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原発短信  原発の近況など : 連休明けに一段落して、その後、秋まで「原発の作業」が続く   [武田邦彦 (中部大学)]
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/386.html
投稿者 純一 日時 2011 年 4 月 16 日 11:09:40: MazZZFZM0AbbM
 

http://takedanet.com/2011/04/post_651c.html

(平成23年4月16日 午後10時)

国がデータを隠しているので、いろいろな憶測が乱れ飛んでいますが、私は今、次のように見ています.

1.福島原発は異常な状態ながら安定していて、徐々に放射性物質の漏洩も少なくなっていく.もう少し我慢する。

2.爆発の可能性はまだあるけれど、それほど危険ではない。
しかし、今、被ばくを避けておけば、万が一の時にも「被ばくの貯金(事故が起こって少し被ばくしても、それまでの被曝量が少ないと余裕がある。)」で安心。

3.核爆発でも水蒸気、水素爆発でも、チェルノブイリの経験からはそれほど大きな違いはない。

4.メルトダウンを起こしたとしても、これまでと同じぐらいの放射性物質がでるに止まる。このブログにメルトダウンは解説してあります。
http://takedanet.com/2011/04/post_df3a.html


5.従って、原発から福島市までの帯状の地域、原発から茨城北端までの帯状の地域は待避する方が良い(子供は絶対に待避.郡山などでは、水、マスク、洋服を拭く、運動は止めるなど最大限の注意)、東京、仙台などは注意して生活し(水、雨に濡れる、食材)、青森、岩手、秋田、新潟、長野、山梨、静岡とその外側は普通通りの生活で大丈夫。

6.「半径何キロ以内」は無関係です.福島原発を目(光)で見ることができないところは福島原発からの直接の放射線は来ません。

7.東京、群馬、栃木、会津、山形、宮城、福島、茨城では、できるだけ早く家、玄関、道路の清掃(水を使う。拭く)が有効。絨毯や畳も可能なら頑張ってかなり湿ったぞうきんで丹念に拭く。3月に着ていた服は外でブラシをかける。連休までに怪しいものは洗濯などをしておく.特に子供のものは注意する。

8.運動場、スポーツ施設、ビルの屋上、学校の校庭、畑は可能な限り表土を薄く取り、どこかに積み上げてビニールをかぶせておく(放射性物質を拡散させない)。

9.お子さんも、1度や2度、雨に濡れても、水を飲んでも大丈夫(放射線障害は「被ばくの合計」だから、1)最初に待避、2)少しでも放射性物質に接しない、3)一時的に接したら、後は余計に注意する、4)余裕があれば汚染されていない場所に2,3日でも遊ばせる、などで大丈夫です。)

10.福島と茨城の野菜や酪農品を出荷しない。(もし、売られていたら、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムの量を聞いてから買う)。

11.宮城、福島、茨城、千葉の海産物を出荷しない(どうしても買わなければならなければ、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムの量を聞いて買う。大人は少しは良いが子供に与えない)。

12.海洋の汚染(特にストロンチウム)を測定しない間は、魚は、北海道、日本海、九州沖縄、四国のものに限定して買う。ほとんど測定されていないので、かなり危険。

13.連休明けまでだから、頑張る。

14.福島原発は連休明けに一段落して、その後、秋まで「原発の作業」が続く。しかし、庶民にはあまり影響はなくなる。秋になると本格的な「終焉作業」が始まる。

15.福島、茨城はできるだけ、除洗作業を進めた方が良い。もし除洗しないと本当に10年ぐらい畑が使えなくなるし、生活している人も長期に被ばくすることになるので、放射性物質がこびりつかない内に、洗い落とすのが福島の人にとってはとても大切。「放射線は健康に影響が無い」などということは今までの学問にまったく反対なので、それは今後の課題にした方が良い。

16.郷土を愛している人たちは「たいした事はない」と思いたいのは判るし、「福島が汚れていると言ってもらっては困る」という気持ちも分かるが、勇気を持って事実を直視することが、子供達のためになる。
除洗を急いで欲しい。その方が福島の郷土を守ることになる!! まして、福島の人を非難しているのではない。福島の人は被害者だが、事実は事実だから東電に負けるな!! 汚したのは東電だから、それで子供を被ばくさせないで欲しい。

