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「ボーイング787」にかけるボーイング社の“仕事量”は35%程度。日本メーカーが、同社と同等の35%と大きく食い込んだ
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/370.html
投稿者 TORA 日時 2011 年 7 月 09 日 15:34:06: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu243.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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「ボーイング787」にかけるボーイング社の“仕事量”は35%程度。日本
メーカーが、同社と同等の35%と大きく食い込んだことが報道されている。

2011年7月9日 土曜日

◆ボーイングはなぜ東レと炭素繊維の独占供給契約を結んだのか――デルタモデルで検証する  2009年2月16日 岡村勝弘
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0902/16/news015.html

2006年4月、東レの炭素繊維が新型旅客機「ボーイング787」の構造材に全面採用されることが発表となり、耳目を引いた。軽量で柔軟、しかし強靭で耐久性の高い炭素繊維複合材により、ボーイング787は従来機比20%の燃費削減を実現。航空会社各社からの注文が相次ぎ、業界を騒然とさせた。

 ボーイング社はこの複合材を、東レに16年間、独占的に供給させる破格の契約を締結。この契約で東レが手にする額は1兆円にも達すると言われる。

 ここで疑問が湧くのは、なぜボーイング社は、炭素繊維メーカー同士を競わせ、価格や性能面でのメリットを享受していくことを選ばなかったのか、という点だろう。炭素繊維は東レのみが有する素材ではなく、東邦テナックス※、三菱レイヨンなども長く開発に取り組み、一定以上の評価を得てきている。それにも関わらず、ボーイング社が16年間もの長期にわたり“2社購買”を放棄した真意はどこにあったのか――。

 この理由を今回は、アーノルド・C・ハックス、ディーン・L・ワイルド2世の提唱するフレームワーク「デルタモデル」から解き明かしてみたい。

国内3社がシェアの過半を握る炭素繊維
 まず、そもそも「炭素繊維」とは、どのような素材なのか。

 東レら10社※が構成する業界団体・炭素繊維協会のサイトには、「炭素繊維はほとんど炭素だけからできている繊維。衣料の原料のアクリル樹脂や石油、石炭からとれるピッチなどを繊維化して、特殊な熱処理工程を経て作られる『微細な黒鉛結晶構造をもつ繊維状の炭素物質』」とある。

 何やら、かえって分からなくなるような説明だが、筆者の理解では、その強度は鉄の10倍、剛性は7倍、しかし、重さは4分の1。つまり、強くて、軽い。しかも錆びない、耐熱性がある、整形しやすい、など数々の魅力をあわせ持つ、“未来の新素材”である。

 その歴史は意外に古く、1970年代から強化プラスチックの補強材などとして世に出始めた。また、弾性の高さからゴルフシャフトや釣りざお、テニスラケットといったスポーツ用品、あるいは風車、パソコン、レントゲン機器、車椅子、人工衛星など、徐々に実用化を進め、現在は原油高増も追い風となり、躯体(くたい)の軽量さが燃費向上に直結する自動車や航空機などへの展開が大きな注目を集めている。

 「自動車や航空機に用いられるとなると、かなりの需要が見込める。さぞや世界中で、物凄い開発競争が繰り広げられているのだろう」。読者諸氏は、そう思われるかもしれない。

 ところが、この炭素繊維、日本のわずか数社が圧倒的な地位、シェアを有しており、他社に参入の余地を与えてはいない。炭素繊維は、アクリル繊維から生産されるPAN(ポリアクリルニトリル)系と、石炭や石油の残渣から生産されるピッチ系に大別されるが、現在、主流のPAN系炭素繊維の7割のシェアを東レ(34%)、東邦テナックス(19%)、三菱レイヨン(16%)の3社のみが握っている※。(中略)

