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東電が不足“煽る”本当のワケ 検証・夏の電力は足りる!(zakzak)
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/574.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 4 月 21 日 17:21:23: igsppGRN/E9PQ
 

東電が不足“煽る”本当のワケ 検証・夏の電力は足りる!
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110421/dms1104211647022-n1.htm
2011.04.21 :夕刊フジ

 東京電力福島第1原発事故の長期化を受け、政府は電力需要がピークとなる今夏、電気事業法に基づく使用制限を発動する見通しだ。大口需要者には25%の節電を義務づけ、一般家庭も最大20%の節電が求められる。早々と真夏のオフィスの室温“28度シバリ”を決めた企業も多い。だが、例年通りの電力使用でも夏に電気が不足することはないのではないか、との疑念が持ち上がっている。過去の“実績”や計算上からも明らかなのだが…。

 東電の藤本孝副社長は20日、夏の電力供給力を最大5500万キロワット程度に引き上げることを目指す意向を表明した。

 すでに姉崎、袖ケ浦、千葉の火力発電所の発電施設増強などによって5200万キロワットの電力を確保していたが、「揚水発電」機能を持つ水力発電所の稼働を前提に、最大5500万キロワットに“上方修正”した。これは、夜間の余剰電力でダムの下部に設置した貯水池の水をダム上部にくみ上げて貯水。電力需要が高まる昼間に落とすことでタービンを回し、電力不足を補うという仕組みだ。

 「(東電は)自前の揚水設備による発電能力650万キロワット、完成済みながら未認可の発電能力300万キロワット、電源開発による100万キロワットの最大1050万キロワットもの揚水発電能力を有しています。ただし、これは貯水池の水量などの自然条件によってブレることから、水力発電による電力供給量には含んでいません」(東電社員)

 揚水発電は、発電機を最大出力に到達させたり、逆にゼロに落とすまでの時間をごく短時間で済ませられるため、他の発電所や送電線などの事故が発生し、電気が不足したときに緊急に発電することも重要な役目という。まさに、いまが出番ということだ。

 ちなみに、酷暑に見舞われた昨夏の東電管内の最大電力需要は7月23日の5999万キロワットだが、東電が今年7月末に想定する電力需要は最大5500万キロワット。すでに、この水準の電力は確保されていることになる。しかも、この揚水発電を抜きにしても、計算上は電力不足を十分に回避できるのだ。

 東電は21日午前9時現在、震災の影響で広野火力発電所2、4号機、常陸那珂火力発電所1号機を停止中。これらの出力と、福島第1、第2原発、停止中の柏崎刈羽原発2、3、4号機の出力を足すと合計1499・6万キロワット分が止まっていることになる。

 東電の公式データによると、2009年度末の発電実績の合計は7769・2万キロワット(他社受電分を含む)。そこから1499・6万キロワットを引くと、最大6269・6キロワットの供給力があるはずなのだ。

 そんな計算結果を見ると、本当にこの夏に電気が足りなくなるのか、ますます疑念は深まる。しかし、東電本社はこれらの疑問に対し、「計算上の数値はあくまで最大出力で、運用上この通りに稼働できるわけではありません」(同)と語るのみ。こうした計算をされるのがイヤなのか、東電はこれまでホームページで公開していた発電設備ごとの出力表を削除している。

 ■02年に17基すべて止めて乗り切った実績も

 運用が数値通りにいかないのは確かにその通りだろうが、計算上の最大出力6269・6キロワットは、ピーク時の想定需要5500万キロワットに対し、769・6万キロワットも余裕がある。この数字は、福島第1、第2原発全体の総出力909・6万キロワットに迫る出力だ。この状態で、「真夏の電力不足」「電力使用制限」と言われても説得力はない。仮に柏崎刈羽原発をすべて停止しても、5788・4万キロワットは得られる計算なのだ。

 それでも、電力が不足するというのなら、東電がこれまで公開していた最大出力の数字は一体何だったのか。

 さらに興味深い証言がある。経済ジャーナリストの荻原博子氏は「東電は、原発のデータ改ざん事件で17基すべてを止めた2002年に最大需要6300万キロワットを乗りきった実績がある。この夏、電力が不足することはあり得ない」というのだ。

 「政府と東電は、巨額の賠償責任が生じる大規模停電を避けるために、必要以上に節電意識を喚起しているのでしょう。原発の有用性をアピールする側面もあると思われますが、こうした“あおり”行為は、大口需要者の自家発電切り替えを促進するだけ。『やっぱり原発は必要だ』という世論はなりません」

 それでも東電は、今夏に予定していた柏崎刈羽1、7号機(稼働中)の定期点検を「電力確保のため」に延期するという。オオカミ少年ならぬ“オオカミ節電”のにおいを感じるのは小紙だけだろうか。

 もちろん、エコロジーなどの観点からも節電自体は決して悪いことではない。だが、必要以上の節電は経済活動を停滞させる。暑いオフィスで働くサラリーマンの生産性は下がり、実直にクーラーの使用を控えた高齢者や小児、病気の人たちが体調に異変をきたさないともかぎらない。昨年夏に相次いだ熱中症死の悪夢も頭をよぎる。東電と政府は一刻も早く、本当に必要な「節電量」を公開すべきだ。
 