17.原発は10年ぐらい経ったら解体が始まる。チェルノブイリは26年経ってもそのままだが、福島原発は解体が早いと考えられる。あまりコンクリートなどで固めない方がよいと私は思う。


放射線は目に見えません。また急性の病気は250ミリシーベルト以上の「急性白血球減少」ですが、それより低い被ばくでガンなどの症状がでることが知られています。


あまり「常識」や「大丈夫だよ.これぐらい」と考えずに、一生に一度しか起こらないので、後、数週間だけ頑張ってください。特に未来のある子供に注意。


(平成23年4月16日 午後10時 執筆)

 

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コメント
 
01. 2011年4月16日 11:37:53: hZ20AkbGW6
このバカ学者の論理には数字の裏づけがないね。主観で適当なこと言ってんじゃないよ。高卒美容師のきっこのほうがよっぽど検証性のあることを書いてるw

02. 2011年4月16日 12:09:09: MzQ0dNuj7k
「数字」はこれまでにブログに嫌というほど書いてある。

読んでから言いなさい。


03. 2011年4月16日 12:09:10: i6Stp9FBeA
01>>
君がバカだよ。
いくら裏付けがあり、論理的に説明されていても、それを理解する能力が
なければ、すっ飛ばし、何もないことになるな。
ほんとこの国はB層の塊だな。

04. 2011年4月16日 12:21:40: EhIbu3DieE
ガイガーカウンターを購入したいですが、値段と販売会社を
教えて下さい。

05. 2011年4月16日 12:52:35: WglS7bDCtg
漫画の白竜観れば? 現実に近いものがあるよ。

06. 2011年4月16日 13:07:25: FFuNfLHeO2
04さん
http://www.measureworks.jp/
より6万から2万くらいです。

07. 2011年4月16日 13:09:02: APtvqoOz2w
>14.福島原発は連休明けに一段落して、その後、秋まで「原発の作業」が続く。しかし、庶民にはあまり影響はなくなる。秋になると本格的な「終焉作業」が始まる。
「一段落」、「原発の作業」、「終焉作業」の意味不明。
庶民にはあまり影響はなくなる???根拠不明。

08. 2011年4月16日 13:15:05: Get9aY0xRA
「ここ」しか読まない横着者がアホなコメント残すな。。
ま、自分で努力しない者はどこいっても◯▲☆(放送禁止)だってことだ

09. 2011年4月16日 13:35:19: 34yjy4FCHQ
武田邦彦先生バッシングしてる奴って何?

10. 2011年4月16日 13:39:11: OIxNYWfJog
武田先生のは放射線に対する、法的根拠からの発言は評価できるけど。
原子炉に対する発言は根拠不明。
みんな読んでるよ。

11. 2011年4月16日 13:41:41: APtvqoOz2w
きっこさん、いい文章を書いている。
ウクライナやベラルーシを始め、チェルノブイリの周辺の国や町では、現在、25歳から35歳の人の割合が少ない。何でかって言うと、25年前の1986年に起こった原発事故で、多くの子供たちの体内に放射性ヨウ素が入ってしまい、甲状腺ガンを発症して亡くなったからだ。そして、何とか命を取りとめて大人になれた人たちは、みんな首に10cmほどの三日月形の傷がある。これは、甲状腺ガンの手術痕で、通称「チェルノブイリ・ネックレス」って呼ばれている。

放射性ヨウ素による甲状腺ガンは、子供に発症するんだけど、特に女の子に多く発症する。こちらの「チェルノブイリの事故後のウクライナとベラルーシの甲状腺ガンに関する報告書」(PDF資料)は、英文の資料なんだけど、26と27ページの統計表だけでも見て欲しい。26ページが「女性」、27ページが「男性」で、事故当時に1歳から18歳までだった子供たちを男女別にして、原発からの位置関係で3つのエリアに分類して、その子供たちが何歳になった時に甲状腺ガンを発症して手術を受けたのかがマトメてある。

細かい項目はそれぞれ見てもらうとして、ザクッと言えば、女の子は、放射性ヨウ素の影響が高かったエリアで1320人、影響が中度だったエリアで1167人、影響が低かったエリアで345人、合計で2832人もの子供が甲状腺ガンを発症して手術を受けてる。一方、男の子のほうは、影響が高かったエリアで495人、影響が中度だったエリアで454人、影響が低かったエリアで93人、合計で1042人と、女の子の約3分の1の発症率だ。もともとの総数は分からないけど、最初から女の子が男の子の3倍もいたとは考えにくいし、実際、男の子よりも女の子のほうが甲状腺ガンを発症するリスクが2倍以上あるって言われてるから、この統計は、そのまま素直に解釈していいと思う。


