★阿修羅♪ > 経世済民71 > 234.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
世界の人々よ:経済崩壊に備えよ  (ROCKWAY EXPRESS )
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/234.html
投稿者 新世紀人 日時 2011 年 3 月 10 日 06:37:02: uj2zhYZWUUp16
 

http://rockway.blog.shinobi.jp/


世界の人々よ:経済崩壊に備えよ

世界経済の崩壊が間近?

◆3月10日

 世界のどこを見ても、問題ばかりが目に付く。石油価格、食糧価格、水不足、そして経済・金融問題もその中の一つだ。
 よく言われるように、現代文明の行き詰まりである。これは机上の論だけではない。実際に全地球の人々の生活を強制的に変革させるような現実の問題となって迫ってきている。

 しかし正面切って問題を取り上げ始めると収拾がつかなくなるので、誰も識者と言われるような人々は取り上げようとしない。丁度、「日本沈没」という小松左京の小説に出てくる田所教授のように、言い始めれば気が狂ったかと言われるのが落ちだからだ。もっともこれから起きる事は日本沈没ではなく、世界沈没である。

 しかし、2008年に本格的な経済・金融崩壊の前兆を経験したから、次はもっとでかいのがやってくると知っている人々は一杯いる。あれは金融津波の第一波であり、これから第二波がやってくる。

 これと同時に食糧、水、石油(エネルギー)という基本的な資源に黄信号がともっているが、これが赤信号になる日もそう遠くない。日本人は、「水と安全はただで手に入る」、と考えている、と何十年も前に指摘した山本七平の本がベストセラーになったことがあった。あれから少しは日本人は用心深くなったのか?

 いずれにしても政府などはあまり頼りにならないから、個人的に今から準備できるものは準備しておかねばならない。出来るかどうかはわからないが、やるっきゃないだろう。
  
 世は、今や、キリスト教的に言えば、「終末」であり、仏教的に言えば「末法の時代」であり、スピリチュアル系の人々は「アセンションの時代」、日月神示や伊勢白山道的には、「弥勒の世」がやって来る時代なのだ。しかし弥勒の世がやって来る前に、大激変がまずやってくる。

 要するに、人間の人生に対する姿勢が改まることが必要な時代であり、かつほぼ強制的に新たにさせられる時代でもあるようだ。ようするに、今までの人間の経済中心の欲得的生き方は、この時代までで終了する、ということ。金と欲の時代は終わり、ということなのだ。この後の時代は、人間の霊性中心の、もっと愛他的な精神を持った「人間だけ」が生きられる時代になりそうだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●世界の人々よ:経済崩壊に備えよ
http://theeconomiccollapseblog.com/archives/people-of-earth-prepare-for-economic-disaster
【3月9日 The Economic Collapse】

 経済崩壊に向かっているのはアメリカだけでない。真実は、世界全体が大規模な経済メルトダウンに向かっているのであり、世界の人々はこの迫り来る世界的経済崩壊に備えることが必要となっている。現在の世界の金融システムは負債を基礎としている。そして巨大な世界の負債はまもなく破裂するところに来ている。これに加えて、世界の主要経済が依存しているキーとなる資源の価格が急速に上昇している。我々の進化した技術があるにも係わらず、実際は、現代文明は石油と食糧なしに機能することはない。しかし、石油と食糧価格は両者とも劇的な上昇をみせている。大陸間の運送に更なるコストが掛かるようになるとすれば、いかに現在の世界経済がこのまま順調に機能するであろうか? 食糧価格がこれから更に30%、40%と上昇すれば今日食べるのがやっとの何百万人もの人々がどのように生きていくことが出来るであろうか? 何十年も世界の主要な経済大国は、莫大な安い石油とか安い食料品があるということを当然と考えてきたのだが、そのパラダイムが変わるとなれば、どうなるであろうか?