独占契約のほうが得策とボーイング社をして思わせるため、東レは無論、不断の努力を見せてきた。

 周知のとおり、航空機産業、特に大型ジェットの開発・生産はプレイヤーが非常に少なく、実質的にはエアバス社とボーイング社の一騎打ちの状態が長く続いている。もちろん、これら2社が開発・生産の全てを負うわけではなく、世界各国のサプライヤーが関わる。ボーイング社の例で言えば、「ボーイング787」にかけるボーイング社の“仕事量”は35%程度。今回、三菱重工、川崎重工、富士重工など日本メーカーが、同社と同等の35%と大きく食い込んだことが報道されている。

 東レは、炭素繊維に樹脂を含ませてシート状にした「プリプレグ」を三菱重工ら3重工に納入、このプリプレグが型の上に張り付けられ、高温加圧炉で翼や胴体として一体成形される。

 同社は、このプリプレグの強度や特質をボーイング社が開発する航空機に合わせて最適化し、しかもボーイング社の工場から5分の場所にプリプレグ生産のための工場まで建設(1992年)して、ボーイング社および主要な開発・生産メーカーと共闘する姿勢を取ってきた。

 その苦難の歴史について、ここで詳説はしないが、「最初に使われたのは73年で、そのときは内部部品だけ。83年に初めて機体の一部に使われ、92年の 777でやっと尾翼と主翼の一部に使っていただいた。そして2006年、ようやく787でまさに黒い飛行機が実現した」(『週刊東洋経済』2007年9月 8日号)という榊原社長の言葉が全てを物語っているように思う。(後略)

(私のコメント)


最後のスペースシャトルの打ち上げが行なわれましたが、アメリカの宇宙開発は3,4年の間は空白期間になります。アメリカのアポロ宇宙船が月まで行ったのは40年以上も昔の話になりました。あの頃がアメリカの国力の絶頂期であり、ドルショックや石油ショックでアメリカは徐々に経済力は衰退してきて、宇宙開発にも予算をケチらなければならなくなりました。

スペースシャトルを一回飛ばすのに800億円もかかるそうですが、その費用もけちるほどアメリカの財政は危機的な状況になっています。宇宙開発はアメリカの国力の象徴だっただけに、宇宙開発が中断することに時代の変化を感じます。ロシアもソユーズを細々と打ち上げ続けていますが、人類を月に送るほどの国力はないようだ。むしろ中国のほうが野心的になっている。

先日羽田にボーイング787が飛んできましたが、787の機体の多くが炭素繊維で作られていて、機体の35%が日本製だと言うことです。軽く丈夫になったことで中型機でも東京からニューヨークまで直行できるようになりましたが、これからは大型航空機は炭素繊維が大量に使われるようになるだろう。いずれは自動車の車体にも使われるようになるのでしょうが、簡単に作れるものではない。

スペースシャトルや787と英語はどういう関係にあるかと言うと、もはや唯一アメリカに残された製造業である航空宇宙産業でも日本の技術力が不可欠になってきたのであり、アメリカの自動車産業はフォードを残して潰れてしまった。自動車にしてもより軽く丈夫な車体でないと燃費が向上せず、電気自動車になればプラスチックや炭素繊維などで作られるようになり、鉄はごく一部になるだろう。

長い間、飛行機や自動車の燃料は石油製品でしたが、安かったので燃費は大して向上しなかった。ガソリンエンジンは熱機関だから熱に強い鉄で車体を作る必要があった。航空機も軽くて丈夫なジュラルミンなどの金属に限られてきましたが、787で大量に炭素繊維が使われるようになり注目されるようになって来ました。

炭素繊維というと「ゴルフシャフトや釣りざお、テニスラケットといったスポーツ用品、あるいは風車、パソコン、レントゲン機器、車椅子、人工衛星」などに使われてきましたが、なかなか鉄やアルミの代わりに飛行機や自動車などに使われることはなかった。製造コストも高くて用途が限られていた。それが航空機に使われることで大量生産の道が出来てコストダウンも可能になるだろう。