‥‥そんなワケで、今日は「いかがお過ごしですか?」は割愛してくけど、この統計は、あくまでも特定の地域だけを調査したもので、チェルノブイリの被害に遭った全域を調べたものじゃない。そして、この調査したエリアにしても、この統計をマトメた2001年までのデータであって、このあとに甲状腺ガンを発症した人たちもたくさんいる。だから、チェルノブイリの事故が原因で甲状腺ガンを発症した子供の総数ってことになると、遥かに大きな数字になるだろう。

チェルノブイリの事故で被曝して亡くなった人の総数は、IAEA(国際原子力機関)の公式見解では「推定4000人」、WHO(国際保健機構)の公式見解では「推定9000人」てことになってるけど、これは「確実にチェルノブイリが原因」という人数だ。たとえば、ウクライナで事故から10年後に肺ガンで亡くなった大人がいたとしても、それがチェルノブイリが原因であることを立証することは難しい。たまたま喫煙者だったとしたら、タバコが原因て言われるだろう。民間団体の調査にしても、「推定1万5000人」て発表してるとこもあれば、「推定4万人以上」って発表してるとこもある。だから、現在でも、チェルノブイリの事故の被害者数はまったく分かっていない。

だけど、ひとつだけハッキリしてることは、現在の東ニポンよりも遥かに人口が少なかった国や町の子供たちが、ものすごくたくさん甲状腺ガンを発症して、そのうちの何割かは亡くなってしまったと言うこと。そして、何とか命は取りとめたけど、大人になった現在も苦しみ続けてて、子供を作ることができなくなってしまったということだ。

子供たちが放射性ヨウ素で内部被曝した経路は、大気、土壌、井戸水、牛乳、野菜、魚、母乳など様々だけど、甲状腺ガンを発症した子供が母乳だけを飲んでた乳幼児じゃない限り、その子供が何を口にしたことによって内部被曝したのかは特定できないだろう。それに、現在の東ニポンと同様に、大気も土壌も飲み水も野菜も魚も汚染されてる状況なんだから、複合的な経路だって考えるのが妥当だろう。

‥‥そんなワケで、ニポンの政府は、今回の福島第一原発の事故が起こったわずか6日後の3月17日付で、水道水の放射線基準値を大幅に引き上げた。正確に言えば、ニポンの水道水には独自の放射線基準値が設定されてなかったため、これまではWHOが定めた国際基準値をニポンの基準値にしてた。大マカに言うと、ヨウ素131もセシウム137も1リットルあたり10ベクレルだった。だけど、「緊急措置」だとして17日に政府が大慌てで引き上げた数字は、ヨウ素131が30倍の300ベクレル、セシウム137が20倍の200ベクレルだった。そして、「乳幼児に限り、100ベクレルを超えた場合は飲ませないこと」っていう但し書きがついた。

今になって知らされたけど、原子炉建屋が次々と水素爆発して、何万テラベクレルとかって言う想像を絶する量の放射性物質が撒き散らされたのが3月14日と15日で、その翌日の16日に水道水の放射線基準値を大幅に引き上げる要請が出て、わずか1日で認可されて17日から施行だなんて、あまりにも出来杉くんな話だ。ようするに、知らぬは国民ばかりなりってワケだ。

「緊急措置」だか何だか知らないけど、一気に基準値を20倍だの30倍だのにされて、昨日までは10ベクレルを超えたら「危険だ」って言われてたものが、今日からは299ベクレルでもゴクゴク飲んでもかまわないだなんて、普通の神経ならビビッちゃって飲めないよ。つーか、「赤ちゃんには100ベクレルを超えたら飲ませるな」って言ってるものを、大人の自分はともかくとして、幼稚園児や小学生の子供に飲ませられる親がいるだろうか? それに、赤ちゃんに母乳を飲ませてるお母さんだって、自分が飲んだらマズイと思うのが普通だろう。