 最近の調査では、アメリカの原油価格は1バーレル104ドルであり、ブレント原油価格は1バーレル115ドルだ。多くのアナリストはリビアの危機的状況が悪化すれば、あるいは中東の混乱状況が拡大すれば、1バレル147ドルという最高値が年内にも破られるのではないかと恐れている。それは、世界経済にとって間違いなくひどい影響を及ぼすようになるだろう。

 しかし石油価格の上昇をもたらしているのは、中東の混乱だけではない。実際は、何ヶ月も石油は上昇し続けている。中東の最近の革命騒ぎはこのトレンドに拍車を掛けているだけである。

 サウジアラビアでこのところ叫ばれている「怒りの日」は、他の中東諸国で見たような完全な革命にはならない、ということを願うとしよう。サウジは自国の民衆に対して極めて厳しい統制措置を取っているが、この点では何がおきてもおかしくないのだ。サウジアラビアで真の革命が起きれば、石油価格は即座にかつてない高値になるかもしれない。

 しかし、中東でのこういった混乱が無いとしても、世界は既に石油危機に向かっていた。世界の石油需要は非常に強い勢いで上昇している。例えば、昨年中国での需要増加量は、約100バーレル/日に増大している。これは実に唖然とする量である。今や中国人は毎年アメリカ人以上に多く新車を購入しているから、石油に対する需要は増大するばかりである。石油の供給に対してなせることは数多くあるだろうが、わが政治家と主要石油メジャーの重役達はなにもしようとしない。どうも彼らは石油の価格が上昇するのを望んでいるようだ。

 従って、石油価格は今後も上昇し、それはガソリン価格の高騰として跳ね返ってくる。 

 ABCニュースは既に、レギュラー・ガソリンはフロリダ州オークランドで1ガロン5.29ドルになったと報じている。

 アメリカ経済はとりわけ、石油価格の上昇には脆弱さを露にする。それはわが国の全経済システムが安いガソリンというものを前提として成り立っているからだ。もしも1ガロンのガソリン価格が5ないし6ドルに上昇しそのあたりに留まるとすると、アメリカ経済は壊滅的な影響を受けることになる。

 2008年に何が起きたのか思い出す事だ。石油価格は歴史的高値となった1バレル147ドルを記録した。その数ヵ月後、全金融システムが大きなメルトダウン現象を起こしたのだ。

 石油価格が上昇することで、世界金融システムに再度不均衡状態をもたらすことになるだろう。これは、正に我々全てが警戒する状況である。

 しかし、世界経済崩壊をもたらすのは、石油価格だけではない。

 世界の食糧価格は潜在的にもっと懸念すべきものである。世界には約30億人が2ドル/日かそれ以下で生きている。このような人々は食糧価格の上昇についていけないことになる。しかし世界の食糧価格は上昇している。国連によれば、世界食糧価格は8ヶ月連続で上昇しているという。先月、世界食糧価格は歴史的高値をつけた。多くの人々が、我々は実際は大規模な世界食糧危機の初期段階に入っているのではないか、と恐れている。

 主要農産物価格は前年期間を通して確かに上昇しているのだ・・・

●とうもろこし価格は、この6ヶ月間で2倍になった
●小麦の価格は、昨年2倍以上になった
●大豆価格は昨年6月から50%上昇した
●綿花価格は昨年2倍以上になった
●オレンジジュースの商品価格は2009年以来2倍になった
●砂糖の価格はこの30年間で最高値となった

 残念ながら、世界の殆どの国での食糧生産は石油に大きく依存しているので、石油価格が上昇する中、食糧危機を更に悪化させる要因となる。

 更に、水となると世界は非常に厳しい現実に直面している。グローバル・エリートの貪欲さのために、充分な真水が行き渡っていない。以下は世界の水事情についての非常に困った事実を示している。

●前世紀では世界の真水需要は3倍となった。そして21年毎に2倍になっている
●USAID(米国国際開発庁)によれば、人類の1/3は、2025年までに厳しいあるいは慢性的水不足に見舞われるという
●世界の都市の6千万人の人々が、なんらの汚物処理施設のない貧民窟やスラム街に住んでいる
●インドの地表水の75%は、人的及び農業の廃棄物で汚染されていると見られている
●国連の調査によれば、汚物処理問題に関してインド人は、トイレを使用できる環境にいる人の数より携帯電話を持つ人の数の方が多い、という
●中国の北方地域では、地下水面が汲み出し過ぎのために毎年1メートルずつ下がっている

 今日、よく言われることは、「水は21世紀の石油」という言い方である。しかし残念ながらそれは完璧に正確な言い方ではない。清潔な真水は我々が必要とするものであるが、今や世界の供給は厳しくなっている。

