」という理由で過疎化が進んだように、首都圏は過疎化しなければならないし、否応なく過疎化するだろうということ。
そして、壊滅的打撃からの復興をしなければならない東北(茨城及び千葉東部も含む)と異なり、東京は別に復興する必要はないから国策の集中投資も有害(東北の分を吸いとってしまうから)。

首都圏の電力不足の帰結とは「逃避パニック」ではなく単なる「過疎化」なのだ。この投稿は、高度成長期に「華の都東京へ行こう」という流行歌を歌っているのと同じことだから、悪質なアジテーションでも何でもない。


13. 2011年4月25日 23:40:35: oOMrGjWnf6
いや、そもそもすでに東京の過疎化ははじまってますよ。
仕事のために仕方なく残らざるをえない人は残ってます。
都心部でも目を疑うくらいに人が減った。
外資は本社機能の一部を西に移したりしてますし。

でも関西にはもんじゅがあるので怖い・・・。


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