で、まるで政府のシナリオ通りに進んでるかのように、基準値を大幅に引き上げた翌日の18日、文部科学省が首都圏の1都5県の水道水を検査したところ、77ベクレルの栃木県を筆頭に、群馬県、東京都、千葉県、埼玉県、新潟県の順でヨウ素131が検出された。そして、翌日の19日に、この検査結果を公表した枝野ちゃんは、トンデモないことを口にした。


「1都5県のうち、最大の77ベクレルが検出された栃木県でも、国の定めている基準値の300ベクレルを大幅に下回っておりますので、健康にはまったく影響がございません」


おいおいおいおいおーーーーい!「国の定めている基準値の300ベクレル」って、昨日、国民に分かんないようにコッソリと決めたんじゃないかよ!つーか、今までの基準値の10ベクレルを楽勝で超えちゃうことが事前に分かってたから、その前に大慌てで基準値を引き上げたんだろが!‥‥ってなワケで、テレビの前でひっくり返っちゃったあたしは、枝野ちゃんの次のセリフを聞いて、さらにひっくり返って一回転しちゃったよ。


「今後、もしも基準値を上回った場合には、なるべく飲用を控えるべきですが、他に飲むものがない場合には、飲んでも健康には差し支えありません。仮に基準値ちょうどの放射性物質を含んだ水を1リットル飲んだとしても、東京からニューヨークへ飛行機で移動した時に浴びる放射線の影響よりも遥かに低いのです」


出ました!幼稚園児も首をかしげる矛盾&危険度の高い内部被爆の比較としてレントゲンや飛行機など危険度の低い外部被曝を持ってくるペテンが炸裂!‥‥ってなワケで、17日に政府がコッソリと基準値を引き上げたのは、水道水だけじゃない。牛乳を始めとした乳製品は、ヨウ素が300ベクレル、セシウムが200ベクレル、根菜、芋類を除いた野菜類は、ヨウ素が2000ベクレル、セシウムが500ベクレル、穀物類、肉類、魚介類、鶏卵などは、セシウムが500ベクレルと、それぞれ大幅に引き上げられた。

ちなみに、ニポンは、輸入食品に関して、「セシウム134とセシウム137の合計が370ベクレルを超える食品は輸入禁止」っていう規定がある。どこかの国から輸入した野菜とかを計測して、セシウム134が200ベクレル、セシウム137が180ベクレルだったとしたら、相手の国へ送り返してるのだ。それなのに、自分とこの野菜なら、ヨウ素が2000ベクレル、セシウムが500ベクレルでもOKってことになっちゃったんだから恐ろしい話だ。

‥‥そんなワケで、百歩ゆずって、この大幅に引き上げられた「緊急措置」の基準値にしても、キチンと守られてるなら、まだギリギリセーフなんだけど、悲しいことに、これがそうでもないみたいなのだ。こちらの4月12日付の「女性自身」の記事によると、4月4日付で厚生労働省が発表した震災後の食品調査結果で、912件のうち75%にあたる702件で放射性物質が検出されてたそうだ。

もちろん、この702件のほとんどは、大幅に引き上げた基準値の範囲内なんだから、3月16日までは問題になったけど、今は問題にならない。何しろ、そのために政府は基準値を引き上げたんだから。だけど、この記事によると、少なくとも5件は基準値を超えたものが流通してたって書かれてる。以下、その部分だけを引用する。


「東京都で流通していた千葉県旭市産の春菊は、放射性ヨウ素が規制値の2倍強の4300ベクレル。長野県では、茨城県鉾田市産のほうれんそうが2倍強の4100ベクレル。愛知県や京都府でも茨城県産の規制値越え野菜が検出されるなど、判明しているだけで5件もあった。」


そして、今度は、民主党の岡田克也幹事長の実家としてもオナジミの「イオン」が、基準を超える放射性物質が検出されたために千葉県が出荷自粛を要請していたサンチュを1都6県の57店もの「イオン」のスーパーで販売してたことが発覚した。「イオン」の広報の説明によると、仕入れ担当者が千葉県旭市の集荷業者「グリーンファーム」と直接交渉して、本部と相談せずに、独自の判断で仕入れたそうだ。ようするに、農協を通したら出荷自粛を守ってないことがバレちゃうから、農協を通さずに直接買い付けたんだけど、本来なら出荷できない野菜なんだから、そうとう買い叩いたんだと思う。