 我々の政治家とグローバル・エリートたちは、この問題に対して望めば何かすることが出来るはずだが、今のところ、彼らは今の状況に満足しているようである。

 公的債務危機は以前に比べて事態は更に悪化している。

 世界の主要な中央銀行はこの危機を取り繕うとして紙幣の増刷を夢中で行ってきたが、それでは解決しない。殆どのアメリカ人は、ヨーロッパ大陸は金融不能地帯となっていることを理解していない。ギリシャとアイルランドは救済されなければ破裂してたところだったし、今やポルトガルが崩壊の瀬戸際にある。ポルトガルの10年物国債の金利は7%となって3週間になる。殆どのアナリストはポルトガルが救済を要請するのは時間の問題と見ている。

 悲しいかな、世界経済が上昇する石油価格のために落ち込んでいるのならば、ヨーロッパの半分の諸国が救済がなされねば、負債のためにデフォルトになるのを見るかもしれなかった。

 今のところ、ドイツは弱い諸国を救済することを良しとしているが、それは永遠に続くわけではない。

 決算の日がヨーロッパにやってくるが、それが来た時の反響音が地球全体に鳴り響くことになるだろう。ユーロは既に非常に不安定になっており、来る危機に対して持ちこたえるかどうか誰もわからないでいる。
 
 勿論、アジアにもいくつかの非常に懸念すべき材料がある。日本の国家負債はGDPの200%以上になっている。そしてこの問題に対して誰も解決策を持っているようには見えない。この時点までは、日本は極端に低い金利で自国民から大量の借金をしてくることができたが、それが永遠に続くということはないだろう。

 負債問題で最大の問題はアメリカである。バラック・オバマは連邦政府の財政赤字はこの年度で1兆6500億ドルという空前の額になると見ている。アメリカの財政赤字額は今年の会計年度末には15兆ドルになると予想されている。

 そうなったら何らかのお祭りでもすべきじゃないのか?
 15兆ドルとはたいしたものである。

 殆どのアメリカ人はそれほどの負債というものを思い描くことはできない。もしも連邦政府がこの時点で、この財政赤字を1秒に1ドルずつ返却し始めたら、支払い終えるには44万年掛かる計算になるのだ。 

 しかしアメリカ合衆国だけではない。実際は、どこを見てもこの惑星上では赤字だらけである。

 現在の世界金融システムは全面的に負債に基礎を置いている。負債総額が継続的に拡大しなければ、このシステムはクラッシュしてしまう。何らかの方法で、このシステムを永続的に保持する方法が見つかったとして(実際はありえないが)、世界の負債総額は永遠に増大し続けることになるだろう。

 今や、世界経済フォーラムは、彼らが願う世界の経済成長を維持するために、次の10年間で100兆ドルの負債を増大させる必要があると言っている。

 世界金融システムは巨大なねずみ講である。全ての人が永遠の負債の奴隷となるようにデザインされているのである。なんらかの意味のある方法で、ある点で負債スパイラルが途絶えたら、我々は2008年に起きた金融崩壊が日曜日のピクニックのように見える、経済的惨事を目撃することになろう。

 現在の世界経済状況を調査すればするほど、我々の未来は破滅に瀕するということが明瞭になってくる。

 だから、世界の人々よ、準備をしておいた方がいいのだ。
 
 経済的惨事はやってくる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2011/03/09 (Wed) 経済


(新世紀人コメント)

放火した挙句に計画倒産。借金して夜逃げ。借りたほうは強いわな。
貸したお父さんはお人よしのダメ親爺。旦那が馬鹿だから奥さんと子供(国民)はひもじい思い。

 2 81 +−  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年3月10日 06:45:25: ibwFfuuFfU

 勿論、アジアにもいくつかの非常に懸念すべき材料がある。日本の国家負債はGDPの200%以上になっている。そしてこの問題に対して誰も解決策を持っているようには見えない。この時点までは、日本は極端に低い金利で自国民から大量の借金をしてくることができたが、それが永遠に続くということはないだろう。
------------------
意図的に中国の銀河系的バブルのブラックホール的崩壊について触れていない、

記事の意図が大体分かろうというものだ。


02. 2011年3月10日 12:07:25: x0XMDt2kTM
日本の国債は90パーセント以上が国内にあるからそれほど深刻ではない
でも日本の銀行は150兆円程度しか国債を持ってない
後はどこにあるのか。個人?
それに、高橋洋一も言っていたがそんなに日本は借金が無いらしい
負債分しか発表してないらしいな
財務省は真実を早く述べろ

