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お金の話!信用創造のマジック!・つむじ風(庶民がお金の仕組みを理解した時「ポストマネー社会」が到来する筈です)
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/194.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 2 月 28 日 15:44:54: 4sIKljvd9SgGs
 

(回答先: お金のカラクリ・ひとりごと、ぶつぶつ(金銭手品が分かると、税金手品が分かり、特別会計手品も分かってきます) 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 2 月 28 日 12:06:20)

http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2007/12/post_9383.html
2007-12-02
お金の話!信用創造のマジック!
信用創造、信用収縮とは一体いかなるモノか

 実際、多くの人々はお金が、どのようなものであるかを知らされていない。『知っているよ』と言う声が聞こえる気がするが、それは『交換手段』としての基本的なことであって、仕組み全体のことではない。知らないと言うことは、勉強していないと云うことでもない。知らされていないのである。
 私は、無論、経済の専門家ではない。が、経済の専門家の説明ほ記事一覧ど意味不明な話はないと感じている一人である。ご本人がどれほど解っているのかと、疑ってかかることの方が多い。『明瞭説明、意味不明』とは、経済専門家に献上したい言葉である。

 経済教科書には次のように説明してある。

 <たとえば日本銀行がA銀行に1000万円を供給したとする。A銀行は1000万円の10%である100万円を準備金として日銀当座預金に預け入れ、残りの900万円をB社に融資する。900万円の貸付を受けたB社は、それをC社への支払に充てる。C社は受け取った900万円をすべてD銀行に預けたとしよう。この場合法定準備率を10%と仮定しているから、D銀行は810万円を貸し付けることができる。D銀行から810万円の融資を受けたE社はF銀行へ全額預けると、F銀行は81万円を準備金として日銀当座預金に入金し、729万円を融資することができる。このような銀行の貸付行動により、預金通貨が創造されていく。
 1,000万円の本源的預金によって創造される派生的預金は、派生的預金=1000(0.9+0.9+0.9+……)になる。ここで、( )の中は、初項0.9、公比0.9の無限等比数列の和だ。これを計算すれば、創造される派生的預金は9,000万円であることが導かれる。これに本源的預金 1,000万円を加えれば、預金総額は1億円になる。このケースでは、本源的預金の10倍の預金が創造されている。この倍数(ここでは、10)は信用乗数とか貨幣乗数と呼ばれている。
 これを貨幣供給の式として、M ,HM ,D ,Cp ,R ,m をそれぞれ貨幣量、ハイパワードマネー、預金、民間部門保有の現金、銀行準備、貨幣供給乗数とすれば、次のように示される。
  M=(1+Cp/D){(Cp/D)+(R/D)}XHM=m・HM
 この式は、ハイパワードマネーHMが貨幣乗数mを掛けた数字だけ大きくなり、貨幣量Mとなることを表している。>

 
 お分かりだろうか。あまり、よく分からない。? ご同慶。私も同意見である。努力して、解説する。
 つまり、平たく、分かりやすく、赤裸々に、本音をズバリ言うなら、『実際のお金がなくても、銀行はお金を貸すことが出来る。それは、約 10倍までかまわない。』と言うことである。10%を準備率と言い、その逆数10倍を貸しても良いと国は認めているという意味である。そして、云々....(省略)
 実際にはないお金を貸すと言うことは、普通の感覚すれば、詐欺である。銀行がやれば、詐欺でない。法律で認められている行為だからである。死刑が殺人でないと言うことと同じである。
 では、ないお金をどうやって貸すことが出来るのだろうか。?それは、簡単である。中央銀行には輪転機がある。ここで刷る分は、唯一偽札ではない。必要な分、刷ればよい話だ。それをコール市場で短期貸し付けで供給する。0.001%(2001年より)がその金利、コールレートである。何故短期かというと、お金というものは、現金を持ち歩いたり、運んだりすることは、昨今少ない。殆どは口座間移動である。数字が書き換えられるだけである。
 実際は、日銀法定準備率は約0.1%であるので、10倍どころか100倍以上である。このことを経済専門家は、殆ど人々に語らない。だから、人々は、銀行の預金額から貸し出していると思っている。そして、借りられたら、平身低頭有り難がる。もう一度云おう。大きな声では言えないが、『銀行は、公認の詐欺事業家』である。