このサンチュは、合計で2200パックが、東京を始めとした「イオン」のスーパー57店に並び、何も知らない人たちが買ってった。イオンの広報は、「仕入れ担当者の処分については検討中です。お買い上げくださったお客様には、お申し出いただければ料金をお返しいたします」とかって言ってたけど、ほとんどの人は食べちゃったと思うし、今さら200円だか300円だかを返されてもジンジャエールだろう。

そして、さらに、この「グリーンファーム」は、こちらの続報に書いてあるように、「イオン」だけじゃなくて、大阪や広島を始めとした各地の小売業者、合計十数軒にも出荷してたそうだ。あたしは、ハッキリ言って、最初にご紹介した規制値の2倍以上の春菊やほうれん草が流通してた件とか、このサンチュの件とかは、氷山の一角だと思ってる。だって、今までずっと指摘してきたように、震災が起こる前から、野菜や魚や肉の産地偽装なんて日常的に行なわれてきたからだ。それが、今になってピタッと止まるワケがない。逆に、せっかく作った野菜が出荷規制や出荷自粛にされちゃう今だからこそ、大部分のマジメな農家が泣く泣く廃棄処分してる裏で、ほんのひと握りの悪どいヤツラは、裏で流通させてるに決まってる。

今回の件にしたって、スーパーだの小売店だのに出荷したから発覚したけど、たとえば、外食チェーンとか加工食品メーカーとかに大量に出荷してたとしたら、消費者は何も知らずに口にしてることになる。「風評被害」で苦しんでる農家の人たちは、ホントに気の毒だと思うけど、消費者の立場から言わせてもらえば、こんな事件が次々と発覚してる状態なんだから、こっちは何を信じていいのか分からない。特に、小さな子供を持つ親なら、なおさらだろう。

‥‥そんなワケで、大気も、水道水も、食品も、次から次へと放射性物質の基準値が大幅に引き上げられちゃったけど、今度は、あろうことか、文部科学省が、福島県の幼稚園や小学校の屋外で子供たちが遊んだり運動したりする時の許容量を、これまでの年間1ミリシーベルトから、20倍の20ミリシーベルトに引き上げる方針を示したのだ。ちなみに、さっきまで使ってた「ベクレル」ってのは、水や食品に含まれてる放射性物質の量を示す単位で、この「シーベルト」ってのは、人間が放射線の影響で受ける単位だ。だから、おんなじ100ベクレルのヨウ素とセシウムがあったとしても、人間が影響を受けるシーベルトは大きく違ってくる。

で、そんなシーベルトだけど、今までは大人も年間1ミリシーベルトだったんだけど、今回の事故を受けて、政府はさっそく20倍の20ミリシーベルトに引き上げた。まあ、大人は仕方ないとしても、4歳や5歳の幼稚園児まで大人とおんなじ20ミリシーベルトだなんて、まるで「子供なんか死んでもいい」って考えてるとしか思えない。だって、放射線を直接扱う専門職の男性でも、年間の許容量は50ミリシーベルトで、これを超えたら現場には出られなくなるからだ。さらに言えば、こけだって極めて危険な数値で、事実、50ミリシーベルトの被曝で亡くなった人もいる。

詳しくは、こちらのブログの記事を読んでもらえば分かると思うけど、浜岡原発に勤務してたSさんは、別に何の事故も起こってない原発の計測装置の点検作業をしてただけで、累積で50.63ミリシーベルトの放射線を浴びて、白血病を発症して、29歳の若さで亡くなってしまってる。記事に書かれてるように、労災認定されてるんだから、点検作業中の被曝が原因だって認められてるのだ。

他にも、70ミリシーベルトの被曝で多発性骨髄腫を発症した人もいるんだから、小さな子供たちの年間許容量を20ミリシーベルまで引き上げることが、どれほど危険なことなのか分かるだろう。これは、専門家でも何でもないあたしが勝手に言ってるだけのテキトーな感覚の話じゃなくて、専門家もおんなじことを言ってる。原子力安全委員会の代谷誠治委員は、15日の今日、大人とおんなじ20ミリシーベルへの引き上げを決めた高木義明文部科学大臣に対して、「せめて成人の半分に当たる年10ミリシーベルト以下の被爆量に抑えるべきだ」っていう申し入れをした。そしたら、高木大臣は、平然とこう言い放って、代谷委員の申し入れを突っぱねたのだ。