03. 2011年3月10日 13:36:07: 55wcKcFBTQ
もうじきガソリンがリッターあたり千円を越すようになるだろう。 皆が自転車を購入するので、自転車が値上りするかどうか。 軽二輪車にも買いが殺到するかもしれない。 3ダッシュの乗用車に乗れる人は役人くらいなものになるのかな。 エジプトやリビアに起きている事が、世界中に広がるだろう。 破局が目前に迫っているのに、まだ空き缶を辞めさせられないのかね。 それとも産油国の欲張り国王や大統領がいなくなって、オペックも止めになるかも。 ロックフェラーたちも吊るされるようになれば、逆に石油はうんと安くなるのかもしれない。 世界中が大混乱になるとして、それが落ち着くまでには2年から3年はかかる。 皆さんはどうなさるおつもりでしょうか。 まあ、今日明日は何も起きないだろうとでも言っておくか。 N.T

04. 2011年3月10日 17:09:56: eGzCvAGouc
1.水の問題
 海水の淡水化、下水の循環利用等でどこまでカバーできるか
2.エネルギーの問題
 太陽光・電気自動車等で石油の利用頻度をどこまで下げられるか
3.欧米・アメリカのデフォルト
 現在すでにアメリカはデフォルトの状態
 世界の覇権国家が中国に徐々に移動
 欧米の生活水準が年々低下
4.日本国家負債
 国内だけの問題、海外での債務はない
 米国債が紙くずになるだけ
 徐々に貧困になるだけ、戦後に近づく



05. 2011年3月10日 17:28:08: cqRnZH2CUM
>食糧、水、石油
>負債問題 

大体、こういう人々は矛盾する主張をするようだが
金や穀物でも買わせようという魂胆か


食糧、水、石油が供給不足になれば、コストプッシュインフレで需要も減り、いつかは、どこかで価格はバランスする

>全ての人が永遠の負債の奴隷

そして最近、多くの日本人が期待しているインフレが進行すれば、低所得層の生活は貧しくなり、債券保有者(銀行)は損をするが、
国債価格も下落するから財政問題は改善する(国民の将来負担は減少)


国債保有の分散化が進んでいれば、メガバンクが潰れることはないから政府・日銀の支援もそんなに必要なく、ひどいインフレスパイラルにはならない

そもそも国債がデフォルトしても、国債保有者と国に依存している人々が損をし、
仮に一時的に大幅な為替安になるかもしれないが、アルゼンチンのように
短期間で放漫財政が改善され、産業構造が強化され、政治の構造改革が進む可能性もある

何事も、マイナス面とプラス面の両面がある
どちらかだけということは少ない


06. 2011年3月11日 07:11:26: PauKjqELSs
ゴイむに銀行預金も年金も必要はないとおもってるんだろうなあ。

1000兆円の国債は国民の預金と年金で負担させられることになるんだろうな。

預金封鎖と年金据え置いて大インフレにすればいいんだろ。計画してるよ。もう。

鳩山はデノミで1割にしようとしていた。

戦後の国民の財産で負担がまたくる。

実際に借金が無くても米国の命令でやるよ。ドルを潰して円を潰さないわけにはいかない。円は元に変えるだろ。予定どうり。日本人はインデアンと同じに激減する。昔、此処に日本人がいたというのも忘れられるよね。

無だ。


07. 2011年3月11日 13:32:48: cqRnZH2CUM
>日本人はインデアンと同じに激減

元々、日本人なんて単一民族が実在するわけではないし
この地球にヒトは多すぎるから、1/10くらいが適切だろう
それに、いつかは現在の日本の国家体制も変わっていく

しかし日本より遥かに先に、米中の国体の方が崩壊するかもしれないなw


08. 2011年3月11日 14:00:22: cqRnZH2CUM
とはいえ、中国も、がんばっているみたいだな

大前研一ニュースの視点〜
┃1┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┗━┛『中国全人代〜ジャスミン革命の影響を恐れる中国と国民への不満対策』
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
中国全人代
国民の不満対策が焦点
中国外交政策
中国の接待攻勢を米国が警戒
 -------------------------------------------------------------------
 ▼ジャスミン革命の影響を恐れる中国
 -------------------------------------------------------------------

中国の第11期全国人民代表大会第4回会議が5日、北京の人民大会堂で
 開幕しました。

 温家宝首相は施政方針演説に当たる政府活動報告で、「今年から5年間
 の年平均成長率の目標を7%に設定する」と表明しました。

 今回の全人代で明らかになったことは、中国がチュニジアから始まった
 「ジャスミン革命」に怯えているということです。

 それゆえ、物価高騰に苦しむ所得の低い人に対して「優しい」姿勢を
 見せつつあります。

 また不動産を保有する所得の高い人に対しても、固定資産税の負荷が
 強くなってきている点を配慮する動きを見せています。

 民主化要求が高まり危機感を募らせているサウジアラビアやバーレーン
 の王室は、多額のばら撒きを行い必死な様相ですが、中国もほとんど
 同じような心境になっているのではないかと私は見ています。