グローバル時代になって、アップルのアイパッドも世界中から部品や資材を調達して中国で生産していますが、ボーイングの787も同じグローバル製品となっている。その中に部品として日本製品が組み込まれていますが、ブランドはあくまでもアメリカのボーイングでありアップルなのだ。日本も同じようにブランド商品を作るべきなのですが、商品企画力が弱い。

ボーイングやアップルなどのグローバル企業はアメリカ企業とは言えず、製品も何国製とは言えなくなった。だから多国籍企業とも言いますが、自動車と同じ道を歩むのだろうか? 日本も中国も旅客機を作り始めましたが、航空機は自動車よりも部品点数でも数十倍の部品を使っている。市場が限られているからボーイングとエアバスの寡占体制に切り込むには、炭素繊維のような革新的な素材を使って経済性を売りにすれば何とかなるかもしれない。

炭素繊維は機体の50%にもなるそうですが、強度は10倍になり重さは4分の1になった。金属とは違って腐食しないし炭素だから金属疲労もない。だから窓を大きくでして湿度も高くできる。こんなに軽い素材で強度が大丈夫かと思われるくらいですが、ハンマーで叩いてもびくともしない。自動車の車体に使われるようになれば、衝突事故を起こしても車体が変形しないようになるかもしれない。

このように炭素繊維は夢の素材ですが日本の三社が占めている。いずれ韓国メーカーがパクリに来るのでしょうが、日本が苦労して開発したものを韓国がパクルのは最近のパターンだ。液晶パネルもリチウムイオン電池もDRAMもみんなパクられた。日本のメーカーが気前良く技術提供するからですが、炭素繊維も自動車で使われるようになれば、技術者が引き抜かれてパクられるだろう。

新幹線にもいずれは炭素繊維で軽くて丈夫になって行くだろう。今はアルミパネルを叩いて成型していますが、炭素繊維になれば成型も楽になる。車体が軽くなり機械強度が強くなれば省エネになる。炭素繊維が今のところ高いのは手作りで成型しているからですが、プレス加工できるようになればコストは飛躍的に安くなる。

自動車では日産のGTRの底板に炭素繊維が使われるようになりましたが、職人が手作りで製造している。ボーイングの787で大量生産されるようになったことで加工技術も進歩して、飛行機も自動車も電車も炭素繊維で作られるようになるだろう。そうなると日本だけでは注文に応じ切れないから韓国や中国に技術供与されて行くかも知れない。最近のアジアの繁栄は日本の技術が大きく貢献していますが、中国や韓国は日本の市場になることで日本の利益にもなっているのだろう。


 

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コメント
 
01. 2011年7月09日 17:47:14: t36ybZwrRU
炭素繊維 
用途は、レーシングカー 、ゴルフクラブのシャフト、テニスラケット、
    釣り竿 、X線用天板、パソコンのハウジング 、印刷機用のロール
  天然圧縮ガス(CNG)タンク、 風力発電用風車の翼
セメント補強剤、土木補修・建築補修などの需要も伸びています。
http://www.mrc.co.jp/knowledge/tanso.html


ボーイング787のように、炭素繊維を入れた自動車や鉄道車両等は
実現不可能でしょうか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1112132106


02. 2011年7月10日 10:10:15: EAo5YST5jk
仕事量は35%で日本と同じ〈笑)
では儲けは?
最終組み立てはボーイングシアトル工場です。
部品を総合的に組み立て飛行機として飛ばすことが重要。
この技術の総合力が大事なのです。


03. 左旋回狩り 2011年7月11日 14:15:28: pmw9RYKxF4CBY : 8OsmctE4OA
パクられるとかいているのに韓国や中国に炭素繊維を技術供与せよとはわからない記事だ。
アジアの繁栄(主に中国と韓国)に日本の技術が大きく貢献していても。
中国や韓国は日本の市場を奪い日本の利益を大きく損なっているのにまるで逆のことを書いてるな。

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