事故原発“ボイコット”寸前…所長ブチ切れ「やってられねぇ！」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110414/dms1104141635023-n1.htm
2011.04.14　：夕刊フジ

　収束への見通しがつかない東京電力福島第１原発で、水素爆発や汚染水漏れよりも重大な事態が起きていた。その勇敢さから「フクシマ５０」と称賛された現場の作業員が、事故対策統合本部が強引に指示した１号機への窒素注入を「危険だ」と猛反発。ボイコット寸前だったというのだ。『週刊文春』の最新号が伝えたもので、原発の状態は決死の作業員に支えられているだけに事は深刻だ。

　同誌によると“反乱”の一部始終はこんな具合だ。

　「もう、やってられねぇ！」

　声の主は第１原発の吉田昌郎所長。５日、現地の免震重要棟にある会議室と、東電本社に設置された事故対策統合本部を結んだテレビ会議中だった。

　この前日、テレビ会議で吉田所長は原子炉へ窒素注入を実施するのか質問した。東電幹部は「いち早く１号機に実施しなければならない」と、準備を開始するよう指示。これに対し、吉田所長は「予想もつかないことをやることは大きなリスクだ」と事故後初めて声を荒らげた。

　そして５日。吉田所長は抗議の意味も込めたのか、サングラス姿で会議に臨んだ。前日に続き、本部が窒素注入開始への説得に入ると、「危険なところへスタッフを行かせられない」「それでも窒素封入（注入）をやれというのなら、俺たちはこの免震棟から一歩も出ない！」と怒りを爆発させたという。

　１９７９年に東電入りした吉田所長は、入社直後に第１原発２号機の建設にかかわった。本社で原子力設備部長などを歴任したが、社歴の半分以上は福島で生活した。昨年６月２５日、第１原発所長に就任。大事故が「第２のふるさと」という福島で起きたやりきれなさ。そして、震災後の対応による疲労がピークに達し、感情的になってしまったのかもしれない。

　結局、７日未明になり、１号機への窒素注入は「新たな水素爆発をふせぐため」として敢行。この間、東電本社は本部で説明にあたっていた技術者を第１原発に派遣し、吉田所長を説得、予定された作業は本部の指示通りに実施された。

　１〜３号機の制圧に手間取るなか、４号機でも燃料損傷とみられる現象が起こった。また、経産省の原子力安全・保安院は１４日までに相次ぐ余震を受け、原子炉建屋の耐震補強工事を行うよう東電に指示。現場は、また新たな作業に追われることになる。
　