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コメント
 
01. 2011年4月21日 17:35:59: LGUfwnafEI
オオカミトウデン

02. 2011年4月21日 20:18:36: vtR62guLvg
電力不足を煽れば煽るほど、高く売りつけることができる。

独占事業者トウデン


03. 浅井寛 2011年4月22日 00:46:31: 5byvnwZus8pJU : Vp1nG4h8xk
バブルの時期に対して、現在3割増しの電気消費
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0220a/contents/f_02_09.html
当時に比べて、なんでこんなに電力消費が増えたんでしょうね?パソコンでしょうか?エアコンでしょうか?
日本の省エネ技術はすごい、ってよく聞きますけど、実態は電気消費は変わらずウナギ登り。大学に入ったのは89年。当時から一部授業はエアコン開始。会社に入ったら、エアコンがきついって女性の方のご発言多数。そのころからパソコン一人一台。あれから便利になったのはどこでもエスカレータ、エレベータってところでしょうか。マンション増えて、廊下の電気が明るいね。近所は駐車場も電気煌々。どこも高い建物はライトアップがはやったな。家電はテレビのサイズがぐっと大きくなった。でもブラウン管から液晶になったな。家電はどれもこれも省エネっていう触れ込みは変わらない。ウォシュレットどこにもできたな、便座も温めてる。そうそう携帯が当たり前になったのは、まだ10年前だ。当時はまだ使う使わないは選択できた時代。
さて、このありがたい生活を消費電力を30%下げて実現できないですかね?
エアコン、もっと効率よく使えないか?冷やしたいのは頭で、体全体じゃないね。扇風機との併用がいいっていうよね。
照明は必要なときだけ点けばいいね、LEDにすれば蛍光灯は点け消しがよくないって話もなくなる。便座の保温、要る?パソコンのモニター、省エネモードなら、消し忘れてもすぐ消えてくれる。エスカレータの時間別運転、賛成。
足りないのは電気じゃなくて、工夫と消費電力を抑えるための必要な投資じゃない?

04. 2011年4月22日 19:38:33: FHVyh15Kso
東電が無計画停電を言いだした理由を考えてみる。
1.福島原発事故以外にも、多くの火力発電所が被災によりダウンした事
2.原子力発電が止まったら不便になるぞ、という脅し
3.大口契約者の電気需要を減らしたくない(需給調整契約を実行したくない)理由があった
4.この際だから「計画停電」の社会実験を行なっておきたい、実行例を作っておきたい
これぐらいだろうか。

ネットでは2が有力説だが、1は、被災直後の状況からすると理解できなくもない。
しかし、東電は「今夏なけでなく、次冬も計画停電は必至」と言っていただけに、
2のために1を「悪用した」と言われても言い訳はできない。
また、河野太郎が経産省&東電と「バトル」した「需給調整契約」も、東電は行ないたくなかったようであるし(一度、河野のブログを読んでほしい)、
猫の目の様な停電地域の設定の背景には、4の「計画停電を実施しておきたい」という狙いもあったかもしれない。
恐らく1〜4の全ての要素があったと思うが、やはり一番大きいのは2だろう。

ただし、単純な「原発が止まったら困るぞ」といった「イメージ戦略」というよりは、「原子力発電枠の維持」が狙いだろう。
東電は、停電分の電力は「福島第5、6の存続」もしくは「柏崎の休止炉の運転再開」等「原発で賄わせる」という狙いがあったのではないだろうか。

ところが、21区の特別扱いに代表される計画停電の運用の悪さによる不満、(逆に言えば、この「恣意的な地域選別や運用」に東電が停電をさせたかった理由があるかもしれない)
産業界からも停電されるくらいなら「電力使用料を削減しよう」と言い出された事、
河野太郎が経産省の役人に「東電の電力需要のインチキ」を認めさせた事で、
原発を稼働させなくても電力は足りている、という事を国が認めざるを得なくなった事、
(これは見逃されがちだけど、民主党政権は東電の言い分を100%認めてレンホーが「停電にご協力下さい」って言いまくっていた。
民間でいくら電気が足りていると言っても、役人は知らんぷりだから、河野に論破されなかったならば、夏場に計画停電が復活していた可能性は高かったと思う。)
福島原発事故が想像を絶する酷さによって、原発の信用が地に落ちた事

これらによって、東電の「停電分の電気は原発で賄う必要があります」と言う理屈は、全く受け入れられる要素が無くなってしまった。
そのため、今度の冬も必至と言われていた計画停電を諦めて、電力供給量のアップを認めたのだろう。
但し、東電の目的である「原発による発電枠の維持」は、そう簡単に手放すものではないので、
原発村からの次の刺客は、「火力発電増加による電気料金の値上げ」という刷り込みよって、
「既存の原発は止められない」という世論操作だろう。


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