 断っておくが、私は、銀行に恨みを持つものではない。又、この制度その物に、敵意を抱く者でもない。ある方便として、効用を評価する者である。只、事実を直裁に表現するまでである。事実を直視しなければ、問題が見えてこないからだ。

 この信用創造は、銀行の直接貸し付けにだけ見受けられるものではない。貸付債権は、さらに証券化され資産として運用される。これが一例のサブプライムローン債権(証券)である。そして、何倍ものレバレッジ(取引証拠金制度)が掛けられ、市場で第二の貨幣として流通する。一体、どれだけのお金が、この世の中にあるのだろう。

 それは、多くの人々の考えるように、流通交換手段の貨幣として想像する額の何倍であろうか。何倍なんてものではない。何百倍? 否、何千、何万倍であろう。実際、私も専門家でないので、計算したことがないので想像するのみ。だだ云えるのは、そのお金は、制度信用に支えられた、『あぶく銭』であるという事実である。間違いない。

 制度信用が崩壊するとき、信用収縮が起こる。信用収縮の最悪パターンは、お金の紙屑化である。それ故、金融専門家は、口を堅くして、真実を語らないのである。『分かったような、分からないような、数字と難しい理論』を語り、ケムに巻く。それは、同じ船に乗る『詐欺擁護集団』が経済専門家である。

 そして、常に前途洋々の未来構図を描き、得べき利益の得失勘定に明け暮れる。これが経済専門家である。前途暗澹たる未来展望は、口が裂けても言ってはならぬ。それは、直ちに身の没落を意味する。社会的抹殺を意味する。誰も、地獄のフタを開けてみようとしない。知れば知るほど、危うい自転車操業を繰り返しているというのに、お金の魔力を信じ続けて、砂上(信用創造)の楼閣を描き続ける。

 これまでは、自転車操業であったが、オートバイ操業に切りかえる。それでも危ういと悟ると、自動車操業を考案するのである。自動車ならば、錚々(そうそう)倒れることもあるまいと考える。しかし、交通事故は起こるのである。最近では、飛行機操業に切り替わった。それがグローバリズムである。
 事故が一旦起きると、損害は甚大である。それだけのことだ。
 
  多くの人々は、この信用創造に与(あずか)ることは、まずない。ただ、そのきらびやかな世界を眺めながら、『いつかは俺も、私も』と云って、サクセスストーリーとドリーム神話を夢見て、準備率100%の世界をコツコツ律儀に生きている。その限りに於いて、まさに夢の中の夢である。
 サクセスストーリーと積極思考は、この信用創造を根幹とした経済システムの教義である。各種ドリームは言わば礼拝の対象即ち、祭壇である。成功者は、教祖である。

 よくよく云っておく。もしも、このきらびやかな栄華を見たければ、お金の仕組みをよく見つめ、信用創造に与(くみ)し、非情に徹し、真実を見つめ、真実を声高に語らず、お金の途に集中する以外にない。これが現実の世界である。
 

 

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コメント
 
01. 2011年3月01日 18:42:12: mHY843J0vA
銀行もそんなに楽ではないようですね

http://diamond.jp/articles/-/11312
【第20回】 2011年3月1日【あおぞら銀行】
調達コスト低下で筋肉質に変貌でも高リスク低収益構造から抜け出せず

株式市場であおぞら銀行の評価が高まっている。金融危機の後から取り組んできた変革プログラムが成果を出しているからだ。しかし課題も山積で、単独で生き残る道のりも平坦ではなさそうだ。

「この2年で何が変わったのかを見てほしい」──。

 2010年11月、10年度の中間決算を発表したあおぞら銀行のブライアン・F・プリンス社長は、居並ぶ投資家たちを前にして自信たっぷりに語った。

 リーマンショック直後の08年度決算で2400億円超に上る巨額の最終赤字に転落してからというもの、あおぞら銀はバランスシートの抜本的な改革を推し進め、147億円の中間最終黒字にまで業績を回復させていたからだ。
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 一時は60円台まで付けた株価も、業績の回復を好感して11年1月末時点で181円まで上昇。銀行業界のなかでも上昇幅は際立っている(図(1))。

 あおぞら銀が取り組んだ改革のなかで、大きな成果を収めたのは、資金の調達構造を変化させたことだ。あおぞら銀の前身は日本債券信用銀行(日債銀)だったため、それまで資金調達の半分近くを市場での金融債発行に頼っていた。それを個人預金による調達へと大きく舵を切ったのだ。

