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1855年のマンチェスター 『共産党宣言』が生まれた背景・・マンチェスターの鐘は文明の丘で鳴りやむまい。
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/831.html
投稿者 尚林寺 日時 2011 年 8 月 23 日 17:36:04: JaTjL5JPya4go
 

http://markethack.net/archives/51761625.html

Twitterなどへの投資で知られるユニオン・スクウェア・ベンチャーズのフレッド・ウィルソンはいま飛ぶ鳥を落とす勢いのベンチャー・キャピタリストですが、彼がCarlota Perezの『Technological Revolutions and Financial Capital』という本を強く推奨したことから、この本はソーシャル・メディアに投資するベンチャー・キャピタリストの間では「絶対読んでおくべき本」という評判になっています。

・・産業革命やインターネットなどの新しい技術が登場するとそれが社会全般に伝播する過程で大きな社会的軋轢を伴う局面が到来するということをPerezが主張しているという点について考えてみたいと思います。

1855年頃、マンチェスターは世界で最大の工業地帯でした。製造業の生産高は英国が圧倒的だったことがわかります。
インダストリアル・ハブとしてのマンチェスターの人口がどれほど急速に膨張したかがわかります

当時の英国では産業革命による技術革新と工業都市の出現は北部を中心に起こりました。一方、南部では昔通りの既得権益に根ざした階級社会が維持されていました。この人生観や世界観の違いは当時活躍した女流作家、エリザベス・ギャスケルの『North & South』に生き生きと描かれています。BBCが制作したテレビドラマで・・主人公のマーガレット・ヘールが丘に登る場面があるのですが当時のマンチェスターを一望するランドスケープが圧倒的です

ドイツ人のフリードリヒ・エンゲルスは父の所有する英国の綿工場でインターンシップをするためにマンチェスターを訪れますが、そこで工場労働者の状態に衝撃を受け、『イギリスにおける労働者階級の状態(The Condition of the Working Class in England in 1844)』という本を執筆します。

エンゲルスは後にカール・マルクスと組んで有名な『共産党宣言(The Communist Manifesto)』を出すわけです
当時のマンチェスターでは新しいテクノロジーが開発され、機械が導入されるたびに人手が要らなくなり、失業者が出ました。
工場労働者はテクノロジーを憎み、それがラッダイト運動という打ち壊しに発展します。
或る意味、インターネットがもたらす社会の変化について行けない人々がこんにち「負け組」になるのと似ています。

******** comment
ソヴィエト崩壊が共産主義終焉であったように、欧米の市場主義経済崩壊がグローバリズム終焉であるなら、次に、世界はどのようなイデーを準備しているのだろうか。
グローバリズムは、金融ユダヤがマルクス・エンゲルスに倣い、本卦盗り煽動した擬制共産主義であった。
金融ユダヤは、現在、袋小路の市場で擬制共産主義の意匠替えを準備しているはずである。永遠のユートピア=コミュニズムの呪縛がある限り、マンチェスターの鐘は文明の丘で鳴り止むまい。


 

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コメント
 
01. 2011年8月23日 18:52:22: u4XBhbcgCY
>>インターネットがもたらす社会の変化について行けない人々がこんにち「負け組」になるのと似ています

失業、倒産は必要悪である。

これを無理やり救済しようとして計画経済にした共産主義国は結局もっと悲惨な状態になった。
市場経済に委ねた自由市場経済の諸国は、やがて繁栄を築いた。

結局、人はすぐには変われない。
人が変わるためには時間だけが必要なのである。
残酷だが、それは次の世代であって今の世代ではないのである。


02. 2011年8月23日 21:44:37: gLJFMTJeKM
今の日本も
一国二制度みたいだ、
議員や年功序列公務員天下り達税金で給料を得てる人と、
それ以外の人々

03. 2011年8月24日 02:34:47: 6kuobrWeYc
>これを無理やり救済しようとして計画経済にした共産主義国は結局もっと悲惨な状態
>になった。市場経済に委ねた自由市場経済の諸国は、やがて繁栄を築いた。

嘘。失業・倒産がある方がどう考えても悲惨。
世界的には繁栄していない自由市場経済国もたくさんある。
一部の先進国+新興国だけの話。


04. 2011年8月24日 21:32:54: wVHt8MSABA
70年代までのソビエト連邦はアメリカと対峙するほど力があった。西欧諸国と比べても労働環境、社会保障は悪くなかった。しかし、80年代に入ると冷戦の関係もあって軍事費に傾斜しすぎて物不足、低品質に拍車がかかり崩壊してしまった。
新自由主義はモノが溢れるが利益を重視するため安全性や品質が蔑ろにされる。労働者も奴隷扱いである。
資本主義において供給過剰を是正するために生産設備の破壊および有効需要を喚起する目的で戦争が引き起こされる。

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