４号機は３月１５日朝６時頃に「火災が発生した」と発表されたが、単なる「火災」であんなにひどく４号機建屋が壊れるもんか！！　子供だましも てーげー にしろ！　しかも、3/15 から４０日以上経った今でも「火災ではなく、強烈な爆発でした」と訂正してはいない。

こんなウソの上に塗り固めた「工程表」なんて屁の突っ張りにもならんわ！

休止していた４号機がなんで爆発したのか？　３月１４日の午前１１時頃に３号機の「キノコ雲爆発」があった。その映像を見ると巨大な破片が噴き上げられており、それが落下して４号機建屋を直撃し、４号機の使用済み燃料プールを破壊したのではないか、と考えていた。

ところが、DigitalGlobe の「３号機爆発から３分後」という画像を見ると、４号機建屋は大して壊れていない。少なくとも現状のボロボロ状態には至っていない。

ならば、いったい何時、４号機が今見られる状況みたいにボロボロになったのか？　それは３月１５日早朝の「火災発生」の時しか考えられない。単なる「火災」で現状のようなボロボロになるはずがない。とすれば、「爆発的事象」（笑）以上の強烈な爆発（３号機よりは小規模だが、１号機よりは明らかに強い）が起こったとしか考えられない。

推測だが、３号機の超巨大爆発（３月１４日午前１１時頃）によって噴き上げられた巨大破片が４号機建屋の外周にある使用済み燃料プールの冷却水配管を破断した。これによって４号機の燃料プールの水が漏れ出し、燃料棒が水面から露出し、高温になるとともに大量の水素が発生した。そして、約１９時間後の３月１５日早朝に大爆発した。これを東電は「火災」と発表した。

３月１５日早朝の「火災発生」の時点で、東電は４号機建屋がボロボロになっていることを知っていたはずである。それを「火災」と言いくるめることで、「大したことはない」と思わせたかったのだろう。しかし、使用済み燃料プールに保管され冷却中であった燃料棒の量は１号〜３号よりも多いのである。このプールがダダ漏れになったからこそ、強烈な水素爆発が起こった。このことを伏せたままで、コンクリート圧送車でずーっと放水を続けているのである。いくら注水しても水位が上がるはずもない。

そして、大量の高レベル汚染排水が今日も垂れ流しである。東電は、この排水さえも、４号機ではなく３号機から漏れ出たものとウソぶいているようだが．．．

強烈な破壊状況を見たら「火災」なんて

asahi.com「４号機、水が蒸発し水素爆発か　燃料棒露出の可能性も」
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150232.html

これって不思議な現象だと思いませんか？　でも、２号機と４号機の爆発の原因になった水素ガス発生がほぼ同時に始まったと仮定すると、つじつまが合うように思うのですが．．．。

つまり、07で考えたように、３号機の巨大爆発（キノコ雲）の起こったのが前日３月１４日（月）午前11:01 だから、３号機の破片が、隣接する２号機と４号機の冷却水配管を同時に破壊したとすれば、両号機で同時に水位が下がり始め、同様の時間経過で水素ガスが発生し、ほぼ同時に爆発するに至った．．．

なお、４号機の燃料プールに冷却保管されていた燃料棒の量は、福島第一の６機のうちで最大だそうです。