 というのもリーマンショック直後、市場は完全にマヒ状態、あおぞら銀自身の信用不安も重なったことで金融債を発行できず、危うく資金繰りが詰まりかけた。このときの教訓を生かし、調達基盤の多様化を図ったというわけだ。

 これは、結果的に調達コストの引き下げ効果を生んだ。高金利を謳い文句に定期預金をかき集めたのだが、それでも市場から集めるよりも明らかに低コスト。市場の正常化に伴って、金融債も低金利で発行できるようになり、資金の調達コストは08年3月末からの2年半で、69ベーシスポイントも低下している(図(2))。

 加えて、手元にあった流動性資産も積極的に運用。09年3月末には約1兆2000億円も抱えていたが、10年9月末には6500億円近くまで、ほぼ半減させて運用に回している。

 とはいえ、決して喜んでばかりもいられない。図(3)は08年度第3四半期から、直近の10年度第3四半期の業績回復が、何によってもたらされたのかを要因分解したものだ。

 これを見ると、経費を差し引く前の本業の利益を示すコア業務粗利益は、なんとリーマンショック直後の最悪期よりも低いことがわかる。業績回復を支えたのは市場要因と、経費や与信費用などのコスト低下であり、トップラインは低迷したままなのだ。
次のページ>> 合併や提携が必須、単独での生き残りは困難

 本業の伸び悩みは銀行界全体が抱える悩みではあるが、あおぞら銀のそれは他行よりも深刻。というのも、“ハイリスク・ローリターン”のビジネスモデルから脱することができていないからだ。

 図(4)を見ていただきたい。これは都市銀行と地方銀行のリスクとリターンの関係を示したもの。縦軸には運用と調達の利回りの差である総資金利ザヤを、横軸には保有資産にリスクウエートを乗じて算出するリスクアセットの総資産に占める割合を取っている。

 これを見ればわかるとおり、あおぞら銀は他行と比べてより多くのリスクを取っているにもかかわらず、リターンが明らかに少ないことが見て取れる。
合併や提携が必須
単独での生き残りは困難

 10年8月、あおぞら銀は「将来に向けた変革」と題し、新しいビジネスモデルを確立するための組織改編を行った。

 その柱が中小企業向け融資と、富裕層向けリテールサービスの強化だ。「くびいち、くびに」と呼ばれる、首都圏営業第一部・第二部という部署を新設し、行内の資源を集中投下する力の入れようだ。

 また、日債銀時代の名残でつながりがある、地銀向けサービスの強化にも乗り出す。じつはあおぞら銀は、水面下で新生銀行から金融商品の開発部隊を引き抜いている。その狙いは、「地銀向けに提供する商品を開発するため」(新生銀関係者)との見方がもっぱらだ。

 さらには、経営企画など本部の人員を、現場の新規開拓営業に持っていくなど、「今までだったらありえない」(あおぞら銀関係者)思い切った人事まで断行している。

 これら改革の成果なのか、確かにこの2年半でリスクを減らす一方、リターンを増やすことに成功している。とはいえ、収益力は他行に比べていまだ明らかに劣っており、生き残るためには大胆な次の一手が必要だ(図(4))。

 そうした現状については、さすがにプリンス社長も承知している模様。10年5月、新生銀との統合が破談した後に行内で開かれたミーティングで、行員に今後の戦略を聞かれたプリンス社長は、「単独で生き残るのは難しい」と答えた。

 最近はさらに踏み込んで、「合併や買収、提携を追求する」(プリンス社長)と表明、「買われることも否定していない」(銀行アナリスト)という。

 しかし、あおぞら銀は「中小企業も富裕層も、まだいい顧客をつかまえられておらず、地域金融機関との関係もたび重なる経営者の交代劇で悪化したまま」(事情に詳しい関係者)だ。

 さらには自慢の資本力も「そのほとんどは公的資金でしかない」(同)ので、「一緒になってもいいと考える銀行などなきに等しい」(地銀幹部)のが現状だ。

 新生銀との統合破談以降、金融庁も厳しい視線を注いでいるといわれている。単独での生き残りも厳しく、かといって統合相手も不在というあおぞら銀の進む道はきわめて険しいといえる。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木崇久)


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