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世界経済の激変が続いている。マスコミは、連日「株安、ドル安止まらず」という事実を報道している。たしかに、このような事実の報道を行うことは報道機関の義務であるとともに責任である。だが、それだけでは不十分である。
同時に、このような世界経済の激変がどうして起きたのか、どうして止める力が政府にないのか、今後どのような変化が想定されるのか等々について、調査・分析報道を行うことも大報道機関の義務であり責任である。だが、この調査・分析報道がいまのところほとんど見られない。
世界経済の激変についてわれわれがすぐに思い浮かべるのは1970年代初期の激変であるが、この時期との比較分析も行っていない。1930年頃の状況との比較分析も行っていない。
現在の危機は、経済の危機であると同時に政府危機、政治危機である。政府に力がなくなっていることが、経済危機の背景にある。この分析も大報道機関のなすべきことだが、これも十分に行っているとはいえない。大報道機関としての責任を果たしていないのである。
どうしたことか？と言いたい。
現在起きていることは、歴史的に大きな意味をもっている。事態の進展次第では世界史が変わるかもしれないのだ。
大報道機関は、表面だけを撫でたような単なる客観報道主義では、報道機関としての社会的責任を果たすことはできない。調査・分析報道をする能力がなければ、真のジャーナリズムとは言えないのである。（つづく）
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〆)この森田実氏の分析は正しいと言えます。ＮＨＫにしてから正直な分析をまったく行っていません。その内容の貧しさは目を覆うばかりです。これで公共放送というのですから呆れてものが言えません。
政府や財務省に遠慮せず、堂々と論説を展開すべきです。それとも局内にＣＩＡが常駐している、というのは本当ですか。
アメリカが財政的に破綻しているのは明らかであり、それを覆い隠しているのは財務省に巣食っている売国的官僚です。それを暴くのが公共放送たるＮＨＫの使命です。（武山祐三）
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★ 専門家はどのような判断をしていたのか？
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
現在の金融混乱前に、アナリストたちはどのような判断をしていたのか、日経新聞から見てみたいと思います。
＜日経新聞７月２９日付け：年内見通し：この日は１万円台を割り込んだ日になります＞
１）神山ドイツ証券チーフ エクイティ ストラテジスト ： 日経平均予想 ９５００円〜１２，０００円
＊米国債の格下げには要注意、だが米国景気は緩やかながら回復に向かう
２）門司大和住銀投信投資顧問投資戦略部長 ： 日経平均予想 ９５００円〜１１，０００円
＊米連邦債務問題が解決すれば為替の円高も一服する
３）石金三菱ＵＦＪ投信シニアストラテジスト ： 日経平均予想 ９２００円〜１１２００円
＊欧州の債務問題は尾を引くが、米国や新興国の景気下振れは限定的
４）矢嶋ニッセイ基礎研究所主任研究員 ： 日経平均予想 ９２００円〜１０，５００円
＊新興国の景気減速リスクは要注意だが、企業収益の回復は続く
５）宇野三井住友銀行チーフストラテジスト ： 日経平均予想 ８０００円〜１０，１５０円
： ドル安傾向は長期化する。世界経済も二番底リスクが残っている。
５人中４人が見事に外しており、今の事態を的確に予測していたのは５）の宇野氏だけでした。
全ての専門家が予測を外すのなら、「やはり相場は難しい」と言い訳できますが、一人が的確な判断をしていたということは、残り４人は一体どの根拠で予測を外したのか、となります。
投資には１００％はありませんが、このように的確な判断が出来る専門家もおり、このような専門家の言う事を聞いていれば余程の事がない限り、間違いはないと言えます。
ただ、相場は生き物であり、今回が正解だったから次回も正解とは限りません。
また、よくマスコミで『専門家の話」と言われますが、日本の専門家は高給取りが多く（５，０００万円以上はざらにいます）、にも拘わらず、予測が当たらないのも有名であり、専門家にとっては「美味しい」金融市場になっているのだと言えます。
先日も週刊誌でソフトバンクの孫社長が名指して批判していた専門家がいましたが、この専門家の年収は７，０００万円〜８０００万円、フェラリー等を乗り回していると言われていましたが、予測があたらないと報道されていました。
それでもこれだけの高給を得られるのが日本市場であり、これでは年金ファンドも個人もたまったものではありません。
大学を卒業して、仕事をするのならアナリストかも知れません。
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