「代谷委員の発言は、安全委員会全体の見解ではない。目標は20ミリシーベルトで、学校を頻繁に移動させることはできない」


ようするに、子供たちの命を守るために年間許容量を設定するんじゃなくて、実際の放射線値のほうに子供たちの年間許容量をムリヤリに合わせただけってことだ。それは、オトトイの13日付の、この記事を見れば分かるだろう。


「福島県の20小学校で土壌検査、19校から検出」(読売新聞)

福島県災害対策本部は13日、福島第一原発の放射能漏れ事故を受け、県内の小学校20校で実施した土壌検査の結果を発表した。4月5、6日、各校で校庭の表層5センチの土壌を採取し、放射性ヨウ素とセシウムの濃度を測定。19校で土壌1キロ・グラムあたり874ベクレル〜5万9059ベクレルを検出し、最高は川俣町立山木屋小で土壌1キロ・グラムあたり5万9059ベクレル。南会津町立田島小では検出されなかった。(2011年4月13日)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110413-OYT1T00503.htm


‥‥そんなワケで、20校のうち19校からヨウ素とセシウムが検出された上に、最高は1キロあたり6万ベクレル近くもある。もちろん、校庭の土を1キロも食べる子供なんていないけど、これほど濃度の高い場所で遊んだり運動したりしてたら、口や鼻から吸い込むこともあるかもしれないし、ケガをして傷口から体内に入る可能性だってある。それでも、多くの学校の子供たちをすべて安全な地域の学校へ転校させることなんて無理だから、子供たちの年間許容量のほうを放射能汚染された学校のレベルに合わせて引き上げたってワケだ。この、とても文部科学省のやることとは思えない、あまりにも残酷な決定によって、5年後、10年後に、「チェルノブイリ・ネックレス」をつけたニポン人の若者たちを見ることにでもなったら、あたしは、これほど悲しいことはない。未来は子供たちのものなのに、その子供たちから未来を奪うようなことをするなんて、ホントにこの国の政府って、いったいどこを向いて政治をやってるんだろう?‥‥って思った今日この頃なのだ。
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2011/04/post-7f7e.html



12. 2011年4月16日 13:59:37: 4O0gH6EkeY
ブログの長文、貼り付けないでほしい。
リンク貼るだけで十分。
どこからコピペなのかわからないし。

13. 2011年4月16日 14:23:06: oq8DpMIuAo
この教授はできる範囲で、細かく日常生活の注意点を指摘してくれている。
文句ばっかりいうまえに、感謝しなければ。

14. 2011年4月16日 16:08:04: cqRnZH2CUM
彼は、たまに細かいミスはあるが
大体、言ってることは常識的に見て妥当だろう>>15.福島、茨城はできるだけ、除洗作業を進めた方が良い。

これは放射能の放出が止まってからだな


15. 2011年4月16日 16:09:01: cqRnZH2CUM
なぜか、改行が反映されないことがあるな

>>15.福島、茨城はできるだけ、除洗作業を進めた方が良い。

これは放射能の放出が止まってからだな


16. 2011年4月16日 16:10:15: cqRnZH2CUM
abc>>1.

abc>>1.


17. 2011年4月16日 16:11:12: cqRnZH2CUM
なるほど、やっとわかった>>2>>2.

18. 2011年4月16日 16:43:23: VeBRKyiFV6
ドンナにコレ迄 正しい事言ってても、間違ってる時は間違ってると言わなきゃナラネーんダヨ!!!!!!!!!!!!!!!!


でなきゃ、" 盲信・妄信 " " 偶像崇拝 " じゃネーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


一段落なんて言葉は今は絶対に使うベキでは無い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


何時 水蒸気爆発が起きてもおかしくナイ状態に3機ともアル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


19. 2011年4月16日 23:37:41: 4HjBRnsCvU
18.
!!!!は邪魔。

20. nekonotama1 2011年4月17日 15:42:19: tiXg8kA1YOTGA : FsmwW6uY3E
あまりにいい加減な発言なので以下に少し述べさせていただきます。

1.福島原発は異常な状態ながら安定していて、徐々に放射性物質の漏洩も少なくなっていく.もう少し我慢する。⇒再臨界でブスブスと燻っていて手が付けられない状態です。

2.爆発の可能性はまだあるけれど、それほど危険ではないしかし、今、被ばくを避けておけば、万が一の時にも「被ばくの貯金(事故が起こって少し被ばくしても、それまでの被曝量が少ないと余裕がある。)」で安心。⇒馬鹿も休み休み言ってください。被爆量が増えれば癌などの健康被害にかかる確率が大きくなるのです。遺伝子に損傷を与えるので子孫の代で奇形児が生まれますよ。

