文部科学省と福島県は２１日、国の放射線量の安全基準で屋外活動が制限される福島市の１０の幼稚園や小中学校の児童生徒の保護者らを対象に、生活上の注意などについて説明会を開いた。
　午前中の説明会では、約４００人の出席者から「制服の洗濯はどうしたらいいのか」「教室の窓を開けてもいいのか」などの質問が相次いだ。しかし、説明者側から「原子力災害対策本部と協議する」などとあいまいな回答が目立ったため、参加者から「具体的な回答がない」「何のために来たのか」「親の気持ちを全く分かっていない」と不満の声が相次いだ。
　また、福島第一原発事故で計画的避難区域に指定される飯舘村の幼稚園児や小中学生ら５２０人を対象に、放射性物質の付着の有無を調べるスクリーニング検査が２１日、学校の一時移転先となっている川俣町で実施された。基準値を超えた生徒らはいなかった。
（2011年4月22日01時30分 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110421-OYT1T00868.htm
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↓の私の書き込みから関連を引用：

「文部科学省は、恐ろしいことに、福島県内で学校施設の放射線量が想定で年間20ｍｍシーベルト以内であれば、屋外活動を制限しながら学校施設を利用できるという指針を出してきた。
上述の内部被曝の説明をお読みいただいた方はわかるように、ヨウ素のみならずセシウムのような微粒子の放射性物質は、歩くだけでも舞い上がり園児・児童や生徒の体内に取り込まれかねないものだ。
そうなれば、屋内にいれば放射線の影響から逃れられるといった説明は通用せず、ずっと放射線を浴び続けることになる。学校に福島第一原発を線源とする放射線が届いているわけではないのだ。

民主党の国会議員の方々が命と健康を守る重要性を訴えたのは、けっして票目当てや口先だけの巧言というわけではなく本気で考えての言動だというのなら、早急に対策を実行すべきであろう。

食品も学校も、対策にかかる費用は東電と政府が負担しなければならないし、それを惜しんで、国民に費用（野菜を買うなど）やより高いリスク（食品を食べたり子どもを危険な学校に通わせたり）を負わせようとするのは犯罪行為だといえる。」

コメント
01. otoppi 2011年4月22日 11:30:26: cUHXG0u8x2am6 : 9oDyJXSLLo 文科省の20ミリシーベルト基準は根拠がないことが分かったようだ。 なんと、放射線管理区域の線量レベルが年間­５ミリシーベルトであり、労働基準法上１８歳以下が働いてはいけないことになっている。２０ミリシーベルトは原発労働者が白血病になった際、労災認定されるレベルで­ある。 しかも、19日に内閣府原子力安全委員会が20ミリシーベルトという安全基準について「問題なし」と決定­し、助言したとされているのに、５人の委員が会合を開いた事実はなく、また議事録も存在しないようだ。更に、国の設定した２０ミリシーベルトには食物などや土ホコリなど­による内部被ばくなどは含まれてないことが明らかになった。 http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/683.html
02. nekonotama1 2011年4月22日 20:05:57: tiXg8kA1YOTGA : FsmwW6uY3E 文部科学省と福島県の行為は子供たちの命を金で売り渡していることと同様であろう。 いやわずかな金を惜しんで日本の未来を売り渡しているに等しい。 政府は「20ミリシーベルトという安全基準」などと、いい加減な子供だましをやめ子供たちを速やかに汚染地域から避難させるべきではないか。
03. 2011年4月22日 21:11:43: tfMe53xdLs ベクレルだかシーベルトだか知らんが 測定の条件を教えて欲しい。 グランドでは放射能は地面の表面に降り積もっているので 早朝、誰も歩き回らない時間を見計らって測定してるのでは？ で、安全だからってグランドで運動したらどうなるのか。 各地のモニターも空間線量しか表示していませんが ビルの屋上に設置してある線量計だと思う。 地面の値を測定し公表しろ！
04. 2011年4月23日 23:25:02: tEuMUcieh 空間測定は、けっこうバラつきが大きい。 １〜２ｍはなれても、０．１μｓｖぐらいから０．０６μｓｖに なったり０．１４μｓｖになったりする。 役人は、小さくなるまで計り続けて、小さくなった値を測定値と するのではないか？。 「なら、最初から書きたい値をを書けばいいじゃないか」と思う でしょ？。 たぶんそれができないんですよ。小役人は、責任がこわいので、 いいのがれできる範囲でいいかげんなことをすると思われる。
05. ｈｈ 2011年4月30日 00:02:25: aSpH2PTP7rbjQ : jDuXjxCaJM この２０ｍシーベルトといういい加減な数値を決めた、原子力保安員。政府の連中はその学校に自分の子供を通学させる勇気もないくせに。大切な子供たちを危険な目あわせても何食わぬ顔でテレビに出ているやつらを許せない。子供は未来の宝です。子供を守るためにどんなことでもするのが政府の役目では。
06. 2011年4月30日 08:51:38: qGltNufUxM 文科省の判断は非常に危険な領域に入り込んだ権力の暴走である。 なぜ米軍が即座に展開対応したか、80km圏外への避難を自国民に指示したか、諸外国が国外避難を命じたか、答えは核反応の暴走に日本政府が、無能であることを表す証明である。放射能にはより過敏であってよい。自分と家族の健康、安全は自分で守る事を肝に命じることだ。事と次第によれば、日本を捨てる覚悟も必要です。 出来ない人は、原発を誘致せず、電力不足に甘んじるべきだ。電力消費量が大きい企業は自分で賄えばよい。電力こそ地産、地消に徹することだ。福島の人々には非常に気の毒だが、今命が有る事を喜び、故郷を捨てる覚悟も必要と思う。その全責任は、日本政府が負うのは当然のことである。今後起きる事で警戒すべきは、国家権力の暴走から人類存続の危機に陥ることで、官僚、官邸を日本国民がしっかり監視することだ。マスコミの大半は権力に非常に弱いが影響力は大きいので騙されないように研鑽を積む事だ。

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