コメント
01. 2011年4月14日 18:10:55: ubpPH9UsfI 自称専門家の管さんに現場で働いてもらおうじゃないのさ。
02. 2011年4月14日 18:30:23: 2aCmqlhBms 現場の責任者は窒素注入に反対の意見だったようだが、その理由は何だったのかが判らない。　訳もなしに反対した筈は無いが、結局は窒素注入が強行されたように読み取れる。　窒素注入の理由は水素爆発を防止しようとした様だが、結果として成功だったのかどうかも判らない。　1号炉の燃料棒の被覆が破損していて燃料のウランが溶解して圧力容器の底部に流れ落ちているような投稿もあるが、実際はどうなっているのかも不明。　現場責任者が激昂したと言うことから考えれば、もっとも危険な中性子線が観測されているのじゃないだろうか。　中性子線が出てきているのであれば、分裂反応が続いていることに他ならない。　燃料棒が水面から露出していれば、仮にジルコニュームの被覆がまだそれほど破損していなくても、中性子線は放射されているだろう。　現場が恐れているのは内部圧力が高くなれば、容器の破損が広がって作業員が中性子線を被曝すると言うことじゃないだろうか。　1号炉の放射能測定値が、8日以降空白になっているのが気に掛かる。　放射能以外のデーターから見て、窒素注入で情況は変わっていないように思うが。　N.T
03. takamu 2011年4月14日 19:07:41: SU.fjXKwgO.OA : hKK07V64no 早い話が、原発の状態を正確に把握する方法の第一弾として、東電取締役の家族の所在地、住民票の住所と所在地が違う場合、インターネットで報告していただきたいと思います。 東電の登記簿を取り寄せ取締役の住所を確認する。 さらに氏名、生年月日、から住民票も取れます。 所在地が関西方面や沖縄、海外に移動していれば、危険信号でしょう。 さらに、首相や側近の家族の所在地を公表してほしい。 公に記者質問でもいいです。 現在ご家族は関東圏に居ますか、この事故以来所在地を変更しておりませんか、事故により疎開はしていないかという質問を投げてほしいです。 勇敢な記者様へ
04. 2011年4月14日 19:22:51: 9e2y2PJtBg 手作業によるベントとか、(投稿の)１号機への窒素投入とか、報道ではサラリと言われていて、その難しさは全然伝わってこなかったけれど、 かなりの危険を当たり前とする作業だったのですね。 無理を押し付けて、現場を追い込むのは、やめてほしいです。 人が作業できる場所と、人が作業できない場所に、ちゃんと分けて、対策を立ててほしいです。
05. 恵也 2011年4月14日 19:35:32: cdRlA.6W79UEw : edG5LMbg8s >>02　燃料棒が水面から露出していれば、 東京電力の公表資料では、1号機は1.6ｍ、2号機は1.5ｍ、3号機は2.0ｍ くらい燃料棒は露出してます。 まあ肝心の燃料棒は、棒の形をしてないと思うけど・・・・ 圧力容器で密閉がされてるのは1号機だけで、2号機、3号機は大気圧になってる。 温度も1号機だけが250度くらいになってて、他は少し低い。 俺は窒素封入は、ただの気休めみたいな感じがする。 吉田所長の気持ちがよく判るよ。 それから1号機の放射線値は、計器が故障したということになってるが放射線値が 高いのは確かだろう。 http://atmc.jp/plant/water/?n=1
06. 2011年4月14日 20:57:15: sWFJg5azDU 吉田さんてずっと現場に詰めてるのか？ だとしたら、そろそろ交替させた方がいいんじゃないか？
07. 2011年4月14日 21:02:05: EDj6vOpidE >>05さん ＞圧力容器で密閉がされてるのは1号機だけ ＞１号機 震災の夜に燃料露出直前---(NHK)--この報道には特ダネが隠されてるぜ!!! http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/759.html 政府、東電の出すデータを余り信用しない方が良いと思います。 米国の使用済み燃料プール建設に携わったことのある専門家（Ａｒｎｏｌｄ　Ｇｕｎｄｅｒｓｅｎ氏）は、４号機のプールには水がないと断定しています。 東電は水があることを確認した、温度が上昇していると言っていますが。 私は、１号機が爆発したのは、震災翌日の午後３時３６分だったにも関わらず、早朝から、正門のモニターリングの値が１００倍以上に上昇していることから、１号機は１１日の震災で破損したと推測しています。ＮＨＫの記事は、これを裏付けます。 ロシアの専門家は、核燃料の０．０１から０．１％の量による核爆発の可能性を主張しています。チェルノブイリもこれまで言われていたように水素爆発ではなく、 核爆発であるとしています。そして、この爆発は福島でも起こり、特に３号機のケース、今後も起き得ると言うことです。他の投稿者の方が指摘していましたが、 ３号機の熱で曲がったような鉄骨、その熱源の問題は未解決です。

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます（表示まで20秒程度時間がかかります。）
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映　通常 ｜動画・ツイッター等 ｜htmltag可（熟練者向）
（タグCheck ｜タグに'だけを使っている場合のcheck ｜checkしない）（各説明）

（←ペンネーム新規登録ならチェック）
↓ペンネーム（2023/11/26から必須）

↓パスワード（ペンネームに必須）

（ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。）
↓画像認証
（ 上画像文字を入力）
ルール確認＆失敗対策
画像の URL (任意):
　重複コメントは全部削除と投稿禁止設定 　ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。　最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

　次へ 　前へ

▲このページのＴＯＰへ　　　　　 ★阿修羅♪ > 原発・フッ素9掲示板

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。