3.核爆発でも水蒸気、水素爆発でも、チェルノブイリの経験からはそれほど大きな違いはない。⇒大きな違いでしょ。核爆発は一瞬、チェルノブイリは1週間で沈静化しましたが、福島は1ヶ月たってもまだ解決のめどすら立ってないのです。

4.メルトダウンを起こしたとしても、これまでと同じぐらいの放射性物質がでるに止まる。このブログにメルトダウンは解説してあります。⇒メルトダウンは起きているます(定義はウイキペデディア参照)。放射性物質が出続けているのです。

5.従って、原発から福島市までの帯状の地域、原発から茨城北端までの帯状の地域は待避する方が良い(子供は絶対に待避.郡山などでは、水、マスク、洋服を拭く、運動は止めるなど最大限の注意)、東京、仙台などは注意して生活し(水、雨に濡れる、食材)、青森、岩手、秋田、新潟、長野、山梨、静岡とその外側は普通通りの生活で大丈夫。⇒風向きと降雨次第で死の灰の降下状況は変わります。放射性物質が出続けてるので大丈夫ではない。汚染状況を監視し続け、危なくなったら逃げる必要があるのです。

6.「半径何キロ以内」は無関係です.福島原発を目(光)で見ることができないところは福島原発からの直接の放射線は来ません。⇒放射性物質が危険なのに「放射線」とごまかしてます。でも死の灰は風に乗り世界中に飛散しているのです。風向きと雨に注意し続けなければなりません。

(ばかばかしいので以下略)

等々1〜6までだけ見てもいい加減ということが分かります。

このような人が尤もらしく発言を繰り返していることが不思議でなりません。

恥ずかしくてものが言えなくなると思うのですが・・・・


21. 2011年5月02日 05:44:30: 55TD8UASTE
18さんは、!!が多くて非難されがちですが、!!に目がクラクラせずに、彼のコメントをよく読んで理解すれば、直球でまともなことを言われていると思う。書き方が悪いとか言われているようですが、!!があるから人の目に留まるわけだし、分かる人には分かるのでは?

武田さんの記事、人を誘導しているように感じます。特にネット慣れしてない、普段から文章をたくさん読まない人たちに向けて。

子供の被爆に反対する記事は、どんなに強烈に書いても、間違ったり批判を浴びないものであることは明白。そのような記事で人気を集めて人の目を引いたところで、原発は終息に向かっていると、予測でもなく、まるであたかにそれが現実であるがごとく、既成事実を作り上げているように見えます。

でも実際はどうなんですか?本当に終息に向かっているのですか?

3号機が核爆発だったと言われているようですが、確かに半減期があるから一部の放射能物質は危険じゃなくなったかもしれない。でも海外にまで飛んだ、重くて遠くまで飛ばないはずの、ウラニウムとかストロンチウムとか、30年近くなくなんないんですよね?

だとしたら、原発の悲劇は始まったばかりじゃないのすか?食料問題、海の汚染など、終息にはほど遠い話であるばかりでなく、今もって原発の危険は回避されたわけではないのは、まったくの素人でも理解できます。

そんな折、武田さんがこのような記事を書くとは、一体なにを目的としているのか・・・訝しく思う。


22. 2012年2月06日 08:24:11 : xCV5eDocKc
ただいま、2012年2月6日。誰がウソを言って、誰が本当の事を言っていたのかが、既に判明している。

本当の事を言った人:武田邦彦:放射能はどんなに少なくても危ない。
          (小出教授と同じ意見)
          すぐに除染すべし。

ウソをバラまいた連中のセリフ:放射能は安全!
               メルトダウンは起きていない。
               除染は後回し。


23. 2012年2月13日 18:53:26 : xCV5eDocKc
武田教授の言う通りに、4月下旬からさっさと除染開始しておけば、地表3cmだけの除去で充分だった。ところが、以前の投稿に見られる通り、日本中のデマ連中の書き込みによって、除染が遅れた。

武田教授を批判し、デマを書き込んだ連中こそ、菅や枝野と同じ、日本を混乱に導く連中である。


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