 全人代での中国政府の活動報告骨子を見ても、その心境を伺えます。

 ・今後5年の年平均成長率は7%に引き下げ
 ・2015年のGDPは2010年比で1.4倍の55兆元(約690兆円)程度の見込み
 ・今後5年で都市住民と農民の所得の伸び率を7%確保
 ・今年の成長目標は8%程度に設定
 ・物価水準の安定を最優先
 ・人民元政策は従来通り

 中国の財政支出の推移は年々増加し、2011年は約10兆元(約125兆円)
 になる見込みです。

 GDPがほぼ同じ規模の日本の財政支出は約92兆円ですから、中国の
 10兆元(約125兆円)という規模は想像を絶する予算だと言えるでしょう。

※中国の財政支出の推移
→ http://vil.forcast.jp/c/aobOa324pybu4Lab

 日本とは違い、中国は国家債務が少ないのでこれだけの支出にも
 耐えうるという側面もあると思いますが、何とも涙ぐましい努力を
 していると私は感じます。

 とにかく今年はたくさん支出してもいいから、国民を何とか懐柔
 しようという意図が伝わってきます。それだけ今の全人代には
 緊張感があると感じます。

 -------------------------------------------------------------------
 ▼ 中国を警戒する米国/リビアに入り込み過ぎた中国
 -------------------------------------------------------------------

 クリントン米国務長官は2日、上院外交委員会で証言し、中国が
 パプアニューギニアなど太平洋の島国の指導者を北京に招き、
 「飲み食い」させるなどして影響力の拡大を図っていると指摘
 しました。

 そうした中、3日付けの英紙フィナンシャル・タイムズ誌は「リビア
 情勢が中国に残した教訓」とする記事を掲載。中国が各国に及ぼす
 影響力と干渉主義とのバランスを保つことが困難になりつつある現状
 を指摘しました。

 太平洋島嶼は日本も影響力を増したいと考えている地域です。現在、
 中国はかなり積極的に太平洋島嶼諸国を取り込もうとしています。

 資金的な援助を申し出る、あるいは外交官や事業家を呼び植林や
 農業分野での投資の話を持ちかけていると言われています。

 こうした中国の動きに対して、クリントン米国務長官は如実に
 不快感を示しています。米国の影響力が太平洋から消えつつあり、
 中国が米国の代わりになろうとしている現実に対して相当な警戒感
 を顕にしています。

 実際、私もクリントン米国務長官の演説を聞きましたが、かなり
 興奮していた印象が残っています。

 またフィナンシャル・タイムズ誌が指摘している点について総括
 すれば、「中国がリビアに入り込みすぎたために、いざという時を
 迎え大変な目にあっている」ということでしょう。

 最近では中国はリビアの油田開発に積極的に乗り出し、人馬一体で
 工場建設やオペレーション業務を行っていました。総勢3万4000人
 もの中国人が派遣されていたというのですから、相当な人数だと
 思います。

 今回リビア情勢が悪化したことで、中国は3万人〜4万人に及ぶ
 中国人をリビア国外に脱出させる方法を考えたことでしょう。

 普通に考えると、この規模の人数を国外に脱出させるのは至難の業
 です。「戦地」からの脱出であれば尚更でしょう。

 しかし今の中国には豊富な資金があるため、これを実現することが
 できました。莫大な金額を費やして、運送会社にお金をばらまいて、
 中国人を国外に脱出させる手筈を整えたのでしょう。

 中国ほど資金がない国の場合には、自国民の救助はそれほど簡単
 ではないと思います。例えば、バングラデシュなど、チュニジアに
 来るのにも何百キロも歩いてきているのですから、脱出するのも
 容易ではないでしょう。

 結果として中国は資金にモノを言わせて解決できそうですが、余り
 にも入り込んでしまうと「いざという時」に大変な事態を迎えると
 いう教訓と言えると思います。


09. 2011年3月19日 08:35:51: BW3zrA4caY
経済ハルマゲドン情報ですか。

 あほらしくて、コメントできない。結局どうすれって?


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民71掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民71掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