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〔株価〕トヨタ、フォード提携効果で反発(レスポンス) 悪魔のささやきに負けたトヨタ
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/833.html
投稿者 スカイキャット 日時 2011 年 8 月 24 日 02:28:42: 3nXimNhwS3/Ls
 

かつて3速オートマチックしかなかった時代に、ほぼ同時にトヨタと日産が4速オートマチックの開発を終了していた。
燃費、静粛性、動力性能は画期的に向上したものだった。
ところが、日産のオートマチックの子会社のジャトコに実はフォードも出資していた。
そのフォードが、今の3速オートマチックで十分儲かっているのだから、コストのかかる4速はいらないといって発売しなかったのである。
ここから日産の凋落が始まるのである。
4速にどうにもこうにも太刀打ちのできない3速のままでは販売が落ちるばかりであった。
セールスマンは、4速は複雑だから故障が多いだけだと見栄を張っていたが完全に勝負はあった。
このとき、4速オートマチックをトヨタと同じ時期に発売できていたら日産も違う姿になっていたのかも知れない。
もっとも今のルノー傘下の方がのびのびとしていて好感が持てるが。

そんなこんなで、フォードなんぞと手を組むとろくなことはない。
日産の優秀でトヨタより2割以上も効率のよいFR用ハイブリッドに対して、まともなFR用のハイブリッドを持たないトヨタとしては致し方なかったのだろうが、金玉を握られたようなものだ。
収益率の低下と借金体質から抜け出せないトヨタとしては渡りに船だったのかも知れないが、トヨタ凋落の象徴とならないことを祈りたい。

★本文
http://response.jp/article/2011/08/23/161202.html
全体相場は5日ぶりに反発。米国市場の小反発、アジア市場の堅調な動きを受け、安心感が台頭。年初来安値水準に接近したこともあり、幅広い銘柄に買いが入った。

平均株価は前日比104円88銭高の8733円01銭と、反発して引けた。自動車株はそろって反発。

トヨタ自動車が63円高の2763円と6日ぶりに反発。米フォードと小型トラック、SUV向けハイブリッド・システムの共同開発で基本合意したと発表したことも好感されている。ホンダが23円高の2365円、日産自動車が19円高の645円と反発。

《山口邦夫》
 

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コメント
 
01. 2011年8月24日 10:32:21: YRyE4hspJA
間違いなくトヨタの凋落の始まり !

02. 2011年8月24日 21:48:54: StnhJjyMPw
フォードは世界最初の大量生産車・フォードT型を20年間に1,500万台以上も生産し、世界の自動車の代名詞となっている企業であるが、その経営思想は「最小の投資で最大の利益」をあげる方針にある。早い話、先行投資の必要な技術開発を行なわないメーカーなのだ。これは前輪駆動でもそうだった。自動車業界では「超保守派」と呼ばれる。

1960年頃、アメリカで西ドイツのフォルクスワーゲン・ビートルが大量に売れ始めた。当時のアメリカは大排気量化、車体の大型化が進み、運転しても大味でつまらない自動車が多かった。ここに登場したのが敗戦国西ドイツのカブト虫。これが運転して楽しいことから爆発的に売れ出し、アメリカのビッグスリーは対策に迫られた。この時、フォードの技術部門は革新的な小型前輪駆動車カーディナル計画を進めていた。だが当時の社主ヘンリー・フォード二世が、これに猛反発し、アメリカでの生産計画を葬り去ってしまった。このカーディナル計画は、西ドイツのドイツ・フォードでタウヌス12Mとして1962年に実現した。

歴史にifはないが、もしこの時にアメリカで前輪駆動方式を採用した小型車の量産に踏み切っていたら、1970年代末期に大量の日本車の上陸に悩まされることはなかったろうと、今日では言われている。実はフランスで聞いた話だが、1960年代初頭、どうもヘンリー・フォード二世はフランスのシトロエン・パリ工場に見学に行ったらしい。そこで前輪駆動車のDS19とかID19の生産ラインを観察したのだが、これを見て述べた感想はこれだ。
「こんなに手間やコストのかかる複雑な車をつくっても、利益は出ない。それよりも外見を派手にして、クロームめっきの部分を3倍に増やせば、売り上げも3倍になるよ。」

フォードとは、この程度のメーカーである。それを聞いたフランスの技術者が、「そんなに儲けたければ、第二次世界大戦の時みたいに爆撃機や戦闘機を大量生産すればいいでしょう」と言ったとか? ホントかな? それはともかく。

西ドイツのフォルクスワーゲンがアメリカで大ヒットし続け、西ドイツに貴重な外貨をもたらし、力強く経済復興していた1960年代。カーディナル計画を葬り去ったヘンリー・フォード二世は、カブト虫がどんどん売れるのを何とかせねばならなかった。その時、マスタングを大ヒットさせた若手のらつ腕経営者アイアコッカに、少ない投資で売れる小型車を出せと命令した。アイアコッカは、ファルコンを短縮して2Boxの、ハッチバックボディの小型車ピントを開発させ、1970年型から販売した。このピントは大ヒットし、安い開発費で最大の利益を上げた。

だが、ピントはベースとなったファルコンのフロアユニットを流用し、無理やり短縮したものに過ぎなかった。このためガソリンタンクの位置が短くなった後方オーバーハングに比して後方過ぎ、これが後方からの衝突の際に爆発・炎上事故を起こすこととなった。この事件は、フォードが裁判で敗訴し多額の賠償金を支払わねばならなくなった。今では、製造物賠償責任の大学の講義で取り上げられる教材となっている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%88
http://www.youtube.com/watch?v=lgOxWPGsJNY

このフォード・ピントの問題はヘンリー・フォード二世社主と、アイアコッカ社長との間で殴り合いの喧嘩となり、アイアコッカはフォードを追放され、クライスラーに転職する原因となったが、このアイアコッカ流安直自動車開発方式が、後にクライスラーを再度倒産させる原因となるのである。当方は昔、三菱自工に「あんな奴と組むと、三菱自工もいずれ駄目になるぞ」と警告したのに、今もって悔しくてならない。

1990年代、羽振りのよかったフォードは、イギリスのジャガーを買収した。で、出した新型車は、低価格車のデザインを変えて木目を張っただけの安物家具。激減した販売で、ジャガーは赤字転落。買ったときの何分の一か忘れたが、べらぼうに安い価格でインドのタタ財閥に売却。フォードなんて、そんなもん。いずれトヨタに経営参加するだろうが、これの出資を受け入れたところでトヨタは終わるだろう。フォードの自動車作りを何十年も見てきた当方としては、線香の一本くらいあげておきたい。


03. 2011年8月31日 11:37:30: WcrAA70pO6
ハリボテ高級車ならトヨタもお得意だから、同じ穴の狢でしょう。

ハイブリッド以外のトヨタ車は、コスパではとっくにヒュンダイに負けている。

マツダから続々と出てくる、全く新しいエンジン・ボディの車が本当に前評判通り
に画期的な性能だったら、脱フォードが正解だったことになりますな。


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