http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920015&sid=axm7OPIL5804
８月２日（ブルームバーグ）：債務上限引き上げで合意が成立しなければ、米国債が過去初めて格下げされかねないという政治家と有権者の不安にもかかわらず、結果的には７月に米国債に重点投資した投資家が今年のどの月よりも最も大きな利益を得ることになった。実際には元金1000万ドル（約７億7000万円）当たり18万3000ドル（約1410万円）の利益が上がった。

米国が世界中で失望を買っていることを評論家が嘆いている間にアルゼンチンからニュージーランドに至る各国の投資家が９兆3400億ドル規模の市場で米国債を争って買い、社債などの指標となる10年国債利回りは昨年11月以来の低水準となった。バンク・オブ・アメリカ（ＢＯＡ）メリルリンチの指数のデータによると、米国債の７月のリターンは1.83％と、米国債を除く世界のソブリン債市場のリターンの約３倍に達した。
セージ・アドバイザリー・サービシズ（テキサス州）のパートナーで運用担当者のマーク・マックイーン氏は「債券市場は議論の行方を先取りし、解決するはずだと見込んだ」と指摘。「市場は、将来の成長に打撃となる歳出削減という株式にとっては良くないが国債にとってプラスとなる決着を予想した」と説明した。

コメント
01. 2011年8月03日 11:05:01: YLoYRDFctQ 「売却益」を出したのかな？うがつた見方をすれば、アジア勢のレスポンスがあまりないので、周りが買わされたのでは。今後も「デフォルト問題」は起こり、為替も含め、時系列的にはリスクが多いのだが。

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